ヤチヨが彩葉と出会うまでの前日譚 作:リミナル
「っと、だいたい書き終わったかな」
「お〜〜いさっくん!!!」
「あれ、ホログラムの姿でどうしたんです?ライブが終わった後はいつもすぐ寝ちゃうのに」
「ねぇ聞いて聞いて!今日すっご〜い事があったの!」
「やけにもったいぶりますね……面白いハプニングでもありましたか?」
「違うの!
「……!本当ですか!?」
〜〜〜〜〜〜〜〜
「ヤチヨ!ヤチヨ!!」
「FUSHI、どうかしたのかな?私これからライブで……ツクヨミ登録情報『SAKAYORI IROHA』って、これまさか!?」
「FUSHI!私のアバターもう出しちゃった!?」
「まだ出してない!」
「OK、ありがとう!」
「綺麗な場所……」
「太陽が沈んで、夜がやってきます……仮想空間『ツクヨミ』へようこそ!」
「わわ、こうやって見た目決めれるのか」
「これで準備は整ったね!…………」
「?」
「ううん、行ってらっしゃい!"彩葉"!」
〜〜〜〜〜〜〜〜
「多分、私のライブを見るために登録してくれたのかな。もし見つけちゃったらライブ中でも泣いちゃうんだろうな〜って思ってたけど、でも何故か私、ずーっと笑顔なんだ!」
「対照的に、FUSHIは今にも泣き出しそうですけど」
「うるせーな!わざわざ言わなくても、いいだろ……」
「わお、泣いちゃった」
「……っと、詳しく話を聞く前にこれを書ききらせてください」
「何してるのかな?」
「記録ですよ。歴史が変わってしまっても、間違いなく起きた出来事としてどこかに残しておく為に」
「あれって本当にやるつもりなの?月の超技術で精一杯レベルなんだよ〜タイムマシンって」
「本当に完成できるかどうかは、運命さえも知らないと思いますよ。未来の俺がそれをぶち壊してくれてるので」
「なんか腑に落ちないな〜」
「ヤチヨは隕石にぶつかって地球を救った代償として八千年を過ごし、そしてかぐや姫はまたここへやってくる。俺はそんなのごめんです。
むかーし昔、あるところに超無理限界の女子高生がいました。女子高生は光たる電柱の中から現れたお姫様によって救われますが、そのお姫様は迎えによって帰ってしまいました。しかし、お姫様と一緒にいたいという女子高生の願いは、宇宙をも超えて彼女の元へと届き、帰ってきたお姫様と共に仲良く過ごしましたとさ。──そんなありきたりなハッピーエンドが一番です」
「でもそれじゃ、今のヤチヨが居なくなっちゃうよ?」
「それは確かに問題……ですけど」
「っていやいや!そんな暗い話をするつもりは無くて!……今はさ、今のことを楽しもうよ。ようやく、この場所に辿り着いた」
「もしかして、またこれから忙しくなります?」
「もっちろん!なんてったって、ハッピーエンドが待ってるんだから!皆で掴んだハッピーエンド!」
「私──私!嬉しくて死んじゃいそう!」」
最後まで見てくださりありがとうございました!
pixivのやつそのまま持ってきて貼りつけようと思ったら、どうやら1000字を超えないと投稿できないらしくて……それでちょっと字数を増やしました。
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