私はヒューマギア   作:雨風歌

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19話 やっぱり俺が社長で仮面ライダー

 

不破「刃!!目を覚ませ!!」

 

私の危機を救ってくれたのは新たなバルカンに変身した不破さんでありショットライザーを唯阿さんへと向けていた。

 

唯阿「何故ここに来た…?」

 

不破「サヤから連絡があってな…」

 

唯阿「サヤが…?戦いの最中に不破に位置を教えていたのか?」

 

私は唯阿さんとの戦闘の最中に不破さんに自身の位置をライズフォンに転送しており不破さんは助けに来てくれたのであった。

 

不破「刃…サヤを破壊するつもりか?」

 

唯阿「社長命令は絶対だ…うわああああっ!!」

 

唯阿さんは大鎌を不破さんに振りかぶるが不破さんの銃撃によりダメージを負ってしまい後ろに下がり不破さんはショットライザーに装填されているプログライズキーのセレクターマガジンを回転させた。

 

 

(パワー)(スピード)

 

 

(ランペイジ!!)

 

 

不破「ハアッ!!」

 

不破は足元に力を溜めると高速で駆け出して唯阿に向かって膝を叩き込むと唯阿は反撃に大鎌を構えると肩翼を広げて空中を飛び回避した。

 

 

(ランペイジスピードブラスト!)

 

 

空中から蜂の針のような物が発射されて唯阿は大ダメージを負い、同時にサヤのスラッシュライザーが手元を離れて地面にガシャリと落ちた。

 

唯阿「うぅ…不破…」

 

サヤ「唯阿さん…」

 

私は地面に落ちたスラッシュライザーを拾い上げると不破さんの方へと視線を向けた。

 

不破「サヤ…お前は行け!!」

 

サヤ「っ!!」

 

その時上空から炎を纏った何かが地面に降り立ち、私は思わず視線を向けた。

 

サヤ「迅!?」

 

迅「サヤ…イズをサウザーの手から解放する…手伝ってくれないか?」

 

サヤ「イズを!?」

 

迅は私の手元からスラッシュライザーを奪い取ると無理やり私の腰に押し付けて装着してしまった。

 

迅「時間が無い…このままじゃサウザーに破壊される…」

 

サヤ「わかった!!」

 

 

(ブリザードウィング!)

 

 

(フリーズライズ!)

 

 

唯阿「迅!?くっ…行かせるか!!」

 

不破「刃!!ZAIAの道具のままでいいのか!?」

 

唯阿「私は道具じゃ無い…」

 

唯阿さんが言い争いをしている隙を狙って私は迅と共に走り出すとスラッシュライザーのトリガーを引いた。

 

 

サヤ「変身!!」

 

 

(スラッシュライズ!)

 

 

 

(フローズンイーグル!)

 

 

私は変身を完了させると翼を広げて空中に飛び上がり迅と共に飛電インテリジェンスへ向かって飛行を始めた。

 

唯阿「お前達…迅とサヤを追うぞ!!」

 

A.I.M.S.隊員「くっ…了解…」

 

不破との戦いを中断した唯阿はA.I.M.S.隊員と共に車に乗り込むとそのまま迅とサヤの後を追いかけ始めて残された不破は変身を解除すると空の向こうに消えたサヤに向かって呟いた。

 

不破「サヤが仮面ライダーに…戦う道を選んだのか…」

 

 

-飛電インテリジェンス-

 

事前にイズから聞いていた隠し通路を使い私と迅は社長室の隣のラボへと侵入するとリクライニングチェアで横になっているイズを見つけた。

 

迅「イズ…機能停止してる…?」

 

サヤ「或人社長の場所に連れて行く!!」

 

迅「でも…イズが動かないんじゃどうしようもないだろう!!」

 

サヤ「大丈夫… 或人社長の元に連れていけばなんとかなるから!!」

 

迅「ゼロワンの…」

 

 

或人(ヒューマギアの死は人間の死と変わらない…だから大切にしたいんだ!!人間と同じように…ヒューマギアの心を!!)

 

迅(だったらなんでみんなを見捨てて1人で逃げた?)

 

或人(見捨てるわけないだろ…だからお前に会いに来た!!)

 

 

サヤ「だから…今は或人社長を信じてあげて!!)

