今回からヒロアカ編となりますね
名探偵コナンの世界で就寝した私達が目覚めると、それぞれの枕元に置かれていた手紙。
手紙の内容を確認してみると「今回は僕のヒーローアカデミアの本編終了後の世界となります」とだけ書かれていたが、どうやら今回は僕のヒーローアカデミアの世界であるようだ。
本編終了後ということは、無個性に戻った緑谷出久がアーマーを着用してヒーローに復帰して終わった後のヒロアカの世界でもあり、学生だったヒーロー科の雄英生が全員プロヒーローになってる世界でもあるな。
ヒロアカの世界に転生し、中学校の教師兼プロヒーローとして生活していた常無さんにとっては戻ってきたということになるのかと思っていたが、どうやら常無さんにだけ、手紙に追加の文が書かれていたらしい。
常無さんから見せてもらった手紙には「この世界は、最初から常無剣心と、その教え子数名が存在しなかった世界です」と追加されていた文。
少しだけ寂しそうな顔をしていた常無さんから、教え子達の話を聞いたりしてみた私は、常無さんの個性的な教え子さん達には会ってみたかったが、この世界では会えないみたいなので、諦めておくとしよう。
それからヒロアカの世界で、どう生活していくかを話し合うことになった私達全員は、それぞれが持つスキルや魔法に異能が個性だと思われたとすれば、個性の無断使用だと判断されて犯罪者扱いされる可能性もあると考えた私達。
とりあえず私有地であるこの一軒家以外で、個性だと思われるような能力は使わないようにしておこうと決めた全員。
常無さんが名探偵コナンの世界の競馬で荒稼ぎしてくれた多額の金銭は、全員の食費に回すことになり、それぞれが露店商や屋台をやって稼いだ金は、個人の小遣いとして好きに使って問題ないということになった。
ヒロアカの世界に来たなら、焼き鳥のヨリトミという店に行ってみたいと思っていた面々は多く、今日の食事はヨリトミにしてみようということになり、聞き込みなどをしながら店を探してみると、結構有名な店だったのか直ぐに見付かったヨリトミという焼き鳥の店。
今回の外食は食費から引かれることになるので、小遣いが消費されることはない為、気兼ねなく好きな焼き鳥を頼むことができる。
「ねぎま5本を塩で、あとノンアルのビールも」
真っ先にねぎまとノンアルコールのビールを頼んでいた向田さん。
「タレのレバーを6本、飲み物はオレンジジュースください」
2番目に注文していたントムさんは、焼き鳥だとレバーが結構好きみたいだ。
「つくね5本と、半分に切った生のピーマンをくれ。あとウーロン茶」
3番目に注文したジーンさんは、鶏のつくねを半分に切られた生のピーマンに押し込んで、肉詰めにして食べるつもりらしい。
「皮をタレと塩、両方3本ずつください。飲み物はジンジャエールでお願いします」
4番目に注文した常無さんは鶏皮をタレと塩で両方頼んでいたな。
「ももをタレで5本、飲み物はレモンスカッシュで」
5番目に注文していたイズミさんは、鶏ももを頼んでいたようだ。
「ハツをタレで6本、飲み物は麦茶で頼むぞ」
6番目に注文した姫島さんは、鶏のハツを頼んでいた。
「どれも美味しそうですが、砂肝をタレで5本お願いします。飲み物は緑茶を頼んでおきますね」
最後に私が注文した砂肝と緑茶が、数分後に届き、注文した焼き鳥を全員が食べていく。
ジーンさんの真似をして、つくねと生のピーマンを頼んだ人も何名か居て、つくねを生のピーマンに押し込んで食べて「にがうまい」と笑っていたイズミさんとントムさんに向田さん。
焼き鳥のヨリトミで食べてみた焼き鳥の数々は、どれも美味しくて、またこの店に来たいと思うほどであったが、そう考えていたのは私だけではなく、他の面々もそうだったみたいだ。
お勘定は、常無さんが全て支払い、共通の食費から今回の焼き鳥代が引かれたが、また来たいと全員が思っていたので、焼き鳥が食べたくなったらまた全員でヨリトミに向かうことになるだろう。
その後、帰り際にスーパーに立ち寄って、ヒーローカードのおまけ付きチップスなども7つ買って帰ってみたが、戻ってきた一軒家でおまけのヒーローカードを開封してみた私達。
ジーンさんは、ベストジーニスト。
姫島さんは、リューキュウ。
向田さんは、シンリンカムイ。
イズミさんは、ウォッシュ。
ントムさんは、ミルコ。
常無さんは、アーマードオールマイト。
私は、ワンフォーオールヒーロー、デクこと緑谷出久のヒーローカードが当たったが、それぞれが当たったカードは全部違っていて、私と常無さんが開封したヒーローカードだけレアカードみたいに煌めいていたのは確かだ。
「ワタシのカードもあげますよ」と常無さんからアーマードオールマイトのヒーローカードも渡されて、私の所持レアカードが2枚となる。
結構レアっぽいデクのヒーローカードが当たって、アーマードオールマイトも貰えたのは、ちょっと嬉しかったのでヒーローカード2枚を財布に入れて持ち歩いておくことにした私は、もしデクに会うことがあればサインを頼んでみようと考えて、ペンも持ち歩くことに決めた。
そんなことがあった日の翌日、コナンの米花町よりかは平和だと判断したヒロアカの世界で、日曜日だからちょっと散歩してみようと思った私は、普段着で近くの公園まで歩いてみたが、偶然ランニング中の緑谷出久さんと出会うことになる。
「ヒーローデク、サインください」
そう言って財布から取り出したヒーローカードと持ち歩いていたペンを差し出した私に「僕のヒーローカードに僕のサイン欲しい人が居た!」と物凄く驚きながらも喜んでいた緑谷さん。
アーマーを着用してポーズを決めた写真がカードとなっているヒーローデクのヒーローカードに、デクというヒーロー名をサインしてくれた緑谷さんに「ありがとうございます。家宝にしますね」と言っておくと笑っていた緑谷さんは「僕もオールマイトにサインもらった時は家宝にしようって思ったかな」と頷く。
「それではサインを貰ったお礼にこれをどうぞ」
アーマードオールマイトのヒーローカードを緑谷さんに差し出してみると「超絶激レアのアーマードオールマイト!」と緑谷さんは大興奮していた。
「オールマイトの大ファンだって有名なヒーローデクへのプレゼントということで受け取ってください」
「こんなレアマイトもらっちゃって本当にいいの!?」
「どうぞどうぞ」
「ありがとう!家宝にするよ!」
貴方も家宝にするんですか、とは思ったが、そこまで喜んでもらえたなら此方も嬉しくは思えるな。
ちなみにアーマードオールマイトのヒーローカードには、オールフォーワンとの戦闘映像から切り抜かれた画像が使われていたようです