暴君忠長に転生したので、兄上のために日本列島をメンテします 〜SFチートのはずが、田んぼと水路と寺社ノードの保守係なんですが〜 作:パラレル・ゲーマー
朝。
重く冷たい綿布団の中で目覚めた俺は、ぼんやりと昨夜の出来事を反芻していた。
『ユーザーの農業環境改善意図を確認』
『江戸城周辺環境制御ノード、低出力モードで待機中』
『管理者権限候補、生体認証未完了』
暗闇に浮かび上がった、あの青白い文字列。
幻覚や夢だったとは思えない。
あまりにも無機質で、この江戸初期という時代にはそぐわない、現代……いや、未来的なシステムメッセージの輝きだった。
俺は布団から身を乗り出し、何もない宙を手で探ってみる。
だが、何度空を切っても、あの文字が再び現れることはなかった。
「……夢、じゃないよな。あの表示、完全にSFのやつだったし」
独り言が、冷たい隙間風に吸い込まれていく。
触れることもできないし、呼び出す方法もわからない。
懇切丁寧な説明書やチュートリアル画面があるわけでもない。
つまり、今の俺にできることは、結局のところアナログに「田んぼをいじること」だけらしい。
「SFチートで転生したはずなのに、最初のミッションが『種籾選び』ってどういうバランス調整だよ……」
小さくため息をつきつつも、俺の心は決まっていた。
とりあえず、米だ。
米を増やす。
豊作を当たり前にして、兄上である竹千代が将軍になったときのための強固な地盤を築く。
兄上が盤石になれば、俺という危険分子が無理に担ぎ上げられる隙もなくなり、結果として俺が生き残る。
完璧な自衛の策だ。
*
「塩と、卵を持て」
朝餉を済ませた直後、俺が言い放ったその一言で、周囲に控えていた侍女や小姓たちの動きがピタリと止まった。
「……塩、でございますか? 若君、いかようにお使いで?」
戸惑い顔で尋ねてきたのは、俺の身の回りの世話をしている年配の侍女だ。
「うむ。あと、種籾も要る。多めにな」
「種籾……? 卵をお召し上がりになられるのではなく?」
「食うのではない。水に浮かべるのだ」
「卵を、水に浮かべる……?」
侍女たちの間に、困惑のさざ波が広がっていく。
(現代なら理科の実験か何かで納得してくれるんだろうけど、江戸城じゃ無理もないか)
内心で苦笑しつつ、俺は記憶の糸を必死に手繰り寄せていた。
塩水選。
塩水を使って、中身がぎっしり詰まった優良な種籾だけを選別する農法。
だが、その詳細なやり方を、俺は思い出すことができない。
(確か、卵がプカプカ浮くくらいの塩水……だったよな? いや、沈むくらいだっけ?)
品種によって濃度が違うという話を聞いたような気もする。
そもそも、卵で塩水の比重を測るというのは、どの時代の、誰の知識だ?
農業系なろう小説?
ネット記事?
動画サイトの雑学チャンネル?
(やばい、知識が雑すぎる。これじゃチートじゃなくて、ただの思いつきだぞ)
焦りを悟られないよう、俺は努めて威厳のある態度を崩さず、用立てさせた塩と卵を抱えて城を出た。
*
春まだ浅い頃だった。
田は本格的な青さを帯びる前で、苗代の準備に人の手が入り始めている。
種籾を選び、苗を育て、やがて田へ移す。
米作りの一年は、すでに静かに動き出していた。
江戸近郊の御料地。
前回、田を見ただけで自分の知識の曖昧さを思い知らされた俺は、今回は一人で乗り込むのをやめた。
必要なのは、思いつきではない。
記録だ。
そのため、御料地の管理補助をしている帳面仕事の得意な若い武士を一人、同行させることにした。
小栗半兵衛。
勘定方や帳面仕事を得意とする下級武士で、年の頃は二十代半ば。
生真面目そうな顔立ちの彼は、明らかに「若君の思いつきに付き合わされる不運」を嘆いているような空気を漂わせていた。
「若君様。此度は、田で何をなさるおつもりでございましょうか」
道中、半兵衛が控えめに尋ねてきた。
「種籾を選ぶのだ」
「種籾でございますか。それならば、長年土をいじってきた百姓どもが、とうに選んでおりますが……」
「目利きに頼るのではない。もっと誰にでもわかる、確かな方法を試すのだ」
田に到着すると、前回と同じく、百姓の長である与平たちが待っていた。
だが、俺の足元に置かれた木桶と、大量の塩、そして卵を見るなり、与平の顔に深い皺が寄った。
「若君様……種籾をご覧になると仰せでしたが、その塩と卵は、一体何に?」
「種籾を塩水に入れるのだ。中身の詰まった良い籾は重く沈む。軽い籾は浮く。浮いたものを捨てて、沈んだものだけを田に蒔く」
俺の説明に、百姓たちの間からざわめきが起きた。
「塩水に種を?」
「そんなことをして、芽が出るのか?」
面白がる若い者もいれば、怪訝な顔をする年寄りもいる。
そんな中、与平が一歩前に出て、険しい声で言った。
「若君様。お言葉を返すようですが、塩は決して安きものではございませぬ。たかが種を選ぶために塩を溶かすなど、我ら百姓には贅沢が過ぎるというもの」
その言葉に、俺はハッとした。
(そうか……塩のコストか!)
