邪神による作為に気付かないまま。
色々エロ関係の用語が出てくるけど、それだけだからR18ではないはず!
そういう語句が嫌いな人は避けた方がいいかも!
また、容姿に対する中傷やいじめに関する描写があります。
それらが駄目な方は絶対に避けてください。
完堕ちが好きだ。快楽堕ちが好きだ。メス堕ちが好きだ。調教ものが好きだ。キメセクが好きだ。認めたくはないが、NTRも抜ける。
とにかく、私は人が淫らに堕ちていく様を見るのが好きだった。過程をすっ飛ばして、最初から堕ちている薄い本は駄作であると言えよう(過激発言)。
――わかる。
同意するその声は、頭の中に響いていた。
――同志よ。君に新しい生を贈ろう。
新しい生。
その言葉で、私は己が死んだことを今更のように自覚していた。
死因は何だったのか。
死後、周りの人たちはどうなったのだろうか。
私の疑問には一切答えず、声は言う。
――これが君の新しい肉体だよ。好きに弄るといい。
目の前に開かれたのは、ゲームのステータス表のようなもの。
性別、容姿、耐久力、反応速度といった肉体的なパラメータが並ぶウインドウと、取得スキル一覧と書かれたウインドウの二つだ。パラメータの場合上限は100で、その数値を増減させるとRPと表記されているポイントが増減する。スキルを取得する場合にもそのRPを消費するため、「最高の肉体と全てのスキル」といった欲張りな肉体を得ることはできないんだろう。
なるほど、RPが許す範囲でこの二つを設定し、新しい生を始めろということか。
操作しながらそう理解すると同時に、嫌な予感が芽生えていた。
……性別の項目が「女」から変更できない。RPが足りないといった様子ではなく、そもそも変更できる表示がない。
私は男であるのにも関わらず、だ。
――ちなみに、転生する世界は魔法と科学なんでもありありの世界だよ。弱いとすぐ死んじゃうかもね。
……なるほど。
この点を踏まえ、これまでに得た情報から考えられる可能性を推測する。
まず声の主は、私と同じ性癖の持ち主である。
ゆえに、最初に考えたのは「エロ同人の竿役のような肉体を創り、次なる生で女性を堕としまくれ」という趣向。
しかし、それは女性から性別を変えられないという点から否定された。
ゆえに次に浮かんだのが、百合厨であるという可能性。
敢えて再確認するなら、百合とは女性同士での恋愛や性交渉する間柄を指す。つまり、竿役ではなくタチとなって女を堕とせ、という趣向だ。
しかし、私の性自認が男であるからといって、相手の女性がそれを受け入れるかどうかはわからない。恥を忍んで重ねて言えば、私は非モテ側の人間だった。それを自ら同志と名乗る声の主が知らぬはずもなく、だからこそスキルの項目で《魅了》や変わり種として《フ○ナリ》のようなものを探したが、これが見つからなかった。
よって、百合厨の可能性は「ゼロではないがまず無い」と言えるだろう。
さて、そうなると私に考えられる可能性は一つ。
人が淫らに堕ちていくのを好む趣向。そして、スキルを眺めているうちに見つけてしまった《全身○感帯》やら《膣○キ適性》といったスキル群。
それらが、思い浮かんではいたが認めたくなかったその可能性に拍車をかけている。
……こいつ、私をメス堕ちさせようとしていやがるッ……!!
なるほど、確かに我々の癖は「自分は絶対に堕ちない」という強い意志が最高のスパイスになる。それは認めよう。
だが自分のこととして素直それを受け入れるだろうか?
無理だ。受け入れられるわけがない。
私はノンケであり、何よりそういった趣向はフィクションだから素晴らしいのだ!!
現実だったらただの犯罪で胸糞なだけである。ノンフィクションで楽しもうとする声の主とは絶対に相容れないと分かった瞬間だった。
ゆえに、私は選ぶ。
容姿、-100をなぁ!
操作するうちに気付いたのだ。パラメータの上限が100であるのと同時に、下限が-100であることに。
そして、下げたことで回収されたRPを使い、死んだり手籠めにされないようでき得る限り最強の身体を設定する。
容姿:-100
耐久力:0
瞬発力:100
筋持久力:100
反応速度:100
感知能力:100
運:30(100)
魔力保有量:-100
精神力:100
スキル
《一撃滅殺》特効を有する対象への攻撃に耐久値無効、不死無効、反射無効、無効化無効の致命効果を発揮する。《一撃必殺》の上位互換。
《神性特効》《魔族特効》《巨人特効》《生物特効》《霊体特効》《物質特効》《竜族特効》《機械特効》《概念特効》これらは統合され《全特効》とする。
《守護・生命》致命に至る攻撃を無効化する。
《無窮の才》習得速度は才能系スキルに劣るが、全ての才を網羅し、かつ上限はS+(才能系スキルの上限Sは)
《自然回帰・十全十美》時間はかかるが、損傷、欠損といった傷でも完全に修復する。
《隠密・極》存在しているという概念を隠すことができる。魔法系スキルではないため、精神力を消費。
《呪・邪神補正・運》運に強いマイナス補正がかかり、邪神にとって都合がよく、所有者にとって都合の悪いことが起きやすくなる。先天的な呪いはその強弱によって転生値を増加させる。※このスキルは所有者にも閲覧できません。 当然だよなぁ?