 

迅「…わかった…」

 

私は机の上に置かれた黒いケースと側に置かれたゼロワンドライバーを手に取ると黒いケースに仕舞い込んでケースの蓋を閉じて抱えた。

 

迅「あいつはもうゼロワンに変身出来ない…そんな物持ち出しても意味はない…」

 

サヤ「ううん…きっと或人社長ならゼロワンを取り戻せる筈…イズが起動すればきっと…」

 

迅「サヤ…」

 

サヤ「イズが起動したら彼女にこれからの自身の生き方を聞いてみよう…飛電にはもう戻れないから…」

 

迅「わかった…」

 

迅はイズを抱えると再び隠し通路へと向かいその後に続くように私はケースを持って飛電インテリジェンスから逃走することに成功した。

 

 

唯阿「社長!!迅とサヤが飛電のビルに逃亡を!!」

 

その頃サヤと迅の後を追っていた唯阿は2人が飛電インテリジェンスへと飛び去るのを見て、慌てて天津へと連絡し、天津はラボへと視線を向けると既にイズとゼロワンドライバーはもぬけの空であった。

 

天津「イズとゼロワンドライバーはどちらに?」

 

福添「何か聞いているか山下専務?」

 

山下「いえ…私は…」

 

天津「迅とサヤにやられたか… 唯阿。予定通り衛星ゼアに保存された全てのヒューマギアのバックアップデータを消去しろ」

 

唯阿「はい…」

 

 

-倉庫-

 

私達は或人社長が待っているであろう場所へと向かうと回収したヒューマギアへと語りかける或人社長の姿が目に入った。

 

サヤ「或人社長!!」

 

或人「イズ!!助かったよ迅…サヤさん…」

 

迅「別に…お前に頼まれたから助けた訳じゃない…これは僕自身の意思だ…」

 

或人「でもお陰でイズが救えた…」

 

迅「どこがだよ…こいつが起動しない…」

 

或人「心配要らないよ…イズのデータならサヤさんから預かってる!!」

 

迅「サヤ…いつの間に…?」

 

サヤ「言ったでしょ?なんとかなるって!!」

 

 

(セクレタリー・イズ)

 

 

(Take Off Toward a Dream)

 

 

或人社長は私が託したイズのセントラルメモリーとプログライズキーを使用するとイズが無事に起動して私はほっとして胸を撫で下ろした。  

 

或人「おかえりイズ…」

 

イズ「或人様?」

 

イズは机から降りると私が運んだ黒いケースを掴み迅の隣に立ったが隣の迅がイズの手を引いてどこかに走り出してしまった。

 

迅「イズ…来い!!」

 

或人「えっ…ちょっ…ちょっと!?」

 

サヤ「全く強引なんだから…」

 

或人「えっ…迅は何を!?」

 

慌てて後を追う或人社長の横を並走しながら私は或人社長へと視線を向けた。

 

サヤ「迅はイズにこれからの生き方について説得するつもりです」

 

或人「えっ…それって…」

 

サヤ「飛電インテリジェンスにはもう戻れない…だから自分の生き方は自分で決めるしか無い…迅はイズにそう伝えたいんだと思います。」

 

或人「確かに…戻ったら壊される…これからはイズ自身に考えてもらうしか無いのかもしれないな…」

 

サヤ「…って言ってもイズの答えはもう決まってる筈なんですよね…」

 

或人「どういう事?」

 

サヤ「イズには或人社長…社長である貴方が必要なんですよ…」

 

或人「…イズ…」

 

 

一方で迅に連れ出されたイズはゼロワンドライバーを入ったケースを持ったまま迅と向き合っていた。

 

迅「僕の役目はここまでだ。アークの意思でもゼアの命令でも無い自由意志で生きるんだ!!」

 

イズ「そんな事は不可能です」

 

迅「可能だよ…僕とサヤはゼアともアークとも接続していない自立型のヒューマギアだから…」

 

イズ「自立型…」

 

迅「シンギュラリティが起きれば僕達は自由になれる!!」

 

そこに或人とサヤが追いつくが迅がイズを庇うように前に進み出た。

 

或人「イズ…迅の言う通りだ。飛電にもう君の居場所は無い…これからどうするかは君自身で決めるしか無い…」

 

迅「お前もそう思ってたのか?」

 

