誰かを守ることさえできれば……(鬼滅の刃:互いの決意)   作:つねお あきら

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【設定資料 2篇】「回帰丸」と「水晶玉」、そして鬼殺隊組織体系と運営隊律の再構築

1. 地蔵菩薩より授かりし「回帰丸」と「水晶玉」の機能

継国巌勝(ミチカツ)が鬼としての生を終え、黒死牟として地獄へ堕ちた際、その地獄にて地蔵菩薩の提案を受け入れたことで得た特殊な道具の機能は以下の通りである。

 

① 水晶玉(すいしょうだま)

 

連絡機能:

総計6個で構成されており、それぞれが1個ずつ手にした状態で各自の呼吸を繰り出すことで、脳内で相手と会話を交わすことができる。互いがどこに離れていようともリアルタイムでの通信が可能。 (※作中において、水晶の固有の色は青色であるが、あえて作中で直接言及されることはない。)

 

危機探知機能:

2段階の色彩変化によって危機の度合いを知らせる。

 

【第1段階:橙色(オレンジ)】ある程度の危機が迫っている状態。

 

【第2段階:真紅(赤)】致命的かつ破滅的な危機が目の前に迫っている状態。

 

② 回帰丸(かいきがん)

 

効果:

巌勝の幼少期である「7歳」の時点へと時間を巻き戻し、回帰させる。その際、前世において人間および鬼として積み重ねた経験値、戦闘の記憶、武功の心得はすべて肉体に維持された状態で戻るため、巌勝は前世を遥かに延びる速度で神速の成長を遂げることが可能となる。

 

2. 鬼殺隊(きさつたい)組織体系および運営隊律 最終設定集

「我らは陰にて魔を滅し、陽にて人々の幸福と安寧を守る刃なり」

 

日本政府の情報部が公式に認可した、国家公認の「陰の特殊機関」。原作における不条理かつ残虐なシステムを全面撤廃し、現代的・合理的・エリート軍隊型の構造へと生まれ変わった鬼殺隊の最終形態。

 

① 最高統治および政府公助システム(江戸時代~)

 

最高当主: 産屋敷家(全体の行政および政務を総括)

 

日本政府情報部との相互協定(等価交換):

 

鬼殺隊側の報償: 産屋敷家が固有に持つ先天的「未来予知(先見の明)」の能力を活用し、地震や火山噴火などの国家的大災害を事前に予言して政府に伝達する。(これにより、世界征服を企む悪意がない限り、政府から全幅の支援を受ける。)

 

政府側の報償: 始まりの鬼である鬼舞辻無惨によって引き起こされる人々の不安を払拭するため、鬼殺隊の存在を陰ながら公式に認可する。これにより、鬼殺隊は「廃刀令」の処罰対象から完全に除外され、警察や軍部隊に原因不明の大規模失踪・怪死事件(鬼の仕業)が認知され次第、即座に鬼殺隊へダイレクトに情報が移管される。

 

公権力との結合および身分保証:

隊員たちには「政府公認の秘密身分証明書」が支給される。一般の軍・警はこの証票を確認した時点で取り締まりを免除し、現場の統制に全面的に協力しなければならない。ただし、一般の軍隊を鬼との戦闘に直接投入することは禁止される(呼吸を学んでいない一般人は鬼の餌食になるだけであるため、戦闘は呼吸を修めた隊員のみが遂行する)。

 

② 鬼殺隊・両大戦闘部隊の二元化

鬼殺隊の戦闘戦力は、その性質と生理体系に応じて「人間部隊」と「鬼部隊」に明确に分離され、それぞれが独立した指揮官体系を持つ。

特に「鬼の鬼殺隊」の存在は、原則として人間の鬼殺隊の「柱」級以上の者のみが知る権限を有する。

人間の隊員の多くは、愛する家族、友人、恋人を鬼に惨殺された「復讐心」を動機に入隊しているため、味方に鬼がいると知れば、当主や鬼殺隊本部に対する反発が爆発しかねないためである。

しかし、このような人間的な葛藤の裏で、鬼の鬼殺隊は黙々と日本列島を迅速に駆け巡り、無惨の配下の鬼たちを討伐する任務を遂行し続けた。その結果、黄金世代が登場する以前の柱たちでさえ彼らの献身に感服し、彼らに命を救われた一般隊員たちも、時代の経過とともに敵対心や嫌悪感を劇的に減少させていくこととなる。

 

Ⅰ. 人間鬼殺隊(にんげん きさつたい)

 

最高指揮官: 柱(はしら)

 

概要: 純粋な人間の闘志と呼吸法を武器に、戦線最前線で獅子奮迅の活躍を見せる精鋭部隊。

 

Ⅱ. 鬼鬼殺隊(おに きさつたい)

 

最高指揮官: 共同鬼月主(きげつしゅ ─ 継国巌勝 & 宇井華)

