ロスカリファ デモの動画が本日投稿されましたね、ピュロイス終結が4種類選べるんめっちゃおもろそう。でもサンブリンガーも引きたいからかなり迷っております。
5. 晴れ時々ミサイルとホロウ
「左よ!」
邪兎屋の面々が警告音の響く建物内を駆け巡る。
列の先頭を俺先と全力疾走するビリーに続き、ニコとアンビーがとある高層ビルから脱出しようとしていた。
階段を大ジャンプし一気にしたまで降りるビリーとアンビーに続き、ニコは手すりに乗りスライディングで降りる。
金庫を両手で抱えたニコが3人の覆い隠すほどのボンプ像を見つけ、後ろへと邪兎屋面々が隠す後、その面々を追いかけていた大衆が「あそこだ!」「追え!!」と通り過ぎた。
「・・・やり過ごしたか?」
「そのは『とっ捕まえろ!』」
ヒイ!と情けない声を出すビリーを先頭に、なにやらブラウン管テレビが大量に置かれている廊下へと逃げるのだった。
新エリー都、ヤヌヌ区十四分街、とある高層ビル内にて
「コホン、え、えーと、、、市民の皆様、、、こ、こちらは現在十四分街における捜査活動を監督しているヤヌヌ区治安局長官です。」
「も、申し訳ございません、ホロウ災害の発生により、捜査活動の影響が出ておりまして、、、」
その他云々、険しい顔をしていながらもあまり表に出るのは慣れていないのか、所々不安の混じった声で話まりながらも事件について説明しているや治安局長官やその間に割って入ってくる記者の言葉には公衆の場には出せない言葉を次々と吐き、規制音が入りまくっている。
ライブ中継のはずだがうまいこと規制音が入っておりその言葉がテレビで放送されることはない。そんな記者に長く付き添ってる編集者でもいるのだろうか、苦労していることだろう。現時点治安局長官がその記者が落ち着くよう促している。
さて、そんなテレビ放送が映し出されているブラウン管テレビが大量に並べられた廊下を突っ切る邪兎屋面々はなにやら広い部屋へと出た。その部屋にあったボードには記されたなんらかの場所がいくつかピン止めされている、おそらくここは作戦会議の場だったのだろう。
「窓だ!ニコの親分、窓から出られるぜ!」
「でもあの下はホロウで、、、仕方ない。とにかく外に出られれば、ガラスを割ってくれるビリー?」
何を言っているのだろうかこの邪兎屋のボスは。
見たところ親網や墜落制止用器具を持っているわけでもなさそうだ。このまま窓から突っ切ったとしても地面へと人間だったものとスクラップが出来上がるだけである。
だが安心して欲しい、何せ下にはホロウがある。重力によってホロウへと落下しても運が良ければホロウ内部の上からではなく横からだったら落下による慣性力が乗ったままでも地面へと着地することができる。
「楽勝、任せとけっ!」
PING!
