誰かを守ることさえできれば……(鬼滅の刃:互いの決意)   作:つねお あきら

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【設定資料 9篇】各種血鬼術の整理・第一篇(鬼鬼殺隊編)―強力なネタバレの記録 (血鬼術の追加は小説の展開に合わせて更新していきます。)

血鬼術の保有制限と進化の法則

 

基本原則:鬼滅の刃の世界観において、鬼舞辻無惨を除く全ての鬼は、原則として「1つ」の血鬼術のみを所持できる。

 

鬼の始祖の例外:「鬼の始祖」である無惨は、その特殊性から複数の血鬼術を保持することが可能である。

 

「鬼鬼殺隊」の特例:本小説の設定において、鬼鬼殺隊に所属する鬼たちは、基本として「2つ」の血鬼術を保有する。

 

境地による保有量の増加:修練と覚醒の段階に応じて、所持できる血鬼術の数は以下のように増大する。

 

鬼鬼殺隊(上弦級):2つ

 

第1次覚醒(頸を克服した半神の境地):3つ

 

第2次覚醒(太陽を克服した神の境地):4つ

 

 

 

1. 継国巌勝(つぎくに みちかつ)(現在保有血鬼術:2個)

 

人間時代に自ら編み出した「月の呼吸」と結合し、より凶悪な破壊力を誇る。しかし、強くなるために人を喰らう無惨配下の鬼たちとは異なり、「無惨とその勢力から人間と後代を守る守護的用途」へと大転換された形態を呈している。

 

第1血鬼術:身体変形(魔剣術および物理斬撃の極致)

 

特徴:自身の細胞、骨、肉を自在に変形させる能力である。人間時代に有していた痣と、始まりの呼吸世代の「柱」級剣士の技量が鬼の身体能力と結合し、最強にして凶悪な魔剣術として完成された。大きく3つの応用形態に区分される。

 

1)虚哭神去(きょこくかみさり)

 

概要:原作のように日輪刀を捨てたのではなく、日輪刀が巌勝の全身と心を焼き尽くす固い意志に呼応して「赫刀」として発現。これが巌勝の骨と肉(肉片)と完璧に結合し、第1次覚醒を経て硬度と強度が極限まで上昇した魔剣である。

 

特徴:巌勝本人の肉体は、この日輪刀(赫刀)の成分に完璧な免疫を持つ。柄や紫色の刀身の至る所には血管の紋様と無数の眼球が宿っており、破損時には即座に修復および刀身の変形が可能であるため、武器を破壊する戦術は通用しない。距離を置いて大技を放つ際は、大太刀よりも長い4つ叉の刃へと伸長させて使用する。

 

自律と感応:原作とは異なり、赫刀を発現したことで宇井華の「先駆滅魔刀」のように自意識を持つ。主人の感情に共鳴して剣が鳴動(剣鳴)し、最も繊細に反応する。

 

叙事的な意味:「神が去る(尊い人物の死)」という意味を持つ「神去(かみさり)」の名は、弟の縁壱が平凡な幸福を享受して自然死したことへの安堵感、そして宇井華を含めた三人で鍛錬していた平和な幸福が壊れたことへの虚無感と悲しみが投影された、巌勝の愛情の証である。

 

2)三日月斬撃(みかづきざんげき)

 

概要:虚哭神去から放たれる血鬼術による斬撃。空間歪曲や特殊能力といった付加効果を持たず、純粋な圧倒的物理力のみで頂点に達した斬撃である。

 

特徴:準備動作が一切存在しない「ゼロモーション」で四方八方に射出されるため、予測が不可能。通常攻撃を繰り出すたびに、数十個の不規則な三日月型の斬撃がサイズを自在に変えながら追尾し、あるいは空から降り注ぐなど、千変万化の軌跡を描く。

 

赫刀化の演出:巌勝が赫刀を発現させると、これらの三日月斬撃の色が黒紅色に変化する。赫刀の気配が内包されることで、敵の鬼に激しい苦痛とともに致命的な再生阻害を引き起こす。

 

3)全身抜刀(ぜんしんばっとう)

 

概要:全身から無数の刃を一斉に引き抜き、四方八方へ強烈な切削力の斬撃を浴びせる、絶対的な広域殲滅技。

 

