ノルンさんと話しながら女子宿舎に向かう。
「私、貴方と同じくらいの妹がいるのよ」
「! そうなんですか」
「妹が調査兵団に入る…とか、こんな丁寧な敬語を使えるとは思えないから、リリアはすごく偉いのね」
「そうでしょうか…?」
「そうよ。地下街で生き抜いてきたんでしょう?とってもすごいことだと思うの」
珍しい。大体の人が地下街出身というだけで嫌な顔をしてくるのに、ノルンさんはすごいことだと褒めてくれた。こんな人が増えたらいいのになぁ。
「ありがとうございます。でも、私ずっとリヴァイ達に助けてもらでてばかりだったので…」
「そういえば、貴方とあの人達はどんな関係なの?」
「赤毛の女の子が私のお姉ちゃんで、リヴァイ__黒髪と茶髪の男の人は命の恩人です。小さい頃、襲われて、拐われそうになったところを助けてくれたんです」
「まぁ…!リヴァイっていう人、見た目は怖いけど優しいのね」
「そうなんです!態度はそっけないし目付きも悪いけど、ほんとはとっても優しいんです!!」
「ふふ、リリアはリヴァイのことが好きなのね」
「はい、皆大好きです」
そう答えると、ノルンさんはふんわりと微笑んだ。やっぱりノルンさんはいい人だ。ちゃんと内面まで見てくれそう。
「そういえば、敬語じゃなくてもいいわよ」
「え?でも…」
「先輩だからとか気にしないで。こんなに小さい子に敬語使わせるなんて、なんだか変な感じだし」
「じゃあ、わかりまし…わかった!」
「うん、子供はそれが丁度良いわ」
お姉ちゃんはお姉ちゃんだけど、ノルンさんはお姉さんって感じがする。なんて考えていたらあっという間に宿舎についた。ここよ、とノルンさんが立ち止まったのは一つのドアの前。
「個室…?」
「えぇ、本当なら大人数で同じ部屋を使うのだけれど、まだ小さいからって団長が個室使用の許可をくださったのよ」
「それはありがたい」
団長さん、いい人なんだろうな。見た目はちょっと怖かったけど、地下街の人々に比べればなんてことはないし。
ドアを開けて中には入ると、ベッドが二つ、左右対称に置かれ、真ん中には机があった。そして、壁には窓。今日初めて目にした、綺麗な青空が見える。
「貴方のお姉さんと一緒に使ってね」
「わかった」
「荷解き手伝おうか?」
「ううん、必要最低限の物しか持ってきてないから大丈夫!ありがとう」
「そう、じゃあ終わったら訓練場に来てね」
はーい、と返事するとノルンさんは手を振って出ていった。荷解きを終わらせ、お姉ちゃんが来てから訓練場に向かう。
いよいよ、調査兵団の訓練が始まる。
投稿少なくて申し訳なっしんぐ。
色々な作品を読みふけって勉強(と言う名のサボり)してました。
これからも頑張ります!
どちらが良いでしょうか?
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