花鳥玲愛は、甘さを認めない   作:エーアイ

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第3話 相沢湊は、皿の外側を知らない

 店に出せるものではありません。

 

 その言葉は、想像していたよりも、ずっと重かった。

 

 相沢湊は、厨房の隅で手を洗いながら、さっきの皿を思い出していた。

 

 白い皿。

 

 小さなタルト。

 

 自分なりに、悪くないと思っていた。

 

 焼きも外していない。

 

 香りも立っていた。

 

 果物の酸味も、甘さを重くしないように考えた。

 

 なのに、花鳥玲愛は言った。

 

 店に出せるものではありません。

 

 悔しくないわけがない。

 

 悔しかった。

 

 喉の奥に、まだその悔しさが残っている。

 

 だが、不思議と、腹は立っていなかった。

 

 言い方は厳しかった。

 

 視線も逃げ場がなかった。

 

 でも、彼女の言葉は、皿を雑に扱ってはいなかった。

 

 味は悪くない。

 

 焼きも大きく外していない。

 

 香りの立て方も理解している。

 

 その上で、切られた。

 

 だからこそ、痛かった。

 

「相沢くん」

 

 厨房長の三枝誠司に呼ばれて、湊は顔を上げた。

 

「はい」

 

「今日の君は、まず既存商品の補助からだ。いきなり新作に触らせるわけにはいかないからね」

 

「分かりました」

 

 三枝は作業台の上を軽く指で示した。

 

 そこには、今日出す焼き菓子と、仕込み途中のタルトが並んでいる。

 

「焼き菓子の仕上げ、タルトの皿出し補助、あとホールへの受け渡し。流れを覚えて」

 

「はい」

 

「君の菓子を出す前に、キュリオの商品がどう流れているかを見た方がいい」

 

 三枝の声は穏やかだった。

 

 だが、言っていることは軽くない。

 

 湊は頷いた。

 

「はい」

 

「あと、花鳥さんの言葉はきついけど、聞いておいた方がいいよ」

 

「分かっています」

 

「なら大丈夫。全部すぐ分かる必要はない。けど、分かったふりはしないこと」

 

 湊は少しだけ苦笑した。

 

「さっき、それを花鳥さんにも言いました」

 

「だろうね」

 

 三枝は小さく笑った。

 

「じゃあ、まずは手を動かそう」

 

「はい」

 

 湊は返事をした。

 

 声は出た。

 

 手も震えていない。

 

 大丈夫だ。

 

 否定されたくらいで止まるなら、最初からこの店には来ていない。

 

 そう思おうとした。

 

 だが、作業台の向こうにあるホールの入口を見ると、自然と背筋が伸びた。

 

 その先に花鳥玲愛がいる。

 

 昨日は客として見た。

 

 今日は、厨房の新人として見られている。

 

 いや。

 

 おそらく、見られる前から試されている。

 

「まず、フィナンシェの仕上げを頼む」

 

 三枝が言った。

 

「粉糖は薄く。香り付けの追加はいらない。既定通りに」

 

「はい」

 

 既定通り。

 

 その言葉を、湊は意識した。

 

 自分の菓子ではない。

 

 キュリオの商品だ。

 

 ここで余計なことをしてはいけない。

 

 湊は焼き上がったフィナンシェを確認した。

 

 表面の色は綺麗だ。

 

 端の焼きも均一。

 

 ただ、少しだけ香りが弱い気がした。

 

 バターの香りはある。

 

 だが、印象が浅い。

 

 紅茶と合わせた時、もう少しだけ余韻があった方がいいのではないか。

 

 そう思った。

 

 思っただけのつもりだった。

 

 手が、ほんの少し動いた。

 

 香りを立てるために、仕上げの粉糖にごく薄く香りを含ませる。

 

 強くはない。

 

 気づかない人もいる程度。

 

 ただ、一口目に少しだけ輪郭が出る。

 

 それなら悪くない。

 

 湊は、そう判断した。

 

 しばらくして、ホールから注文が入った。

 

「フィナンシェセット、二つお願いします」

 

 声は森崎乃々香だった。

 

 明るいが、営業中の声はきちんと抑えられている。

 

 湊は皿に盛った。

 

 見た目は悪くない。

 

 むしろ、綺麗にできたと思う。

 

 焼き色の濃淡。

 

 粉糖の薄さ。

 

 皿の余白。

 

 自分なら食べたいと思える皿だった。

 

 森崎が受け取りに来た。

 

 皿を持ち上げた瞬間、その指が少しだけ止まった。

 

「……あれ?」

 

「どうかしましたか」

 

「いえ。香りが少し強いかなって」

 

 湊は一瞬、言葉に詰まった。

 

「強い、ですか」

 

「悪い香りじゃないんですけど、今日のセットって、紅茶が香りの強い方なので」

 