《呪・邪神補正・淫》あらゆる性的接触、性行為に補正がかかり、所有者の精神力、対抗心が高ければ高いほど効果を増す。先天的な呪いはその強弱によって転生値を増加させる。※このスキルは所有者にも閲覧できません。 その方が面白いからね☆
見よ、清々しいまでの「やられる前にやれ。防御? 防御力0にして全ての被ダメが全損になるようにした上で、全損無効つけりゃいいんでしょ」なステータスを。隠れてやり過ごし、敵対者にはサーチアンドデストロイ。これで平和に過ごせるだろう。
……。
…………。
………………いや、二つのパラメータをマイナスにして、一つをゼロにしたからってRP多くね? 神様転生はそういうものって言っちゃえばそれまでだけど……。
――設定し終わった? じゃあよい人生を!
ちょ、ま――。
こうして始まった、次の人生。
正直、容姿のマイナスを舐めていたと言わざるを得ない。
当然のように親に捨てられたらしい私は孤児院に引き取られ、そこでのいじめをやりすごしていたら街で起きた呪いの原因という濡れ衣を着せられた。
冤罪で処刑されかけたところで現れた審問官とかいう連中に連れていかれた先は、総主島。
地獄の門を封じ、世界を守護する役割を与えられたその島で、私は守護者を育成する〈学院〉という教育機関で生活することとなった。
厳密には、審問官(正しくは総主代理審問官)の働く教会で教育を受けた後、外部生という形で学院の高等部に入学した。
学院高等部は九割以上が中等部から進級した内部生で占められており、彼らは10歳で受ける洗礼の儀によって能力を認められた、いわばエリート。そして外部生として入学してくるのも、総主島の外で類まれな力に目覚めた者、あるいは功績を収めた者であり、誰も彼もがエリートたちに勝るとも劣らない力を持っている。その上、彼らには卒業後に抱え込むことを見込んでパトロンがついているから、その多くがパトロンの意を汲んで派閥が形成していたりする。
そんな中で、特に力に目覚めたわけでもなく(厄介事に巻き込まれたくないから、必要最低限に抑えてる)、特に功績を収めたわけでもない私は、ものの見事にぼっちとなっていた。
なにせ、この学院は完全実力主義な環境であり、尚且つ能力の高い者ほど優れた容姿をしていたりする。
そんな中で、不細工という評価が美しくすら感じる化け物がいたらどうなるだろうか。
起こるよね。いじめ。
いやぁ、物は隠されるわ教科書はズタボロにされるわ、教練では寄ってたかって殴りかかってくるわ、催し物では見世物にして笑いものにするわ、私はお前らのストレス発散のために生まれたわけじゃねえんだぞってお話ですわー。
お前らなんていつでも殺せるんだぞっていう余裕と、大人の精神が無ければ何度折れていたかわからないね。私をキレさせたら大したもんですよ。
でもまぁ、そんな私にも、一応普通に接してくれる人はいたりする。
「月下。今帰りか?」
「はい。さようなら、杵築先生」
私、
前髪でほぼ隠れた私の視線をあちらからは見えないだろうけど、視線を合わせずに会釈して横を通り過ぎる。
でもそれは彼にとって不本意だったようで、「あー……」と歯切れの悪い声を上げたかと思えば、
「何かあったら言えよ。力になるから」
なんてことを言った。
「はぁ。特にはないので……失礼します」
去り際、髪の隙間から見えた彼の表情は苦虫を嚙み潰したように見えたけど、本当に彼に言うことはない。
彼は新任の教官で、特に後ろ盾もないと聞いている。
そんな彼に、有力者っていうパトロンの後ろ盾があるエリートたちをどうこうできるとは思えないし、何より彼は新人らしい「教官としての正義」に燃えているのであって、「私を本当にどうにかしてやりたい」とは思っていないだろう。
卒業まで残り二年と半年。
門の封印を目指す封魔師となるか、教会の犬である守護者となるかはわからないけど、最低でも今の生活が続くことを望むよ。
なんて思っていたのがフラグだったんだろうか。
数日後、
「まじかー……」
私は地獄の門の向こう側で、荒ぶる二柱の神と対峙していた。
事の発端は、中期から始まる探索実習だった。
あくまで実習ということで、教官が成績を基にバランスよく考えて組んだパーティで門を潜り抜けた先、異界に無数にある時空の裂け目の一つに入ってみよう、という内容だった。
言ってしまえば、時空の裂け目というのはダンジョンの入り口のこと。
中等部までは異界で魔物や怪物と戦うことは許されても、ダンジョンに入ることは許されていない。つまり、エリートでも(一部を除き)初体験ってわけだ。
だから、いくらエリートでも下手なことはしないだろうって思ってたんだけどね……。
「ばいばーい」
という言葉と同時に背中に衝撃が走り、バランスを崩して踏み出した一歩は、まさに地獄に足を踏み入れたのと同義で、
「は?」
気付けば、知らない場所に転送されていた。
