憧れ崩れる砂   作:Aki47

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どうもAKi47です。今回は神話生物がたくさんでてくるので、結構筆が乗りました。というか、結構たくさんの人にこの小説見られててびっくりしました。嬉しいですね。では、本編をお楽しみください。


第壱話 白い部屋

暗い部屋の中、一人銃の手入れをしながらル○ン三世のテーマを聞く西武砂鷲(せいぶすなわし)

 

「......よし、これで手入れは完了っと......いやあしかし、まさか始末対象のボディーガードに魔術持ちがいるとはなぁ......流石に疲れたぜ。今日はもう寝るとするか。」

 

疲労を見せながらも、日課を終え、就寝しようとする。

 

「......?なんだこの紙」ヒョイっ

 

ベッドの横にあった、見覚えの無い紙を拾い上げる。

 

「こんな紙置いてたかな......てかこれ、手紙か?どれ、なんて書かれてるのかなーっと」

 

彼がその手紙を裏返し、その内容を読む。

 

「なになに....

 

拝啓、西武砂鷲(せいぶすなわし)殿。あなたを我が試練へと招待いたします。

あなたがこの手紙を拝啓したと同時に、あなたは私の招待を受け取ったとし、即刻処理を開始いたします。

 

だって?なんだこりゃ、いたずら......か、またなんらかのヤベェ奴の仕業か......まあ、とりあえず今日は疲れたし、寝るか」

 

疲れ果てた彼はベッドへと倒れ込み、そのまま意識を闇の底へと落としていった.......。

 

 

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(.....なんだ......やけに眩しいぞ......)

 

「んぁ?なんだここ.....」

 

彼が目を覚ます。しかし、そこは彼の部屋ではなかった。そこは白く、殺風景な部屋であった。

 

「おいおいおい、まぁた巻き込まれたってのかよ!?もう今月だけで5回だぞ!?」

 

『アハハハ、いい反応をしてくれるね。』

 

「!?誰だ!」

 

『僕かい?僕はこの試練を作り、君を招待したモノ......まあ、Akiとでも呼んでくれ。さて、君をここに呼んだ理由だけど......ちょっとばかし、君にはここの調整を手伝ってもらおうと思ってね。だから、君には今から僕の試練を受けてもらうよ。もちろん、君が死んでも、僕がどうにかしてあげる。どうだい?悪くないだろう?』

 

「.....まあ、どうせしなきゃ帰れないんだからいいけどよぉ......流石に、俺の愛銃達は使わせてくれよ?」

 

『もちろんさ。でなきゃこの世界に住む人外達には勝てっこないからね。』

 

『さあ、あそこの扉をくぐって、奥にいるやつをぶっ飛ばしちゃって!』

 

「......はぁ、仕方ねぇか。さて、"仕事"の時間だ。」カチャリ

 

彼はシルバーバレットを二丁とも構え、扉を開けた。

その扉の奥にいたのは......空を飛ぶ、甲殻類や節足動物に似た冒涜的なハサミを持つ化け物であった。

 

ブゥゥン............

 

「こいつは......”ミ=ゴ”か。なるほど、最初の試練にはピッタリ.....かもな。」

 

『でしょ?と言っても、君のような歴戦の猛者か人外達以外にはめちゃくちゃ危険な脅威なんだけどね。』

 

「だが、俺とっては雑魚だ!」ドドガン!

 

部屋に2発の発砲音が同時に響き渡る。その凶弾は化け物(ミ=ゴ)へと飛んでいき.....そのまま、1発だけが相手のハサミを撃ち落とした。

 

「チッ!1発避けやがったか!」

 

ブゥン!ブゥゥゥン!!!』キュィィン.....

 

化け物(ミ=ゴ)のハサミに光が集まり.....そしてその光が、西武砂鷲(せいぶすなわし)の方へとまっすぐと向かっていった。

 

「チィ!」バッ...