迅の問いかけに或人社長は頷くがやはり突然のことでイズは戸惑っているようであった。

 

イズ「私の仕事は社長秘書です。」

 

迅「人間に支配されてるうちはお前は自由になれない!!」

 

或人「飛電には戻るな…戻ったら壊される!!」

 

その時、私達の元に天津垓と2人のはA.I.M.S.隊員を引き連れて現れて私達は一斉に振り返った。

 

天津「困りますよ…イズの処遇を決めるのは社長である私の権限だ!!」

 

サヤ「ふざけないで…どうせイズを壊すつもりの癖に!!」

 

天津「お前もだサヤ… A.I.M.S.のメンバーであるお前の処遇も私が決める!!」

 

サヤ「残念でした。私はもうメンバーじゃないし…ヒューマギアだから退職届なんて必要ないんだよー!!」

 

天津「…イズとサヤを廃棄処分にしろ!!」

 

A.I.M.S.隊員「はい!!」

 

迅「やめろ!!」

 

A.I.M.S.隊員が拳銃を私とイズに向けるが或人社長が私達を庇うように前に出て銃弾を浴びて地面に倒れてしまった。

 

サヤ「或人社長!?」

 

イズ「或人様!!」

 

天津「叶わない夢のために命を捨てるとは愚かな…今頃、全てのヒューマギアのデータが消去されているところだ!!」

 

サヤ「あんたって…本当に最低!!」

 

私は目の前で或人社長を守れなかった事に怒りが湧き上がりゆっくりと立ち上がったが天津社長の腕時計型のデバイスが鳴り始めた。

 

天津「噂をすれば…完了したか?」

 

唯阿(それが…衛星ゼアにデータがありません!!)

 

天津「データが無い?どういう事だ!?」

 

或人「当然だ…ヒューマギアのデータならここにある!!」

 

サヤ「或人社長!?」

 

ゆっくりと起き上がった或人社長はジャケットのボタンを外すとピンク服を捲り上げた。

 

或人「ジャーン!!データが…出ーた!!」

 

サヤ「ぷっ…ふふふ…流石社長!!ふふふ…」

 

服の中にヒューマギアのプログライズキーが貼り付けられ、そのうちの1つに銃弾が命中しており或人社長はプログライズキーのひとつを手に取った。

 

或人「サンキューマモル!!」 

 

 

(セキュリティガード・マモル)

 

 

或人「ヒューマギアはみんな俺が守る!!」

 

天津「イズとサヤと全てのデータを破壊しろ!!社長命令だ!!」

 

天津垓の合図と共に天津垓はサウザンドドライバーを、A.I.M.S.隊員がレイドライザーを取り出して腰に装着し、私は思わずスラッシュライザーを取り出して腰に装着した。

 

或人「社長って…それでいいのかよ!?」

 

天津「!!」

 

或人「人の心を操って自分の思い通りにしてそれでいいのかよ!!心は誰の物でもない…人間もヒューマギアだってそいつ自身の物だろ!!」

 

天津「私の会社をどうしようが私の自由だ!!」

 

 

(ブレイクホーン!)

 

 

(ブリザードウィング!)

 

(フリーズライズ!)

 

 

天津「変身」

 

A.I.M.S.隊員「実装!!」

 

サヤ「変身!!」

 

 

(パーフェクトライズ!)

 

 

(When the five horns cross,the golden soldier THOUSER is born.)

 

 

("Presented by ZAIA.")

 

 

 

(スラッシュライズ!)

 

 

(フローズンイーグル!)

 

 

天津垓は仮面ライダーサウザーにA.I.M.S.隊員はレイダーへと変身を完了させて同時に私も仮面ライダーサヤへと変身を完了させた。

 

サヤ「ハアッ!!」

 

スラッシュライザーをベルトから外して構えると迫り来るA.I.M.S.隊員に向かって斬撃を放ち攻撃に入るが、ふと視線を向けると或人社長がゼロワンドライバーを腰に装着してプログライズキーを翳していた。

 

或人「反応してくれ!!」

 

天津「もはや社長ではない君に変身出来るわけがない…」

 

或人「あああああああっ!!」

 

天津垓が迫る中で或人社長はプログライズキーを何度もドライバーに翳すがオーソライズされずにガシャガシャと接触音が虚しく響くだけであった。

 

サヤ「どうしたら…」

 

或人「あああああっ!!」

 

変身出来ない或人社長は天津垓に向かって何度も突進するが天津垓に投げられてしまっており私はレイダーを蹴り飛ばすとイズに向かって通信を繋ぎ声を掛けた。

 

サヤ(イズ…イズ!!)

