憧れ崩れる砂   作:Aki47

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どうも皆さんAki47です。今回ほとんどクトゥルフ神話要素がなく、卓で出会ったキャラとの関わりが全てなので、そういうのを求めていない方は、まあ、見なくても良いかもしれないです......。
では、本編をどうぞ!


第弍話 可愛いは正義

突然だが、彼、西武砂鷲(せいぶすなわし)は元傭兵の便利屋である。ハードボイルドを目指し、両親の復讐のために日々依頼をこなす、そんなかっこいいやつなのである。

そんな彼が夢中になる人物が、この世には居ると言う。

 

ピンポーン

 

西武(せいぶ)の家のインターホンが鳴る。どうやら誰かが来たようだ。

 

「はい、今行きまーす」ガチャ

 

「よお西武(せいぶ)!」ニコッ

 

春希(はるき)春希(はるき)じゃねぇか!」

 

そう、彼が夢中になる人物とは、この男。桜井春希(さくらいはるき)である。

 

「どうしたんだ今日は急に。なんかあったのか?」

 

「いや?今日は無性に西武(せいぶ)の顔が見たくなって!あと......ちょっとだけ、勉強見て?」

 

「......しょうがないなぁ春希(はるき)は!」デレデレ

 

「全くもう!相変わらず春希(はるき)は可愛いなぁ!」なでなで

 

「撫でんな!全く......」///

 

「ははは、すまんすまん。さて、勉強だったな。なんの教科だ?」

 

「教科はね、数学!」

 

「ほお、数学!いやあ、おじさんも数学は苦手だからね。力になれるかは不安だけど、頑張るよ!」

 

「ありがとう!じゃあこれ見て!」

 

そう言って、春希(はるき)は九九表を出した。

 

「......これは?」

 

「九九表!最近俺九九が全部言えるようになったんだ!それにね、最近ことわざもちょっと覚えたんだ!」

 

「......ああ!偉いな春希(はるき)は!すごいぞ!!......それで、その覚えたっていうことわざを教えてくれないか?」

 

「ああ!確か......犬も木から落ちる!だろ!」ドヤッ

 

「......ああ、春希(はるき)はすごいな!」死んだ目

 

「だろ?」

 

「ああ。可愛すぎて泣けてきたよ。」なでなで

 

「だから撫でんな!」///

 

「ははは、悪い悪い。......なんかさっきも見たなこれ。」

 

「全く、撫でんなって言ってんのによ......」

 

「そうだ春希(はるき)、アイス食べるか?いろいろあるぞ?」

 

「ほんと!やったー!」

 

(嗚呼、今日も春希(はるき)は可愛い。きっと未来永劫可愛いぞ!)

 

「......なんか変なこと考えてない?」

 

「い、いや?そんなことないが??」

 

「......ふーん......まあいいや。じゃあアイス食べよー!」

 

「ああ、もちろんだ」

 

ピクッ

 

西武(せいぶ)がふと、何かに気づく。

 

「......すまん春希(はるき)。おじさんちょっと買い物行ってくるわ!!良い子で待ってろよ!」

 

「わかった。気を付けてな。あと、俺そんな子供じゃねえからな!」

 

春希(はるき)に見送られながら、西武(せいぶ)が外へと出る。

 

「......で、なんのようだ?スイレンさん。」

 

「いえいえ、ちょうどここの近くを通りかかったものですから。それに、あなたがまた一人で背負っていないかと心配になりまして。」

 

「......あんたが一番わかってんだろ。もう俺がそうできないってことくらい。」

 

「ええ。しかし、それでも心配にはなるのですよ?前なんて、いつの間にか子供になっていましたし......」

 

「それは忘れろ!!」

 

「おや、可愛かったのですがね......」

 

「ウルセェ!それに、こんなおじさんを可愛いとかやばいぞマジで。」

 

「知らないのですか?子供は皆可愛いのですよ。」

 

(......くそ、同じ持論持ってるから否定できない.....)