門を抜けたばかりの異界とは全く異なる、重く、粘りつく重圧のようにすら感じる空気は、ここが自分のいるべきではない場所だと全身が訴えかけてくる。
実習に使うようなダンジョンだ。学生が足を踏み入れてはいけない場所を選定するわけがない。
……と言いたいところだけど、組み分けがされた後は、向かうダンジョンが分かるのは渡された地図を見た者だけ。
普通ならすぐにパーティに周知させるだろうけど、そこはぼっちの私だ。
私を嵌めるために地図を無視して、危険な転送罠が仕掛けられている悪質ダンジョンに入っていたとしても不思議じゃない。
とはいえ、それも可能性の話。
こちらの持ち物は応急手当一式と、非常食一式。そして異界から緊急脱出するための腕輪……なんだけど、罠の効果かダンジョンの効果か全く反応がない。武器もなく徒手空拳だけが頼りっていうのは一抹の不安が残るけど、まずは脱出を目指さないと……と《隠密・極》スキルを使ってダンジョンを進む。
外壁やら窓の外に見える風景で察しはついてたけど、このダンジョンはどうやら居城型のようだ。
居城型の特徴はなんだったか……と思い出しながら歩いていると、上限まで上げた感知能力の賜物か動く物体の存在を察知した。
曲がり角の死角を利用して先を覗くと、甲冑姿の敵が二体。
鎧の隙間から漏れ出る瘴気から察するに、生物が着込んでいるのではなく霊体、もしくは可能性は低いが魔族が甲冑を操作してる感じかな?
息を整え、徘徊する甲冑モンスターの背後に周る様に忍び寄り、手にしている剣を奪取。
同時に《隠密・極》の効果が消え、戸惑う敵をそのまま一閃。
《一撃滅殺》の威力か、耐久力が低かったのか、瘴気が霧散して甲冑が重力のまま崩れ落ちる。
もう一体は剣を奪取した時点で戦闘態勢に入ってたけど、仲間を気にして攻撃できなかった時点でもう遅い。
返す刀で手元を切り捨て、末端から切り刻む。
敢えて末端なのは敵が消滅する段階を調べようと思ったからだけど、残念ながら両腕の肘を切り飛ばした時点で消滅してしまった。
核のようなものを斬らないと倒せないってわけではないらしいけど、耐久値が全損したから消滅したのか、体積の何割かを消されたから消滅したのかはわからなかった。
「っ」
そんな検証も、身体に流れ込む何かに意識をとられて思わず中断してしまう。
教わった内容が正しければ、これはゲームなんかで言うところの経験値。
これこそが、ゲート内でモンスターを倒すことでのみ得ることができ、ゲートの外に時折現れる“はぐれモンスター”を倒しても得られないもの……教会が監視や探索の機関だけでなく、育成機関である学院を総主島に設置した理由とされてる。
経験値を得ることで、人はその能力を強化することができる。
じゃあ私が生まれ変わる前に設定したパラメータはなんなんだっていう話だけど、あれは基本能力じゃなくてポケモンでいう個体値みたいなものなんじゃないかって思ってる。年齢と訓練でレベルが上がっていくのが普通で、モンスターを倒して得られる経験値でそこから更に……みたいな感じじゃないかな。
じゃなかったら赤ん坊の時点で癇癪を起こせば大惨事だしね。
そんなことを考えているうちに違和感がなくなったので、身体に異変がないかを確認しながら剣を振る。……うん。大丈夫そう。
崩れ落ちた甲冑に目を向けると、一体は胴体部分がなくなっていて、もう一体は腕の部分が消えていた。
損傷が激しい部位は消失し、残った部分をドロップ品として持ち帰れるっていうのはこういうことなんだろう。
ただ、今回は持ち帰る余裕はないので、もう一本の剣だけ回収してから出発する。
ダンジョン内の探索を始めて何時間経っただろうか。
城の外の風景が全くと言っていいほど変わらないから、正確なところは分からない。
モンスターは何体も倒して、城の構造を把握できる程度には調べることができた。何なら城の外の外にも出られたけど、地面は途中から崩落してるし、出口になりそうな時空の裂け目もなく、腕輪は相変わらず反応なし。
こうなってくると、城内のどこかに帰還できる転送陣があることを願うしかない。
ってことで、探索を再開したんだけど、結果は最悪。
探索しまくってもハズレばかりで、残すは異彩を放つ荘厳な大扉の向こう……恐らく、普通の城でいうところの玉座の間。
いい加減アドレナリンで誤魔化しきれないくらい空腹を感じてるけど、体力や擦り傷程度のケガは回復済み。
武器は途中の敵で拾った、超火力用の大剣と露払い用の長剣。
救助が送られてくるかもわからない以上、先延ばししても意味はない。
意を決して、扉を開く。
「!」
そこは確かに玉座の間だった。
だけど、明らかに辻褄が合わない広さを有し、重力が増えたんじゃないかって錯覚しそうになるような圧力に満ちていた。
圧力の原因は、玉座を見据えるように背中を見せている一体のモンスターだろう。
腕は四本。杖が二、剣が一、槍が一。
身体を覆い隠すローブの端から見える足は二本。
阿修羅か何かかな?
