あなたがトリニティでやってはいけない事リスト 作:装甲アッサム春雨
今回の話は本編ではフレーバーテキストだった〝アラサカ〟についてになり、世界線は本編ではなくプレ先世界線での話になります。
本当は本編のシリアス展開用に作ったものですが、パンジャン出てきたのでシリアスとか無理と判断しまして、ここで供養します。
なので読まなくても大丈夫ですが、まあ大体こんな感じの評価を受ける奴なんだな程度にどうぞ。
追記
皆さん、パンジャン好きですね。コメントの大体がパンジャンで染まってるよ。
これは、キヴォトスに存在していたある人物に対する記録であり、何時いかなる時、誰であろうとこの記録の閲覧並びに持ち出しを以下の権限により難く禁じ、違反した場合は連邦法特務事項の発令を行使し、キヴォトス全自治区より追放するものとする。
連邦生徒会会長¦■■■■■
連邦生徒会長代行¦七神リン
ゲヘナ学園万魔殿議長¦羽沼マコト
トリニティ総合学園ティーパーティーホスト¦百合園セイア
トリニティ総合学園ティーパーティーホスト代行¦桐藤ナギサ
ミレニアムサイエンススクールセミナー代表¦調月リオ
アビドス高等学校生徒会長¦梔子ユメ
アビドス高等学校生徒会長代理¦小鳥遊ホシノ
百鬼夜行連合学院陰陽部¦天地ニヤ
山海経高級中学校玄竜門門主¦龍華キサキ
他自治区代表並びに連邦捜査部S.C.H.A.L.E
以上の権限を以て、以下の資料と証言の永久封印を可決する。
〝0番スラム〟特異存在〝アラサカ〟
該当人物について、判明している事は少ない。
判明している事は何処かの自治区生徒であり、これが本名である可能性が低い事。
また、〝絶対悪〟〝悪神〟〝この世全ての悪〟と呼ばれ、キヴォトス最悪の悪所〝0番スラム〟を統治し、連邦生徒会の自治権限から逸脱した自治機構を設立した事だ。
〝0番スラム〟をもう一つのキヴォトスと呼ばれるまでに成長させ、他自治区からの干渉の全てを拒絶していた。
また、その際にゲヘナ学園並びトリニティ総合学園両自治区に甚大な被害をもたらし、前ティーパーティーホスト三名、万魔殿前議長の殺害の疑いがある。
しかし、この件に関しては証拠が無く、両自治区が混乱状態にあった事から疑惑のままとなっている。
そして、この混乱に乗じて両自治区の一部を実行支配し、連邦生徒会が無視出来ない存在となった。
また、企業間の商取引についても特異であり、キヴォトス最大企業カイザーコーポレーションからの干渉すら弾き、独自の経済圏を確立させていた事が判明している。
しかし、そのほぼ全てが連邦法違反のもので、最たるものは人身売買と臓器売買。違法なオートマトンのパーツやソフトウェアの開発、禁止薬物の製造、密輸であったとされている。
事実キヴォトス、特に隣接するゲヘナ自治区とトリニティ自治区では行方不明者が多発し、一般オートマトンの暴走も確認されている。
しかし、〝アラサカ〟はこれらを否定しており、ヴァルキューレ警察学校及びSRT特殊学園により特例捜査が行われたが、〝アラサカ〟がこれらに関与したという証拠は無く、陣頭指揮を取った公安局局長尾刃カンナ及びFOX小隊隊長七度ユキノがスラム住人に襲撃され重症。同じく捜査に当たった公安局副局長志真コノカ、FOX小隊高倉クルミ、吉野ニコ含む両学園生徒も多数が行方不明となっており、これについても関与を否定している。
そして、戦闘面においても他の追随を許さず、圧倒的な暴力で〝0番スラム〟を支配したと思われる。
以下は〝アラサカ〟と接触及び会話をした者達の証言となり、こちらも閲覧並び持ち出しを難く禁ずる。
ゲヘナ学園万魔殿議長¦羽沼マコト
「奴について知りたいと聞いた時は、流石に正気を疑ったぞ? 先生。
ああ、そうだ。奴はそれだけの奴だ。知ろうとする、触れようとする。それだけでそいつを変えてしまう。
いいか、先生。私が語れるのは少ない。だが、確実に言える事がある。
あれには関わるな。知ろうともするな。関わり、知れば、その部分から腐り落ちる。
キキキ、先生ならそう言うだろう。だが、それは奴を見た事が無いからそう言えるだけだ。
はっきり言うぞ。奴は駄目だ。
先生は全ての生徒の味方と言ったが、奴だけはそれから外せ。忠告ではない警告だ。
私とヒナは雷帝と共に奴を見た。ああ、そうだ。見ただけだ。ホログラム越しに見たそれだけで、この世を呪った。
何故、こいつと同じ時代、時間に生まれてしまったのだとな。
大袈裟に聞こえるか?