 その時、ホールの入口から声が届いた。

 

「その皿は、下げてください」

 

 花鳥玲愛だった。

 

 静かな声だった。

 

 大きくはない。

 

 けれど、厨房の空気が止まるには十分だった。

 

 湊は皿を見た。

 

 花鳥は、ホール側から中へ入ってきた。

 

「相沢さん」

 

「はい」

 

「仕上げを変更しましたね」

 

「……はい。ほんの少しだけです」

 

「ほんの少しだけ、客席では変わります」

 

 花鳥は皿に視線を落とした。

 

「このセットの紅茶は、香りが前に出ます。焼き菓子側が主張すると、最初の一口と一杯目がぶつかります」

 

「すみません」

 

「謝罪ではなく、戻してください」

 

「はい」

 

 叱責は短かった。

 

 それ以上は言われなかった。

 

 だが、湊には十分だった。

 

 既定通り。

 

 そう言われていた。

 

 それなのに、自分の判断で足した。

 

 皿の上では、悪くなかった。

 

 でも客席では、違う。

 

 湊は、仕上げ直した。

 

 今度は余計な香りを加えない。

 

 少し物足りない。

 

 そう感じた。

 

 だが、森崎が運び出した後、花鳥は何も言わなかった。

 

 つまり、それが正しい。

 

 少なくとも、この店では。

 

 三枝が隣で小さく言った。

 

「今の、分かった?」

 

「……半分くらいです」

 

「じゃあ、その半分を忘れないように」

 

「はい」

 

「君が足した香りは、単体なら悪くない。でも、今日はセットだ。しかもホールがもう紅茶を先に出している」

 

 湊は、ホールの方を見た。

 

 厨房からでは、客席のすべては見えない。

 

 だが、さっきの皿がどこへ運ばれたのかは分かる。

 

「厨房で良いものと、客席で良いものは違うんですね」

 

「そう。そこを花鳥さんはかなり厳しく見る」

 

「はい」

 

「俺も見るけどね」

 

「はい」

 

 三枝が少しだけ笑った。

 

 湊は頭を下げ、次の作業に戻った。

 

 昼に近づくにつれて、店内は少しずつ忙しくなった。

 

 厨房の音も増える。

 

 注文が重なる。

 

 湊は、既存商品の皿出し補助に入った。

 

 次はタルトだった。

 

 定番のタルト。

 

 昨日、客として食べたものと同じ系統の皿。

 

 湊は慎重に盛り付けた。

 

 果物の角度。

 

 クリームの見え方。

 

 皿の余白。

 

 崩れないように、丁寧に。

 

 綺麗に。

 

 完璧に近づける。

 

 そう意識した。

 

「タルト、まだですか?」

 

 森崎の声が飛んだ。

 

 湊は顔を上げた。

 

「すみません。あと少しです」

 

 あと少し。

 

 最後の果物の位置を直したかった。

 

 皿の端に少しだけソースが流れている。

 

 それを拭いた。

 

 クリームの先がわずかに潰れている。

 

 直した。

 

 皿としては、良くなった。

 

 だが、その間に十秒。

 

 二十秒。

 

 時間が過ぎた。

 

「相沢さん」

 

 また、花鳥の声がした。

 

 湊は肩を揺らした。

 

「はい」

 

「その皿は、もう十分です」

 

「でも、少し乱れていたので」

 

「客席の会話が途切れています」

 

「え?」

 

「窓際の二名様です。タルトを待って、紅茶に手をつけずにいます」

 

 湊はホールを見た。

 

 見えない。

 

 厨房からは、客席の全部は見えない。

 

 だが、花鳥には見えている。

 

「皿の完成度を上げることは必要です。ですが、客席の時間を止めてまで直すものではありません」

 

「……はい」

 

「森崎さん」

 

「はい」

 

「運べますか」

 

 森崎が皿を持った。

 

 持ち上げる時、少しだけ指の位置を探した。

 

 そこで湊は気づいた。

 

 皿の余白を美しく見せることばかり考えて、持つ位置が少し狭くなっていた。

 

 運びにくい。

 

 見た目は良い。

 

 でも、ホールが運びにくい。

 

 森崎は表情を崩さなかったが、無理なく持てているわけではなかった。

 

「森崎さん、無理なら一度置いてください」

 

 花鳥が言った。

 

「大丈夫です。ただ、少し持ち替えます」

 

「次からは持ち替えが発生しない配置にします」

 

「はい」

 

 森崎は皿を運んでいった。

 

 湊は胸の奥が重くなった。

 

 自分の皿は、ホールに余計な動きをさせた。

 

 花鳥は、皿を見ていなかったわけではない。

 

 皿の外側を見ていた。

 

 客席。

 

 ホールスタッフ。

 

 提供の流れ。

 