現代のスーパーで手軽に買える塩とは違う。
この時代の塩は、命を支える大事な品だ。
海辺ならともかく、内陸へ運ぶには手間もかかる。
それを、水に溶かして捨てる?
正気の沙汰ではない。
(やらかした。現代の感覚で物事を進めようとしてた。城の財力でしか実現できない農法なんて、全国に広まるわけがないんだ)
俺は即座に自分の考えを修正した。
「……与平の申す通りだ。ゆえに、全てにこれを行うわけではない」
俺は田の一角を指差した。
「あの小さな一区画で、ほんの少しだけ試す。使う塩の代金は、全てこちらで持つ」
それでも、与平の表情は晴れなかった。
「若君様のお金ならばよい、という話ではございませぬ。我ら百姓が自らの手で真似できぬようなやり方では、結局のところ、田のためにはなりませぬ」
痛いところを突かれた。
まさに現場の知恵だ。
だが、この老人、ただの頑固者ではない。
本気で田んぼの未来を考えているからこその苦言だ。
「なるほど。ならば、極力少ない塩で済む塩梅を探らねばならんな」
俺が素直に肯定すると、与平は少し驚いたように瞬きをした。
*
実験が始まった。
木桶に水を張り、塩を少しずつ入れて溶かしていく。
そこに卵を沈め、塩分濃度を測る算段だ。
「よし、このくらいか……?」
卵を入れる。
沈んだ。
底の方で微動だにしない。
「……もう少し塩を入れよ」
さらに塩を足す。
卵が、ぷかっと水面に顔を出した。
しかし、どう見ても浮きすぎている。
「待て。これでは塩が濃すぎるのではないか? 水で薄めろ」
あちらを立てればこちらが立たず。
百姓たちが「あんなに塩を……」「種が枯れてしまうのでは」とひそひそ囁き合うのが聞こえる。
(やばい、俺、塩水選を完全に舐めてた)
濃度計もない。
温度計もない。
現代なら「比重何々」と言われれば一発で作れるものが、この時代では職人の勘に頼るしかないのだ。
(知識チートって言うけど、UIが不親切すぎるだろ!)
焦る俺の視界の端に、手持ち無沙汰にしている半兵衛の姿が入った。
彼の手には、筆と帳面が握られている。
「半兵衛!」
「は、はいっ!」
「桶に入れた塩の量を記せ。椀で何杯入れたかだ。それと、水の量もだ」
「塩と水の量、でございますか?」
「そうだ。卵がどう浮いたか、あるいは沈んだかも、細かく書き残せ」
半兵衛は目を丸くした。
「そのような細事まで、帳面に残すのでございますか?」
「残さねば、次に同じことができぬだろう。よい塩梅がわかったところで、それがどのくらいの濃さだったか忘れてしまっては意味がない」
俺の言葉に、半兵衛の目の色が変わった。
数字と記録の重要性を理解する算術の徒として、腑に落ちるものがあったのだろう。
筆を走らせる彼の手つきが、目に見えて素早くなった。
俺は、半兵衛に命じて桶をいくつか用意させた。
薄い塩水の桶。
中くらいの塩水の桶。
濃い塩水の桶。
そして、ただの水。
それぞれの桶に種籾を入れ、浮いたものと沈んだものに分けていく。
浮いた籾を手に取ってみると、確かに軽い。
指でつまむと、中身がスカスカなのがわかる。
だが、全てが駄目な籾というわけでもなさそうだった。
「若君様。その浮いた籾の中にも、土に下ろせば立派に芽を出すものはござりましょうな」
与平が、横から口を挟んできた。
「ああ、そうかもしれん。だから、これは捨てずに別の場所に蒔く」
「捨てぬので?」
「比較するのだ」
俺は与平に向き直った。
「沈んだ籾、浮いた籾、そしてお前たちが普段の目利きで選んだ籾。それぞれを同じように育ててみる。俺の言っていることが本当に正しいかどうかは……田に聞く」
俺の言葉に、与平は言葉を失った。
身分の高い者が「自分のやり方が絶対だ」と押し付けてくるのではなく、結果を「田に問う」と言ったのだ。
老百姓の頑なだった表情が、ほんの少しだけ和らいだように見えた。
*
「よし、では選んだ種籾を引き上げろ」
俺が指示を出すと、百姓たちが塩水から籾を掬い上げ始めた。
その時、与平が当然のように尋ねてきた。
「若君様。水に浸すこと自体はありましょう。されど、塩を溶かした水に入れた籾を、このまま苗代に下ろしてよろしいので?」
「…………」
俺の思考が、一瞬完全に停止した。
(待て。塩水に浸けた種籾を、そのまま? 塩分まみれで?)