「えっ」
不本意にも跳弾した銃弾はやがて天井に吊るされていたブラウン管テレビの吊り下げ紐を打ち抜き、ビリーの頭上に落下した。
「弾かれた、丈夫そうね」
「ああもう、やっぱそう簡単にはいかないわね、この窓は───
「強化した防弾ガラスだ、おめえらの火力じゃ割れねえよ」
自慢するように赤牙組構成員の一人が言う。なぜ高層ビルの窓ガラスを防弾ガラスとするのだろう、赤牙組構成員が室内へと突入するとアンビーは電撃ナタを鞘から引き抜き構えた。
両者睨み合う、その途中後ろの構成員が道を開けたと思えば刀を持った一人の男が現れた。
「なんでも屋の邪兎屋、、、なぜ、赤牙組の縄張りで盗みを働く?!!」
「研究所を襲撃して金庫を盗み出したのはあんたたちでしょ!あたしたちは盗まれた金庫を取り戻すって依頼を引き受けただけよ」
「うぅっ、お互いストリートで生きるもの同士じゃねえか、なんだって急に治安局のために働く?!」
白髪で、胸元のボタンを開けておりマナー講師に引っ叩かれそうなネクタイの巻き方をしている赤牙組ボス、【シルバーヘッド】が泣きながらも必死に邪兎屋に問いかけた。
その口調は悲痛を混ぜた声だ。研究所を襲撃した際に出た仲間の死傷者が必死に引き継いだ金庫を盗まれたことに泣いているのだろうか、それとも──
その瞬間、時間は夜のはずが、急に電気のつけていない部屋が急に明るくなり始める、とはいえ電気がついたのではなく、照らされている・・・・・・・。
「待った!あれって閃光弾?」
「そう、GS ⅠI型高ルーメン軍事用閃光弾、爆発時の非常に強い明るさが特徴。」
妙に詳しいアンビーの説明に赤牙組構成員もなるほどと頷く。それを見るシルバーヘッドは殺気を込めた目つきを構成員たちによこし身を引きしめた。
その目には先ほどの涙が一切流れていない。
「よかった〜、起きる時間よ、ビリー!」
なっと驚くガタイの男を左下に、レッグポーチに入れていたはずの閃光手榴弾が床で気絶していたはずのビリーに奪われ、すでに安全ピンが引き抜かれていた。
「はい、チーズ!!」
一気に室内を埋め尽くす閃光が走り、構成員たちの視界が奪われた。先んじて反応したシルバーヘッドは目を閉じていたらしく、無事の様子。
「くっ、うぅ、、、やっぱり抵抗を選ぶのか、なんでだよぉ、どうしてだ、それじゃあぁ、、、、、、」
また泣いた、と思った次の瞬間には腕を大きく振り、刀を振り上げ邪屋へと襲いかかった。
「これじゃあおめぇらを皆殺しにするしかなくなったなぁぁ!!!!?」
先ほどの姿勢はどこに行ったのか、涙は仲間に対する涙でもなく恐怖でもない。ただの人格破綻者によるイカれた嘘泣き野郎だった。
「おほほほほほほ!勘違いしないで頂戴、あんたたちの相手は私たちじゃなくて、あっちよ~!」
じゃじゃ〜ん!!と邪兎屋全員が指を刺す方向には、大型ヘリがこちらへと照明、そしてヤクザを制圧するには過剰なミサイルを向けている。先ほどの閃光が大型攻撃ヘリを呼びつけたのだろう。
「くそっ、、、邪兎屋め!!」
「虎を制して狼を食うの兎の知恵ってもんよ、悪く思わな───
「最大口径のやつを選べ!!!」
──は?今なんといった?
肉声ではない、音声機から出た言葉に部屋にいる全員がブラウン管テレビへと意識を向ける中、ライブ中継から出るとは思わない声が響き渡る。
「正!!義!!執!!行!!だあああああああ!!!!!!」
時間が止まるとはこの事か、部屋にいる全員がなにせずにいると
「フクロウ4、攻撃命令を確認」
大型ヘリに装填されたミサイルが発射され、高層ビルへと直撃した。
ビリーの悲痛な叫びが新エリー都上空へと響きわたり、高層ビルの部屋にいた何人かがホロウへと落下していった。
───バカなのか、ヘリの操縦士は。
ネームドが今の時代には珍しいブラウン管テレビを見ながそう思う。苦笑が含まれた世にも奇妙な物を見た、聞いた表情だ。