 

概要: 無惨の呪縛(支配の連鎖)を脱し、鬼月主夫婦の血を引き継いだ鬼たちで構成された超人戦力部隊。政府情報部にもその全貌は明かされず、文字通り人々の「夜」の安全を絶対的に守護する。

 

鬼鬼殺隊 固有の生理体系:

 

人喰いの排除: 無惨の鬼たちとは異なり、人間と同じ一般的な食事(米など)や水を摂取して生命を維持する。

 

成長メカニズム: 通常の食事の摂取と、地道な武功の鍛錬によって血鬼術と肉体を強化する。(※人喰いに比べると戦力上昇の効率はやや劣るため、より血の滲むような努力が要求される。)必要であれば、食事を摂らずとも極限の鍛錬のみで強くなることも十分に可能。

 

最終進化(太陽克服): 第1次覚醒(斬首免疫)の状態で、【青い彼岸花の蓄積 + 日の呼吸の使い手の血の譲受】を満たして最終境界に達すると、不老不死の「神」の位に登り、摂食を一切必要としない無限の動力を得る。(※ただし、竈門禰 豆子は眠りによって栄養を補給する体質であり、刀鍛冶の里編にて太陽を克服した『特殊例外個体』であり、神の境界には該当しない。)

 

③ 新たなる「仮想選別試験(かそうせんべつしえん)」

原作の非人道的かつ無謀な人材の使い捨てを防ぐため、鬼月主・巌勝の能力を基盤に完全改変されたシミュレーション実戦試験。

 

試験前の留意事項: 育手(そだて)を通じて鬼殺隊本部に赴いた候補生たちは、一定期間、各々に適した呼吸法を体系的に学ぶ。試験前に日輪刀、隊服、藤の花の匂い袋、食糧が基本支給される。

 

鬼月主の仮想空間: 鬼月主・巌勝が構築した特殊な空間の内部で、彼が数百年の歴史の中で戦ってきた鬼たちを狩る実戦形式の試験。候補生たちは実力を証明しつつも、決して「死亡することはない」。

 

命綱の「紋様(マーク)」システム: 鬼月主本人が、候補生たちの肉体に3つの紋様を刻み込む。実戦さながらの緊迫感を与えつつ、鬼から致命傷を受けるたびに紋様が1つずつ消滅する。3つすべてが消失した時点で即座に仮想世界から強制退場となり、候補生としての資格は剥奪される。

 

試験の時期: 1年に2回、春(4月)と秋(9月)に執り行われる。脱落しても再試験が可能であり、次の試験までの間に本部や育手の元で不足している部分を体系的に補完する時間が与えられる。

 

合格条件(制限時間1日の間に、以下のいずれかを達成):

 

【第1段階区域:一般の鬼】最低10体以上の討伐で合格。

 

【第2段階区域:血鬼術を使用する鬼】最低2体以上の討伐で合格。

 

④ 破格の報償および福利厚生体系

これは「人間鬼殺隊」と「鬼鬼殺隊」が完全に同等の待遇を受けることを原則として合意されている。

 

隊員の基本給: 隊員に昇格した瞬間、基本装備のほかに月額60万シリング(円)という破格の基本給が支給され、鬼を追加で討伐した場合は別途の成果給(追加手当)が支給される。

 

柱の基本給: 柱に昇格した瞬間、必要なだけの財を「無制限」に受給できる。各自の邸宅(柱屋敷)が与えられ、継子を育成したり、雑務をこなす人員を雇用するなどの財政的支援も非常に手厚い。優れた才能と血の滲む努力によって認められた傑物たちであるため、それに見合う尊敬と優遇を受けるべきであるという歴代当主たちの主張に基づいている。そのため、一般隊員たちもこの特権に対して不満を抱くどころか、むしろ強く支持している。

 

遺族および家族の保証制度: 隊員の家族には不自由のない食糧や衣服が支援され、蝶屋敷の医療およびリハビリサービスを生涯無料で受けることができる。隊員が任務中に殉職した場合でも、遺された遺族にはこのすべての福祉が永久に同一保証されるため、隊員たちは後顧の憂いなく鬼狩りの任務にのみ専念できる。

 

⑤ 階級の簡素化および後方支援部局

従来の煩雑な十段階の階級を全面撤廃し、直感的で効率的な軍隊式体系に改編。

 

公式階級: 【 鬼月主 / 柱(最高指揮官) ➔ 隊員 ➔ 後方補助部隊 】

 

隊員内の指揮称号の二分化:

 

一般隊員: 選別試験を突破したばかりの新入および一般的な隊員。

 

先任隊長(せんにんたいちょう): 討伐実績と実力を認められ、現場の指揮権を持つベテラン隊員。実力がわずかに劣る場合であっても、隊員たちの間で人望と支持が極めて厚い場合は、現場の指揮権を持つことができる。ただし、基本的には鬼の討伐経験と呼吸の練度が最優先されるのが大原則である。柱(はしら)が不在の戦場や、班ごとの任務において指揮官の役割を遂行する。