何か呪文みたいな言葉を唱えてるみたいだけど、こちらに気付いてる様子はない。
辺りを確認しても、転送陣らしきものは見えないから、可能性があるとしたらあのモンスターを倒した後。
問題はどう倒すかだけど……。《隠密・極》で近づいて攻撃するとして、腕を斬るか、首や胴体を斬るか。
これまでのモブと違って、ボスに対して《一撃滅殺》がどう作用するかがわからない以上、(恐らく)確実に戦闘能力を削げるだろう腕を狙うか、一か八かの致命傷を狙うか。
……思ったけど、どうせ奇襲できるなら一つに縛る必要もなくない?(錯乱)
首……は流石に身長が高すぎて繋げられないから、胴→各腕って斬ればいいか。(やけくそ)
近づけば近づくほど異常に増していく圧力を無視して玉座の間(仮)を進み、間合いに入って一呼吸。
――食らえ。
長剣で四閃。
最後に大剣で胴薙ぎの一閃。
それ以上の追撃はせずに飛び退くと、ボスから伸びた影が黒い棘となって貫こうとするのが見えた。少しでも留まれば串刺しにする、カウンターのような技だろうか。
基本は一撃離脱か、なんて考えながらボスに目を遣ると、ドシャ、と鈍い音を立てて上半身が床に落ちていた。
……終わり?
なんて願望交じりに思うけど、もぞもぞと動いている時点でそれはない気がしてる。
――でも追撃をしない理由にはならない。
一気に近づいて、上半身も叩き切る!
と足を踏み出した瞬間だった。
カーン、と床を鳴らす音がしたのと同時に、身体が動かなくなる。
いや、動かなくなってるんじゃない、動きが遅くなってるんだ。
そう判断できたのと、飛び掛かる様にしてこちらに迫る剣を認めたのは同時。
《守護・生命》で無効化できる攻撃か? と脳裏に過ったけど、身体に異常がみられる以上、素直に受けるのは拙いと大剣で防御する。
金属音と衝撃を堪えながら捉えたのは、間近で剣を交えている存在と、奥で這いつくばりながら杖を突きたてている存在。
奥の敵から影が伸びるのが見えて、慌てて剣を弾いて無理矢理距離をとる。
一息吐けたのは私だけじゃなくて相手も同じだったんだろう。
ドン、と部屋全体が揺れるような圧力と共に、敵の背後に空間そのものがヒビ割れるようなエフェクトが走る。それはまるで、ヒビで描かれた車輪とか翼みたいだった。
……教会で見た資料にあったのは、力を開放すると世界に綻びを生むほどの存在……神級の敵に見られる特徴、だったかな?
「まじかー……」
さらに拙いのは、敵は一体ではなく重なっていた二体だったこと。
ゲームだったら最初は一体として戦い、ある程度ダメージを与えたら二体に分裂して戦う系のボスだった……ってこと?
近くにいる一体は剣と槍を持ってピンピンしてる銀色の敵。
奥のもう一体は全体的に金色で、両手に杖を持ってるけど、下半身がなくなったから上半身を起こそうとして藻掻いてる。
近距離戦と遠距離戦で役割分担してる感じかな?
二体とも、腕から瘴気みたいなものは漏れ出てるけど、動きが阻害されてるって程ダメージを負ってるようには見えない。
胴はぶった切れてるから、単純にダメージが少なかったのかも。
動きの阻害で思い出した。
そう言えば、身体の異常はなくなってる。
あれはなんだったんだろう。可能性としては、重力系の魔術か、身体能力を阻害するデバフ……あたりかな?