 

「......良いから帰った帰った!俺は今から春希(はるき)と勉強するんだよ。ほれ、出口はあっち。」

 

「はいはい、わかりましたよ。では、また教会にて。」

 

「......はあ、わぁったよ。じゃあ、また教会で。」

 

「......一応、感謝はしてるからな。」

 

「.......行ったか。全く、あれ以来あの人苦手なんだよなぁ......っと!やべ、春希(はるき)に買い物行ってくるって言ったから、何か買ってこねぇと!」

 

ダッシュでコンビニへと走っていく西武(せいぶ)

数分後......

 

ガチャリ

 

はあ、はあ、とりあえずファ○チキとコーラ買ってきた.....ぜ......

 

「zzz.....」

 

「......って、寝てやがる.......」

 

「......相変わらず、春希(はるき)は可愛いなぁ......初めて会った時から変わらず可愛いまんまだ。......まあ、あの時とは比べ物にならないくらい、強くなったけどな。.......ほんと、すごいよ。お前さんは。」なでなで

 

(......ヤッベ。西武(せいぶ)俺が寝てると勘違いしてる!に、にしても......そっか。強くなったか.....えへへ)/////

 

「......ん?なんか顔赤くないか?......気のせいか。」

 

(......./////そ、そろそろ起きよう!!そうしよう!)

 

「ふ、ふわぁ...」

 

「お!起きたか。大丈夫か春希(はるき)?だいぶ熟睡してたようだが。やっぱ疲れてんじゃねぇか?」

 

「だ、大丈夫!え、えーと、そうだ、何買ってきてくれたんだ?」

 

「ああ。とりあえずファ○チキとコーラを買ってきたぜ。これ食べながら勉強しようぜ。」

 

「ああ!じゃあとりあえずこれ教えてくれ!」

 

「おうよ。任せとけ。これはなぁ......」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「よし、今日はここまでにしておこう。そうだ春希(はるき)、さっき豚汁作ったんだが、食べてくか?」

 

「......いいの?」

 

「おう!そのために作ったからな!」

 

「じゃ、じゃあいただきます!」ヨダレタラー

 

「おう!美味しく食べてくれよ!」

 

テーブルに並べられる豚汁。そこからは湯気が立ち昇っており、出来立てホヤホヤであることが分かる。

 

「......美味しい!」パクパク

 

「そいつはよかった!」(......ま、またダークマターを作り出さなくてよかった......)

 

そう、彼は過去に春希(はるき)と初めて会った時、飯を作ろうとしてダークマターを作ったことがあり、それを食べたことで吐いたことがあるのだ。

そんなこんなで時は流れ......

 

「ふう、おいしかった!ごちそうさまでした!」

 

「はは、お粗末さん!じゃあ、もう日も落ちてきたし、今日はここで解散か?」

 

「...うん。じゃあ、またな!」

 

「おう。あと、なんか困ったことがあったら言えよ!おじさん、なんでも協力してあげるから!」

 

「あはは、ありがとう!バイバイ!」

 

......春希(はるき)が去っていく。沈みゆく太陽の方へと走り去っていく、最初に会った時と比べ、あまりにも強く逞しくなった背を見つめながら、その目には少しの憧れが映る。

 

「......はは、本当に、あいつは成長したな。おじさんなんかよりもよっぽどすごい。......全く!やっぱり春希(はるき)はすごいな!」

 

笑う。わらう。嗤う。それは何に対してなのか。誰に対してなのか。それはわからない。

成長していく春希(はるき)に対するものなのか。

あの時、復讐を誓った時から少しも成長していない自分自身(せいぶすなわし)に対するものなのか。

それとも、どちらでもないナニカなのか。

それはわからない。ただ一つ、言えることがある。それは.....

 

「全く!春希(はるき)はいつだって可愛くてすごいな!」

 

可愛いは正義だと言うことである。

 

「......春希、お前さんがこれからもずっと元気でいられるよう、俺はずっと願ってるからな。」

 

薄暗くなっていく街を背に、扉を閉める。善人を、(春希)をクズどもから守るため、彼は今日も依頼をこなす。

 

光を大切に想いながら.....




......どうでしたでしょうか、今回のお話は。自分なりに他の方のキャラのRPを頑張ってみたのですが、もしも何か違う!ってのがあれば変更致しますので、ちょくちょく内容が変化するかもしれません。
......あと、途中にあったダークマター云々はシナリオ中に本当にあった話です。あの時は辛かった......。
と言うことで、また次回お会いしましょう。では。
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