ヘリが治安局長官でもないただのテレビ記者の命令で高層ビルにミサイルを放ち、ありとあらゆるものが上空から落下している。その事態を収集するべく現場が混乱している様子がテレビに映っていた。
「なんかとんでもないことになってるね。」
スマホでインターノット違法掲示板に依頼がないか確認しているリンに頷き、テレビに映ってる状況に目を戻す。
おそらく今回のヘリ操縦者はクビになるか、良くて謹慎処分だ。
長官でもない一般人の声を聞き分けもせず、交戦規定を無視しミサイルを発射。
そして高層ビルの落下してくる残骸によって死傷者を出してしまった場合大問題となる。
「準備しておこう。近々【仕事】が舞い込んでくるかもね」
その言葉を聞いたネームドはソファから立ち上がり、スタッフルームのロッカーを開け入れていた銃火器と近接武器の点検を開始した。
それぞれの銃の弾倉がMaxか、スライドは問題なく引けるかどうか。
ナイフと
その旨を受けとったアキラはH.D.Dシステムの設定するのだった。
「命中!」
ホロウ内部、アンビーと合流したビリーニ名はすでに何度もエーテリアスと交戦していた。
ビリーの愛中でもある2丁のリボルバー全ての弾を撃ち切り、弾薬ポーチから
今の一瞬、ビリーは自身の脚部パーツと空間認識センサーの出力は一時的に最大まで上げ、高速で移動しながらコアを打ち込んでいたのだ。
「It's showtime!!!」
彼の、今でこそ全てではないが彼を構成する精密部品と類を見ない構造設計がそれを可能にしていた。
機械人故か疲れを一切感じていなくともどんどん少なくなっていく弾は限界を示している。
「っと、危ねぇ危ねぇ」
後ろから腕剣を振ってきたエーテリアスの攻撃を体を伏せることで回避し、飛びかかってきたエーテリアスのどっ腹へと銃弾を当てれば、エーテリアスは倒れ動かなくなった。
「悪いな、個人的な恨みはないんだが、俺らとお前ら化け物は、敵対する運命なんだ。」
せめて急所を狙ってやるよ、と西部劇さながらの台詞をいい引き金を引いた。
CLICK!
「ん?」
だがすでにリボルバーの回転式弾倉には役目を終えた空薬莢しかなく、弾が出ることはない。
「や、やべ、弾換えんの忘れてた!」
急いで再装填しようとするビリーを後ろに、先ほど撃たれ動けなくなっていたエーテリアスがムクリと起き上がる。
「待て!ちょっと待っ一
そんなん知るかと腕剣を振り上げたその時、間一髪でアンビーの支援が入り、エーテリアスの体は一刀両断された。
「集中して」
「あはは、、、凡ミスだ凡ミス」
冷静に、だが厳しく注意するアンビーにビリーは反省しながらも銃を拾い上げる。
凡ミスどころではすまなかったことはホロウに流し、ふう、と立ち上がればなにやら駅のホームだったところに誰かがいた。
だがその人影はよく見れば歪な形をしている。
誰かと思いビリーとアンビーが近づいてみれば、先ほどの赤牙組ボスのシルバーヘッドがエーテリアスと格闘していた。
すでに変異した腕に生えている盾や棘のようなエーテル岩石で
よくみてみれば肩や顔にも人間とは思えない突起がいくつかと生えていた。
"そいつ”がふり返ってみればすでに顔の左半分にエーテリアスのコアが現れていた。
"エーテリアス化”だ、あーなってしまった以上戻すなど不可能であり、撃退するしかない。どうもそいつはエーテル適応体質ではなかったらしい。
新エリー部住民に限った話ではなく、現代に生きる者にはエーテル適応値というものがある。
人間の体内にある微量なエーテルがその値を決める。
ドラッグストアや専門店にでも行けばエーテル適応セルフ検査キットで測ることができるが、その結果が50以上を超えるとエーテル適応体質となるのだ。
だがそれ以外、エーテル適応体質じゃない人間はホロウで1時間と持たずエーテリアスへと異化してしまう。
このシルバーヘッドのように
頭部にあったコアが急速に大きくなり、全身にエーテルが駆け巡る。
