退廃的な主人公はプロジェクトセカイの夢を見るか? 作:針が11を指している
視点変更…足立小春
翌日、8時25分 宮女にて
小春「ふわ~...」
えむ「寝そうだね、小春ちゃん」
小春「あ、えむちゃん うん、実はそうなんだよね」
重たい瞼を擦りながら、そう言うと
咲希「おっはよー、小春ちゃん、えむちゃん!」
小春「あ、おはよう 咲希ちゃん」
えむ「おっはよー! 咲希ちゃん」
志歩「咲希、うるさい」
咲希「あ、志歩ちゃんもおはよう~」
志歩「ハイハイ、おはよう」
志歩「それで、咲希 今日はどうしたの いつにも増してうるさいけど」
咲希「志歩ちゃんと小春ちゃんとえむちゃんとアタシで」
咲希「カラオケに行こうと思って」
小春「え?カラオケ?」
えむ「いいね!行きたい行きたい!」
志歩「一歌と穂波は?」
咲希「二人とも、アルバイトだって」
志歩「そう...私は、カラオケ行くけど、二人は?」
えむ「行く行く~!」
小春「わ、私も行こうかな」
咲希「やったー! じゃあ、今日の放課後に行こうー!」
志歩「それで、何処でカラオケをするつもりなの」
咲希「シブヤ駅前のところだよ」
志歩「あぁ、あそこ...」
咲希「じゃあ、放課後 シブヤ駅前に集合ね!」
志歩「分かった」
えむ「オッケー!」
小春「うん、分かったよ」
そうして、チャイムがなり、一時間目が始まった
視点変更…足立景
神高、放課後の図書館にて
景「・・・」
今日も今日とて、図書委員としての職務を果たすため
閑古鳥が鳴いている貸し借りの受付所で本を読んでいた
冬弥「こんにちは」
図書職員「こんにちは、青柳さん」
景「・・・こんにちは、青柳冬弥さん」
同じ図書委員の青柳冬弥が来た
冬弥「図書職員さん、何か仕事はないんですか」
図書職員「えぇ、今日は特にないから、ゆっくりとしていていいわよ」
冬弥「そうですか では、お言葉に甘えて」
青柳冬弥はそう言って、貸し借りの受付所にきて、隣の席に座った
景「・・・」
冬弥「・・・」
気にせず、本を読む
景「・・・」
冬弥「・・・」
そうして、いると
E「景~いるか~」
景「・・・E、図書室では静かにしてください」
E「あ~、ごめごめ」
そう言って、Eは少し声を控える
E「にしても、久しぶりだな、景」
景「・・・えぇ、そうですね」
景「肺の方はもう大丈夫なんですか」
E「肺炎のことか? それなら、大丈夫」
E「再発の可能性は低いって、医者が言ってた」
景「そうですか...」
E「なに?心配してくれたの?」
景「そうですね」
E「・・・景って、ノーフィルターで思っていることを言うよね」
景「そうでしょうか」
E「そうだよ」
E「ま、それはそれとしてだ」
E「本、借りるぞ」
そう言ってEは、『白夜行』を差し出した
景「了解...」
マニュアル通りに、『白夜行』を貸し出す
景「はい」
Eに『白夜行』を手渡す
E「ん、あんがとな 景」
景「いえ、これも仕事ですし」
E「そうかい...なぁ、景」
景「なんですか、E」
E「隣、見てみろよ」
Eに言われ、隣を見る
女子生徒「あ、あの、よろしくお願いします!」
冬弥「はい、承りました」
青柳冬弥がいる受付所には、長蛇の列が出来ていた
E「か~、さっすがイケメンだね~」
E「来ている女子、みんなホの字だよ」
景「・・・そうですね」
E「いいな~、俺もあんぐらいモテたいな~」
景「そうなんですか」
E「な~、景 俺にモテる秘訣を教えてくれないか」
景「・・・何故?」
E「景ってモテるだろ?」
景「いえ、そのようなことはないです」
E「・・・あぁそう まぁ、いいや」
後輩女子「あ、あの...そこ、どいてくれませんか?」
E「あ、あぁ、済まないね」
そう言って、Eは横に移動する
後輩女子「け、景先輩! お、お願いします!」
彼女はそう言って、『のだ』をを差し出した
景「分かりました...」
マニュアル通りに、『のだ』を貸し出す
景「はい、どうぞ」
Eに『のだ』を手渡す
後輩女子「あ、ありがとうございました!」
そうして、彼女は図書室を後にした
E「・・・なぁ、景」
景「なんですか」
E「さっきの子、知り合いか?」
景「いえ、お名前は知りません」
E「名前は、ねぇ...顔見知りでは、あるんだ」
景「えぇ、定期的に本を借りにくる人ですよ」
E「そう...」
景「それが、どうかしたか」
E「いや、なんでもないぞ じゃあ、俺はそろそろお暇させてもらうわ」
景「そうですか」
そう言って、Eは図書室を後にした
視点変更…東雲絵名
絵名「全く、瑞希のやつ 神高で会ってどうするつもりなのよ...」
普通科の生徒にとっては放課後
私のような夜間定時制の生徒にとっては授業前の時間帯
そんな時に、Amiaこと暁山瑞希に話があると言われて、呼び出されていた
瑞希「あ、いたいた! お~い、絵名~!」
絵名「はぁ~、やっと来たわね、瑞希」
絵名「それで、話した事って一体なに?」
私がそう問うと瑞希は一息おいて
瑞希「・・・足立景って子、知っている?」
絵名「・・・・・・は?」
絵名「なん、で瑞希がその名前を...」
瑞希「・・・あのさ」
絵名「な、なに」
瑞希「絵名と景君ってさ、どういう関係性なの?」
絵名「え?聞いといて知らないの?」
瑞希「うん だって、景君とは、本読みのクラスメイトだからね!」
絵名「そ、そうなんだ...そ、それで、なんで景の名前を出して?」
瑞希「あぁ...それはね...」
そうして、瑞希から説明を受ける
絵名「景が私を?」
瑞希「うん、なんか、会わせたい人がいるんだってさ」
絵名「・・・会わせたい人...」
二人、思い至る節が脳裏をよぎった
絵名「・・・分かった」
瑞希「え?何が?」
絵名「・・・会うわよ 景と私に会わせたい人に」
瑞希「・・・そっか」
瑞希「それじゃあ、景君にピクシェアで会えるって連絡しとくね~」
絵名「えぇ、よろしく...あ、もうこんな時間」
絵名「瑞希、そろそろ授業始まるから」
瑞希「そっか、じゃあ、また」
絵名&瑞希「25時、ナイトコードで」
そうして、教室に駆け込んだ
今回も、ご愛読ありがとうございました
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