 

西武砂鷲(せいぶすなわし)は間一髪ながらも避け、そのまま反撃へと移った。

 

「食いやがれ!」ドガァン!

 

西武砂鷲(せいぶすなわし)の撃った凶弾が、化け物(ミ=ゴ)の脳髄を貫き、そのまま化け物(ミ=ゴ)は地面へと堕ち、息の根を止めた。

 

「......案外、油断ならないやつだったな。」

 

『そりゃあ僕からしたら雑魚とはいえ、普通に人類にとっては脅威なんだから。当然でしょ』

 

「そりゃあそうか。.....全く、先は遠いな。」

 

『なんか自分に酔ってるところ悪いけど、次の対戦相手、きちゃったよ?』

 

「!?おい、俺が対戦相手のところに行くんじゃないのかよ!?」

 

『そんなこと誰が言ったの?君がミ=ゴの元にいったように、対戦相手だって、君の元に行くのさ。』

 

そんなことを話している時、ふと、べちゃりという音が聞こえた。

 

「!?こ、こいつは......」

 

テケリリ.....テケリリ.....

 

玉虫色にテカテカと光り、不定形のスライムのような形をした化け物......ショゴスが現れた。

 

「.....こいつには、あまりいい思い出はないんだがな。」

 

「だが、幸い、こいつ対策はしてあるんだ。」

 

『ほう?それは一体?』

 

「それは.....って!」

 

そんなふうに話している隙に、ショゴスが西武(せいぶ)へと攻撃を仕掛けてきた。

ショゴスは唐突に飛び上がり、そして、西武(せいぶ)にのしかかろうとしてきた。

 

「まずい!グッ!」

 

西武(せいぶ)が避けようとした時、咄嗟のことであったためか、足が瞬時に動くことができず、片足だけがショゴスにのしかかられてしまった。

 

「くそ、離しやがれ!」ドンドン!!

 

西武(せいぶ)は銃のマガジンを入れ替え、ショゴスへと発砲した。

その銃弾は通常の銃弾とは異なり、炎を纏いながらショゴスへと進んでいった。

 

『テケリリ!テケリリィィ!』

 

その銃弾はショゴスを燃やし尽くし、そのままショゴスはピクリとも動かなくなった。

 

「...クソが、これだからショゴスは嫌いなんだ......」

 

『あはは。確かにショゴスは厄介だけど、これでもマシな方なんだよ?君みたいな普通の人間じゃないやつ相手なら、ショゴスロードを呼んでくるところだったんだから。』

 

「......は、はは。そいつはありがてえな」

 

(こいつは絶対に怒らせないようにしよう)

 

『にしても、対戦相手を前に僕と話すなんて、そんな余裕ぶってたくせにそんなに苦戦しちゃって...』

 

「う、ウルセェな!まさかあんなすぐに襲ってくるとは思わなかったんだよ!」

 

『もう、あまりにも警戒が疎かなんだから......』

 

『まあいいや。さて、お次の対戦相手がやってくるよ?』

 

「そうかよ.....さて、次は誰かな...?」

 

そこに現れたのは、黄色いパーカーを着た、普通の人間だった。

 

「なんだ。ただの人間じゃねぇか。おい、お前さんもここに呼ばれたのか?ここは普通のやつには危ない。とりあえず今は俺に従ってくれ」

 

西武(せいぶ)が相手の身を案じてそう言う。だがしかし、その黄色のパーカーを着た人間は、どこか様子がおかしかった。

 

ははは......王よ.....黄衣の王よ......私に力を与えたまえ.....!

 

そう男が叫んだ瞬間、男の着ていたパーカーが突如膨れ上がり、人間の体はタコのような触手に置き換えられ、その姿はどこか冒涜的な神を彷彿とさせた。

 

「こいつは......ハスターか!?」

 

『正確に言うのであれば、ハスターの力の一部を僕がそいつに与えて、擬似的な下僕にしたって感じかな?名付けるなら......”名状し難い憑依者もどき”かな?』

 

「......そいつはなんとも悪趣味なモンだな。早く、楽にしてやらなきゃな」

 

『あ!先に言っておくけど、今回はこれでおしまいだから、全力を出し切っちゃってね!』

 

「はいはい。......今回は、ね.....」

 

ヒューヒュー......

