転生お兄さんズ   作:色々残念

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思い付いたので更新します


聖☆お兄さん編その2 サ○ゼリアとワイン

道端からファ○タグレープが噴水のように湧き出したという奇跡が起きたということが、若干ニュースになっていたりもしたこの世界。

 

ぶどう味ならなんでもいいのか、とイエスさんが悩んでいたりしたかもしれないが、聖☆お兄さんの世界では結構奇跡が起きることが多い。

 

そんなニュースになるような奇跡が起こったりもする聖☆お兄さんの世界で、穏やかに過ごしていた私達全員。

 

今日の料理当番はントムさんで、ロンギヌスの包丁をよく使っているようだ。

 

「カカカカカカカカッー!」

 

笑ってんだか奇声を発してるんだか解らない状態で食材を刻んでいたントムさん。

 

「鉄鍋のジャンみたいになってる」

 

ントムさんの調理を見て引いていたイズミさんが言うには、鉄鍋ジャンという漫画があり、とんでもない料理人が主人公だったりするらしい。

 

そんなことがあった日からしばらくして、ロンギヌスの包丁を使って料理するとテンション上がり過ぎて疲れるという問題があり、たまには外食しようと近所のサ○ゼリアに向かった私達。

 

ちょうどブッダさんとイエスさんに、イエスさんの母であるマリアさんもサ○ゼリアに向かっているところだったようで「イエスちゃんのお友達さん達ね」と話しかけてきたマリアさん。

 

「ワタシは常無剣心と申します。イエスさんとは仲良くさせていただいています」

 

まず最初に黒い着流し姿で一礼する常無さんに「常無さんはサムライみたいね」と微笑むマリアさんに、続けて私達も失礼がないように丁寧に挨拶していく。

 

これも何かの縁ということでブッダさん達と一緒に私達もサ○ゼリアに入り、外見が未成年な私以外の同居人達は、マリアさんと同じくボジョ○ー・ヌーボーを飲んでみることにしたようだ。

 

「あら、美味しい」

 

毎回キャッチコピーが違うワインなボジョ○ー・ヌーボーは、マリアさんの口には合ったようで、美味しい美味しいと言いながら沢山飲んでいくマリアさんは、お酒には強いのかもしれない。

 

赤ワインだとイエスちゃんの血みたいでやけ酒みたいになるとも言っていたマリアさんに、白ワインも頼みましょうかということになったが、キリストの涙という名前の白ワイン以外の白ワインを選んでおき、マリアさんが白ワインを瓶でラッパ飲みするようなことは防いでおく。

 

ブッダさんやイエスさんにマリアさんと会話しながら、ワイン以外の料理なども頼んでおいた私達。

 

和やかな雰囲気でワインと料理を楽しんで終わったサ○ゼリアでの一時。

 

「今回の支払いはワタシが全部払っておきますよ」

 

それだけ言って伝票片手に会計をしていった常無さん。

 

「ええっ、悪いですって」

 

「此方も飲み食いした分は払うよ」

 

戸惑っていたブッダさんとイエスさんに「今日は私達の奢りということで大丈夫ですよ」と言う私に「いや、そういう訳には」と財布を取り出そうとしていた聖人男性2人。

 

「いいからいいから、家族と仲良くしてるイエスさんへのご褒美だと思って」

 

「そうそう、お母さんにボジョ○ー・ヌーボー飲ませてあげる為に一緒にレストランにまで行く親孝行してたイエスさんに何かしておきたいと思っただけだから」

 

イズミさんとントムさんから聖人男性2人が、宥められている間に支払いを済ませた常無さんが戻ってくる。

 

「流石はお財布に優しいサ○ゼリアでしたよ。そこまで高くはありませんでしたから、イエスさんとブッダさんは何も支払わなくて大丈夫です」

 

そう言い切った常無さんもイエスさんやブッダさんから、お金を受け取るつもりはなさそうだ。

 

「イエスちゃんにこんなに沢山の優しいお友達が出来るなんて」

 

私達を見て感動で泣きそうになるのを堪えている様子だったマリアさんに「母さん堪えないで泣いていいから!奇跡起きちゃってるから!」と慌てていたイエスさんの言う通り、サ○ゼリアにある聖母マリアの絵が血の涙を流し始めていた。

 

マリアさんが泣くのを我慢すると聖母マリアの絵が血の涙を流す辺り、連動しているところがあるみたいだ。

 

聖母マリアの絵が血の涙を流したりもして、サ○ゼリアでちょっとした騒動が起こったりもしたが、マリアさんが原因だとは他の人達は気付かなかったので、問題はないということにしておこう。

 

その後、一軒家に戻ってきた私達はマリアさんから渡された黒飴を一応舐めておくことにした。

 

「うん、これは普通の黒飴だな」

 

「ワタシは好きですよ黒飴」

 

「黒飴か、マリアさんの飴のチョイスが完全におばあちゃんなんだが」

 

「いや、既に故人だから年齢的にはおばあちゃんでもおかしくはないぞ」

 

「マリアさん、外見は若かったけど実年齢は」

 

「それ以上いけない」

 

なんて会話をしていた同居人達は、マリアさんから渡された黒飴を舐めながら、実際のマリアさんの年齢はどれ位なのかということを考えていたようだ。

 

マリアさんに限らず、この聖☆お兄さんの世界で登場する女性の年齢については、あまり深く考えない方がいいだろう。

 

天罰が実際にありそうな世界でもあるので、失礼なことはしないように気を付けておかなければいけないな。




とりあえずマリアさんから渡された黒飴は全員ちゃんと食べたようです
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