人間の細胞がエーテリアスへと変化していき、足、胴体、手が人間ではなくなっていく。
その感覚を直接感じ、叫び声を上げるシルバーヘッドの体が”爆発”した。
風圧が強く目も開けられないアンビーがしばらく腕で顔を遮っているとやがて風が止んだ。
どこに口や喉があるのか分からないが、動物のよう唸り声をあげるエーテリアスは人間だったシルバーヘッドの身長とは大きく変わった体格。
右腕のはずの場所は大きな剣となっており、左腕は盾となっており、
──デュラハンが、現れた
同時刻、ヤヌス区六分街の街角、ビデオ屋の店内
「緊急事態よ!ビリーとアンビー、それからあたしの依頼のターゲットが全部ホロウに落ちた!プロキシとあんたのカが必要なの一生のお願い!!」
───早いな
その華奢な腕から出ているとは思わない力で鉄扉が開けられ、さっそく”仕事”が舞い込んできた。
一昨日も奢ってくれとアキラからお小遣いをもらったばかりのネームドに一生のお願いを使ったニコの姿を思い出す。ネームドはため息をつきながらも準備を始める。
「こんにちは、ニコ。次からはちゃんとノックしてから入ってきてくれると助かるな。」
「月に三回は聞くよね、ニコの一生のお願い」
呆れながらも面倒、という感情を顔に示すアキラとリンを無視し、ンナ、とかわいらしいポンプの標準語を喋ったイアスをひっ捕え外へと走るニコをリンが首を掴み静止し、二人合わせてアキラとリンは喋った。
「お願い!!伝説のプロキジ"パエトーン"!」
「「今回は何をやらかしたの、ニコ?」」
「確認してきたよ、店の外に不審者はいないみたい。」
急いで来たニコをアキラは宥める。落ち着いてゆっくりと説明するんだと言えば深呼吸し始め、ニコは事の顛末を喋り始めた。
日く、依頼を受け赤組の保管していた金庫を盗んだとのこと
日く、赤牙組と衝突したとのこと
そしてビリーとアンビーがその際にあったヘリの攻撃に巻き込まれホロウに落ちたとのことだ。
「と!に!か!く!私の依頼は簡単よ!うちの人間とあたしの依頼人のモノをホロウから無事にだしてくれればいいの、典型的なプロキシの仕事よ、引き受けてくれるでしょ?パエトーン?」
要は救出と回収の依頼だ。これまでのツケ払うからぁ!と両手を合わせ二人へと願うニコに対し、喜んで引き受けるとはならずアキラが後で言い逃れできぬよう交渉を始める。
「ニコ、もう何ヶ月も経つのに君はずっとツケを返してくれないね。どれだけ利子が膨らんでるか考えたことは?」
話を聞く姿勢から眉間を寄せ、ニコの痛いところへと言及するアキラにうっと声を漏らすニコ。そんな話を聞いていなかったネームドは先日見たニコのツケの金額を思い出す。
たしか-366722ディニーだったか。それだけの金があればどれほどの弾薬が買えただろうか。
邪兎屋の財政難であるひとつの理由でもある。
ネームドがボディアーマーを装着し、大口径回転式拳銃を入れたレッグホルスターを装着。胸前と腹前のストラップを繋げたバックバックを背負えば準備完了の合図を出した。
ちょうど話し合いも終わったようで、ニコが店を出ようとするも急に倒れるようにしゃがんだ。
「──ッ!?」
足を押さえ、顔を歪めたニコを見たネームドがすばやく駆け寄る。
見せてみろとかけ寄りニコが見せた足には血が垂れていた。
「ニコ、怪我をしたのかい?それならここでしばらく休んでいていいよ」
「でも、、、うん、、、」
シュンと落ち込み俯くニコに対しスタッフルームから持ってきた救急箱を開け、ネームドは治療を開始した。
なにやら切り傷のようなものができており、周りの白い肌とは別に赤い肌ができあがっている。先ほどのヘリ攻撃によりできたものだろう。
救急箱の中に入っていた説明書欄のケガー覧をアキラとリンに見せ、
よくここまでろくに治療しなかったものだ、破傷風にでもなっていたらとんでもないことになる。
水をかけられたことよる痛みを感じたのかニコが歯を食いしばった、ネームドは滅菌ガーゼで傷の位置を巻く。