特徴:予備動作なしに数十本の刃が同時に斬撃を放出するため、接近した敵には回避不能な乱れ切りを見舞う。巌勝の全方位防御および攻撃手段として機能する。

 

【設定資料 9篇】各種血鬼術の整理・第一篇(鬼鬼殺隊編)―強力なネタバレの記録

 

(血鬼術の追加は小説の展開に合わせて更新していきます。)

 

2. 第2血鬼術:無間演武(むかんえんぶ)

(旧保有者:病魂(やまい たましい))

 

概要:無惨が作り出した最初の「下弦の壱」であった病魂を討ち取り、その能力を吸収したことで獲得した血鬼術。鬼鬼殺隊のパラダイムを塗り替えた、「味方育成および実力培養特化型」の固有権能である。

 

特性:無限城に対抗する独立した巨大な演武空間を創造し、巌勝が生き抜いてきた時代を完璧に再現する。巌勝が400年間蓄積してきた記憶の中にある最強の剣士や鬼を、実体のない虚像(殺害すれば塵のように消滅する)として召喚し、隊員たちと対峙させる。

 

鬼殺隊育成および培養システム(補完):

 

絶対安全装置を搭載した模擬戦:空間内で虚像と戦う際、「本当に死ぬかもしれないという極度の恐怖と実戦感覚」は100%体験させる。しかし、頸を斬られたり致命傷を負ったりした瞬間、現実の肉体は安全に保存されたまま、精神的疲労だけを抱えて空間外へ復帰する仕組みである。これにより、隊員たちの限界突破(痣、透き通る世界の発現)を最も安全に誘導する。

 

カスタマイズされた難易度およびデータマッチング:巌勝が記憶する過去の最強の剣士や鬼たちの戦闘パターンを、隊員たちのレベルや呼吸の相性に合わせて最適化し召喚する。柱や一般隊員たちが大規模に入場し、上弦の鬼たちの連携プレイに対処する「集団戦術合同訓練」も可能である。

 

叙事的な成果:原作における人間を磨り潰すような非人間的な最終選別を完璧に代替し、鬼殺隊員の生存率を最大化しつつ、実戦経験と技量を爆発的に向上させる偉大な教育的成果をもたらした。

 

 

 

2. 恒吉宇井華(つねよし ういはな)(現在保有血鬼術:1個)

第1血鬼術:叡智眼(えいちがん) — 因果視(いんがし)

 

特徴:自身と敵の10秒後の未来を完璧に見通す血鬼術である。単純な身体透視の境地である「透き通る世界」とは異なり、大気中に「10秒後に敵の攻撃が通過する因果の軌跡と残像」を銀白色の線として先読みする、超越的な因果予測能力。

 

調和心法(属性)および剣法とのシナジー:

 

先制的な属性罠の設置:敵が10秒後に位置する場所や攻撃軌跡を事前に把握し、その通り道に調和心法の12種類の属性(火、氷、雷など)の剛気をあらかじめ展開するか、剣法の初式をチャージする。敵は自身の未来の軌跡通りに動いた結果、宇井華が仕掛けた属性カウンターに自ら踏み込むことになる。

 

先駆滅魔刀(せんくめつまとう)射出連携:第15型『銘魔因果斬』の核となる骨子である。敵が油断して踏み込む未来の瞬間を叡智眼で捕捉し、そのタイミングに合わせて身体内部に隠した環頭大刀(かんとうだいとう)を、敵の死角や体内から正確に射出し、その構造を粉砕する。

 

覚醒段階に伴うリスクおよび進化過程(最終版):

 

現在状態【第1次覚醒・半神(はんしん)】:鬼化と同時に第1次覚醒を成し遂げたため、肉体的な体力と再生力は無限に等しい。したがって眼球損傷のような身体的リスクは一切存在せず、長時間開放した際に10秒後の膨大な因果を同時処理することから来る「精神的な疲労感」のみが存在する。これは戦闘中に一時的に叡智眼を閉じ、純粋な剣術のフィジカルで戦って休息をとれば瞬時に回復する。

 

