「こんな感じですか♪」
「違げえええええええええッ!」
バニーガールの看護師さん、満面の笑みだ。え、いやなにこの人ドSっ!? ドSなのッ! 気分は女王さまナノォッ? どうして俺の大切な息子にこんな真似が出来るのっ!? どうしてそんなに笑えるノォッ!? 俺はそっち系の人間じゃねぇんだよッ! 殴られて気持ちよくなるタイプじゃねえんだよおおおおっ!
「ぐおおおおおおおおおおおおっ! いや! あ、あの私ドMじゃないんデでぇ…………。どっちかと言えば、苛める方が好きな人間なのでぇ…………。だからもっと、優しく世話して欲しいなぁー、なんて…………」
「そうなんですかぁ♪」
「はいー。だからもっと優しがあああああああああああああああああああああああッ!!!!!!」
「さっきより優しく殴りましたよ?」
そういう意味じゃねえよこのアマぁっ! 死ぬうううううううううううううううううううううううう。マジで死ぬううううううううううううううううううううううううう。いや俺死んでるけど先に息子が死んじゃうううううううううううううううううううう。
「や、止めてくれぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
一時の間、俺は幾度となく、そのバニーガールさんに息子を殴られ続けていた。
✿ ✿ ✿
「なにをやってるんですか、あなた達は……………」
その後異変を感じ取ったのか、心配そうに部屋に入って来た女性に、バニーガールさんの危険な行為から助けてもらっていた。その女性は一時の間、白い目をしながら俺たちを見ていたが、バニーガールさんが女性の存在に気付くと、すぐさま襟を正して頭を下げていた。
「たっ、助かりました、ありがとうございます…………。その、貴方がお師匠さま、ですか?」
「えぇ、私は
「えっ。こ、これはすみません、失礼しました…………」
俺は平謝りにはなるが、二人に頭を下げて謝罪した。
「しかし看護師さんがバニーガールの格好をしているなんて、ちょっと患者にサービスしすぎなんじゃないですか?」
俺が笑いながら冗談のように八意先生に問いかけると、先生は悩むように首を傾げる。
「格好といいますか、生まれたときからこの
「は、はい?」
俺は意味が分からず、思わず問い返していた。
生まれたときからこの姿形って、言い方は悪いのだが奇形の方なのだろうか? しかしウサギの耳が生える奇形なんて聞いたことが無いぞ。それにこの娘、目も真っ赤な色をしている。まるでウサギが人間にでもなったようだ。
「師匠、やはり外界から来たというのは本当ではないのですか? どうも私の事を
「そのようね…………どうしたものかしら」
二人は何やら話しこんでいる。外界? 人だと思っている? 何を馬鹿げたことを。さては俺で遊んでいるな?