転生したらレグルスだった件 作:小さな脳
目が覚めたら僕は大自然の中で目を覚ました。目を閉じる前までにあった人だかりやビルなんて、影も形もなかった。
もしかして異世界転生ってやつ!?
「ここは一体どこなんだ...僕はさっき刺されて死んだはずだ...あれ!?何だ
この聞き覚えのある声は!?」
たまらず僕は近くにあった池を覗いてみた。そして水面に映った自分の姿を見て驚愕した。
「レグルス•コルニアス!?もしかしてレグルスさんに転生したのか!?」
自分の姿を見て僕はたまらなく嬉しくなった。だってリゼロの中で一番好きだったキャラになれたのだから。
もしかして権能も持ってたらするのかな?
《独白。スキルを確認しますか?》
!?今の声は何だ。突然頭の中で響いた無機質な声。魔女教徒に配られる福音書の様なものなのか?
『福音書とはリゼロに登場するアイテムであり、ある日魔女教徒として見込みのある者に届かれ手にしてしまうと敬虔な魔女教徒になってしまうヤバい本である。その手にした者のとるべき行動の道筋などが記された魔導書でもある。』
いや、スキルを確認と聞こえたな…とりあえず確認してみるか
YESと呟くと頭の中でメニューみたいなものが出てきた。どれどれ...
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ステータス
名前 レグルス•コルニアス
種族 真人類
称号 無し
魔法 無し
ユニークスキル
『独白者』
独白•••たまにアドバイスなどを呟く。オンオフ不可能
未来予知•••自身の未来をたまに予知する。オンオフ不可能
『停止者』
時間停止•••自身や触れた物限定で時間を停止させる
法則無視•••時間停止の効果を受けた物の法則をある程度無視する
心臓停止•••スキル発動中、自身の心臓を停止
『寄生者』
肉体寄生•••自身の疑似的な肉体の一部を他者に寄生させることが可能
精神寄生•••自身の精神体を他者に寄生させることが可能
耐性
『痛覚無効』
『物理攻撃耐性』
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何だこのチートは...完全にレグルスさんじゃんか。むしろ超えてない?
名前もレグルス・コルニアスだしロールプレイングでもしようかな
とりあえずは今現在の状況を把握しないといけないな。推定異世界で住むところも無いし周りに人もいないし、しばらく付近を探索してみるとしよう。
《独白。強大な魔力反応を確認》
(なんだ?独白者がまた何か呟いてる。それに強大な魔力反応?これってかなりピンチじゃないか?冗談じゃない!なんで転生したばかりで僕がこんな目に遭わなきゃいけないんだよぉぉ!)
体がひり付く感じがする。圧?みたいのも感じてきた。一体なんなんだよぉ!
そんなことを思ってたら突然目の前に竜が現れた。僕でも分かる圧倒的存在感に馬鹿みたいな魔力量、大きく広がる翼と体。星を体現したかのような美しい瞳。
「まさか異世界からの来訪者が来るなんてね。流石の僕もびっくりしたよ」
「あのさぁ、いきなりやってきて挨拶も無しにびっくりするのは違うんじゃない?まぁ異世界からの来訪者なんて確かに珍しいとは思うのは分かるけどね?僕は優しいからその位は理解してあげれるよ。でもさぁ、初対面で挨拶をしないのはだめだよね?挨拶をするのは人として間違っているでしょ。いや、君は竜だから人の常識を説いても分からないかな?でもさぁ人の言葉を話せるってことは少なくとも会話は出来るってことでしょ。それならあらかじめ常識が違う事を断っておくべきだよね?それともさぁ僕とは全く違う常識の中で生きてきたからそういう事を知らないとか?でもそれならあらかじめ常識が違う事を断っておくべきだよね。相手に理解させる気がないって事だ。それってさぁ完全に僕の事を見下して話してるよね。初対面の僕を見下して話すなんてさぁ、それって僕の数少ない資産である僕の権利の侵害だよね?」
(はああああああ!?やっちまったあああ!体に引っ張られてついレグルス構文で話してしまった、、、もう終わりだ不完全な権能でこんな圧の竜に勝てるはずじゃないさらば異世界転生生活、、、この体が悪いんだ僕は悪くない悪いのはレグルスだ僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない)
竜はぽかんとした顔をした後にふむふむと言った感じで僕を見つめてきた。怖い!
「それは悪かった。確かに君の言う通りだったよ。すまない。それに怖がらせてしまった事についても謝るよ。」
貴方は神か!
「うん。この世界を作った神でもあるよ。あ、自己紹介がまだだったね。
僕の名前はヴェルダナーヴァ。世界に四体しか存在しない竜種の長男でもあるよ。よろしくね..,えっと君の名前はなんて言うのかな」
あーもうどうにでもなれ!あとナチュラルに心を読むのはやめてくれ!