いや、重力系にしては――なんて考えている時だった。
カーン、とまた音が鳴ったと思えば、
「!?」
近接型の銀色の方が真横にいた。
いや、跳んだのは見えていたし動きも追えていたから、瞬間移動なんかじゃないっていうのはわかってる。
でも驚くほどの移動速度だった。
攻撃が向かってくるのは首。防御は間に合わない。
もうどうにでもなれーと敵の攻撃がこっちの致命傷になるのを期待して、こちらも合わせるように大剣を振るう。
『――バカな』
賭けには勝った。
無効化されたことであちらの剣は傷つけることすらできず肌に阻まれ、大剣によって腕ごと斬り飛ばされた。
やっぱり単純な威力の問題だったのか、それとも大剣に追加効果でもあるんだろうか。
九死に一生を得て、むしろ有利になったかと思えばそんな単純な話でもなく。
「っ……」
回避しきれなかった影の棘が、服を裂いて肌を斬る。
致命傷にはならない程度のダメージ。
でも、その程度って割り切ることができない現象がその先にあった。
……治りが遅い。
スキルによる自動回復は時間がかかるって言っても、かすり傷程度ならスッと消える。
遅いってことは、傷の治りを阻害する効果を持つか、傷を広げるスリップダメージみたいな効果があるのかもしれない。
どちらにしても、傷を重ねて効果が増えれば自動回復を超えてダメージは増えていく可能性があるから、回避する以外に取れる選択肢はない。
避けなきゃいけないって考えてしまうと、いらない緊張を招いてしまうもの。強力な一撃は効果が無いと察したらしい銀色はこちらの動きを阻害することに専念し、金色の方が床を叩く他にもう一本の杖を振るって魔術を使い始めてからは綱渡りのような戦闘を強いられた。
床を叩く時は、敵に限って言えば「素早くなる」「固くなる」「攻撃力が上がる」「魔術の弾数や威力が上がる」といった効果を及ぼし、私には「動きが遅くなる」「攻撃力が下がる」くらいで、叩かれる音がする度に影響を確認して行動を改めなきゃいけない。
――しんどい。
空腹と、肉体的な疲労はなくても精神的な疲労は、チートスキルでもどうしようもない。
殺しきるだけの隙はある。
でもそれは一体に限った話であって、どちらかが隙を晒しても、もう片方がそれを補うように動くのが本当に面倒臭い。
金色の方は時折瞬間移動するものの、下半身がないことで通常の移動ができないだけマシで、本来ならもっとしんどい戦闘を強いられてたんだろう。
――でも、チャンスはある。…………たぶん!
その時を待って、攻撃を凌ぐ。
もちろん殺せる隙があるならぶっ殺してやるっていう意思は見せ続ける。
何かを狙ってる、という思惑を察知されれば、それだけ成功率は下がるから。
やがて、その時は来た。
「月下!!」
足を踏み入れるだけで十分だったんだけど、その人物は戦闘を続ける私を見て声を上げた。
闖入者の存在に、二体のボスは意識をそちらに向ける。
感知能力で近づいてくる人間がいることを察知してなかったら、私も意識を持っていかれてたと思う。というか、私が同じように気をとられて殺されたらどうするつもりだったんでしょうね。
でもそうなることはなく、隙を晒したのは敵の二体だけ。
とはいえ、その隙も瞬きする間の文字通り一瞬。
――それだけあれば十分だけどね。
一歩。
闖入者が足を進める間に、銀色の方は左肩から右脇まで左袈裟切りに断たれて崩れ落ち。
二歩目を踏み出しながら手を掲げ、詠唱を始めた時点で私は金色の方に接近。
瞬間移動して距離をとろうとするのは読めていた。
攻撃は繰り出していなかったから、すぐさま移動に移行して接近し――両断。
『――見事』
『――忌々シイ』
消えかかっていたり身体から泣き別れしていても、発声は支障なく行えるらしい。
さすが人外、なんてことを思いながら、地に手を着いて倒れるのを防ぐ。
『――汝に祝福を』
『――汝ニ呪詛ヲ』
『『――それが禍であれ、福であれ』』
「ぐっ……!?」
何かが流れ込んでくる。
さすがにボス(推定)とモブでは得られる経験値が違うのか、存在そのものを作り変えられるような衝撃が全身に走り、
「月下――!」
焦ったような声を上げながら駆けよってくる杵築先生の姿をぼんやりと眺めながら、意識を手放した。
息苦しさに目が覚めると、白を基調とした清潔感のある部屋にいた。
知らない場所ではなく、救護室。言ってしまえば保健室で、教練とか前世の体育とかより負傷の多い学院らしく、施設内に第一から第三まであったりする。
時間は……わからない。空腹は感じるけど、苦しいってほどじゃないからそんなに時間は経ってないのかも。
状況を確認して気持ちを落ち着かせるのはやめにして、いい加減息苦しさをどうにかしたくて上半身を起こす。
視点が変わって飛び込んできたのは――胸。
シャツがパンッッパンになっていた。
「……は?」
胸が、でかくなっている。貧相を通り越して絶壁だった私の胸部が、メロンもかくやと言わんばかりに膨らんでいた。
いや、最初に気付いたのが胸なだけで、ゴリラみたいだった手が細くすべすべで綺麗な手になってるし、目にかかる髪も灰色……いや、これはキューティクルのない白髪みたいなものじゃなくて、艶があるから銀色? に変化していた。
わけがわからない。わけがわからないけど、取り敢えずシャツのボタンを外したらかなり楽になって一安心。
もしかして顔も……? と顔をペタペタと触っていると、ドアをノックする音がして誰かが入室して来た。
「月下、起きたか?」
杵築先生だ。
「あ、はい。大丈――」
大丈夫です、と答えようとして気付いたけど、声も変わってない?