最終局面【第2次覚醒・神(しん)】(予定):太陽を克服し、完全な神格に至れば、この精神的な疲労感(リスク)さえも完璧に消滅する。叡智眼がいかなる制約も受けない「常時発現(パッシブ)」状態となり、無惨の超高速変則攻撃さえも呼吸をするかのように軽々と見抜き、蹂躙する絶対的な頂点に到達する。

 

 

 

3. 素山白磁(そやま はくじ)(現在保有血鬼術:1個)

特徴:人間性を保つ「鬼鬼殺隊」の一員として、慶蔵師範から学んだ素流道場の武術を基盤としている。鬼としての肉体鍛錬を経て、体外へ凄まじい威力の「拳罡(けんこう)」および「剛気(ごうき)」を放出する肉弾格闘の極致である。(技名の由来は、恋人である恋雪と共に見た花火の記憶に基づいている。)

 

第1血鬼術:破壊殺(はかいさつ) · 術式展開

 

術式展開 · 破壊殺「羅針(らしん)」

 

概要:白磁の前人未到の戦闘力を支える、中枢的な自己強化技術。強力な足踏みと共に足元に恋人・恋雪の髪飾りを象徴する雪の結晶型のコンパス領域を展開する。範囲内の敵が発する闘気(殺気)を磁石のように感知し、攻撃と回避の精度を極限まで引き上げる。

 

透き通る世界への覚醒および消滅の演出

 

物語の後半、白磁が痣と透き通る世界を完璧に体得し、鬼として到達し得る至高の境地に達した瞬間、生涯頼りにしてきた足元の雪の結晶型「羅針」の陣が音もなく溶け去るように消滅する演出が発生する。「技術」という血鬼術の枠組みを自ら手放し、比較にならない超絶的な攻撃および回避能力をパッシブとして行使する、完璧な武人としての「救い」を象徴している。

 

3. 素山白磁(そやま はくじ)— 破壊殺 技術表(権式7種 / 脚式7種 / 終式1種)

[権式(拳式)および遠距離技術 — 全7種(一部記載)]

1)破壊殺 · 空式(くうしき)

 

概要:虚空へ拳を突き出し、凄まじい速度の「拳罡(けんこう)」を乱射する技術。現世の白磁は単なる衝撃波を超え、上位互換である高密度の拳罡を射出する射程距離の長い遠距離技術として使用する。

 

2)破壊殺 · 星火式(せいかしき)

 

概要:拳の先に拳罡を花火の火種のように極小かつ鋭利に凝集させた後、まるで弾き飛ばすように刹那の速度で射出する遠距離狙撃技術。

 

特徴:目に見えない拳罡の弾丸が、流星のごとく四方八方へ飛び散り、十数メートル先で逃走あるいは防御する鬼たちの血鬼術の核(コア)を正確に貫き、内部から爆発させる。

 

3)破壊殺 · 乱式(らんしき)

 

概要:近距離で拳を超高速で乱打する技術。拳に凶暴な拳罡を纏わせたまま、前方を容赦なく粉砕する強化された打撃を見舞う。

 

4)破壊殺 · 滅式(めっしき)

 

概要:両手に気を最大限に集めて正拳を突き出す、近距離最強の爆発技。拳罡を纏って一瞬で敵へと突撃し、激突した瞬間に凝集された剛気が一斉に炸裂することで、対象を丸ごと蒸発させる怪物のような威力を有する。

 

5)破壊殺 · 鬼門八重芯(きもんやえしん)

 

概要:両腕で拳を瞬時に8回叩き込む技術。拳罡が込められた精巧な8連撃は、並の上弦級の鬼であればガードごと破壊され、防御が不可能である。

 

6)破壊殺 · 砕式 萬葉閃柳(さいしき まんようせんりゅう)

 

概要:上方から下方へ向かって拳を強力に叩きつける技術。瞬時に大地が粉砕され、その反動で致命的な拳罡の衝撃波が四方八方へ飛散する。

 

7)破壊殺 · 素流 裂破掌(そりゅう れっぱしょう)

 

概要:素流道場特有の近接攻防技術。相手のガードを手掌で柔らかく打ち払って受け流す(封手)と同時に、もう一方の手掌の基部(掌底)に爆発的な拳罡を乗せ、敵の顎やみぞおちを正確に打撃する精密内部破壊技。

 

