両親の遺産を巡る親族との争いを終えた少女、片山 柊。
幼い頃から騙し合いと舌戦の中で生きてきた彼女は、感情を切り離し、全てを理性で処理する術を身につけていた。
嬉しい。
悲しい。
好き。
嫌い。
そうしたものは知識として理解していても、自分のものとして実感したことはない。
争いが終わり、唐突に訪れた「何もする必要のない時間」。
その暇潰しとして、彼女はVRMMO《Infinite Dendrogram》を始める。
そこで出会ったのは、現実と見紛うほど生きた世界と、自身の心を映す存在――〈エンブリオ〉。
理不尽には理不尽で。
悪意には悪意で。
生き残るためなら、相手と同じ土俵に立ち、その上で超える。
これは無限の世界で様々なものに出会っていく、一人の少女の物語。
そして誰も知らないまま凍りついていた、小さな声の物語。
幼い頃から騙し合いと舌戦の中で生きてきた彼女は、感情を切り離し、全てを理性で処理する術を身につけていた。
嬉しい。
悲しい。
好き。
嫌い。
そうしたものは知識として理解していても、自分のものとして実感したことはない。
争いが終わり、唐突に訪れた「何もする必要のない時間」。
その暇潰しとして、彼女はVRMMO《Infinite Dendrogram》を始める。
そこで出会ったのは、現実と見紛うほど生きた世界と、自身の心を映す存在――〈エンブリオ〉。
理不尽には理不尽で。
悪意には悪意で。
生き残るためなら、相手と同じ土俵に立ち、その上で超える。
これは無限の世界で様々なものに出会っていく、一人の少女の物語。
そして誰も知らないまま凍りついていた、小さな声の物語。
| 第一話 プロローグ |