今は昔、東大合格を目指して一人暮らしをする限界多忙ハイスペな普通の女子高生といふ者ありけり。サイヤ人を拾っては摩訶不思議な生活を送りつつ、大遅刻をしたかぐや姫を拾ってはEXなお伽噺な生活を送りけり。名をば、酒寄彩葉となむ言ひける。
彩葉って呼ぶべし。
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伝説の超サイヤ人と伝説の月のお姫様と別れて10年。彩葉はとってもとっても頑張って研究者となりました。彩葉は今もハッピーエンドを目指して、よろづのことを行っています。
ブロリーとかぐやの残した細胞から作成したバイオブロリー・バイオかぐや計画、世界を繋ぐ穴を開ける超ブロリー計画等々、多くの失敗や成功を重ねながら研究を続けていきました。
そして今日、ハッピーエンドへの第一歩が始まります。自分に会うために8000年もの長い時間を過ごしてきた
ハッピーエンドまで、あとちょっと。
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~70年後~
今は昔、ツクヨミで伝説となった宇宙で一番かわいいお姫様ありけり。第二回ヤチヨカップの優勝を目指しつつ、歌配信にゲーム配信、料理配信に激辛焼きそば配信……よろづのことを配信しけり。名をばかぐやとなむ言ひける。
かぐやっほー。かぐやだよ。
そんな彩葉や友達と楽しく遊んでいたかぐやも、お迎えが来て月へと帰っていきました。
羽衣を着てから地球のことを忘れて限界突破社畜サバイバーになっていたかぐやのある日のお仕事中、かぐやの耳に一つの歌が届きます。怪しがりて聞き耳を立てると、それは昔々彼女を拾い育ててくれた人物からの彼女を思った歌でした。
一曲聞き入った後、かぐや言ふやう。
「思い出した!!」
遂に来た。ハッピーエンドもあと少し。
☽ ☽ ☽
彩葉に会いたいかぐやは、宇宙一のスピードでお仕事を片付けて、引き継ぎも完璧に終えました。いざ、地球に出発です。しかし、どんなに急いでも地球の時間では大遅刻。彩葉はもう竹取の翁ならぬハイスペの媼になっていました。
でも大丈夫、月のテクノロジーならば時間だって超えられるのです。
◐ ◐ ◐
時を超え、タケノコ型の宇宙船に乗って地球に向かうかぐや姫。
地球までもう少し。
みんなー!! 大変なことになったぞー!! 地球に隕石が落ちてきおったわ!!
目の前に、でっか〜〜いけどグモリー彗星より小っちゃい石が!!
このままでは、当たっちゃいます。
可哀そうなかぐや姫、せっかく彩葉の歌で思い出して戻って来たのに……
自分でハッピーエンドにするって決めたのに……
ハッピーエンドまで彩葉も連れてくって言ったのに……
☾ ☾ ☾
さあ、皆集まってー。
かぐやの8000年に渡る輪廻の旅が始まる
と思っていたのか!!
「かぐや姫か。いつかは彩葉にまた会いたいと地球を眺めていたな。いつかは会えるといいな」
どこかから放たれた緑色のエネルギー弾が、宇宙船よりも早く隕石にぶつかり、破壊し尽くしてしまいました。
デデーン
『あれれ?』
輪廻から外れ、かぐや姫を乗せた宇宙船が地球に向かって行きます。それを見届けたパワーを自由に操ることができるようになった伝説の超サイヤ人も地球に向かいます。
○ ○ ○
たった1機のサイヤ人の宇宙船ポッドからすべてが始まり、手放しでめでたしめでたしとなったのです。
無事、地球に戻って来た世界で一番なお姫さまは彩葉やブロリーたちといつまでもハチャメチャな生活を送りましたとさ。
めでたし、めでたし。
ハッピーエンドまで、あと数行の文章だ
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――今は別世界。
――輪廻がなくなってあっちの世界とはすんごく変わってしまった、ちょっとだけ過去の世界。
私、なんで生きてるんか分からんようになってしまった。お母さんに責められて、急かされて、どうやって生きていけば良いんだろう。
ヤチヨの配信も、ヤチヨの歌も、ヤチヨにチャットの相談アプリで言えない悩みを吐露することだってできない。ヤチヨに支えられて日々を送れていない。
お母さんとの間に入ってくれていたお兄ちゃんも私を置いて家を出て行ってもうたし、見捨てられちゃったのかな?
――ヤチヨの支えがなくて、食欲もなくて、いやな記憶ばかり浮かんできて、学校にも足が向かない女子中学生ありけり。
――名をば、酒寄彩葉となむいひける。
――彩葉って呼ぶべし。
――そんなネガティブ彩葉のいつも通りの日常で、なんと、カプセルコーポレーションのタイムマシーン1機ありける。
――怪しがりて寄りて見るに、タイムマシーンの扉が開きたり。中には大層強そうな伝説の超サイヤ人。
――彩葉言ふやう。
「バケモノ?????」
「俺がバケモノ……? 違う、俺は悪魔だ」
彩葉も、かぐやも、ヤチヨも、ブロリーも、輪廻から外れた世界もハッピーエンドを迎えましたとさ。
めでたし。めでたし。
ありがとうございます
さ、サンキュー?