 

元人間.....名状し難い憑依者(めいじょうしがたいひょういしゃ)は、風が吹き抜けるような音を発しながら、西武(せいぶ)へと攻撃を仕掛ける。

 

「へ!さっきとは違って、こっちは警戒しっぱなしなんだ!そんなトロイ攻撃が当たるかよ!」

 

ヒョイと華麗に躱した西武(せいぶ)は、その流れのまま、名状し難い憑依者(めいじょうしがたいひょういしゃ)へと銃を撃つ。

 

「食いやがれ!とっておきだ!」ドガァァン!!

 

二丁のデザートイーグル。その両方から同時に放たれた炎を纏う弾丸が、名状し難い憑依者(めいじょうしがたいひょういしゃ)に当たる。

 

ヒューヒュー

 

先ほどよりも小さい風の音を鳴らしながら、血を流す名状し難い憑依者(めいじょうしがたいひょういしゃ)は再び攻撃を仕掛ける。

 

「ッ!.....グハッ.....」

 

襲いかかる6本の触手。それを避け続ける西武(せいぶ)。しかし、それにそれを読んでいたのか、最後の一本が彼にクリーンヒットする。

 

ハァ......ハァ......やってくれんじゃあねぇか!!」

 

(この分じゃあ肋は折れてんな。それに、銃を持つ腕に力が入りにくくなっているのを感じる。こいつは、次で決めなきゃまずいな。)

 

食いやがれ!最後の!!攻撃だァ!!ドガァァァン!!

 

部屋に一際大きな銃声が響き渡る。その銃弾を受けた名城し難い憑依者(めいじょうしがたいひょういしゃ)は、そのまま黄色いパーカーを残して崩れ去っていった......。

 

「ハァ、ハァ。流石に、死ぬかと思ったぜ。さすがは旧支配者。力の一端とはいえ、あまりにも強い。」

 

『君、いいバトルだったよ!また今度も頼むね!』

 

「おいおい、ここまで頑張らせておいて何も無しかよ」

 

『...それは確かに!じゃあ、君にはこれをあげるよ!だから今度もきてね!』

 

そう言って、Akiと名乗る男は紙を渡す。

 

「......この紙はなんだ?」

 

『僕の連絡先!今後、もしもどうしようもない!って時になったら、僕に連絡するといいよ。なんでも叶えてあげるよ。』

 

「はは、そいつはありがてぇ。じゃ、俺はそろそろ帰るとするよ。」

 

『うん!じゃあねー!』

 

「......ところでこれ、どうやって帰ればってぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

彼が帰り道を聞こうとしたその時、床が唐突に消え去り、西武(せいぶ)は闇の底へと堕ちていった......

 

 

────────────────────────────────────────────

 

 

「.....ハッ!」

 

目が覚める。あたりはもう明るくなっており、午前9時を回っていた。

 

「......ふぅ、帰って来れたってわけか。......もしかして、あれはただの夢だったしてな!」

 

そんなふうにフラグを立てた瞬間、彼の手にカサリという感触が起きる。

 

「クソが、連絡先の紙がある。夢オチじゃねぇのかよ.......」

 

そんなこんなで、長い夜が終わった。休むはずなのに寝たはずが、結局休むどころか疲れる羽目になり、どこか涙を浮かべながらも、彼はまた、依頼をこなしに裏の世界へと入っていく。

その先にある。どこかの希望を目指しながら......




どうでしたでしょうか彼の戦いは。......なんとなく言いたいことはわかりますよ。何お前支配者側として登場してんだ!って。......正直、神格の名前出すのはあんまりしない方がいいと思ったので、投稿者の名前を出しました。
では、また次回お会いしましょう。

......あんまりキモいとか言わないでね。
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