「君達は走って」「貴方は創る」   作:燃えカス

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言っとくけど、そっちがチャレンジャーだから

あれから数回の授業を経た

 

彼女達はガンプラの知識こそあれどガンダムそのものの知識については乏しいものがあったため、それに関する授業をした

 

特に有名なシリーズはガンプラとして使うものも多いため、重点的に教えた

 

『まずPS装甲...フェイズシフト装甲についての説明をしていこう...』

 

『まぁなんかそうなってミノフスキーフライトやミノフスキードライヴが起きるってわけ』

 

『ナノラミネートアーマーってのは簡単に言えば...』

 

『GN粒子については資料670pからだいたい分かるようにしたけど...なにか疑問とかある?』

 

『この量子化って...』

 

『...それに関してはツインドライヴかつ純正のGNドライヴを装備してるダブルオーライザーかダブルオークアンタにしか起きない現象だからあえて少ない記載としてるんだ...まぁGBNとかガンプラバトルとかでもないわけじゃないからGNドライヴが2つくっついてたら念頭に入れとく定度でいいと思う』

 

『あの...このDUPE粒子って...』

 

『すまん...それは森田さんに聞いてくれ』

 

『森田って?』

 

『可哀想な人...主にSEEDの設定を考えてる人なんだけど...ちょっと持ってるから映像見てもらうけど、これについて設定考えてって監督に言われて頭抱えてるんだよね』

 

『...これを考えるって難しくないかしら...』

 

『俺だったら放り投げてこれは本当に増えてますって言うね...そんなのリアルロボットアニメであるガンダムで、その中で特にリアル要素が強い(シン・アスカ周りを除く)SEEDではそれができないんだよなぁ』

 

とまぁそれのお陰で彼女たちのガンダム知識はそれなりのものになってきた

上記の通り一番質問をしてきたのはアイだった

彼女の知識欲の深さを知ってるためか他の娘達は質問は多くなかった

 

さて、それで、今回の授業内容は

 

「コンセプトを決めようか」

 

「コンセプト...要するに方向性ってこと?」

 

これまでの授業でだいぶ打ち解けてきたアイが聞き返してくる

 

「そ、自分はどんな機体が好みで得意なのか...後方支援?ゴリゴリの近接?それとも防御を捨てたスピード機体?まぁそれを決めるための授業だな」

 

「なるほど...それでどのようなミッションで実践を?」

 

「今回はミッションじゃない、アルマ」

 

「あいよ」

 

「有間さん...でしたっけ」

 

「そうそう、まぁこいつを呼んだのは今回の授業とは関係ないところでだけどね」

 

「??それって」

 

「やぁソーマ君、今日はGBNにいるんだね」

 

「こいつのため...アルマァ!足止めヨロシクゥ!」

 

「あいよ〜...はいはいチャンプさんは俺と対戦しましょうね〜」

 

「...君が相手か...それなら不足はないね、分かった、存分に戦おう!」

 

「はぁ...なんか報酬とかでねぇかなぁ...」

 

「このため」

 

「そう...」

 

一連の流れで少しチャンプの株が下がった気がするが気にせず続ける

 

「んで、今日の授業は至って簡潔」

 

格納庫のディメンションに行って宣言する

 

「おい、俺とデュエルしろよ」

 

 

 

開幕!1対6の大決戦!

 

レギュレーション

・まず5回勝負を行い勝数の多いほうが勝ち

・ラヴズ達は改造されたガンプラは使用不可能

・創真の方はランダムで機体が選出される

・フィールドは宇宙固定

・創真側はラスト一回のみ本来の機体であるビギナ・ギナ91を使用する

 

「...これ、運の側面が強くないかしら?」

 

「そうだな、俺が量産機を引いたら確実に勝てるだろうし、逆に専用機やら高スペックの機体を引いたら俺が勝てる...まぁいくらなんでも負けるつもりはないけどね」

 

「でも、流石に6対1よ?貴方が強くてもそれは無理が」

 

「嫌だなぁ...それで俺が負けると思ってんの?」

 

「っ!?」

 

いくらなんでも俺を舐め過ぎである、チャンプがバケモンだからといって2位の俺も別に弱くないし...それに

 

「このゲームなら人とウマ娘が対等に渡り合える...俺はたしかに人間だけどなぁ...初心者6人に負けてあげれるほど優しい人間じゃないんだわ」

 

「...なら、本気で行くわ!」

 

さっきまで少し疑いの目があったアイの目が輝く...それは彼女が勝負のときに見せる、負けず嫌いの瞳だった

 

「それで良し...他のみんなは言うまでもないし...早速第一回戦、始めようか」

 

 

ファーストマッチ!衝撃を名に持つガンダム!

 

「準備よし...向こうがどんな機体で来るかはわからないけど数人は確定してるんだよなぁ...」

 

まずラヴズは確実にゴッドガンダムでやって来る

マルシュも後方支援の機体で来るはず...

