あなたがトリニティでやってはいけない事リスト 作:装甲アッサム春雨
実はスラムではすぐに人が居なくなる為、他人にあまり興味が無い。というより無かったが、先代ホストや先輩達の影響で人並み程度には興味を持つ様になった。
先輩の秘密
実は短時間かつ一人なら滑空に近いが飛べる。
申し訳ありませんが、感想返信は後日纏めて返信させていただきます。
スプラトゥーンレイダースが楽しすぎるのがいけない。だって、あんなのわんぱく欲張りランチプレートじゃん!
バフン、と気の抜けた音がした。
「阿慈谷、頭出すな!」
「そ、そんな事言われても」
「尾っぽの反応速度なら、頭の先が一瞬でも出たらやられてああなるぞ」
塵塚が指差し、ヒフミ達が見る先には〝私は開始一秒でアウトになりました〟と書かれた紙を胸に貼られた先生が、審判役の少女の隣で正座していた。
「数はこっちが有利なのに……」
「コハル、あいつは一人で私達全員分だ」
「ティーパーティー最高戦力だからな」
旧校舎にある元々は保健室だっただろう広い一室で、ベッドとクッションで作ったバリケードに身を隠し、塵塚と副審のハナコ以外の補習授業部が額を突き合わせて作戦会議を始める。
ハナコの提案で始まったお泊まり会、そこで突如開催された枕投げ合戦。
組分けは主審の少女と副審のハナコ以外の補習授業部&塵塚と合流した御手洗VS彼女一人。
普通に考えればどうにもならない戦力差だが、戦況は彼女が圧倒していた。
「隊長、とりあえず弾補充オッケ」
「よし、ナイスだショウコ。いいか、とにかくルールは当てたら勝ちのドッヂボールだ。素直に頭出す必要はねえ」
「てか、あの子相手に正面からとか無理だし」
「なら、どうする?」
「姿見せずに一方的に撃つ。砲撃戦だ」
御手洗がサイドテーブルにあったメモ帳とペンを取り、ヒフミとバリケードのギリギリまで移動して、隙間から彼女の様子を窺う。
「あー、隊長。尾っぽちゃん、目キラッキラだ」
「狩りモードか」
「ヤバイの?」
「尾っぽが蟹やら何やらを獲りに行く時の目だ。普段より反応が速くなる」
「……不味くないか?」
「まあ、正面からじゃ勝てん。だからこうする」
塵塚は大きめのクッションを背凭れに仰向けになり、バレーのトスの要領で枕を彼女側のバリケードへ向けて投げる。
「どうだ?」
「仰角もうちょい浅目、だけど早くしないと撃って…きたぁ!」
「わぁっ!」
ほんの一瞬、バリケードからはみ出た御手洗の髪。そこを目掛けて枕が飛んできた。
「待って待って、これガチ、ガチだよ隊長!」
「完全に興奮状態か。白洲、とにかく投げろ。下江は白洲に弾渡せ。当てりゃ勝ちだ」
「了解、コハル」
「あー、もう分かったわよ」
御手洗とヒフミが観測手を務め、塵塚とアズサが砲撃、コハルが補給のローテーションでの反撃が始まり、彼女側からの反撃が止んだ。
それを見ながら審判の二人は話を始めた。
「意外でした」
「何がでしょうか」
「貴女はこういう事に興味が無いのかと」
「よく言われますが、私もこういった催し物を楽しいと思う感性はあります。ただ、立場上それを表に出す訳にはいかないだけです」
「立場、ですか」
「ええ、ティーパーティーとはトリニティの政務を担当しますので、不届き者に付け入る隙を見せる訳にはいきません」
そうですかと、ハナコは話を一度切る。
それを聞いた先生は、そこまで気にしなくてもいいとは思うも、口には出さなかった。
いや、簡単に出してはいけないと思った。
キヴォトスは数千の学園から成る学園都市国家群だ。連邦生徒会が定めた連邦法はあれど、基本は各学園自治区の自治区法があり統治運営が行われている。
そして、その自治区の生徒会は言わば内閣府だ。
生徒会長を首長とし、所属する生徒が官僚や役人として自治区という国家を運営する。
本来ならその運営に私情があってはならない。