 紅茶の温度。

 

 会話の間。

 

 湊が見ていないものを、彼女は見ている。

 

 その後も、細かいズレは続いた。

 

 冷やしておくべき皿を、少し早く作業台に出しすぎた。

 

 皿の温度が変わった。

 

 クリームの印象も変わった。

 

 湊は味を見て問題ないと思ったが、花鳥は言った。

 

「客席に届く時には、今とは違います」

 

 また、焼き菓子の盛り合わせでは、一皿のバランスを整えることに集中しすぎた。

 

 別の注文とのタイミングがずれた。

 

 ホール側がまとめて運ぶ予定だった皿が、一つだけ遅れた。

 

 花鳥は、声を荒げなかった。

 

 だが、毎回、必要なことだけを言った。

 

「その皿は、ホールで持ち替えが発生します」

 

「この香りは、隣のテーブルの紅茶に干渉します」

 

「提供順が変わるなら、先に知らせてください」

 

「客席に届くまでが、あなたの仕事です」

 

 客席に届くまでが、あなたの仕事です。

 

 その言葉が、湊の中に残った。

 

 厨房の中で作っているだけでは、仕事は終わっていない。

 

 皿に乗せた瞬間でもない。

 

 ホールスタッフに渡した瞬間でもない。

 

 森崎が運び、客の前に置き、客が一口食べ、その時間の中に収まるまで。

 

 そこまでが仕事。

 

 湊は、それを頭では理解し始めていた。

 

 だが、手がまだ追いつかない。

 

 目がまだ追いつかない。

 

 自分は、皿の上を見る。

 

 花鳥は、皿の外を見る。

 

 森崎は、皿を運ぶ手でその差に気づく。

 

 三枝は、厨房の流れとしてそれを見ている。

 

 自分だけが、まだ皿の上で止まっている。

 

 そのことが、今日の失敗だった。

 

 昼の山が過ぎた頃、厨房に少しだけ静けさが戻った。

 

 湊は作業台を拭きながら、深く息を吐いた。

 

 失敗した。

 

 大きな事故はない。

 

 客に明確な迷惑をかけたわけでもない。

 

 だが、小さなズレをいくつも作った。

 

 森崎が拾った。

 

 花鳥が止めた。

 

 三枝が補正した。

 

 店が崩れないように、誰かが直した。

 

 それが悔しかった。

 

 自分の未熟さで、店の誰かに負担を渡した。

 

 それが、昨日や今朝に言われたことなのだと、ようやく少し分かった。

 

「相沢くん、大丈夫?」

 

 三枝が声をかけてきた。

 

「はい」

 

「最初はそんなものだよ」

 

「……そう言っていただけるのはありがたいです。でも、そう思わない方がよさそうです」

 

 三枝は少し笑った。

 

「花鳥さんに鍛えられるタイプだね」

 

「鍛えられているんでしょうか」

 

「少なくとも、見捨ててはいないと思うよ」

 

 湊は、ホールの入口を見た。

 

 花鳥玲愛は客席にいた。

 

 立ち姿は、朝と変わらない。

 

 忙しい時間を越えた後でも、背筋は崩れていない。

 

 客席を見ている。

 

 テーブルを見ている。

 

 スタッフを見ている。

 

 そしてたぶん、厨房も見ている。

 

 どれだけ見ているのだろう。

 

 そう思った。

 

 午後の営業に入る前、森崎が皿を戻しに来た。

 

「相沢さん」

 

「はい」

 

「さっきのタルト、味はいつも通りだったと思います。ただ、少し持ちにくかったです」

 

 湊は手を止めた。

 

 森崎は慌てて首を振る。

 

「あ、責めてるわけじゃなくて。花鳥さんに、気づいたことは厨房にも伝えなさいって言われて」

 

「ありがとうございます。教えてもらえると助かります」

 

「本当ですか?」

 

「はい。俺、たぶんそこがまだ見えていないので」

 

 森崎は少しだけ表情を緩めた。

 

「じゃあ、次から言います。持ちやすいと、こちらもお客様の前で落ち着いて置けるので」

 

「はい。お願いします」

 

 その言葉は、花鳥の指摘とは違う角度で刺さった。

 

 ホールが落ち着いて置ける皿。

 

 それも、商品に含まれる。

 

 湊はメモを取った。

 

 皿の余白。

 

 持つ位置。

 

 置く時の安定。

 

 客席の前でホールが慌てないこと。

 

 書きながら、また思う。

 

 自分は、皿の外側を知らない。

 

 営業が終わる頃には、湊はかなり疲れていた。

 

 体力の問題ではない。

 

 神経が疲れた。

 

 厨房の作業だけを追っていればよかった時とは違う。

 

 皿を出すたびに、これは客席でどう見えるのか、ホールは運びやすいのか、紅茶とぶつからないか、提供の流れを止めないか、それを考える。

 