グランも可変機であろうことは確実

後は...不明だ

 

「こっちの機体がどうなることやら...おっ決まった」

 

コンソールにはZGMF-56E2 コアスプレンダーと書かれていた

 

「う〜ん...そんな得意じゃないんだよなぁ...インパルス...ブラストばっか使いそうだし、俺」

 

最初にランダムで選出された機体はインパルスガンダムSPECII

分離変形合体をこなす機体で戦場でのエネルギー補給、バックパックの交換、果ては壊れた部分の再装備までが可能となっている機体である

...と、一見強さの塊みたいな機体ではあるものの戦場でそんなん使いこなせるのなんてバケモンしかいないもんで...

実際、上で挙げた行為が全部できた存在なんて主人公のシン・アスカぐらいだった

 

「そも、俺は可変機苦手だし...」

 

急に操作性の変わる機体なんて扱えるわけねーだろいい加減にしろ!

まじでムズイのである...ほんとに...フェリーニすげーってなった瞬間である

 

「ま、やるだけやってみるか...苦手なだけで死ぬ気でやればシン・アスカのエンジェルダウン作戦出来るし...ほんとに死ぬ気で頑張れば、だけど」

 

「勝つって言った以上やるっきゃないな」

 

一人で騒いでいると、戦闘開始の5秒前になる

 

「よし...相走創真!コアスプレンダー!行きます!」

 

カタパルトではなく滑走路から飛び出し戦場に出た

 

「...まずミサイル撃つか」

 

適当にコアスプレンダーに付いている2発のミサイルを敵機にロックオンもせずに放ってから変形する

 

コアスプレンダーに追随していたチェストフライヤー、レッグフライヤーを同じく変形させドッキングする

 

合体が完了し全体に色が宿る

 

「よし、合体完了...ブラストシルエット!」

 

音声認識によるシステムでシルエットの指定をしどこからかシルエットフライヤーが接近してくる

緑の装備を切り離し自動でインパルスに接続される

 

「まずは小手調べ!全砲門一斉掃射ァ!!!」

 

ケルベロス、デリュージー、4連装ミサイルランチャーを放つ

 

「さぁて吹き飛んだやつはいるかな...」

 

長距離砲撃で少しは損傷が入ると思ったが

 

「oh...無傷...」

 

前線を突っ切る2機のMSに流石に驚く

 

「機体は...フリーダム、デスティニーか!なかなか面倒くさい!」

 

「ハァッ!」

 

『そこぉ!』

 

「アイとマルシュか!...マルシュ!?」

 

意外なメンバーが前線で突っ切ってきたことにまたしても驚くが振り下ろされるアロンダイトと放たれたビームを避ける

 

「意外すぎるな...!なるほど、裏をかいたか」

 

マルシュ本来の性格をよく知ってるからこそ取ってきた作戦なんだろう

 

『外しちゃった...ごめんアイちゃん!』

 

「気にしなくていいわ、それより、来るわよ!」

 

「だけど!初撃が外れた以上は!」

 

ビームジャベリンを構え、2機に突貫する

 

右手のビームライフルでフリーダムを牽制しジャベリンはデスティニーに振り下ろす

 

マルシュは下がってハイマットフルバーストを構えようとするがすかさずレールガンの一撃を当てる

 

ダメージこそないが、機体を揺らされ攻撃に移行はできなかった

 

「それ以上はさせないわっ!」

 

「直線的だなぁ!シン・アスカなら横の動きも入れてるぞ!」

 

デスティニーがヴォアチュールリュミエールを展開し突っ込んでくるが機動が読みやすいため、少しの動きで躱せた

 

「隙だらけ...っとぉ追いつかれたか...もう少し削っておきたかったけどな」

 

「させないよ!今度はこっちの番だからね!そー君!」

 

デスティニーの背後からビームライフルをブチ込もうとしたがそこに一つのビームが通り過ぎる

 

可変状態でやってきたグランのガンダムハルートがMS形態に戻り眼の前に立ちはだかる

 

「ってことは来るよな!」

 

背後から反応をキャッチしラヴズのゴッドガンダムに蹴りを入れ距離を離す

 

「やっぱり気づいてるよね...そー君だもの...!」

 

「そっちのもなぁ!」

 

一見何も見えない空間にビームライフルを放つ

 

しかし、そこから黒と金を基調としたMSが現れ盾でビームを防ぐ

 

「...気付かれてましたか」

 

「勘だよ勘」

 

クロノのアストレイゴールドフレーム天ミナがミラージュコロイドを解除してトリケロスを構える

 

ランサーダートを警戒していたが、それが飛んでくる前に多方向から細いビームが飛んでくる

 

「っ!ファンネル!?...そうか、ブーケの機体か!」

 

遠くには4枚の翼を展開したクシャトリヤがいた

 

「当てれませんでしたか...」

 

「なかなか、厳しい戦いになりそうだなぁ」

 

「さぁて!第2ラウンドの始まりだ!」

 

6機に囲まれながらも俺は気丈にそう言ってみせた




次回「天使みたいに可愛いから実質エンジェルダウン作戦」
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