日和に憑依転生、百獣海賊団√   作:早サ

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お待たせしました。
vs中将戦1話目です。

1週間書いてないだけで文章力落ちた気がする……


鉄壁 / 1

「───見えてきたな」

 

 航行する一隻の軍艦。

 それは多数の海兵と彼らを率いる初老の海軍本部”中将”、「護盾」のエスクーデを乗せ航海していた。

 ある島から通報を受けた海軍はちょうど付近で哨戒していた彼らを出動させ、海賊の捕縛を命じていた。

 

 望遠鏡片手に偵察していた一人の海兵が声を上げる。

 

「──エスクーデ中将! 報告します、島に人影は無く町は荒らされた様子で、すでに略奪等を終えたようです‼」

「チッ、既に手遅れか……周囲に船は?」

「島に停泊している船はありませんが……西の方角に海賊船を発見‼ 百獣の海賊旗です‼」

「はァ? 何だってこんな所に百獣が……?」

「どうしますか? あちらからくる様子は無さそうですが……」

「今百獣と事構えるのは良いとはいえねェ。とはいえ生存者の確認はしてェ所なんだが……」

 

 エスクーデは顎に手を添えて思考する。

 目的のわからない奴ら相手に下手に動くわけにはいかず、しかし海軍としては生存者がいるならば保護するべきだ。

 しかしこのまま立ち止まっているわけにもいかないと、一旦の指示を出す。

 

「……取り合えず島に上陸を試みる。奴らの動向を見つつこちらに来るようなら撤退だ」

「了解しました!」

「奴らが何を考えているのかわからねェが、生存者の捜索を優先───」

 

 その時、彼の見聞色が何かを捉えた。

 直後、凄まじい吹雪が彼らを襲う。

 

「───”(シルド)”ッ‼」

 

 瞬間、軍艦の前方に巨大な半透明の壁が現れる。

 襲ってきた吹雪は防がれる───が、周りの海面を凍らせ軍艦を完全に足止めした。

 

「クソッ! 総員戦闘準備‼ 奴らが仕掛けてきやがった‼」

「───えぇ、あまりにも貴方たちが遅いもので……こちらから来てしまいました」

 

 突如女の声が聞こえた。

 王冠のような氷角に、凍てついた翼をもつドラゴンが前方に現れる。

 途端に周囲の温度が下がり、一気に冷え込む。

 

「……能力者か。百獣海賊団か? 何の用だ」

「何の用もなにも、海軍と海賊が出会ったならば一つでしょう?」

「……この島の住民はどうした」

「住民……さあ? 来た時にはすでにいなかったのものでして」

「そうかよ。いまお前らの相手をしてる余裕はねェんだ、さっさと帰「”氷爪”」チッ”(シルド)”ッ‼」

 

 話を遮った攻撃を半透明の盾で受ける。

 

「そう釣れないことを言わないでください───と、後ろが気になるならばこうしましょう。あなたが逃げないというのならばあなたの部下は見逃しましょう。あなたは部下を逃がす事が、私は貴方と戦える───これがwin-winというやつでしょう?」

「クソッそういうタイプか……!」

「”氷爪”」

 

 再び冷気を纏った爪撃がエスクーデを襲う。

 

「───”盾反撃(カウンターバッシュ)”ッ‼」

「ッ!」

 

 ───キィインッ‼

 

 半透明の盾を作り出し今度は受けた盾は砕け、それと同時に衝撃波を浴びせる。

 それを受け氷の龍───ヒカゲは島へと吹き飛ばされる。

 

「───おれはあいつを迎撃するッ‼ お前らは氷を砕いて撤退、増援を呼べ!」

「「「了解!」」」

 

 エスクーデはすぐに指示を出し、月歩で一人島に上陸する。

 一方吹き飛ばされたヒカゲは獣形態を解除し、無傷で立っていた。

 

「……お望み通り、来てやったぞ」

 

 ヒカゲは満足そうに口角を上げ刀を抜く。

 

「ええ、ええ。それでいいのです……言葉は不要、さぁ斬り合いましょう?」

「戦闘狂に付き合ってる暇はないんだがな……!」

 

 ドッ‼ っと先手必勝とばかりにエスクーデが殴りかかる。

 

盾撃(シルドバッシュ)ッ‼」

 

 拳に纏う半透明の盾に武装色を重ねる。

 ヒカゲもまた武装色を刀身に纏い、拳をはじく。

 

「───硬いですね……‼」

「あァ、お前みてェな海賊にはこの盾は砕けねェよ……‼」

「ならば───」

 

 刀の切っ先を向け、高速の突きを繰り出す。

 

「───一点集中で破るまで‼ ”氷刺突”ッ‼」

「無駄だッ‼ 盾反撃(カウンターバッシュ)ッ‼」

 

 対しエスクーデは再びカウンターを放つ。

 先ほどよりも強い衝撃波を浴び、後方に吹き飛ばされる。

 

「───くッ‼ これでもダメですか……‼」

「今のお前じゃおれの盾は破れねェよ、諦めろ……‼」

 

 先ほどと違いダメージを負ったヒカゲに対し、エスクーデは降参を促す。

 それを聞いたヒカゲは口角を上げ、再び切っ先を向ける。

 

「───フフ、諦める? いいえ、まだまだこれからでしょう?」

 

 刀を水平にし、左手を刀身に添える。

 腰を落として切っ先に集中する。

 そして先ほどよりも鋭い突きを放った。

 

「───”氷牙突”ッ‼」

盾反撃(カウンターバッシュ)ッ‼」

 

 再びエスクーデはカウンターで受ける。

 黒い盾に切っ先が触れる。

 

 ───ピシッ‼

 

 盾にヒビが入り、しかし受け止めた。

 そしてカウンターを浴びせる。

 

「───!」

 

 カウンターの衝撃波を受け流し、受け身を取ったヒカゲはニヤリとする。

 

「───次はその盾を破ります」

「おいおいマジか……‼」

 

 自らの盾にヒビを入れたヒカゲに驚愕するエスクーデ。

 

「クソッ、思ったより厄介な事になりそうだな……‼」

 

 先ほどよりも気合を入れて構える。

 それに対し、再びヒカゲも切っ先を向けた─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




まぁ突きと言えば牙突ですよね?


それとして終わりが無理やり感ありますがこうでもしないと長くなりそうなので……
そして1週間執筆してないと文章力落ちますね?
なんか書いてて若干筆が重かったです。
リハビリ……

それもあり今週は1話だけの投稿になりますが、来週からは週2投稿になんとか戻しますので何卒……


以下軽くエスクーデの設定

海軍本部中将”護盾”のエスクーデ

覇気:武装色・見聞色
悪魔の実:超人系 タテタテの実の盾人間
 半透明の盾を作り出す能力。半ば概念系の能力で、バリバリ程じゃないが鉄壁の強度を誇る。バリバリの実の下位互換。

初老と書きましたが50~60ではなく本来の意味の初老に近い40代です。
作者の脳内ではイケおじ的な外見のイメージしてます。
が、まぁ二次創作なので好きなようにイメージしてもらって……
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