「これで火傷位置を押さえておくんだ」
アキラの持ってきた氷をニコが受けとり、一通り応急処置が終わった。
「それじゃ、あんたには仕事の下準備としてイアスをホロウの近くまで連れてってもらうんだから、ネームドはまだ新エリー部の地形覚えてるわけじゃないし、運転頼むよ!」
「あんたのボンプ分身ね、任しときなさい。」
ほら立って!と手を貸したリンの手を掴み、立ち上がるニコがイアスを傍に抱えると駐車場に停めていた車へと歩み出す。
「それじゃあ私たちはH,D,Dシステムの調整しとくから頼んだよネームド!」
了解、とグットマークを交互に送り、ネームドはニコとともに車へと乗りんだ。
救出&回収作戦を開始すべくホロウへと車を発進させるのだった。
モニターには大量のコマンドが下へ下へと下がれていき最後には
その間にリンはイヤホン型の通信機をニコへと繋げ合図を聞く。
「どお聞こえるニコ?イアスをお願いね!」
「こっちもオーケー!さ、ほらほら行った行った。」
ボンプがポムポムと足音を出しながら裏道の先にあるホロウの壁へと進む。
ネームドは自動小銃と
───どうもホロウを見ていると頭痛がする。
眉間に皺を寄せながらも、突入する前にヘルメットの上にスナイパーベールを被りヘルメットのクリップ部分にスナイパーベールを固定した、これはバックパック内部に入っていたものだ。
ホロウ調査協会や治安局などの公的機関に顔を見られないようにするために。
そしてホロウに入る前に、少し異変が生じる。イアスが動かなくなったのだ。
同時刻、ビデオ屋ではルーターのような装置のトグルスイッチを上に上げオンにし、アキラは深呼吸をする。
───
───
リンが先ほどオンにした装置のボタンを押せば、アキラが目を開く。
その目には、青いリングが浮かんでいた。
H.D.D
Hollow.Deep.Dive.system standby
アキラの眼部搭載インプラントが起動した。眼と脳が奮い立つ立つような感覚を感じる。
次の瞬間には自身の視界がボンプへと接続された。
身体中が室内の椅子に座った感覚から外の地面へと立つ感覚に変わり、イアスの体を自由自在に動かせるようになっていた。
どこからにしまっていたのかボンプでも扱える煙幕を懐から取り出せば、
小銃を構えながらホロウへと入ると、場所は駅のホームだった。
遠くまで続く巨大な駅、一般人が使うにしては駅の役割は果たしていない。公共交通機関ではなく荷物を運ぶ列車の通る場所として使っていたのだろうか。
ネームドはホロウに入った瞬間、またも頭痛がした。今度は思わず
これではどこぞのヤケ酒をし大遅刻した新人警官と同じである。
ボンプアイズは障害物に阻まれないのだが、どうも近くにはないらしい。
「まずはビリーとアンビーを救出する前に、ホロウデータの調整をしよう、近くにあるボンプ用の作業台を探すんだ。」
了解のグッドマークだし、ネームドも周囲を警戒しながら探す。ボンプ用となればそれなりに小さいはずだ。
駅のホームを降り、向こう側へと渡ろうとした道中でちょうどボンプほどの大きさをした装置を発見した。
イアスアキラが装置を目を合わせ【キャロット】の取得を試みた。その間ネームドは周囲360°警戒する。視覚、聴覚や触覚、時には直感を使う。
このキャロット、もといホロウ観測データを取得する装置はホロウ内だけではなく新エリー都各地に点在しており、もしホロウが市内で発生した場合その区域にいたボンプが取得し、市民の救助に役立てるのだ。
とはいえホロウの変化は速いため、調査協会は定期的に調整をするのだが、パエトーンのようなプロキシ全員も装置を使い頻繁に矯正する必要がある。
ホロウに入り戻ってこなかったホロウレイダーも少なくはない、その主な原因として「キャロットデータが古かった」というのがあるのだ。
そうこう説明してる間にアキラもデータを入手したらしい、Uproad Completeの文字がボンプにまんまるな目を映す液晶画面に表示されていた。