だが、事実だ。姿を見た。それだけで、奴の中に渦巻く悪意に飲み込まれそうになった。
もし疑うなら、ヒナの奴にも聞いてみるといい。
あの馬鹿者でさえ、こう言うだろう。
奴が死んだ事はキヴォトスの救いだとな」
トリニティ総合学園ホスト代行¦桐藤ナギサ
「先生、失礼ながら、折角の場でこの様な内容の話をする事、誠に残念に思います。
……申し訳ありません。少々嫌味が過ぎました。
しかし、この話はそれだけの事だと御理解いただけると、勝手ながら思っております。
それで、その人物についてですが、私が語れる事は多くありません。
ただ、言えるのはトリニティ、そしてキヴォトスの不倶戴天の敵であるという事だけです。
……マコト議長はその様に仰っていたのですね。
なら、私も同様です。
あの者の死はキヴォトスの救いである。これだけです」
カイザーコーポレーションCEO¦カイザープレジデント
「お初にお目にかかる。先生。私はカイザーコーポレーションCEOのカイザープレジデントだ。アビドスでは弊社の者が失礼した。
……前置きはこのぐらいにしておこう。先生が知りたいのはあれについてだな。
端的に言おう。私はあれが死んだ事に安堵している。
……生徒をあれと呼んでほしくないという事、生徒の死を喜ぶ事に対する非難。貴方の意思は尊重しよう。だが、ホログラム越しに見て、実際に会話をした者として、あれを同じキヴォトスに生きる者と見れなかった。
あれは姿形こそ人間、生徒の形をしていたが、あれは違う。人間の形をした悪意だ。
あれが言葉を、動きを見せる。それだけで、私は自ら命を断ちたい、断たせてくれ。そう懇願しそうになった。
〝この世全ての悪〟〝悪神〟とはよく言ったものだ。
あれは正しく、悪という概念が人間の形を得てしまった。化物という言葉すら生温いなにかだ。
何度も聞いたかもしれないが先生。あれの死は間違いなくキヴォトスの救いだ。あれが今も生きていたとしたら、キヴォトスは今頃地獄となっていただろう」
以上の証言から、該当人物〝アラサカ〟は非常に危険な人物であったと判る。
また、証言にもある様に〝アラサカ〟は○○年○○月○○日に〝0番スラム〟にて発生した大規模火災にて、同スラム住人と思われる蛇とも竜とも言える長い尾を持つ生徒により殺害された事が、潜入していた天神山オトギにより確認され、該当生徒も大規模火災の中に消えた。
以上が、〝0番スラム〟における特異存在〝アラサカ〟の概要である。
『あなた』
この世界線ではトリニティ学園には入らず、スラムで〝アラサカ〟と二分する絶対強者として君臨していたが、下記の先輩が拉致される途中で縄張りで騒ぎなり、先輩を拾う事になる。
そして色々あって、本編通りに『あなた』に先輩が物を教える事になり、それを知った〝アラサカ〟により先輩が殺害される。
そして完全にタガが外れた『あなた』が〝アラサカ〟を殺し、『あなた』は姿を消した。
先輩
人身売買の拉致に遇い、スラムに。
そこで『あなた』の縄張りで騒ぎを起こし脱出、スラムから逃げ出そうとするが『あなた』に見つかり、色々あって『あなた』に物を教える事に。
最期は『あなた』を庇って〝アラサカ〟の手により死亡。
〝アラサカ〟としては『あなた』の生き方を変えられる事に、何か不都合があったようだ。
〝アラサカ〟
正体不明、なんかいきなり生えてきた悪意の権化。
見る者を恐怖させ、聞く者の正気を奪うとか、とりあえずヤバい奴。
「……これで〝アンリマユの災禍〟は成った。この目で見れないのが残念だよ」
これが〝アラサカ〟の最期の言葉だったという。
この日からゲヘナトリニティを中心に、突然発狂した人々による凶行が頻発し、狂ったベアトリーチェによりエデン条約は最悪の結末を迎える事になる。
多分やらないとは思う
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