背筋に冷たい汗が伝う。
(危ねえええええええ!!)
塩害という言葉があるように、塩は植物にとって猛毒になり得る。
塩水に浸けたまま放置すれば、発芽不良を起こすに決まっている。
(俺、今、現場の何気ない質問で自滅しかけたぞ! 雑知識の落とし穴こわっ!)
俺は慌てて、しかし表面上は冷静を装って指示を出した。
「……いや。きれいな水で洗う。しっかりと塩を落とすのだ」
与平が無言で頷き、若い百姓たちに指示を出す。
だが、ここでも新たな問題が発生した。
どの程度洗えばいいのか、基準がないのだ。
桶の水を替える回数も、洗う人間の力加減もバラバラになっている。
「半兵衛! 洗った回数も記せ! 水を替えた回数と、誰が洗ったかもだ!」
「種を洗うだけで、そこまで事細かに記録なさるのでございますか!?」
「たぶん、そこが失敗の原因になる!」
俺の叫びに、半兵衛は弾かれたように筆を動かした。
*
選別した種籾を、小さな区画に分けた苗代に蒔いていく。
「半兵衛、竹の札を用意しろ」
「はっ。いかようにいたしましょうか」
「区画ごとに印をつける。甲は与平たちが選んだもの。乙は薄い塩水で沈んだもの。丙は濃い塩水で沈んだもの。丁は浮いた籾。戊は塩水で選んだ後、何度も丁寧に洗ったもの。己は洗いが足りなかったものだ」
細かく指示を出すと、半兵衛は不思議そうな顔をした。
「わざわざ札など立てずとも、後で見れば育ち具合でわかるのではございませぬか?」
「分からなくなる。人間は絶対に忘れる生き物だ」
「御冗談を。自ら手塩にかけた田の育ちを忘れる者などおりますまい」
「いいや、俺は忘れる」
俺が真顔で断言すると、後ろで聞いていた与平が「ふっ」と小さく吹き出した。
若君という立場でありながら、自身の記憶力を全く信用せず、記録に頼ろうとする姿勢。
それが、現場の人間にとってはかえって人間臭く映ったのかもしれない。
*
田から城へ戻ると、早くも俺の行動が噂になっていた。
「お聞きになりまして? 国松様が、塩水と卵を使って種を選ばれたとか」
「百姓の田で泥にまみれることも厭わず、竹千代様の御世のためにと……」
「まこと、御器量だけでなく、御心まで優れておいでで……」
侍女たちの囁き声を聞くたびに、俺は内心で頭を抱えていた。
(まずい。変な美談に仕立て上げられようとしてる)
俺が欲しいのは「竹千代様を全力で支援する便利な弟」という評価であって、「竹千代様よりも民を思う素晴らしい若君」という神童ポイントではない。
母であるお江の方などは、「国松は民の暮らしにまで心を配るのですね」と手放しで喜んでいるらしいが、それが一番危険なのだ。
俺がどれだけ「兄上のため」と言っても、その真意が正しく伝わるとは限らない。
「竹千代様を支える弟」ではなく、「竹千代様より民を思う若君」という美談として独り歩きすれば、それはそのまま俺の首を絞める。
春日局の息のかかった者たちが、この噂をどう受け取るか。
考えるだけで胃が痛くなる。
*
噂がこれ以上拗れる前に、俺は自ら竹千代の元へ向かった。
竹千代は、書物から顔を上げ、静かな声で問いかけてきた。
「……塩水で、種を選んだと聞いたが」
俺は即座に平伏した。
「はい。兄上の御政道における御試みとして、いずれ整えたいと思っております」
「私の?」
「はい。兄上がいずれ天下を治められる時、米が増えれば民が安んじます。食が足りてこそ、天下は泰平になりましょう。これは、兄上のための礎にございます」
竹千代の表情が、複雑に歪んだ。
俺は常に彼を立てている。
だが、実際に知恵を出し、泥にまみれて動いているのは俺なのだ。
「お前は……」
竹千代が、ぽつりとこぼした。
「なぜ、そこまで私の世の話をする。お前自身が上に立つとは思わぬのか」
本当の理由は「殺されたくないから」だが、そんなことを言えるわけがない。
俺は、できる限り真摯な声を作って答えた。
「兄上が上に立たれねば、徳川は乱れます。弟が兄と争えば、家が裂けます。某は、それが嫌なのです。ただ、平穏に兄上をお支えしたいのです」
しんと静まり返る部屋。
竹千代はまだ幼いが、両親の偏愛や家臣たちの派閥争いなど、城内に渦巻く空気は嫌でも感じ取っているはずだ。
だからこそ、俺のこの言葉は、彼の心の柔らかい部分に刺さったに違いない。