 

継子(つぐこ): 隊員の中で最も才能と誠実さを兼ね備えた人材であり、柱が独自に抜擢する。最優先で柱の一対一の指導と戦闘の助言を受ける特権を享受する。

 

刀匠(とうしょう)部隊: 鬼殺隊の唯一無二の武器である「日輪刀」を専門的に製作・修理する中核技術者集団。彼らの居住する里の場所は、「隠」部隊の中でも極めて一握りの者しか知らないほどの超一級国家機密として維持されている。

 

保安システム(珠世の結界): 原作の設定通り、極少数の「隠」部隊のみが位置を把握できる隠密な場所に拠点を構築。さらに珠世が特殊な陣法と超越的な「幻術の結界」を里全体に施したことで、無惨や十二鬼月を含む敵の鬼たちが物理的・精神的に絶対に出没・侵入できない完璧な鉄壁の要塞とした。

 

隠(かくし)部隊: 志願者に加え、選別試験の退場者(脱落者)の中で闘志が尽いていない者を積極的に受け入れ、「精鋭補助隊」へと転換する。呼吸法の基礎を身につけている人員であるため、遺体の収容、戦場の隠蔽、大戦争時における民間人の避難および移住任務を公権力と合同で遂行することもあるが、大半は独自に一糸乱れぬ統率で遂行する。

 

蝶屋敷(ちょうやしき): 医療、看護、およびリハビリを専門とする人員を鬼殺隊が別途採用・運営する独立専門医療機関。なお、この屋敷に滞在している間、隊員とその家族の宿食は基本的にすべて無料である。

 

⑥ 隊律(たいりつ)および司法体系

 

私刑の禁止および監察: 人材の浪費を防ぎ、士気の低下を防止するため、私的な報復および死刑は原則として禁止し、罪に相応する妥当な刑罰を科す。このため、内部の司法機関である「鬼月監察部」を新設し、規律違反を公正に調査する。この監察部は、産屋敷家の当主の正妻が歴代引き継いで統括する。

 

鬼への堕落時の即時処断: 隊員が身内を殺害することが許される唯一 of 例外は、隊員が鬼に堕落し、理性を失って味方に牙を剥いた時のみである。極めて一部の例外を除き、鬼に身を落とした隊員は容赦なく斬殺される。

 

切腹の悪習撤廃および結者解之(けっしゃげし): 柱や育手の後継者・弟子が鬼に堕落した場合であっても、師匠が連帯責任として切腹する悪習を完全に禁止する。その代わり、師匠は鬼に堕落してしまった元弟子を自身の不祥事として自らの手で捜し出し、斬殺しなければならない「結者解之(自分で始めたことを自分で終わらせる)の義務」を負う。

 

⑦ 柱(はしら)への昇格条件

 

一般の鬼を50体以上討伐。

 

十二鬼月の討伐。(※一対一の単独撃破だけでなく、共闘であっても多大な功績があると認められれば認可される。)

 

多数決昇格制:柱の席が空席となった際、該当する柱の「継子」が柱級の技量に達していると判断された場合、柱合会議における多数決の原則によって昇格を決定する。もし適任者が不在の場合は、先任隊長の中から1名を「臨時柱代行」に任命し、共同鬼月主が特別指導(個別授業)を行って迅速に戦力を埋める。

 

⑧ 未成年(年少)隊員の保護および参戦制限規定

 

方針: 年齢に関わらず能力さえあれば最前線に投入していた原作とは異なり、年齢が若すぎる隊員は出撃よりも本部および育手の保護下で訓練と成長に集中するよう、鬼殺隊と鬼鬼殺隊が強力に推奨する。

 

参戦最小年齢: 実戦任務に投入され得る最小年齢は「16歳以上」に制限する。

 

例外条項(天才有望株の救済および保護対策): 16歳未満でありながら、鬼を十分に狩る能力を持ち、対練(手合わせ)において圧倒的な成果を上げた「天才」の場合、共同鬼月主(巌勝&宇井華)による特別審査を行う。二人が揃って「満場一致」で許可を出し、公式推薦書を獲得した場合にのみ、例外的に参戦が認められる。

 

安全同行の義務: ただし、これらの天才有望株たちが未熟さゆえに早期戦死するという甚大な人材損失を防ぐため、未成年隊員が実戦任務に赴く際は、必ず1名のベテラン「鬼鬼殺隊員」が同行することを法的に義務付ける。




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【あとがき】
読者の皆様、こんにちは。
まずは設定資料から優先して順次投稿してまいりますので、本編までもうしばらくお待ちいただけますと幸いです。
いつも作品を読んでくださる皆様には、心より感謝しております。
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