とにかく俺は、そんな悩みに苦悩させられながら、やがてその一日を終えていった。
二日後、俺はリハビリをする為、布団から出て部屋の外に出ていた。点滴は、帰って来てから再開すれば良いという。
この屋敷は、
俺は、借り物の
永遠亭の庭には、綺麗な石と芝生が敷き詰められていた。そしてその外側には、竹藪と竹垣が屋敷全体を囲っており、またその外側には終わりの見えない広大な竹林が、
俺はゆっくりと一歩目を踏み出した。左足で地面を蹴り出し、その足が僅かな軌跡を虚空に残して、少し前の地面を掴む。足が地面に触れ、体重を乗せたときの僅かな衝撃が、左足に広がった。もう痛みはない。だが、傷口がまた再度開くかもしれないという恐れが、全身を締め付けていた。
だが臆していては、いつまで経っても歩みを進めることは出来ない。俺は、そう自分に言い聞かせ、また同じ要領で二歩目を踏み出した。
大丈夫だ。俺は歩ける。体は少し
俺はそう考えると、ゆっくりと永遠亭の門まで歩みを進め始めた。自身の足で大地を蹴り、踏みつける感覚がたまらなく気持ちがいい。そうして歩みを進めていると、やがて
やがて、永遠亭の門までたどり着くと、俺はその門を抜け外に躍りだした。
そこから見えたものは、一面が竹。右を見ても左を見ても、竹、竹、竹。本当に竹しかなかった。この事実が、俺を現実感から
この
『そう言われる程に、とても迷いやすい竹林なんですから、あまり中に入っていかないでくださいね!』
昨日、鈴仙にくどく聞かされた言葉を思い出す。
『特に、小さい兎の話は信じちゃダメですよっ。アイツ、最近見てないから言い聞かせることも出来なくって。まあでも、本当に迷ったのであれば、アイツに