前は酒焼けしてるみたいにガラガラだった声が――と考えてるうちに、言葉が途切れたのを不審に思ったらしい先生が「大丈夫か?」と声をかけながらカーテンを開く。
「っ、す、すまない! 場所を間違えた」
でも先生は、そんなことを言ってカーテンを閉めてしまう。
……やっぱり他の人の目から見ても姿は変わってるらしい。
「いえ、月下です」
シャツの前立てを手で押さえつつベッドを降りて、カーテンを開ける。
体つきが完全に変わっていてバランスに違和感があったけど、170少しの身長は変わっていないらしく、先生を少し見上げる形になるのは変わらない。
私を見る先生の目には、今までになかった動揺が見て取れた。
「月下、なのか」
「はい。……あの、ありがとうございました。助けに来ていただいて……」
「いや、私は何もしてないよ。君を外に運んだくらいだ」
「いえ……本当に助かりましたから」
彼が来てくれたから、二体同時に隙を突くことができた。もしそれが無かったら、精神的疲労で影の攻撃を受け、そのままジリ貧で殺されていたかもしれない。
それだけじゃない。
あの状況で助けに来た彼の姿勢を、「自己陶酔」とか「新任教師らしい使命感」なんて疑う気はもうない。
「……わかった。正直教官の自分が何をしてたんだって思ってるけど、その気持ちは受け取っておくよ」
「はい」
そうしてください、と頷きながら、部屋の洗面台にある鏡に目を遣ると、女神かと思うほどの銀髪の美女が、桃色の眼差しでこちらを見ていた。
遠目にもわかる、六眼持ちかってくらいバシバシのまつ毛。色気のあるどちらかといえば垂れ目気味の大きな目は、幼さの残る顔の造りの中にあって、年齢の印象とはかけ離れた肉体とのバランスを絶妙に調和させている。そんな顔に手を当てたり頬を伸ばしてみても、鏡のなかにいる美女が同じ行動をとるだけ。
これが……私? とかベタなことを言ってる場合じゃない。
「……経験値を得ると、人相が変わったりしますか?」
「……体格がよくなったり、肌艶が良くなるとは聞く、かな」
逆に言えばそれだけってことで――、
「……あそこで何があったか、教えてくれるか?」
こちらを気遣うような声に、私は頷きを返した。
とはいえ、何があったかと言われても、普通にダンジョンを探索し、ボスを倒しただけ。
特別なアイテムを拾った覚えはないし、異常だと思えるのは最後のボスくらいのもの。
そう言えば、ボスが何か言ってたのを思い出した。
「――祝福と呪詛、か……。まず間違いなくそれが原因だろう」
なんでも、ダンジョンのボスを倒すと、極稀に祝福や呪いを受けることがあるらしい。
「……あの、これって解呪とかってできるんでしょうか」
私の質問に、先生は目を伏せて首を横に振った。
「通常の首級であれば、解呪された事例もある。ただ、神性を持つような最上位の存在ともなれば……な」
普通であれば、そういった呪いを受けないようにする道具なんかもあるらしいんだけど、そんなものを実習で用意するわけもなく。
ベッドに座り、先生の声を聴きながら、私の脳裏にはどうしてこうなった、という思いばかりが渦巻いていた。
祝福か呪詛か知らないけど、それらがパラメータの容姿に干渉したのは確実で……、
――残念でした☆
メス堕ちを願うあの声が聞こえてくるようだった。
実習から休日を挟んだ登校日の朝。
「え、あのクリーチャー死ななかったの?」
「らしいよ。杵築センセーが助けちゃったんだって」
学院高等部、一年次における応用戦闘術(特進クラス)の座学が行われる教室では、先日の騒動でもちきりだった。
実習で月下水蓮が誤って転送罠を踏んでしまい、危険度特級のダンジョンに跳ばされてしまったが、杵築教官の救助により生還した。
……というのはカバーストーリーで、月下は同じ組の人間にハメられたってことは誰もが理解していた。
なぜなら、誰もがあの人を嫌い、排除を願っていたから。
だからだろう。
「センセーがいい人なのは間違いないけどさぁ、余計なことするよねー」
「つーか、転送罠に引っ掛けたのに、助けに行くまで生きてるのもヤバくね? 生存能力までクリーチャーかよ」
「ヨーコたちも頑張ったんだけどねー」
彼らの語る内容は、生き延びた月下水蓮への中傷ばかり。
「それな。依頼で女子襲うヤベーのもいるらしいけど、さすがにアレ相手じゃ勃たねーもんな」
「いや、それ普通の女子だったら最悪だからね」
「別に良くない? 普通の女子じゃないんだし」
嘲り、嗤う。誰も、それを窘めようとはしない。