[脚式(脚技) — 全7種(一部記載)]

8)破壊殺 · 脚式 冠先割(かんさきわり)

 

概要:後方に向かって奇襲的な上段蹴りを放つ技術。脚に重厚な気を込めて打撃するため、命中した敵は外傷のみならず、身体の内側から細胞が破壊される内部衝撃を同時に受ける。

 

9)破壊殺 · 脚式 流閃群光(りゅうせんぐんこう)

 

概要:残像が生じるほどの高速蹴りを連続して繰り出す技術。近距離連打はもとより、脚に剛気を乗せて三日月状の斬撃形態へと変換し、遠距離まで飛ばす応用も可能である。

 

10)破壊殺 · 脚式 飛遊星千輪(ひゆうせいせんりん)

 

概要:相手の顎の下から上方へ向かって垂直に豪快に蹴り上げる技術。前世とは比較にならない圧倒的な剛気が込められており、命中した鬼の頭部がその場で吹き飛ぶ一撃必殺の威力を誇る。

 

11)破壊殺 · 脚式 瀉火輪(しゃかりん)

 

概要:その場に立ち、身体を低くして地面を軸に360度急速回転しながら放つ低空回し蹴り。剛気の渦が脚に沿って円形に広がり、群がる鬼たちの足首と陣形を一気に掃討する下段広域制御技。

 

12)破壊殺 · 脚式 爆布華(ばくふか)

 

概要:空中へ高く跳躍し、下降する重力と加速を右足のかかとに乗せて地面を叩きつける下向きの踏み撃ち。足先が接した瞬間、爆竹が足元で炸裂するように全方位へ垂直の剛気が突き刺さる。

 

13)破壊殺 · 脚式 連羅脚(れんらかく)

 

概要:左足と右足を交互に入れ替え、嵐のように前方に残像を残す超高速連続蹴り。権式の「乱式」に匹敵する破壊力を持ち、前方の空間を蹴りの剛気で完全に塗りつぶす。

 

14)破壊殺 · 脚式 閃影歩(せんえいほ)

 

概要:敵の攻撃が到達する直前、軸足で地面を強く蹴り出して死角へ移動すると同時に、逆の脚で敵の腰や頸を豪快に横切るカウンター用の後ろ回し蹴り技術。

 

15)破壊殺 · 終式 晴銀乱阿字(せいぎんらんあじ)

 

概要:白磁の最高の最終奥義。全身の気を爆発させ、両手の拳撃と両足の脚式を完全に融合させ、四方八方へ瞬時に100発以上の超高速乱打を浴びせる。

 

特徴:「全身が武器」という異名にふさわしく、晴銀色の拳罡と剛気が四方に飛び散り、美しい残光を刻む。周囲のすべての鬼と血鬼術を構造的に完全に消滅させ、一掃する圧倒的な威力を誇る。

 

 

 

4. 素山小雪(そやま こゆき)(現在保有血鬼術:2個)

特徴:宇井華の血を授かり鬼となった存在。白磁に向けた献身的な愛と、自分たちを救った者たちへの深い恩義がその身に宿っている。直接的な殺傷力は皆無に等しいほど弱いが、鬼殺隊の全滅を阻止し、戦況を覆す「世界観最強の広域治癒および祝福系(バフ)血鬼術」を駆使する。

 

第1血鬼術:恋心の加護(れんしんのかご) · 治癒と祝福

 

概要:元来は単一の味方に施す強力な祝福であったが、第2血鬼術である「太陽宝珠」と結合することで、鬼殺隊全体を包み込む奇跡の権能へと進化した。技名はすべて、小雪の崇高な愛と生への意志に由来している。

 

技構成:

 

第1型:永遠(えいえん) — 精神および腕力高揚。

 

第2型:不屈(ふくつ) — 身体超再生。鬼には上弦級の即時再生を、人間には欠損部位の再生を促す。

 

第3型:神速(しんそく) — 機動力爆発。味方の神経系を刺激し、攻撃速度と移動速度を一段階高める。

 

第4型:叙雪(じょせつ) — 苦痛緩和および止血。過剰な再生に伴う激痛を冷気で麻痺させ、出血を即座に止める。

 

