転生お兄さんズ   作:色々残念

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本日2回目の更新になります
今回からダンまち編が始まりますね


ダンまち編その1 オラリオ南西部の蚤の市

一軒家で就寝し、目覚めた私達の近くに置かれていた手紙には「この世界は、ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか、の世界になります」とは全員に共通で書かれていたが、私とジーンさんにイズミさんとントムさんだけには「この世界は貴方が居なかったダンまち世界であるので、神々や冒険者は貴方の知っている存在とは違っています」と追加で書かれていた。

 

原作がある世界だったのか、という驚きと、以前のヒロアカ世界での常無さんと同じように、私達が居なかった世界なら様々なことが変わっていておかしくはないと考え、外見が一緒でも同一の存在だとは思わないようにしようと判断した私達4人。

 

世界が移動する度に、稼いでいた金銭が自動的にその世界に応じた通貨に変化する為、聖☆お兄さんの世界での日本円が、この世界の通貨であるヴァリスへと変化していたりもしたので、しばらく食費に困ることはない。

 

それでも何かしらでヴァリスを稼ぐ手段が必要になるかと考えた私達は、それぞれが出来ることで金銭を稼いでみることにしたが、私のスキル【取寄鞄】で、ダンジョン内で壁の内部に生成されているダンジョン産の金属などを取り寄せていき、それを鍛冶系ファミリアに売り捌くと、ある程度纏まったヴァリスが得られた。

 

ジーンさんに頼まれて、アダマンタイトなどのダンジョン産金属を大量に取り寄せてからジーンさんに渡し、ントムさんが【商品購入】で用意した鍛冶工房で金属を加工したジーンさんにより、用意された私達の装備一式。

 

総アダマンタイト製の刀を握って振るう常無さんは「素晴らしい業物ですね」と嬉しそうにしており、ジーンさんの鍛冶師としての腕前に感服していた常無さん。

 

武器を必要としていない向田さんやントムさんには防具などを渡していたジーンさんは、それぞれの戦闘スタイルをちゃんと聞いていたりもしたようだ。

 

イズミさんと姫島さんは片手剣をジーンさんから受け取っており、業物な剣に喜んでいた。

 

私もアダマンタイト製の剣と刀を、1本ずつ作成してもらったが、ゴブニュ・ファミリア製の武器よりも優れている剣と刀を作れたジーンさんの鍛冶師としての腕は、素晴らしいものだったな。

 

私達に装備を用意したジーンさんは、他にも武器や防具を作成していたが、交易所で武器や防具を売るつもりのようで、オラリオの南西部に向かうらしい。

 

オラリオ南西部、西のメインストリートと南西のメインストリートに挟まれた第6区画に存在する交易所には、一般市民から冒険者まで誰もが商売可能な蚤の市地帯も存在しており、フリーマーケットのようなことが可能な特設市があった筈だ。

 

そこに向かうジーンさんの手伝いとして私と常無さんが、ジーンさんが作成した武器や防具などを一緒に運び、到着した特設市。

 

頑丈な布をその場に敷いていき、ジーンさんが作成した武器や防具などを見映え良く置いていき、露店を開いてみた私達3人。

 

ジーンさんが作成した武器や防具は、とても質が良く、目利きが出来る冒険者が全員業物だと思う程に素晴らしい装備であったようで、露店にしては高めな値段でも飛ぶように売れていた商品。

 

そんな露店を見に来たロキ・ファミリアのラウルさんは、私にとっては見慣れた顔であったが、この世界では初対面であるので、馴れ馴れしく話しかけることはなく「いらっしゃいませ」とだけ言っておき、露店の客として扱っておく。

 

「どれも凄く良い武器と防具っすね。新品みたいに見えるっすけど、これは誰が作ったんすか?」

 

そんなことを聞いてきたラウルさんに「作ったのはオレだな」と自身を親指で示したジーンさん。

 

「何処の鍛冶系ファミリア人なんすかね」

 

「このオラリオには最近来たばかりだな、別の場所から来たんだ」

 

「オラリオの外で、ここまでの技術があるのは凄いっすよ」

 

驚いていたラウルさんは、それから真剣に目利きをして商品を選んでいて「これとこれにするっす」と槍と片手剣を購入して去っていった。

 

別世界でもラウルさんはあまり変わっていなかったな、と思った私は、ジーンさんの露店を手伝っていき、商品を持ち逃げしようとした冒険者をぶちのめしたりしながら、露店で商品を売り捌いてヴァリスを稼いだ。

 

ちなみに料理が得意な向田さん達は移動式の屋台をやっていたようで、それなりにヴァリスを稼げたみたいだったな。

 

その後、露店の商品が全て売れたところで、拠点である一軒家に戻った私達3人。

 

向田さん達4人も戻ってきたところで、夕食となったが、今日の料理当番となるイズミさんが、シェフイズミを名乗りながら作成していったパイ。

 

「どうも皆さん、知ってるでしょう。イズミでございます。おい、パイ食わねぇか」

 

なんてことを言いながらミートパイを私達に提供してくれたイズミさん。

 

やたらと辛かったりはしないミートパイは普通に美味しかったので、シェフイズミは私達にはまともなものを食べさせてくれるらしい。

 

「パイが悪くならねぇ内に、残さず食えよぉ」

 

そんなことまで言っていたイズミさんの台詞がツボに入った様子の姫島さんと向田さんが、めちゃくちゃ笑っていたりもして、賑やかな食事にはなっていたな。




ラウルが購入してきた槍と片手剣を見たロキ・ファミリア団長は、それが業物であると見抜いたようです
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