転生お兄さんズ   作:色々残念

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思い付いたので更新します


名探偵コナン編その2 共同生活

常無さん頼りにはなっていたが、競馬で何度も大勝ちし続けた常無さんのおかげで、資金的には余裕ができていた私達。

 

気だけを消費する向田さんのネットスーパーに頼らなくても、普通に生活できるようになったところで、ントムさんが紙幣と引き換えにスキル【商品購入】を用いて、様々なゲーム機や漫画に映画のDVDなどを、皆さんに頼まれて用意していたりもしたな。

 

米花町はあまり出歩きたくない場所だと思っている面々が多く、食料品の買い出しに行くのは、割り箸で作ったくじを引いて、先端が赤い当たりが出た人2名となることになったが、毎回毎回買い出し担当になる組み合わせが違っていたので、極端に運が悪い人は居ないようだった。

 

今回は私と姫島さんが米花町のスーパーに行くことになり、頼まれたものを買って帰ることになったが、引ったくりにあって鞄を奪われたおばあさんを発見した私と姫島さんは、とりあえず引ったくりを捕まえて、奪われた鞄をおばあさんに返しておく。

 

するとそんな私と姫島さんのことを観察していたらしい沖矢昴が此方に話しかけてきたが「俺の生徒に手を出すな、とか、釘パンチ、とか言ってほしい声をしてるな」なんて小声で言っていた姫島さん。

 

確かに沖矢昴さんは声優さんがぬ~べ~とトリコと一緒ではあるが、声優さんネタは転生者でもないと解らないだろうな。

 

「貴方達の身のこなしは、並みではありませんでしたが、何か武道かスポーツでもやってらっしゃるんですか?」

 

此方を探るようにそんなことを聞いてきた沖矢さんは、私達が普通の人ではないと確信しているみたいだった。

 

「私は古武術と居合を少々、といったところですかね」

 

武神であるタケミカヅチ様から武術と居合を教わった私は、沖矢さんに嘘は言っていないが、神の恩恵までは明かすつもりはない。

 

「剣術と拳闘ってところだな」

 

姫島さんも出来ることは教えていたが、沖矢さんに全てを明かしてはいなかったな。

 

「そうですか、やはり素人ではないと」

 

確信を深めたかのような沖矢さんではあったが、買い出しをしていた私達は肉などのナマモノが悪くなる前に帰る必要があったので、いつまでも沖矢さんに付き合ってはいられない。

 

「保冷剤代わりのアイスにも限界がありますから、私達はこれで失礼します」

 

沖矢さんに頭を下げて素早く立ち去る私に着いてきていた姫島さんが「尾行されてるから振り切るぞ」と呟き、走る速度を上げていく。

 

堕天使のハーフである姫島さんは、その身に宿るゴッドハンドと名のつく全ての力が影響し、身体能力がとんでもなく高い為、神の恩恵を授かっている第1級冒険者な私よりも素の身体能力が高い姫島さんは足も速かった。

 

普通に走ると姫島さんに置いていかれると判断した私はスキル【猟豹加速】を用いて加速する。

 

ひみつ道具のチーターローションを使った時と同じような効果がある【猟豹加速】は、超高速で疾走することを可能にする私のスキルの1つだ。

 

超高速で走り抜いて尾行を完全に振り切った私達は、米花町にある大きな一軒家に無事に戻り、買い込んだ食料品を冷蔵庫に入れていく。

 

「おかえり、頼んでた抹茶系のアイスはあるかな?」

 

のんびりと麦茶を飲みながら聞いてきたイズミさんに「一応、棒アイスとカップの抹茶味のアイスを買って冷凍庫に入れてありますよ」と答えておくと「夕飯後に食べさせてもらうね」と喜んでいたイズミさん。

 

「モビタ、沖矢昴と遭遇して尾行されたことは、全員に伝えておいた方がいいんじゃねぇか?」

 

「そうですね、全員に伝えておきましょう」

 

姫島さんの言葉に頷いた私は、家にある大画面のテレビにゲームキューブを繋げて、交代で大乱闘スマッシュブラザーズDXをやっていた面々に沖矢さんと遭遇して尾行されたことを伝えておいた。

 

「引ったくりを見なかったことにしなかったのは素晴らしいですね。沖矢昴さんに怪しまれた程度なら気にすることはないと思いますよ」

 

ゲームキューブのコントローラーでロイを操りながら、慌てることなく言ってきた常無さん。

 

「別にこの世界で犯罪してる訳じゃないしな。普通に犯罪してるのは沖矢昴の方じゃね。今度会ったらストーカーが趣味かなミスター昴、とでも言ってやればいいさ」

 

画面内のリンクに回転斬りをさせていたントムさんが笑みを浮かべて言うと、ントムさんの隣で頷いていた向田さんが口を開く。

 

「基本的にこの家に居るお兄さん達は強いから、積極的に犯罪とかしなけりゃ大丈夫だと思う」

 

そう言いながらミュウツーを操り、シャドーボールを放っていた向田さんも、あまり気にしてはいないようだ。

 

「尾行程度ならまだ可愛いもんだろ。爆弾プレゼントされるよりゃマシだ」

 

クッパを操り、他のキャラを吹っ飛ばしていたジーンさんは、尾行されたことは特に気にしてはいないようだった。

 

「まあ、何かされた時は言ってくれ。ピストルイズミが撃ち抜いとくから」

 

麦茶片手にスマブラを観戦していたイズミさんが、そんなことを言っていたが、実際に銃を使う訳ではなく、お手製料理で撃ち抜くつもりらしい。

 

「イズミのエビチリで海老アレルギーになる人が出てきそうだな」

 

なんてことを言っていた姫島さんに詳しく話を聞いてみると、北海道のスーパースターについて教えてくれた姫島さん。

 

水曜どう○しょうという番組に詳しかった面々からの補足もあり、レイトン教授の声優さんもやっていた何も知らない人について詳しくなれたような気がした。




尾行を振り切られた沖矢昴は、やはりあの2人は只者ではないか、とか考えていたようです
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