Sideオウカ
入学式、一部持ち物は弄ってもらったがそれ以外は特にない。ただただうざいほどに俺を好いていることがわかった。そして悪魔にもいろいろいることがわかった。親父の子供は僕の孫だよと、よくわからない理論を広げていた。
「規律、校歌斉唱」
人間丸々 我らの食い物♪
魂・血と肉 残さず啜れ♪
「えー、続いて理事長挨拶」
校歌が終わるとそんな声が聞こえ……。
「オウカくーん、おじいちゃんだよーっ!!」
「結局か…」
「いやー、実は孫が入学しましてね。これがもう可愛くて可愛くて……そんな孫と撮った一枚がこれです!!後ほど、皆にこれを配布します」
誰がそんなものを欲しがるんだよ。
「良し、言いたい事言ったから終わり」
なんでそれで理事長が務まってるんだよ。うちの親父はもっとしっかりしてたぞ。まぁ竜は気まぐれだから統治という統治をしなくてもいいけど。
「では続きまして……新入生代表挨拶。えー、新入生代表アスモデウス君に代わりまして特待生であるオウカ君。登壇してください」
なんでそうなった、何も効いてないぞ。
「まぁ…訂正として血の繋がりのない赤の他人であるけど拾われた身としては感謝はしてる、説明はほしいがな。というわけで言うことがないので終わらせてもらう」
これで、いい、血の繋がりは此処じゃ重要みたいだしな、これで何かあっても問題はない。しかし終わったか、爺さんに苦言を申し出に「おいっ」
「なに?」
「……」
振り向くと、炎をまとった拳が飛んでくる
「っ?!……危ないな…」
「私の名はアスモデウス、先の入学式で、代表の挨拶を
「だから?俺は不本意だったんだが」
「あれは理事長の依怙贔屓。私にとっての晴れ舞台を汚された、君が優秀な悪魔か見極める必要がある、なぁ!」
「「「「「「「「おおおおぉォォォォォォ!!!」」」」」」」」
中庭を囲う建物には多くの悪魔がいた。
「随分多いな」
「衆人環視の下…私より実力が上であることを証明してみせろ…その身を持って、」
なんでこんな事に……どれもそれも、爺さんのせいか。しかし数撃ちゃ当たるってもんじゃないだろ。
放たれる火炎弾を避けていく。まぁ火災という分類があるから炎は効かないんだけど、まぁそれを見せるつもりもないしな。
「なぁあれ、全然当たってなくないか?」
誰かがそんなことを言ったとき、アスモデウスと名乗った悪魔の動きが止まる。
「ぜぇ…はぁ…ぜぇ…はぁ…な、なぜ貴様に当たらない」
「先手を取るのはいいけど、避けられやすいぞ天体竜の咆哮!!」
息を吸い込み、破壊の特性が込められた小さい流星群が口から放たれる。これで終わりだ。
しかし、悪魔社会は極端だな、