だが大人でもそうである様に、人としてまだ未熟とされる子供達が運営する以上、そこに私情が挟まる事は避けられない。
先生は生徒がやりたい事はキヴォトスのルールに反したり人道に悖る行為でなければ、出来る限り応援したい。
しかし、少女が目指す先は今から目指すには少々危険だ。
だが、それと同時に少女の覚悟も無下には出来ない。
どうするべきか。先生が悩んでいると、枕投げ合戦に動きが出た。
「わぷっ!」
「御手洗さんアウト場外へ」
「嘘ですよね? あのタイミングで当てるんですか?!」
「くっそ、もう対策してきやがった」
観測手の御手洗がアウトになり、補習授業部チームが劣勢になり始めた。
「しかし、私にも催し物を楽しむ気持ちはあります。だからこそ、今こうしているのです」
「今、楽しいのですか?」
「ええ、とても」
「うわぁ!? バリケード抜かれた!」
「ただの枕ですよね? これただの枕ですよね?!」
「下江ー!!」
バリケードがあって当たらないなら、バリケードごと当てればいいという事に気付いてしまった彼女が、それなりに全力で枕を投げ始めた時、隣の少女の表情がほんの少しだけ柔らかくなった。
「私はこの性格なので伝わり難いでしょうが、今を楽しんでいます」
「あの場に加わらずともですか」
「ええ、貴女も同じでしょう。補習授業部に入ってから、以前より顔色が良くなっています」
「………そんなに変わりましたか?」
「ええ、以前は何処か何かを抱え込んだ表情ばかりでしたが、今は楽しそうです」
少女は自身には興味が無い。と思っていたが、まったくの思い違いだった。
まさか、そこまで見られていたとは思いもしなかった。
「不思議ですか?」
「はい、貴女は私に興味が無いと……」
「勘違いを招いた事は私の不徳ですが、他人に興味が無い訳ではありませんよ」
「そう、みたいですね」
「隊長、もうムリー!」
「くそったれ、特攻だ! あの尾っぽに目にもの見せてやれ!」
「私は……」
確かに少女の言う通り、今は楽しい。だが、皆の様に本当に心から楽しめているのだろうか。
何か心の底に引っ掛かる刺の様なものが、ハナコを前に向けさせない。
それは何だろう。
「………そうですね。ハナコさん」
「なんでしょう?」
「後程、御時間を戴けますか? 少し話をしましょう」
「話、ですか……?」
「ええ、ただの話です」
「行け! ヒフミ! アタシらの仇を討て!」
「え? ちょっ!?」
最後にヒフミが彼女による枕の集中砲火に沈んだのを見届け、少女は彼女の勝利を宣言し片付けに入る。
そして、ミネの脇に抱えられたセイアが何故か誇らしげに持ってきたピザを夕食にし、入浴を済ませた二人は皆が寝静まるのを待って、旧校舎の屋上に居た。
「それで、話とはなんでしょう?」
「簡単な話です。単刀直入に申します。この補習授業部に貴女が思う様な思惑はありません」
「………どういう意味でしょう?」
「そのままの意味です。知恵深い貴女であれば、この補習授業部という部活が何を目的にしていたのか。それを知っている筈です」
「あの噂は事実だったのですか……」
トリニティの長い歴史の中で、補習授業部という部活は密やかに噂されていたものがある。
それはトリニティにそぐわない成績不振者や素行不良者、そしてトリニティに仇なす者が隔離され退学に追い込む為のものだと。
ハナコは知識的探求の最中に、偶然にもそれが事実であったと知っていた。
そして、ハナコ自身の理由もあり、警戒していたのだ。ティーパーティーの二人、シスターフッド麾下の保全部、そして先生と友人のセイアまでも。
「そして、貴女の奇行の理由も知っています」
「なら、私がそうすれば……」
「必要ありません」
若干食い気味に答えられたハナコ。
ハナコが少女達を警戒している理由は、補習授業部の噂もあるが、それよりも過去にある理由の方が重い。
ハナコは頭脳明晰の言葉通り、トリニティの歴史でも類希な頭脳と判断力を持つ。