こっちだ、と招く
ビリーとアンビーはこの先の空間にいるらしい、
「俺たちいつまで逃げ続ければいいんだよぉぉお!!」
「ニコが助けに来るまで。」
ビリーが走りながらもアンビーに質問する。腕を大きく振り、カートゥーンのように逃げ回っている。
人間であればそんな動きはすぐに体力を消耗するが彼は人間ではない。
「外は今頃混乱してるぜ!!治安局の奴らがたむろしてるにきまってるぜ!!」
「助けに来るまでよ。」
それがいつなんだと聞いてるのだろう、だがそんなことまで考えられるほど余裕は今ない。そしてアンビーにも応えられる余裕もない。彼女は人間だ。続けざまに走り続けているため呼吸が激しい。
「ひゃほいーーーーいぃ!!」
軽快な身のこなしで跨線橋の手すりを飛び越え、着地したアンビーとビリーは信じられない様子で周囲を見渡した。
「は????戻ってきたぞ!??」
裂け目に何度も入りループしてるわけではない。ただデカすぎるのだ。遠くまで続く駅のホームで同じ景色が並んでるだけだ。
あの後、地面に転がっていた大量の消化器を撃ち抜くことでデュラハンから逃げ切るも、すんなり見逃されるわけもなく、周囲のエーテリアスから逃げていた。
まるで”前任者”を彷彿とさせるようにデュラハンが指揮を取り、アンビーとビリー二名を追っかけさせていたのだ。
「これじゃ弾代だけで大赤字だぜ、また小遣い削りたくねぇよ、、、、」
回転式弾倉に装填されている弾を見て悔しそうにする。ビリーのの使う炸薬実包。邪兎屋のという会社と呼ぶには違うグループの経費によって作られているものであるが、内部構造が特殊な炸薬、そして特製なだけあり安くはない。
外部に頼む時もあるがそれだと送料ほかにも迷惑料だのなんだの訳のわからない費用がかかるため彼自身が製造することもある。
だがビリーの身体は他の機械人を凌駕するメンテナンスコストを引き起こし、ビリーが敬愛しているモニカや憧れているスターライトナイトの商品を買うお小遣いを泣く泣く削り製造しているのはよくあることだ。なぜなら命に買えられるものなどないからである。
「来る、構えて」
電撃ナタを構える。そして息を整える。しかし長く走り続けただけありうまくまとまらない。
これから戦闘に入るのもあるだろうか、緊張による息もあった。アンビーの服装や装備は持久力を伸ばすため軽装だ。一発でもエーテリアスの腕剣を喰らえば
エーテリアスがビリーとアンビーに近づき、戦闘へと突入するその前に、二名の足元からなにやら小さい玉が転がった。
バシュンっと一気に煙幕が広がりエーテリアスは二名を見失う。
生き残るためとはいえだ、特大の
「おーい!こっちだ!」
その声を聞いたビリーとアンビーが後方へと駆け寄れば、お疲れ様と労いの声をかけるボンプと大柄な男がいるではないか。
身長で言えばこの中で一番高いのはビリーだが、
「スカーフをつけたシャべルボンプ、、、」
「おおおっもしや!!」
ビリーがわくわくと子供のようにはしゃぎだし、ボンプと男に対しビシッと指を刺してビリーは声を張り上げた。
「パエトーン!!!」
なぜかボンプだと言うのに、腕を顔の前で交差に、青いリングを瞳に浮かばせる青年が現れた気がした。
ホロウの外と内でタイムラグなしのリアルタイム通信と援護を可能としており、難易度の高い依頼を何度も成功させていることから、インターノットでは伝説的な扱いを受けている【パエトーン】が、現れた。
──あ、俺も?
いつのまにかパエトーン認定を受けたネームドが自分へと指を刺した。
なぜネームドは前回までにはなかった散弾銃や斧をもっているんでしょうねぇ、、、この一週間でなにがあったか。
それはそうとしてゼンゼロプレイアブルキャラの身長は靴を含めた身長なんでしょうかね、シリオンだと耳を含まれるんでしょうか。170と自負してるどこぞの最強もいるらしいですが。