第5型:夜花(やはな) — 疲労および毒素浄化。白磁の拳罡に乗せて広がる冷気が、戦場の毒を完全に中和する。

 

第6型:雪華(せっか) — 致命傷無効化(パッシブ)。心臓付近に植えた雪の花が即死級の攻撃を身代わりとして受け、治癒までの時間を稼ぐ。

 

第7型:調和(ちょうわ) — 呼吸気量増幅。呼吸の循環を最適化し、消費量を半減させつつ属性の威力を極限まで高める。

 

最終奥義:幽明永恋(ゆうめいえいれん)

 

概要:生と死の境界すら超越し、白磁と交わした永遠の約束を具現化する小雪の血鬼術の集大成。

 

演出:小雪が祈りを捧げると、戦場全体に白磁の術式を彷彿とさせる巨大なピンク色の雪結晶(氷)が展開され、その節々から銀河のように輝くピンク色の蓮華が一斉に開花する。

 

権能:

 

1)絶対的生命救済:領域内の味方がどれほどの致命傷を負おうとも、霊魂が離脱しないよう蓮華が強制的に繋ぎ止め、即時再生と解毒を行う。

 

2)夫婦共鳴(因果的バフ):特に白磁に対しては、その火力と速度を数倍に増幅させる。白磁の攻撃に小雪のピンク色の炎華が纏い、無惨の結界や暗黒に対抗して鬼殺隊の「革命の光」となる。

 

 

 

第2血鬼術:太陽宝珠(たいようほうじゅ) · 自我を持つ聖物

 

概要:本来は無惨配下の「下弦の壱」であった「太陽巫女(タイヨウ・ミコ)」の血鬼術であった。彼女が鬼鬼殺隊に討伐された後、小雪がその核(コア)を吸収し、完全に自身のものとして再定義した宝珠である。

 

補完および演出メカニズム(広域化および常時守護):

 

自我と常時保護(弾丸射出):巨大な銀白色の球体であるこの宝珠には、知性ある自我が宿っている。戦闘能力が柱と比較して脆弱な小雪を守るため、常に彼女の周囲を浮遊し、常時配備される。敵が小雪を狙って暗殺や攻撃を仕掛けると、宝珠が自律的に前方に強力な「結界保護膜」を展開して攻撃を無効化する。それと同時に、太陽宝珠そのものを圧倒的な破壊力を秘めた弾丸として射出し、接近する敵の肉体を瞬時に貫通させる強固な阻止力を発揮する。

 

システムの広域化(核心機能):小雪の最大の弱点であった「単一対象を個別に治癒しなければならない」という制約を完璧に補完する。小雪が治癒の血鬼術を発動すると、太陽宝珠がそのエネルギーを吸収し、戦場上空にて「太陽のごとき花火の紫色の残光」へと変換・拡散させる。この残光を浴びた戦場のすべての味方は、小雪が展開する「恋心の加護」によるバフと治癒効果を同時に享受することが可能となる。

 

太陽宝珠にまつわる裏話:

 

1)聖物の救済と感化:継国巌勝と恒吉宇井華によって太陽巫女が討伐された後、聖物の気は鬼鬼殺隊の小雪へと吸収された。長年、鬼の血に汚染され悲鳴を上げていた太陽宝珠の自我は、小雪が持つ深く、澄み渡り、欠陥のない高貴な心と対峙した瞬間、完全な救済を受けることとなる。

 

2)自発的な服従と意志:宝珠は小雪の温かな心に深く感化され、抑圧されていた過去とは異なり、小雪のためだけに自らの意志でその力を開花させる。

 

3)命を懸けた守護神:小雪の「雪華(せっか)」の異能と完璧に融合した太陽宝珠は、戦闘中に小雪が危機に陥るや否や、自身の霊的な自我をすべて焼き尽くす覚悟で主を守り抜こうとする、圧倒的な防御意志を備えるに至った。かつて他者を焼き尽くした呪いの炎は、主のために喜んで盾となる聖なる守護の宝珠へと生まれ変わったのである。

 




───

【あとがき】
第9篇では、鬼鬼殺隊の血鬼術を整理いたしました。今後追加される血鬼術については、小説の進行に合わせて順次更新してまいります。お読みいただき、誠にありがとうございます!
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