それ故に自身が望まぬ者に囲まれ、自身が望む時間を送れず過ごせず、もう全て壊してしまおう。
そう考え、行動し、それに気付かれ、自身を囲う為にこの補習授業部を設立したのだと考えていた。
「はっきり申し上げます。貴女がその選択をする必要はありません」
「何を……」
「そも、ティーパーティー。この組織とは一体何を目的としているのか。ハナコさん、貴女は理解していますか?」
「組織の目的……?」
問われている意味が解らなかった。
ティーパーティーとはトリニティの政治、それを守る組織だ。
それ以外の何があったのだろう。
「……やはり、曇っていますね」
初夏の月に照らされる小柄な姿、それに不釣り合いとも言える程大きな翼が、少しだけ肩を落としたかの様に見えた。
「以前の貴女であれば、この程度の問いに詰まる事はなかった筈です」
「そうでしょうか? 私も人ですよ」
「その通り、貴女も私も人です。故に一人では限界がある。だから、人は群れるのです」
「いや、だから何を言いたいのでしょうか?」
少し苛立ちながらハナコは言葉を促した。
出来れば、ティーパーティーとシスターフッドとは関わりたくない。
だが、補習授業部の噂が本当なら、このままでは自分だけでなく他のメンバーすら巻き添えにしてしまう。
それは嫌だ。
補習授業部の目的がどうあれ、ここで過ごした時間は短いながらも本当に楽しかったのだ。
だから、最終手段として自分を犠牲にする事も考えていて、少女の回りくどい話はそれの打診だと思っていた。
「人は群れる。故にそれを導く立場の者が必要になります」
「烏合の衆ではどうにもなりませんから」
「ええ、そうです。だから私情を排し、政務に務める者達が必要になりますが、私共は人なのです」
「先程から繰り返していますけど、その当たり前の事がどうしたんですか?」
「心があるから人は人の上に立てます。感情があるから人は人に寄り添えます。しかし、それらを望む望まないも心であり感情です」
ハナコは少女の意図を汲みかねていた。
一体何が言いたいのか。補習授業部の退学を免除する代わりに、自身にティーパーティーに入れと言えばそれで済む話ではないのか。
そう仕向ける為に、自分をこの箱に投げ入れたのではないのか。
「ハナコさん、まずティーパーティーとはトリニティの政治を司る組織です」
「はい、そうですがそれが?」
「トリニティの政治とは、学園内だけではありません。トリニティ自治区全てです。そして、政治とはそこに住まう人々の生活と安寧を保証するもの。つまり、私共ティーパーティーの両肩はトリニティ自治区住民全ての命を背負っています」
故に
「その意欲、覚悟が無い者はティーパーティーに必要ありません。そして能力だけを見て、その者を見ない者やそうありたくないと思う者も同様です」
「それは……」
「ハナコさん、政治とは能力だけではなく心と感情が必要になります。それらが必要無いのであれば、AIにでも管理させればよいのです。だからこそ、そうありたくないと思う貴女が自身を犠牲にして、ティーパーティーに入る必要はありません」
少女の語る政治は感情論に近い。現実はそんな風になる筈などないのだ。
実際、トリニティは派閥争いが続き、安定したのも現ホストの三人が発言力を持ってからだ。しかし、それでも密かに続く派閥争い、それにハナコは巻き込まれたからここに居るのだ。
「なら、なんで私は……、私をそうさせてくれなかったんですか?!」
「……」
「私はただ、ただお友達と毎日話したり、授業が憂鬱だとか、放課後に何しようとか、そんな事を考えたりそんな風に過ごしたかっただけなのに、なんで貴女達はそうさせてくれなかったんですか?! 私は政治とか派閥になんか興味はありません。ただただ、毎日を普通に過ごしたかっただけなのに……!」
「………」