 

イズ(サヤ…?)

 

サヤ(或人社長をもう一度社長に登録してください!!)

 

イズ(或人様を!?)

 

サヤ(大丈夫…貴方なら出来る!!)

 

イズ(サヤ…!!)

 

 

(ジャックライズ!)

 

 

(ジャッキングブレイク!)

 

天津垓がサウザンドジャッカーで炎の斬撃をイズ目掛けて放とうとするが再び或人社長が間に割り込んだ。

 

或人「ううううう!!」

 

天津「ハアッ!!」

 

サヤ「危ない!!」

 

私は或人社長の元に走り出すが間に合わずついに炎の斬撃が放たれてしまった。

 

或人「俺がゼロワンだぁぁぁ!!」

 

 

(ジャンプ!)

 

 

或人社長がプログライズキーを起動させると直後に天津垓の斬撃で辺りは大爆発を起こしてしまったが爆炎の中からゼロワンに変身した或人社長が姿を見て現した。

 

 

(飛び上がライズ!ライジングホッパー!)

 

 

("A jump to the sky turns to a rider kick.")

 

 

天津「何故だ…」

 

或人「お前を止められるのはただ1人…俺だ!!」

 

或人社長はアタッシュカリバーを展開すると天津垓に挑み掛かった。

 

或人「うううう…ハアッ!!」

 

天津「くっ…」

 

或人社長はアタッシュカリバーと蹴りを交互に放ち天津垓を翻弄しており私の元に迫っていたレイダー達が一斉に或人社長の元に走り出した。

 

サヤ「くっ…」

 

或人「がっ…」

 

レイダー達は或人社長に狙いを定めて銃撃を放つが私は飛び上がりレイダーの前に降り立つとスラッシュライザーの剣をベルトから外して一気に振り抜いた。

 

サヤ「ハアッ!!」

 

A.I.M.S.隊員「ぐわっ…」

 

入れ替わりに或人社長がレイダーに向かって斬撃を放ち私は後ろに後退するが私の背後から天津垓の斬撃が放たれて剣で斬撃を受け止めに入った。

 

天津「サヤ…お前の居場所はどこにもないぞ…」

 

サヤ「私の居場所は自分で見つける!!ハアッ!!」

 

天津「ぐあっ…」

 

私は天津垓の腹部を蹴り上げると苦しげな声をあげるがすぐにサウザンドジャッカーの剣先を私のスラッシュライザーに向けて突きを放って来た。

 

天津「ならば…フローズンイーグルのテクノロジーを貰うぞ!!」

 

サヤ「させない!!」

 

 

(ブリザードウィング!)

 

 

私は手元のスラッシュライザーでサウザンドジャッカーを真上に跳ね上げると天津垓の腹部に連続で氷の斬撃を放った。

 

 

(カバンダイナミック!)

 

 

(フリージングレイン!)

 

 

私達の同時の斬撃がサウザーとA.I.M.S.隊員を吹き飛ばしてしまいA.I.M.S.隊員は変身が解除されて地面に倒れてしまった。

 

 

(エブリバディジャンプ!)

 

 

(プログライズ!)

 

 

或人社長はメタルクラスターホッパープログライズキーを起動させると銀色のバッタが一斉に天津垓に襲い掛かり、或人社長はプログライズキーを展開した。

 

(メタルライズ!)

 

 

(Secret material! 飛電メタル!)

 

 

(メタルクラスタホッパー!)

 

 

(ドッキングライズ!)

 

 

或人社長はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを連結させると天津垓に向かって駆け出して斬撃を放ち天津垓も負けじとサウザンドジャッカーを繰り出した。

 

サヤ「タアッ!!」

 

私は或人社長の横から剣を繰り出して天津垓の反撃を防ぎに掛かりついに天津垓のサウザンドジャッカーがに或人社長の斬撃により跳ね上げられた。

 

或人・サヤ「「ハアッ!!」」

 

天津「ぐわっ…」

 

私達の斬撃が命中してついに武器を失った天津垓が吹き飛ばされて或人社長は武器を地面に突き立てて私は剣をベルトに装着した。

 

 

(メタルライジングインパクト!)

