ホロライブへの限界オタクな感情を爆発させて作りました。

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おかころすばの百合?怪文書

薄暗い部屋のベッドの上。静まり返った空間には、普段の配信では絶対にあり得ない「攻守の逆転」の気配が満ち満ちていた。現実のやり取りでは、ボクシング経験者であり圧倒的なパワーを持つ戌神ころねが主導権を握るのがお約束だ。

お馴染みの「圧」で迫るころねを、猫又おかゆがのらりくらりとかわして全肯定の包容力で受け止める――それが、誰もが知る二人の基本構図のはずだった。

しかし今、このベッドの上では、そのパワーバランスが信じられないくらい綺麗に引っ繰り返っていた。

「な、なによぅ、おかゆ……? なんでそんな急に……」

ベッドのシーツに背をつけられ、完全に組み伏せられているのはころねの方だった。いつもなら鋭いツッコミや物理的な力で一瞬にしてねじ伏せるはずの彼女が、両手首を優しく、けれど絶対に逃がさない確かな力でシーツに縫い留められ、完全に気圧されている。

ころねの初期衣装の首元にある、大きな黄色いリボンと犬の首輪のような骨のチャームが、ベッドの上で不規則に揺れていた。いつもはダボッとしていて愛らしい茶色のノースリーブワンピースも、この体勢のせいでシーツに擦れ、彼女の華奢な体のラインを強調している。トレードマークの犬耳を不安げにパタパタと寝かせ、いつもは見せない「弱者」の表情で顔を真っ赤に染めるころねの姿は、あまりにも煽情的だった。

その上からのぞき込むおかゆの瞳には、いつものおっとりした光など微塵もない。そこにあるのは、獲物を完全に追い詰めた猫の鋭さと、どこか昏い独占欲だった。おかゆの初期衣装である、あの特徴的な大きくてダボダボの、紫の肉球マークがついたパーカー。それが肩から少しはだけ、首元の大きな鈴がころねの体に触れるたびに、ちり、と小さな音を立てて艶めかしく響く。おかゆが体勢をさらに低くした瞬間、頭の上の紫色の猫耳が、何かを警戒し興奮するサバンナの肉食獣のように、ピクンと後ろに伏せられた。 普段ののんびりした配信では決して見せない本能的な熱が、その耳の動きだけで生々しく伝わってくる。

ここで、おかゆはふっと目を細めると、愛おしくて堪らないといった様子で、自分の親指の腹でころねの唇をゆっくりと、その輪郭をなぞるように弄りはじめた。配信でもよく、リスナーやコラボ相手の唇を「ぷにぷにしたい」と執着を見せる、おかゆ特有のあのリアルな「癖」。そのフェティシズムが、いま完全に自由を奪われた相方に対して、より独占的な愛撫として向けられていた。

「ふゃ……ぁ、お、かゆ……っ、らめ……」

指先から伝わる微熱と、自分の唇の形を確かめるような愛おしげな感触に、ころねはさらに息を詰まらせる。ふわりと揺れる紫の髪がころねの頬をくすぐり、猫の尻尾がベッドのシーツをゆっくりと、愉悦を証明するように左右に揺れていた。普段の「受け止める側」のおかゆが、あえて強引に主導権を握る「攻め」へと回る――この二次創作ならではの圧倒的なギャップとリアルな「癖」の融合。歪んだ関係性が生み出す狂おしいほどの熱量が、空間を支配していく。おかゆは弄っていた指をそっと離すと、さらに重心を低くし、ころねの抵抗を完全に封じるように自身の体重を重ねていった。

そして、赤くなって震える犬耳のすぐそば、熱い吐息が直接かかるほどの至近距離で、あの脳を溶かすような低音のアルトボイスを響かせる。

「ねぇ、ころね……」「ひゃ、んっ……!」

物理的な強さではなく、絶対的な精神的優位。おかゆは耳元に唇を寄せ、いつもの独特なイントネーションのまま、一番ずるい、禁断の言葉を囁いた。

「そんなに他の人のことばっかり見てさ。……僕で良くない〜?」

語尾の甘い跳ね方とは裏腹に、逃げ道をすべて塞ぐような独占欲の重さ。いつもなら「なすびー!」と叫んで拳で解決するはずのころねも、このおかゆの想定外の「攻め」の前には形無しだった。完全に限界を迎えた顔を真っ赤に染め、ただ視線を彷徨わせることしかできない。

「お、おかゆのばかぁ……そんなの、ずるいじゃん……っ」

いつも主導権を握るころねが完全に敗北し、照れ隠しの声を絞り出す。そんな「攻守逆転」の極上の果実を堪能したおかゆが、喉の奥で「くふふ」と、低く嬉しそうに鳴らした、その時だった。

「はいそこまでーーーー!!!! はいカットカット!!!!! なに二人でガチ百合空間作ってんだよ!!!!! よし、お前ら今すぐその体勢のままスマホ持て!!! 今から突発コラボ配信枠立てるからな!!! 配信するぞコラァ!!!!! 」

部屋の隅で二人の様子を凝視し、限界メーターを突破させていたスバルの全力のツッコミと、スマホの起動音が響き渡った。初期衣装のあの黄色い大きなTシャツの胸元にあるホイッスルを激しく揺らしながら、顔を真っ赤にして叫ぶスバル。それを見たおかゆは、「あはは、すばる、顔真っ赤〜」といつものマイペースな調子でケラケラ笑いながら、あっさりと体を離してベッドの上に座り直した。さらにスバルのTシャツの胸元を掴んでからかう余裕すら見せる。本当におかゆはおかゆだった。

「えーー、おかゆ、もうやめちゃうのぉ……?」

それに対して、完全に主導権を握られていたはずのころねは、まだ少し顔を赤くしたまま、今度は不満げに垂れた犬耳をシュンと下向きに寝かせ、感情を隠しきれない茶色いモフモフの尻尾をベッドにペチペチと叩きつけはじめた。洋服の裾をちょっと引っ張りながら、「ころね、まだおかゆに甘えたかったのにぃ……」と言いたげに、潤んだ瞳の完璧な上目遣いでおかゆを見つめ、興を削いだスバルを恨めしそうにジト目で睨みつけている。その犬らしいダイレクトな感情表現の破壊力は、すさまじいものがあった。

「いやころね先輩も『もうやめちゃうの』じゃないわ!!! 乗り気かよ!!! 頼むからスバルの心臓を労ってくれええええええええ!!!!!」

突発コラボ配信の準備を進めるスバルの悲鳴が、夜の部屋に木霊していた。


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