終わりを知る転生者   作:Abel

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初めてやってみたAI執筆をやってみようと思い始めました。自分の中にある設定をいくつか入力し、大筋を決め、書いてもらいました正直評価はよくないと思いますがもし反応があったら続けてみようと思います。


プロローグ

# プロローグ 終わりを知る者

 

死ぬことは、怖くなかった。

 

いや、正確には怖いと思う時期はあった。

 

病名を告げられた日。

 

治療法が存在しないと説明された日。

 

身体が思うように動かなくなった日。

 

家族が病室で泣いていた日。

 

だが、数年にも及ぶ闘病生活の末に残ったのは恐怖ではなく、疲労だった。

 

生きることに疲れたのではない。

 

戦い続けることに疲れたのだ。

 

そして俺は、自ら選択した。

 

安楽死。

 

医師と家族の同意の下で行われる、最後の治療。

 

薬剤が体内へ流れ込んでいく。

 

意識が薄れていく。

 

病室の天井がぼやける。

 

母の泣き顔が見えた。

 

父は最後まで泣かなかった。

 

ただ俺の手を握り続けていた。

 

――ごめん。

 

心の中でそう呟いた。

 

そして。

 

世界は消えた。

 

 

気付くと、俺は立っていた。

 

足場もない。

 

空もない。

 

光もない。

 

闇とも違う。

 

何も存在しない場所。

 

それでも不思議と自分が存在していることだけは理解できた。

 

「ここは?」

 

声は出た。

 

だが反響しない。

 

すると目の前に何かが現れた。

 

人のように見える。

 

だが人ではない。

 

男にも見える。

 

女にも見える。

 

老人にも見える。

 

子供にも見える。

 

輪郭が定まらない。

 

存在そのものが曖昧だった。

 

「狭間」

 

それは答えた。

 

直接頭の中へ響く声だった。

 

「死後の世界ですか?」

 

「違う」

 

「あなたは神ですか?」

 

少しの沈黙。

 

そして。

 

「そう呼ぶ者もいる」

 

俺は頷いた。

 

驚きはなかった。

 

死んだのだから、何が起きても不思議ではない。

 

「私は死んだのですね」

 

「そうだ」

 

「私は転生するのですか?」

 

「望むなら」

 

随分と軽い。

 

もっと厳かなものを想像していた。

 

神というものは。

 

「能力とか貰えたりするんですか?」

 

「ない」

 

即答だった。

 

少し笑った。

 

神も案外正直らしい。

 

「では何を?」

 

「情報」

 

次の瞬間だった。

 

世界が流れ込んできた。

 

 

知らない空。

 

知らない大地。

 

巨大な樹。

 

山脈を貫く光。

 

空を飛ぶ竜。

 

世界を巡る龍脈。

 

無数の種族。

 

無数の文明。

 

そして――魔法。

 

魔法とは想像だ。

 

認識だ。

 

世界を書き換える行為だ。

 

常識に囚われる者ほど弱い。

 

自我が強い者ほど強い。

 

狂人は天才となる。

 

天才は怪物となる。

 

怪物は世界を変える。

 

更に情報が流れ込む。

 

世界樹。

 

龍脈。

 

終末。

 

終末。

 

終末。

 

終末。

 

侵略者。

 

菌類。

 

世界法則の崩壊。

 

超越者。

 

資源枯渇。

 

星の死。

 

宇宙の死。

 

霊長の終わり。

 

無数の滅亡。

 

無数の終焉。

 

無数の未来。

 

そして理解した。

 

この世界は終わる。

 

一度ではない。

 

何度も。

 

何度でも。

 

終わり続ける。

 

「……なるほど」

 

思わず呟いた。

 

神は能力を与えなかった。

 

加護もない。

 

チートもない。

 

ただ知識だけを渡した。

 

それだけだった。

 

「一つ聞いても?」

 

「許可する」

 

「次の人生は面白いですか?」

 

神は少しだけ沈黙した。

 

そして答える。

 

「知らない」

 

淡々と。

 

感情もなく。

 

期待もなく。

 

「だが終わりはある」

 

その言葉を最後に。

 

俺の意識は光へ落ちていった。

 

 

カインとして生まれた。

 

デ・ヒューム共和王国。

 

クウィリ領。

 

辺境と呼ばれる土地だった。

 

前世の記憶は生まれた時から残っていた。

 

だから幼い頃から理解していた。

 

この世界は危険だ。

 

魔物がいる。

 

盗賊がいる。

 

戦争がある。

 

そして終末がある。

 

だから鍛えた。

 

身体を。

 

魔力を。

 

技術を。

 

五歳で冒険者登録。

 

十歳でCランク上位。

 

周囲からは天才と呼ばれた。

 

違う。

 

ただ死にたくなかっただけだ。

 

十六歳になる頃には十分な資金が貯まっていた。

 

俺は故郷を離れた。

 

首都へ向かうためだ。

 

公立総合学院MGA。

 

通称マギア。

 

世界有数の教育機関。

 

魔法。

 

歴史。

 

工学。

 

遺物学。

 

全てが集まる場所。

 

そこで二年間学んだ。

 

平穏だった。

 

少なくとも俺はそう思っていた。

 

あの日までは。

 

冒険者ギルドの倉庫で。

 

あの本を見つけるまでは。

 

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