言い訳になるけど、皆だって誰に対してもここまで過激になるわけじゃない。
さっき男子の誰かが言ったみたいに、守ってやるから自分の女になれって上級生の男子がいたり、男を自分の下僕にする女帝とか呼ばれてる女子もいたりするらしいから、倫理観がおかしいのは間違いない。でも殺してまで排除しようってなることは、個人間のいざこざ以外ではほぼないって言われてる。
僕だってハブられてぼっちだけど排斥まではされてないし、言ってしまえば、月下に対する反応が異常なんだ。
でも、誰もその悪感情に違和感を抱かない。
それが僕は怖い。
彼女がいなくなったら、次は僕が標的になりそうで。……だからこれからも、僕は見て見ぬふりをするだろう。
まぁ見て見ぬふりとか言いっても、その人の身体にまとわりつく「他人から向けられる感情」が見えてしまう僕には、あの人の姿はどす黒い靄がまとわりついていてほとんど見えないんだけどね。
そんなわけで、真っ黒な繭を月下と認識していた僕は、
「……ぁ、ぇ?」
入室して来た女性に目を奪われ、その人物がほぼ強制的に月下水蓮の座席と決められた場所に座ったことに混乱した。
教科書を置き、受講の準備を始める動きに淀みはなく、そこにいることが当たり前な振る舞いが僕の混乱に拍車をかける。
見れば、周りの人たちも状況が理解しきれていないみたいで、その人を月下水蓮だって思っていないみたいだった。
やっぱり別の人だよね? そう思った僕は、彼女が変に難癖をつけられたり、月下が来て嫌な思いをする前に、思い切って声をかけることにした。
「えっと……そこ、月下って人の席だけど――」
す、と桃色の瞳を向けられて、思わず声を噤んでしまう。
彼女の顔に表情という表情は浮かんでなくて、普通の人なら能面みたいだって思ったかもしれない。でもこの女の子の場合、そんな表情ですらゾッとするほどの神聖さを感じて、圧倒された。
「――」
彼女が何事かを告げようと口を開いた――ちょうどその時、時刻を告げる鐘が鳴って、杵築教官が入室する。
どこか浮ついた空気で講義は行われたものの、アクシデントもなくその日の課程は修了。
「月下、放課後教官室に来てくれ」
鐘が鳴り終わり、教室を出る支度を終えた杵築教官が発した言葉に僕たちは困惑した。
いるはずのない名前。
「あ、はい」
聞こえるはずのない返事があって、立ち上がったのは隣の少女。
そんなはずはないと思っていた。
訳が分からなかった。
月下の席に座った。名前を呼ばれてそれに応え、教官もそれ対応を否定していない。事実だけを羅列しても、理解を脳が拒んでいた。
そんな僕らなんて一切気にする素振りも見せず、教室を出た教官に続くように、月下もドアの向こうに姿を消した。
残された者といえば、
「い、いやいやいや! あれがあのクリーチャーかよ!? 嘘だろ!?」
「やべぇ……名前と顔が一致しなさすぎて頭痛ぇ……」
と頭を抱える者もいれば、
「ボロボロにされたから手術で弄ったんじゃない?」
「だよねー。前がアレだからって、あれはさすがにやりすぎ」
なんて以前の認識を引きずって貶めるようなことを言う人もいた。
でも、今までみたいな悪感情の色が月下さんに纏わりつかないあたり、あの人たちだって本当は分かってるんだと思う。
分かってて、でもそれを素直に受け入れてしまうと、今まで自分が月下に感じていたものがそのまま自分たちに返ってきて、惨めになってしまうから。
だって、あれは手術でどうにかできるレベルじゃない。何かがあって、格が違う存在になってしまった生物だ。
……そんな風に僕らが現実を受け入れようと拒もうと、時間は無関係に過ぎていく。
ただ、それは無情なばかりではなくて、情けをかけてくれることもあるらしい。
「あ……」
この日当番だった僕は、昼休みの後の講義で使う資料の準備をしなければならず、資料室に向かった。
すると、そこには月下さんの姿があった。
そう言えば、僕はぼっちだから彼女と当番を組むことが多かったのを思い出した。
「……」
「……」
月下さんはこちらを一瞥することもなく無言で、僕もそれに倣うつもりだったけど、頭の中では何か言わなきゃ、ってことで一杯だった。
僕は口下手なうえに、資料を持っていくだけだから、時間なんてかからないっていう焦りもあった。
「あの、……月下さん」
だから、朝一の講義と同じように、無感情な目を向けられてよけいに焦った僕は、
「その……ごめん!」
真っ白になった頭を下げて、謝罪した。