しばらくの沈黙の後、竹千代は小さく言った。
「……ならば、私にも見せよ」
「田を、でございますか?」
「そうだ。お前が私の世のために何をしているのか、この目で確かめたい」
*
それから十数日後。
俺たちは再び御料地の苗代に立っていた。
結果から言えば、大成功とは呼べないものだった。
「なるほど……。沈んだ籾は、確かに芽の揃いがよいように見えますな」
与平が、土に顔を近づけるようにして苗を見比べる。
「だが、丙の区画は弱い。戊と同じく三度水を替えて洗ったはずでございますが、それでも乙や戊に比べると芽の勢いが落ちておりまする」
与平は、濃い塩水で選んだ丙の区画を指差した。
「つまり、洗いだけではございませぬ。塩水そのものが濃すぎても、種籾には負担になるのでございましょう」
俺は、思わず息を呑んだ。
記録がなければ、絶対に分からなかった。
もし丙の洗いが一度だけだったなら、発芽不良の原因は「洗い不足」としか判断できなかっただろう。
だが、丙は戊と同じ三度洗い。
それでも弱い。
つまり、濃すぎる塩水そのものが種籾を痛めた可能性が高い。
「そして何より……」
与平の指差す先、己の区画――洗いが足りなかった籾の区画は、明らかに芽吹きが悪く、枯れかけているものすらあった。
(危なかった。全部これになってたら、俺の首が物理的に飛んでたかもしれない)
俺は叫び出したいのを必死にこらえ、冷静に頷いた。
「つまり、塩水選は使える。だが、濃さと洗いが極めて重要だということだ」
横で帳面を開いていた半兵衛が、興奮した様子で声を上げた。
「若君! 洗いを三度、丁寧に行った戊の区画は、見事に発芽が揃っております! 逆に一度しか洗わなかった己の区画は悪い。記録しておらねば、この洗いの回数の違いには気づけませなんだ!」
(そう! それだよ半兵衛! 現代チートの真髄は知識そのものじゃない。観測と記録を通じた『改善』なんだよ!)
内心でガッツポーズを決めつつ、俺はあくまで控えめに言った。
「失敗も、こうして書き残してあれば次に役立つというものだ」
与平は、ゆっくりと立ち上がり、深く頭を下げた。
「若君様の手は、まだまだ粗うございます。到底、全ての田に広められるものではございませぬ」
厳しい言葉だったが、その目には以前のような呆れはなかった。
「だが……試す値打ちは、大いにありますな」
現場の長からの、一定の評価。
それは、俺にとって何よりも大きな勝利だった。
*
その夜。
行灯の明かりを頼りに、半兵衛がまとめた帳面の写しをめくりながら、俺は次の手を考えていた。
(塩水選の方向性は見えた。次は正条植えだ。苗を均等な間隔でまっすぐ植えるための、紐や道具の準備がいる。……なんか、どんどんやることが増えてないか?)
溜息をついた、その時だった。
再び、暗闇の中にあの青白い文字列が浮かび上がった。
『農業改善試験、初期結果を確認』
『種籾選別精度、前年度比改善見込み』
『環境制御ノード、補助観測モードを一部開放』
「えっ……?」
今度は、前回よりも長く文字が滞空している。
さらに、空間の空いた部分に、ぼんやりと光の網目のようなものが展開し始めた。
田んぼの水路や、土壌の養分らしきものを示す、簡易的な立体図面。
だが、ノイズがひどく、詳細までは読み取れない。
『警告:管理者権限未認証』
『表示精度、低』
『追加改善行動を推奨』
「……推奨するな。俺はまだ六歳だぞ」
思わずツッコミを入れると、図面と文字はふっと虚空に溶けて消えた。
俺は頭を抱えた。
(これ、俺が農業を改善するたびに、このシステムが反応するのか?)
(つまり、米チートを進めれば進めるほど、SF的な管理仕事も増えていくってことか?)
(KAMI様、話が違う。いや、嘘は吐いてないけど、絶対説明が足りてないだろ!)
塩水選の次は、正条植え。
だが、この時の俺はまだ知らなかった。
ただまっすぐに苗を植えるだけのその作業が、百姓たちの常識と、田んぼの泥と、徳川家中の政治をまとめて引っかき回すことになるのだと。
SFチートを使うために農業をしているのか。
それとも、農業をしたせいでSFチートのシステムに使われているのか。
だんだん分からなくなってきたぞ……。
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