少女は何も言わない。目を伏せ黙してハナコの言葉を聞くだけだ。
「なのに、どうして貴女達はそうさせてくれないのですか? なんで私を貴女達の争いに巻き込もうとしてくるのですか?!」
どうして、とそこから言葉は続かず、震える唇と涙を湛えた瞳で黙したままの少女を見据える。
ハナコは少女に密かな憧れを抱いていた。まだ無関係だった頃のハナコですら判る程に、あからさまな攻撃を受けながらも、それでも折れず曲がらず腐らず常に凛とある少女に憧れを抱いていた。
出来たら友達になりたいと、そう思っていた。
だが、少女がティーパーティーと知り、ハナコの頭脳を知った者達の強引な勧誘が始まり、それらが崩れだした。
少女がそれを指示した、そうした訳でもないのに警戒して、今も感情のままに苛立ちと怒りをぶつけている。
それが情けなくて、でもそうして当然だとも思えてハナコの頭と心はどうしていいか、もう判らなくなっていた。
「……貴女の御言葉と考え、それら全ては当然の事です」
「なら……!」
「そして、それらは私共ティーパーティーが貴女と、貴女達に与えねばならなかった安寧と権利です。それをあろうことか、ティーパーティーの者が奪い害した。それは許される事ではありません」
と、そこまで言ったところで少女は背筋を改めて伸ばし、僅かに広げていた翼を畳み、ハナコを真っ直ぐに見つめる。
「浦和ハナコさん。私共の同輩が立場を弁えず我欲の為に貴女から安寧を奪った事、ティーパーティーを代表し謝罪致します。誠に申し訳ありません」
簡素ながら深々と少女は頭を下げた。
「そんな……、貴女が謝る事では、いえ、そもそもは私が……」
「違います。守るべき立場の者に対する強引な勧誘。そして、それを黙認し見逃してきたという事実。それらは全て私共の不徳。また後日、改めてティーパーティーホスト三名と、当事者共に謝罪に御伺いさせていただきます」
「いや、何もそこまでは……」
「なりません。これよりトリニティは変わっていかねばなりません。その為にも、そういった悪習は断たねばならないのです」
ハナコとしては、ただ勧誘が止まり理想の日々が過ごせればよかっただけで、それが出来ないから全て壊してしまおうとしていただけなのだ。
「そして、これはティーパーティーホスト三名の意思でもあります」
「今、なんと?」
「トリニティは変わらねばなりません」
「あ、いえ、そこではなくティーパーティーの意思……、まさかセイアちゃんが時々顔を出していたのは……」
「秘密裏の調査で貴女への強引な勧誘が発覚し、セイア様の意思により、今回の意思は始まったものです」
「そう、ですか……」
友人であったのに疑っていた自身に、恥ずかしさと居たたまれなさを感じ、ハナコはどうしていいか解らなくなった。
いや、ずっと解らなくなっていた。
自分が本当は何がしたかったのか、どうしたかったのか。言葉にして出したというのに、ずっと暗く重い怒りと苛立ちに覆われ、本音を隠して周りに合わせて自身の意思すら蚊帳の外に置いてしまっていた。
「言ってくれればよかったのに……」
「セイア様もお考えがあっての事でしょう」
「そうでしょうか? セイアちゃん、思ったより勢いで動きますから」
「……きっと、そうでしょう」
「今、間がありましたね」
「気のせいです」
ハナコは笑った。何故か、解らないが肩が軽くなり、腹の底に溜まったものが消えた気がして、久し振りに笑った。
それに、
「貴女って、思ったより分かりやすいんですね」
「仰られている意味が分かりません。私は常に意思表示ははっきりとしています」
「いえ、そうではなく、……あら?」
と、その辺りでハナコはある事に気付いた。
確かに閉めた筈の屋上の扉が、僅かに開いている。その上、見覚えのある尾鰭の先が隙間から覗き揺れていた。
「………ふぅ……、今から五秒数えます。それ以内に出てきなさい」
「い、居ない。です」