 考えても、まだ見落とす。

 

 見落としたものを、花鳥に拾われる。

 

 その繰り返しだった。

 

 閉店後。

 

 湊は作業台を片付け、三枝に確認を取った。

 

 それから、ホールの方へ向かった。

 

 花鳥は、予約表を確認していた。

 

 客席にはもう誰もいない。

 

 朝とは違う静けさ。

 

 店が終わった後の静けさだった。

 

「花鳥さん」

 

 湊が声をかけると、花鳥は顔を上げた。

 

「何ですか」

 

「今日のことで、お願いがあります」

 

「内容によります」

 

「営業後で構いません。ホールの動きを、見せていただけませんか」

 

 花鳥は、すぐには答えなかった。

 

 湊は続けた。

 

「今日、自分が見えていないものが多すぎると思いました。皿の上だけ見ていても、たぶんまた同じことをします」

 

「たぶん、ではありません」

 

「はい。また同じことをします」

 

「自覚はあるのですね」

 

「あります」

 

 湊は頭を下げた。

 

「客席に届くまでが仕事だと言われました。でも、自分はまだ、その客席を見られていません。だから、見たいです」

 

 花鳥は湊を見ていた。

 

 厳しい目だった。

 

 だが、拒絶ではなかった。

 

「ホールは見世物ではありません」

 

「はい」

 

「スタッフの邪魔になる行動も許しません」

 

「はい」

 

「客席に出る以上、厨房の理屈を持ち込まないでください」

 

「はい」

 

「それと」

 

「はい」

 

「見たものを、すぐ分かったつもりにならないこと」

 

 湊は、少しだけ苦笑しそうになった。

 

 だが、笑わなかった。

 

「分かりました」

 

「本当に?」

 

「……半分くらいです」

 

 花鳥の眉が、ほんの少し動いた。

 

 しまった、と思った。

 

 だが、前に言った時よりも、今は少しだけ意味が違う。

 

「すみません。でも、全部分かったふりはしません」

 

 花鳥は小さく息を吐いた。

 

「それは、今日のところは評価します」

 

 湊は顔を上げた。

 

 評価します。

 

 その言葉に、一瞬だけ胸が軽くなった。

 

 だが、花鳥はすぐに続けた。

 

「ただし、褒めてはいません」

 

「はい」

 

「勘違いしないでください」

 

「しません」

 

「本当に?」

 

「少しだけ、しました」

 

「しないでください」

 

「はい」

 

 花鳥は予約表を閉じた。

 

 そして、ホールの中央へ視線を向けた。

 

「明日の営業後、三十分だけです」

 

「ありがとうございます」

 

「邪魔にならないなら」

 

「はい」

 

「森崎さんにも確認します。実際に皿を運ぶ側の動きも見た方がいいでしょう」

 

「お願いします」

 

「お願いする相手は私ではありません。森崎さんです」

 

「はい」

 

「相沢さん」

 

「はい」

 

 花鳥は、静かに言った。

 

「あなたは、まだ皿の上だけを見ています」

 

 湊は頷いた。

 

「はい」

 

「それが悪いとは言いません。パティシエとして、皿の上を見ることは必要です」

 

「はい」

 

「ですが、キュリオの商品にするなら、皿の外側まで見てください」

 

 湊は、客席を見た。

 

 誰もいないテーブル。

 

 伏せられたカップ。

 

 磨かれた床。

 

 閉店後の静かな空気。

 

 朝、自分が知らなかったもの。

 

 昼、自分が止めかけたもの。

 

 花鳥がずっと整えていたもの。

 

 森崎が皿を運びながら感じていたもの。

 

「……見ます」

 

 湊は言った。

 

「まだ、見えていません。でも、見ます」

 

「では、明日」

 

「はい。明日、よろしくお願いします」

 

 花鳥は一礼した。

 

 湊も頭を下げた。

 

 厨房に戻る途中、三枝が待っていた。

 

「許可、出た?」

 

「はい。明日の営業後、三十分だけ」

 

「よかったね」

 

「はい」

 

「見るだけで分かった気になるなよ」

 

「花鳥さんにも言われました」

 

「じゃあ、二回言われたね」

 

 三枝は笑った。

 

 湊も少しだけ笑った。

 

 その日の帰り道、湊は自分の手を見た。

 

 菓子を作る手。

 

 生地を伸ばす手。

 

 クリームを絞る手。

 

 果物を並べる手。

 

 その手は、皿の上なら少しは知っている。

 

 けれど、その皿がどんな手で運ばれ、どんな席に置かれ、どんな時間の中で食べられるのか。

 

 そこまでは、まだ知らない。

 

 相沢湊は、皿の外側を知らない。

 

 だが、知らないままでいたくはなかった。

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