雪と星のゴジラのアカデミア   作:lambdazero

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生き別れた幼馴染み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうして、雄英の一員に強制的にさせられた唯。

 根津校長が上手く立ち回ってくれて人権も復帰した。

 相当お冠だったと相澤はぼやく。

「合理的に考えてお前は人だ星野。怪獣と言って悪かった。便宜上お前の保護者は雄英その物。全体でお前の面倒を見る」

 相澤は無礼を詫びて、雄英は放り出された怪獣に衣食住を提供した。

 雄英の片隅の施設。

 日当たりの良い場所に物置みたいなモノを速攻で作ったらしい。

 流石雄英。金と権力はまだ健在だった。

 檻と、上層部は言っているがもういい。

 言わせておけば。知ったことじゃない。

 そして向こうのように検査したのだが。

 ドクターが如何に優秀だったかよく分かる。

 こっちは身体の変異の理由すら特定できない詰み。

 魔王の方が科学力は勝っていた。

(まあ個性の複製とか普通にやってたし。私の細胞の培養とかで脳無作り出す天才だからなぁ)

 後々出てくる兵隊、脳無。

 原作より遙かにパワーアップしていると思われる。

 多分、アースである唯には勝てないが。ストッパーになっているから。

 日がな一日、検査と基礎的な訓練。

 オールマイトが全面的に相手をする。

 ……とは言うが。

 自然と身体に雪のゴジラが馴染んで慣れてきた。

 入れっぱなしにしているからか、水晶の背鰭が常に燐光を放っているぐらいの変化。

 尾も任意で出せるようになり、雪花も勢いをつけて周囲に吹雪を起こしたり、空気を圧縮してブレスにしたり。

 時空の雪は自分の意思で勝手に飛ばさないようにするようにもなった。

 名の通り、雪を操るゴジラになった。

 アースの磁気と重力によって身軽で素早く、破格のパワーと頑丈さに、EMPによる電子機器の破壊に非対称性透過フィールドというバリアに無限に再生する治癒力。

 そこに雪のゴジラの、普通の雪を撒き散らす、息吹で吹っ飛ばす、エネルギーの塊にした尾で薙ぎ払う。

 そう言えばアースのアレ、できるか試してみた。

 電磁気を圧縮して、腕に纏い空に向かって一閃。

 ……振るった軌跡になぞるようにプラズマが疾走する。

 空に放電しながら駆け抜けていく。

 プラズマカッター。

 アースの尾で放った全てを薙ぎ払う一撃。

 出来るんかい、と唖然とする。

 今の唯は、体温が無い。

 身体は未知の金属を含んだ植物繊維の状態。

 赤外線から放射線、電波まで何でも無意識に吸う。

 スマホも使えない。近くに居るだけで機器類は死ぬ。

 電波なども吸収する癖に逆に勝手に纏う電磁気のせいでスマホが手に入らない。

 現代人にスマホ無しの生活は……暇だった。

 ゲームも出来ない。娯楽が無いのが苦痛。

 根津校長も物置に機器類はおかない。

 監視カメラ? 設置した瞬間に故障する。

 EMPがコントロール出来ない。

 身体に電磁気纏うのは本能的な部分みたいだった。

 ネット環境? そもそも電波吸うけど?

 街に出たらそばから電子機器が片っ端から死んでインフラが壊れる。

 まあ、出ちゃいけないのだが。

 オールマイトとカードゲームで遊んでいるぐらい暇。

 オールマイトも毎日津々浦々しているのに空いている時間を割いて夜などに相手をしてくれた。

「私のターン、ドロー!」

「あ、ドローしたね? フィールド魔法発動。カモン、トークン」

「またか!? 王様えげつないね!?」

 よく某有名なカードで紙で遊んでいた。

 オールマイトは勇者、唯は王デッキだった。

 もう、オールマイトに対する恐怖は無い。

 罪悪感こそあれど、それ以上に同情。

 この人はこれから死ぬほど苦労する。

 後継者然り、生徒達然り。

 気苦労は察する。ぶっ壊したのは幼少時代の唯。

 責任を取ろうとは思わない。こっちの扱いは散々で、この世界に逃げ場は無いのも十年以上魔王の庇護の下で隠れて暮らしていて分かっている。

 もう、手遅れだったから。

 これ以上は魔王の好きにさせれば良い。

 あいつの紡ぐ物語。

 魔王の復讐と嫌がらせのストーリーはどうでも良い。

 生きていくのに精一杯の唯には、流れるまま振り回されてここに居るだけ。

 転生したらヒロアカ世界は無情だった。

 知ってたけど思っていたよりも酷い。

(今頃魔王は何やってんのかな。下準備?)