「うんうんそれでいい。僕は寛大な心を持っているからね。さっきまでの事は水に流してあげるとするよ。それで名前だったかな?僕の名前はレグルス・コルニアス、この世で最も満たされるべき存在で異世界からきた転生者でもある。よろしくたのむよヴェルダナーヴァ。それと僕は誰とでも友好的に接したいからさ、先程の無礼を謝罪するよ。ほら、僕って自分の非を認められる人間なんだ。」
「あははは!こんな人間初めて見たよ。ところで、君はこの世界に来たばかりだろう。よければこの世界について教えようかい?」
「ふむ..,是非ともお願いしたい。流石にこの世界について何も知らないのは流石の僕でもまずいと思うからね。」
「よし!そうと決まれば場所を変えよう!この場所だと落ち着かないだろうからね。えっと、僕が弟子にしている子達がいる王国があってね、そこでお茶でもしながら話そうじゃないか。あぁ、君がいた世界の話も聞きたいからね。よろしく頼むよ」
「まぁそれくらいならいいだろう。僕は誰とでも友好的に接したい人間だからさ、互いを知っていく事で友好的な関係を作っていきー」
「じゃあいくとしようか」
「あのさぁ今、僕が話してる途中だったよね?人の話を遮るなんでどういう神経してるわけ?それって僕の権利の侵っ!?ここはどこだ!?」
気がついたら僕たちは見知らぬ石造りの広間に立っていた。
高い天井、いかにも高級そうな絨毯、壁を飾る巨大な名画。現実感のない光景に思わず笑いが出てしまいそうだ。
「驚いたかい?転移のスキルを使わせてもらったよ」
なんというかもう言葉がでないよ。決して口に出す言葉が勝手にレグルス構文になってしまうからとかそういうのじゃないからね。
あれ、誰このイケメン?もしかしてヴェルダナーヴァ様だったりする?
「人型の僕はこんな感じなんだ。普段は人型で過ごしているよ。こっちの方が色々と楽だからね」
はえーすっごい。イケメン羨ましい!でもレグルスさんもイケメンだからね!
とりあえずは話を進めるとしようか、このままだと長くなりそうな気もするし
「話しづらいなら心の中で呟いてもいいよ。君の体の事はある程度理解したからね」
おお!それは素晴らしい!レグルス構文だと無礼すぎるし話が一々脱線してしまうからね
「まず始めに。僕が君の元に来たのは多少の打算もあるんだけど、一番は君が異世界からの転生者であるから、だね。僕が知る限り、君のように別次元の世界、文字通り僕が作った世界じゃない異世界から魂だけで界渡りした例は今まで無かったんだ」
別次元の世界?よく分からないけど僕みたいに転生してきた人間は存在しなかったって事?
「うん。世界のシステム的には一応想定していたものだけども、まさか転生が初めてになるとは思わなかったよ。転移や召喚も含めてね。」
なるほど...
「それでね、君に聞きたい事があるんだ。」
なんだか部屋の気温が下がった気がした。ヴェルダナーヴァはそう言うと
「君はこの世界でどう生きるのかな?」
その声音は恐ろしい程に温かみが無く冷たい声音だった。
っ!!僕は、僕はっ、 言葉が出てこない。嘘をつけば死ぬ。絶対絶対にだ。身体を震わせながら僕はやりたいことを言う。
「僕はっ、死にたくない、、僕は満たさ、れた生活を、送りたいだけ、だ.,.です」
「..,嘘では無いようだね。よかったよ君が僕の世界に害を為すものじゃなくて。この世界初の転生者を消滅させるのは少しばかり悲しいからね」
...ふぅ。助かったのか?認められた?この世界の神に僕の生きる権利が。
「大丈夫。消しはしないよ。今はまだね。まぁいいや君の元いた世界について教えてくれないかな。文化とかその世界の人間達のこととか」
是非!まずはーー
その後は割とリラックスして話せた?と思う。そしてヴェルダナーヴァ様に色々とこの世界について教えてもらった。スキルとか原初の悪魔だの竜種だの。
「君のスキルはとても強力なものだ。だけどスキル頼りだとこの世界では満たされた生活を送るのは難しいだろう」
え?この世界ってそんなに過酷なの!?
「君がよければ僕の元で修行しないかい?その力を鍛えれば君はこの世界でもかなりの強さを手に入れる事ができるよ。どうだい?」
僕は、、、レグルスだ。せっかく好きなキャラに転生したんだから強く強くなってやる!僕は強欲なんだ。強欲担当レグルス・コルニアスだ。最強になって誰にも見下されずに怯える必要もない人生を過ごしてやる。
「いいだろう。覚えているといい、このレグルスを。いつか必ず最強になってやるとも。」
「あははは、よし!君は今日から僕の弟子だ。これはルドラとルシアもうかうかしてられないかもね」
ルドラとルシア?誰だろう。
「君の兄弟子に当たる存在だ。ちょうどいいから皆に紹介しようか」
そうして僕たちは彼等のいる場所へ転移した。
嘘予告_
「ルシア、君は処女かな?それだけは大事な事なんだ」
「おいてめぇ!人様の妹に何言ってんだ!」
「あのさぁ「うるせぇ!《絶対切断》」っ!獅子の心、ぐわぁぁぁ!僕のっ、!僕の僕の権利がぁ!?