オラリオにゲームみたいなダンジョンがあるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

13 / 13
ベル・クラネルと獅子王の旅 その1

ダンジョンから脱出したベルはその足でギルドに向かう、ギルドに辿り着くと周りの視線が自身に集まっているのに気付く。

 

「何か、人目があるような」

 

「そりゃあそんな格好してたらら人目も集めるでしょうよ」

 

独り言に返事が聞こえ周りを見回すとそこには世話になっているギルド職員のエイナ・チュールがいた。

 

「エイナさん」

 

「どうしたのベル君その格好、ライオンの革鎧……みたいだけど」

 

「はい、前にエイナさんに教えてもらった【巨塔ダンジョン】に行ってみたんですけど、そこで凄く強いライオンのモンスターを倒して、牙と革の武具を手に入れたんです」

 

「ライオンのモンスター?ベル君まさか上に行ったの?また無茶して……」

 

「い、行ってません!!ちょっと1階層で戦っただけです!!」

 

「そうなの?でもギルドの情報にライオンのモンスターが出るなんて話は聞いてないんだけど、レアモンスターだったのかな?」

 

「えっと、ユニークモンスターって表示が出てました」

 

「ユニークモンスター?それはちょっと話を聞かないとね、個室を取るからちょっと待ってて」

 

エイナはそう言うとカウンターの奥に引っ込み数分して戻って来るとベルを個室の1つに案内する。

 

「さて、それじゃあベル君の話を聞かせて」

 

エイナに促されベルは1階層で経験した事を全てエイナに話す。

 

「成る程、【セーフポイント】に【ユニークモンスター】【ユニークアイテム】に【ユニーク装備】そして【クエスト】これはかなり有用な情報を見つけてくれたかもね」

 

「え?これって知られてないんですか?」

 

「うん、私達が把握してる情報は精々【モンスターの種類】とか【ドロップアイテムが何か】とか位かな?上の方は知ってて何か事情があって隠してる場合もあるかもしれないけど少なくとも私はベル君の話してくれた事は知らなかったよ」

 

「そうですか」

 

「それで?ここだけの話その鎧と短剣どれくらい強いの?」

 

「あ、はい、どっちも攻撃力と防御力+25です」

 

「………………………………へ?」

 

「25です」

 

「ハァアアアアアアアアアアアアアアアア!?」

 

エイナは絶叫し慌てて自身の口を押さえる。それとほぼ同時に扉のドアを空け周りに人が居ない事を確認すると再び閉めベルに詰め寄る。

 

「本当に?」

 

「は、はい、そう表示されましたから間違いありません、あの、どうかしたんですか?」

 

「良いベル君、あのダンジョンから発見された武器はね、最高でも30なの、それも攻撃力に特化した大剣」

 

「あ」

 

そこで漸くベルも手の中にある武器の凄さを理解する。

 

「まぁ、まだ公式記録では最高到達階層は【5階層】らしいしもっと攻略が進めば更に強い武器が出てくるかも知れないけど、暫くはその短剣の強さは口外しない方が良いよ」

 

「分かりました。ありがとう御座いました」

 

「うん、じゃあ気を付けてね」

 

ベルはエイナに一礼すると元気に街を走り出した。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

オラリオで娯楽革命を(作者:寝心地)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

オラリオでテレビゲームとか携帯ゲームとかカードゲームとか作って売っちゃう話。▼ダンまちにゲームキャラが転生とかゲームキャラで転生とかはあるけどゲームその物がオラリオにあるのって見ないなぁ〜と思って作りました。▼


総合評価:2902/評価:7.37/連載:101話/更新日時:2026年06月10日(水) 10:00 小説情報

異常過ぎるのは間違っているだろうか?(作者:ダーク・シリウス)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

冒険者として生活をする事になったとある並行世界の兵藤一誠を知った神々と冒険者。▼色々無視できないことばかりするので・・・・・。▼「イッセー! ワシと覗きに行くぞ!」▼「お前はお前を愛する女を裏切らなきゃいいんだよ!」▼「なぁなぁ、なーんか楽しい事しようやー」▼「どんな手を使ってでもあなたは私のオーズにするわ」▼「炉の炎に照らされるあなた横顔と鎚の音を見聞きす…


総合評価:808/評価:7.68/連載:13話/更新日時:2026年06月10日(水) 00:00 小説情報

ダンジョンに儲けを求めて何が悪い!(作者:ケツアゴ)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

世の中は金だ、何をするにも、何を守るにも必要となって来る。だから……足元を見てボッタクリ商売したって間違ってないんだな、此が。▼おーい、その呆れ顔は止めろ、リリルカ。兄ちゃんだって傷付くぞ?


総合評価:2169/評価:6.97/連載:65話/更新日時:2026年05月14日(木) 23:19 小説情報

ダンジョン潜って5年、地上に出たら色々変わってました。(作者:一般通過社会人)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

ダンジョンで5年過ごした主人公がやらかす、ドタバタコメディ!(なお周りは曇る模様。)


総合評価:1690/評価:7.06/連載:20話/更新日時:2026年06月06日(土) 13:10 小説情報

英雄になれない元勇者(作者:ダンまち=スキー)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

異世界に召喚されて邪神を討ち滅ぼした勇者。▼しかしそんな彼を待ち受けていたのは元の世界に帰れないという最悪の結末。家族にも友人にも会えず絶望していた彼に対し、それを哀れんだ女神が提案したのは、本来なら存在したナニカが失われた不完全な世界への転生。▼主人公(ベル・クラネル)の存在しない世界で主人公(ベル・クラネル)と同じ容姿を与えられた元勇者は、英雄を目指し迷…


総合評価:5737/評価:8.14/連載:26話/更新日時:2026年06月01日(月) 09:10 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>