とある日のお昼時。
昼食を取るには早かったが準備するには良い時間になった。
当番だった愛清フウカはお昼ご飯の準備のためシャーレにある厨房に向かった。
フウカ「今日はなんの料理作ろうかな〜そういえば、先生がお稲荷さん食べたいって言ってたような…」
そんなことを思ってるフウカの目線の先にはキツネ耳のピンク髪の子がいた。
その子はお稲荷さんを作っているようだが、指先を口の中に入れている。
2人の間に沈黙が走る。
その沈黙の時間は時間にして10秒程度だったが体感では1分以上続いた。
フウカ「あなたはなんでここにいるんですか?それになんで指を咥えて…」
ニコ「私は先生にお渡しするお稲荷さんを作ってるんですよ?それにこうして指を濡らした方が作りやすいので」
ニコ「そう言うあなたはなぜここに?」
フウカ「私は先生の昼食を作りに来たんです。先生のためにお稲荷さんを作ろうと思って…」
その時2人にとあるものが宿った。
それは先生に対する怒りとライバルの出現に対する興奮だった。
〜その時シャーレの執務室では〜
先生「フウカたんの作るお稲荷さん楽しみだなぁ…ニコの作ったのは美味しかったから楽しみだなぁ…」
ドアが勢いよく開く。
フウカ「厨房にいるあのピンク髪の子誰ですか!」
先生「あ〜ニコかな…SRTの子でね。よくお稲荷さんを作ってもらってるんだ。」
フウカ「だったらなんで私にお稲荷さんを作れるのか聞いたんですか?」
先生「フウカたんの作ったお稲荷さんも食べてみたくなってね。」
〜数分後〜
ニコ&フウカ「先生!私たちどっちのお稲荷さんが美味しいのか決めてください!」
先生「え…」
先生はニコのお稲荷さんを食べる
先生「ニコのお稲荷さんは2度揚げしてるから油揚げがサクサクで美味しいし、中の酢飯も油揚げと合っていて美味しいよ」
ニコは満足げな顔をし、フウカは悲しそうな顔をしていた…そして先生がフウカのお稲荷さんを口にする。
先生「フウカたんのお稲荷さんは優しい味がするね。いつもゲヘナの生徒たちの給食を作ってるからだろうけど油揚げや酢飯からほのかな甘みを感じる」
その時、フウカの顔には笑顔が戻った。そしてニコの顔が少し曇った。
ニコ&フウカ「で、どっちのお稲荷さんが美味しかったんですか?」
先生「どっちも美味しくて決められないよ…」
ニコとフウカの目が料理人の目から狩人の目に変わった。
先生「ニコ?フウカ?目が怖いよ?」
ニコ&フウカ「…」
先生「なんで黙ってるの?怖いって…」
ジリジリと先生に近づくニコとフウカ。
先生は壁に追いやられていた。
ニコ&フウカ「先生?ちょっとお時間いただきますね?」
パンパンパンズッチュズッチュパンパンパンズッチュズッチュ光よ!光よ!光よ!ドビュールルルドビュールルル
ニコ&フウカ「それで…どっちのお稲荷さんが美味しかったですか?」
先生「き…決められないよ…どっちも美味しかったから…」
ニコ&フウカ「^^」
その後シャーレで干からびた先生が見つかった。