その後に言った内容は、ほとんど覚えてない。ただ、今まで皆にされていたことを見て見ぬふりをしてたこととか、杵築教官に聞かれたのに何も言わなかったこととか……とにかく、自分の行いを謝った。
許されるとは思ってない。許されようとも思ってない。でも、とにかくこの機会を逃せば二度と面と向かって謝る機会なんか訪れないような気がして、必死に頭を下げていた。
永遠にも思える、実際には数秒しか経ってないだろう時間が流れ、
「……わかりました。謝罪を受け入れます」
そんな言葉が聞こえて、思わず頭を上げた。
きっとその時の僕の顔は、呆れるほどに滑稽だったことだろう。
「ですが、これからも不干渉でいてください」
――中身は化け物のままですから。
一切の感情の籠らない目で告げられた、お願いという形の拒絶に……今度こそ言葉を失った。
その日の放課後、カウンセラーに受講課目の相談するため教官室に向かった時、杵築教官と話している月下さんを見かけた。
「新しい院生証だ。無くさないようにな」
「はい。ありがとうございます」
室内は静かで、それなりに距離があったにもかかわらず内容を聞いてしまったけど、確かにあれだけ姿が変われば顔写真が載る院生証の更新は必要だろう。
用件はそれだけだったようで、杵築教官は席に座り、月下は一度頭を上げてから踵を返し、教官室を後にする。彼女は僕の横を通ったけど、僕のことは全く気付いていなかった。
でも、そんなことはどうでも良かった。
僕は気付いてしまったんだ。
彼女……月下水蓮にとって、ここにいる人間は「杵築勇正」か「それ以外」かでしかないんだって。
僕には、人が他人に向ける感情の色が見える。好意的な色、悪意的な色、警戒している色、攻撃的な色……。その色を見れば、その人がどんな感情を抱えているかがはっきりとわかってしまう。
でも、そんな目がなくたって、あれを見れば誰だってわかるはずだ。
だって、彼女は微笑んでいたから。
一切の感情を見せず、ただ圧倒するような美貌で佇む少女。
そんな彼女が、教官との別れ際……僅かに口角を上げ、やや垂れ目気味な目元によく似合う、柔らかい笑みを浮かべていた。
それは、超然とした存在が、一人の女の子に戻ったような……どんな色にも増して、彼女の心の内を表しているようだった。
……もし。
もし僕が、周りの目とか、自分が弱いことなんかを気にせず、彼女に話しかけていたら。
あの笑顔が、僕にも向けられていたのかな……なんて。
そんな詮無いことを考えながら、僕は一人、寮への帰路につく。
月下水蓮(つきした・みれん)
メス堕ちなんかしてたまるかと容姿を凶悪にしたら、倒したボスの呪いで容姿の数値が反転し-100から100に変わって絶望した(なんの数値が反転するかはランダムで、弱体化する可能性もあるから呪い扱い)。ちなみにもう一体のボスが授けた祝福は《神性・不老》(自分を倒したんだから最強でいろ、なんならもっと強くなれ、という理由)。取り敢えず邪魔だからと髪を切ろうとしたら歯が立たず、まさかと思い顔に酸をぶっかけても変わらず、容姿が損なわれることはないと知りさらに絶望する。弱点は洗脳のような精神干渉だが、不自然な程そのことに気付いてない。現時点での杵築に対する感情は「唯一信頼できる人間」。特に好きな同人作家や女優はいないが、女優や絵よりシチュエーション重視派。
名前は月下美人(花言葉が『危険な快楽』)+睡蓮(花言葉が『滅亡』)。
杵築勇正(きづき・ゆうせい)
学院の新人教官。封魔師だった時代に倒したボスに授けられた祝福により、他者に対し悪感情を抱くことができなくなっている。公明正大であるため、月下水蓮(変貌前)に普通の対応をしていても他の生徒や教師・教官からは畏怖されるだけで疎まれたりはしなかった。水蓮が転生した世界の主人公的立ち位置であり、正史では多くの生徒たちと(性的なことも含め)関係を持つこととなる。
名前は大国主の別名、杵築大神+幽世大神(音読み)。
声の主
邪神(推定)。主人公の前世と似た性癖を持ち、転生するよう仕向けた。普通の完堕ちだの快楽堕ちだのは見飽きていて、男尊女卑な志向が強い男をよわよわTSさせてメス堕ちさせるのはもう試したので、今度は趣向を変えてみた。意志の強さ、絆の強さ、能力の高さは堕ちる過程を演出するための最高のスパイスだと思ってる。好きな同人作家は武○弘光。
「万が一にも起こり得ない未来を思い描きながら、自家発電に耽る無様な姿からしか接種できない栄養がある」
ちなみに作者の性癖はこんなんじゃないです。ほんとだよ