 

 

(フリージングレインラッシュ!)

 

 

或人社長はプログライズキーを押し込み、私はプログライズキーのボタンとトリガーを引いて足元に力を溜めると或人社長の銀色のバッタの集団が円錐状のセルとなり天津垓に襲い掛かった。

 

或人「ふっ!!」

 

サヤ「ハッ!!」

 

私達は同時に空中に飛び上がると同時にライダーキックの体勢に入り天津垓は攻撃を受け止めようと構えるが私達のライダーキックが天津垓へと繰り出された。

 

 

或人・サヤ「「ハアーッ!!」」

 

天津「ぐわあああああっ!!」

 

2人分のライダーキックで天津垓は遠くに吹き飛ばされて壁に激突に直後に辺りは大爆発を起こしてしまい私は或人社長の隣に着地を決めた。

 

 

天津「何故変身出来た…?1000パーセントあり得ない…」

 

変身の解けてボロボロになった天津垓が膝を突いたまま呟き、私と或人社長は変身を解除するとイズが隣に歩み寄った。

 

イズ「衛星ゼアが認めたのです。或人社長が人工知能の未来を切り開くゼロワンである事を…」

 

或人「ゼアが!?」

 

イズ「そして先程、私がインターネット上で手続きを行い或人社長を社長とする新しい会社を設立したのです!!」

 

或人「会社!?だから変身出来たのか…」

 

イズ「サヤが提案してくれました…ゼロワンドライバーの使用権限は社長である必要があるので…」

 

サヤ「社長になればもう一度ゼロワンの使用権限を取り戻せるかもしれないと思ったからですよ…私の予想通りでした。」

 

或人「サヤさん…」

 

天津「飛電インテリジェンスの所有物を横領する気か?」

 

イズ「これは横領にはあたりません…ヒューマギアとゼロワンに関するテクノロジーの特許権は創業者である飛電是之助から或人社長へ受け継がれているからです」

 

或人「そうだったのか…流石だな!!」

 

イズ「いえ…私は或人社長の秘書ですから…」

 

天津「まさかイズがシンギュラリティに達するとは…覚えていろ!!」

 

天津垓はそのまま立ち去ってしまい私はようやく深い溜息をついた。

 

サヤ「ふぅ…なんとかなりましたね…」

 

或人「あの…サヤさんありがとう!!」

 

突然或人社長が私に向かって頭を下げて来て私は慌てて或人社長へと駆け寄った。

 

サヤ「社長!?そんな…頭を上げてください!!」

 

或人「サヤさんが居なければ全てのヒューマギア達のデータもイズも…社長の座も全てを取り戻す事が出来なかった…だから…本当にありがとう!!」

 

イズ「サヤ…私からもありがとうございました…」

 

サヤ「イ、イズ!?」

 

イズ「貴方の咄嗟の判断で私は或人社長を守ることが出来ました。本当にありがとうございました…」

 

2人が頭を深々と下げて来たので私は2人の肩を叩いて顔を起こすように促した。

 

サヤ「私は少しだけお手伝いをしただけですよ…」

 

イズ「サヤはこれからどうするんですか?」

 

サヤ「私は…今は唯阿さんの事が心配なので…天津垓の元から早く解放してあげたいと思っています…不破さんと一緒に…」

 

或人「そっか…」

 

サヤ「後は或人社長の新しい会社の動向も個人的に気になっているので時々お手伝い出来れば嬉しいです。それに…」

 

或人「それに?」

 

サヤ「それに…シェスタにも早く会いたいので…」

 

或人「約束したもんな…シェスタに会わせるって…」

 

サヤ「だから新しい会社に今後出入りが増えると思います。」

 

イズ「或人社長…サヤなら私達の力になってくれる筈です…」

 

或人「そっか…これからもよろしくな!!サヤさん…」

 

サヤ「こちらこそよろしくお願いします!!社長…イズ…」

 

私は天津垓の暴走を止めて、唯阿さんを天津垓の手から解放することと恩人、シェスタとの再会に向けて改めて全力を尽くす事を決意した。

 

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