「あ、バレた」
「あ、バカ尾っぽ!」
「いや、もうバレてるわよ」
「だから、やめましょうって言ったじゃないですか」
「だが、行方不明者が出たら探さないと士気に関わるぞ」
「あの、皆。早く出ないと……」
「時間切れです。……皆様、そこに直りなさい。お説教です」
「まあ、待て待て。アタシらは尾っぽが飛び起きて屋上に向かったから、一緒に来ただけだ」
全員で屋上に入り、塵塚の突然のカミングアウトに彼女は目を剥く。何言ってんだこいつである。
「……あなた?」
「いや、ハナコも居ないから……、その……」
「大丈夫ですよ。少し、大事なお話をしてただけですから」
「……ハナコ、なんか顔変わった。ました?」
「そうでしょうか?」
彼女は首を傾げるが、ハナコは憑き物が落ちた様な顔で惚けるだけだ。
「ま、まあ、何事も無かったという事で、皆寝よう。明日も早いし、一回目の追試も近いしさ」
「あ、そういえば追試に落ちたらどうなるんだ?」
アズサの言葉に補習授業部全員が先生を見る。
そういえばそうだった。補習授業部に入り、授業を受けて追試をしろとは言われていたが、追試に落ちた場合の詳しい説明は無かった。
ペナルティというのは必ずある筈、ハナコは少女に視線を向けると、少女は小さく溜め息を吐いて答えた。
「追試験は三回に分けて行われ、その何れか一回に合格すれば問題ありませんし、皆様なら間違いなく合格するものと思っておりますが、万が一にも三回全て不合格であった場合、夏期休暇は全て補習授業となります」
「夏休み没収ですか?!」
「一応、休養日は用意していますが、実質夏期休暇は無しになります」
「ペ、ペロロ様のサマーライブが……。皆、明日から本気で行きますよ」
「ヒフミ、そんなに意地にならなくても三回もチャンスはあるし、休養日もあるしさ……」
「いいえ。ペロロ様のサマーライブは一週間ぶっ続けで行われます。なにがなんでも合格します」
ヒフミの剣幕に宥めようとした先生だったが、ヒフミの顔を見た瞬間黙ったし、何故か彼女の尾が反応した。具体的に言うなら、最近現れた裏社会の影のドンを彷彿とさせる威圧感がヒフミから漏れ出ていた。
「うふふ、私も頑張りますよ」
「そうですハナコちゃん! その意気です!」
少女は全員が寝室に戻る。
それを見届けて少女は夜空を見上げた。
「どうか、何事も万事解決しますよう。心よりお祈り申し上げます」
こちらを見下ろす月に願う様に、静かにそう言った。
『あなた』
初めての枕投げが楽しくて興奮して寝れなかった。
ハナコと先輩が居なくなって、探しに出たら二人が屋上に居て何か難しい事を話していたら、ハナコがいきなり興奮しだしたので、最悪の事態が起きた場合はハナコに飛び掛かり延髄を噛み千切るつもりだった。
危なかったね♡
先輩
秘密裏にハナコ周りの事を調査していたら、淑女メーターとゲージが溜まった。
枕投げの審判は本当に楽しんでやってた。
保全部
実は中学時代は砲兵隊も兼務してた。
補習授業部
ハナコの話を聞いていたが、自分達から話す内容ではなかったので、折を見てハナコから話す。
セイア
実は割りと勢いで動いたし、ピザ窯とタンドールが完成してタンドリーチキンピザを差し入れに来た。
「完成したんだ。百合園流ピザが」
とか言い残して去っていったが、ミネに抱えられていたので向けているのは背中ではなく尻で、背中はミネの威風堂々とした背中だった。
ピザ
コルニチョーネがしっかりとしたピザで、ピザカッターではなくハサミで切り分ける。
ミネ
ピザ生地を準備していたセイアが突然Jammo Ja!と叫び、生地を叩き出したので救護が必要かと思ったが、Jammo Jaはワイルドハントの方言だったのでこれに関してはノー救護。
補習授業部の夕飯に野菜が足りなかったので、しっかり全員分の蒸し野菜のセットを準備した。
『あなた』
お暴力解禁まであと数日