誰かを守ることさえできれば……(鬼滅の刃:互いの決意)   作:つねお あきら

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【設定資料 11篇】地蔵菩薩が鬼鬼殺隊の血鬼術保有量を増やした権能の理由

元々この小説では、継国巌勝が「捕食の権能」を得て周囲の鬼たちに分け与え、その境地に応じて血鬼術の保有量が増えるという展開で進めていました。(韓国のサイトで連載中の作品をリメイクしており、日韓両国で時差はあれど同一の内容で展開する予定です。)

 

しかし、リワークの過程で生まれた新たな設定として、地蔵菩薩が巌勝のみに捕食の権能を与えるのではなく、「鬼鬼殺隊」に属する鬼は、基本として血鬼術を2つずつ保有するというコンセプトに変更しました。

 

併せて、鬼の境地に関してもリワークを行い、鬼の「痣」に関する設定を追加しました。鬼鬼殺隊に属する鬼たちは、人間時代に既に痣を発現していたか、あるいは鬼となってから条件を満たすことで痣を得る形式へとコンセプトが変化しました。そのため、痣を持っているからといって(もちろん、半神に至るための礎ではありますが)血鬼術の保有量が増えるわけではありません。詳細については「鬼の境地」に関する資料をご参照ください。

 

突然の設定変更に読者の皆様が戸惑われるかもしれないと考え、その理由の妥当性を説明するために、今回の告知を執筆いたしました。何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

 

鬼鬼殺隊全員が捕食の力を持ち、境地に応じて血鬼術を保有するようになった理由は以下の通りです。

 

 

第一に、巌勝が一人で個別に血鬼術を分け与えるのはあまりに非効率であり、何より無惨配下の鬼たちとの差別化を図るためです。本小説において無惨は、原作よりもさらに悪辣に日本全土へ鬼を放ち、太陽の克服という不老不死の目標のために動きます。人間である鬼殺隊の体力や数だけでは、無尽蔵に量産される無惨の勢力を抑え込むことは難しいため、体力が無限に近い「鬼鬼殺隊」が彼らを処理する役割を担います。これらの鬼を効率的に討伐するには既存の血鬼術だけでは限界があると考えました。彼らの数は少なくても、その役割は非常に大きなものとなります。

 

第二に、これほど多くの血鬼術を保有する以上、相対する無惨の知能と力もより強大に浮き彫りになるべきだと判断しました。最近無惨が開発した「黒い仏像」のような対鬼決戦兵器で血鬼術を封印する状況は、既存の転生ルートでは考えられなかったことです(巌勝のような強力な鬼を制御するには血鬼術の封印は必須だからです)。しかし、無惨が持つ最大の武器である「知識」を活かせば、このような武器を開発する必然性は誰よりも理解していたはずです。

 

特に、原作では縁壱にのみ圧倒された無惨ですが、本小説では縁壱以前に共同鬼月主である巌勝と、同等の上弦を作るべくウイハナにも力を授けました。しかし、属性剣の威力によって長い年月を経てようやく力を回復した点から、無惨にとって彼らを相手にするには手段を選ばないという結論に達したのです。特に共同鬼月主よりも先に頸を克服し、参首免疫に至って半神級の力を持つ無惨のパワーは、原作よりも数倍に引き上げることが妥当だと感じました。

 

このような設定の追加により、ウイハナも中盤までは黒い仏像によって予知眼を奪われたように、狛治や恋雪が血鬼術を封印されることは非常に大きなペナルティとなります。そのため、鬼鬼殺隊に基本として血鬼術を1つずつ追加保有させることで、無惨や十二鬼月を相手にする際、パワーバランスを調整しました。

 

個人的な考えとしては、共同鬼月主たちは既に十分すぎるほどの強さを持っているため、予知眼を奪われたとしても、圧倒的な「透き通る世界」は血鬼術ではないため、ウイハナと巌勝はこのままで十分ではないかと考えています。巌勝が初期に持っていた「場所と人物の創造」という能力は、ウイハナと共に人間鬼殺隊の選別試験の場を提供したり、黄金世代である「柱」たちの実力を引き上げるという相乗効果をもたらしており、現時点では十分であると判断しています。

 




───

【あとがき】

無惨および上弦の鬼たちのプロフィールを掲載する前に、物語の妥当性に関する設定をようやく提示することができました。次編こそは、いよいよ無惨と上弦の鬼たちのプロフィールで皆様にお会いしたいと思います。いつも読んでくださる読者の皆様に、心より感謝申し上げます!
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