 などと思う程度。

 陣営? ヴィランにもヒーローにも居場所など無いが?

 ゴジラが何処に行くのだ。

 ゴジラは結局、こう言うことだ。

 食わない、死なない、喋らない。

 個性になってもその通り。

 身に宿した結果が、これだから。

 そして。何日も経過してから。

 入学の日が、やってきた。

 雄英の制服は着ない。指定のジャージである。

 背中が突き破るのでだぶだぶの上下ジャージ。

 袖が余る。だらしないけどどうでも良い。

 先に教室に向かう。一人で。

 今日から雄英は動き出す。

 たまたま廊下で唯を見て、数名の生徒達が真っ青になって錯乱したように悲鳴を上げて逃げ出した。

 一目散に。それでもって伝播する連鎖。

 朝っぱらから、ヒーロー科以外の学科の生徒がパニック状態に陥る。

 集団ヒステリーのようだった。

 そこら中で、逃げ惑う生徒達。

 教師達が必死に宥めるが収まらない騒動に発展した。

(私が何したって言うのさ)

 ただ歩いていただけで、通報するにもスマホが使えないとか叫び声がした。

 下らない。移動してるだけでこれだ。

 事前に言っとけよ根津校長、と思いながらヒーロー科を目指す。

 雄英は入学した一年のほぼ全ての学科で唯が居ることを知らない。

 無論、上の学年は根津校長が通達したので知っている。

 虚勢でも、我慢でも、無視をしている。

 上級生がパニック状態の現場に来て、教師達を手伝う。

 相澤がいないだけで、居ても黙っていたかどうか。

(凄い騒ぎ。馬鹿らしいなぁ……)

 大騒ぎの雄英の校内。

 廊下を歩くだけでこの様とは、雄英を甘く見すぎでは無いか新入生。

 ヒーロー科A組を目指す頃に、寧ろそのクラスメイトが何の騒ぎか見に来ていた。

 そこで、遂に。

 彼女は、再会する。

 十年以上会ってなかった、幼馴染みに。

 

「――本当に、生きてやがったか……」

 

 ガラも目付きも悪い、チンピラ一年。

 逃げ惑う連中を掻き分けて向こうから、やって来た。

「テメエ、どの面下げて戻って来やがった、おい」

 その少年は、思い出の頃より遙かに増長していた。

 幼少時代、どうせ大した個性じゃ無いと見下していた、あの頃。

 その結果、ああなったのに。

 此奴は……。

「あれ。ここに受かってたんだ。流石はかっちゃん。久し振り。随分と、大人になったね」

 敢えて、嘗て、そう呼んだ偽りの、仮初めの記憶を辿って笑って言った。

 ――爆豪勝己。もう一人の幼馴染み。

「なにヘラヘラ笑ってやがる、唯ッ!!」

 怒鳴ってこっちに来る爆豪。キレてた。

 十年以上会ってなかった生き別れた幼馴染みに感動もクソも無い。

 こいつには、冷静はキャラじゃない。

 圧倒的自尊心とワガママのストイックさで強者を見上げている、若者。

「テメエこの野郎、この十年以上何処にいやがった!? 何でもっと速く戻ってこなかった!?」

 詰め寄る爆豪。圧倒的な怒りだった。

 それしか見えない。

「ゴメンね。隠れてたんだよ、ずっと。表に出ると、周りのヒーローに狩られるからさ」

「そう言う問題じゃねえ!! 分かってんのか!! 今頃戻って来やがって! ちったあ頭が成長してんのかテメエ! 結局雄英に捕まってんじゃねえか!」

「国が決めたことだよ」

 間合いに入る。そこで、歩を止める。

 対峙する二人。怒り狂う爆豪と、苦笑いの唯。

 感動の再会など期待していないが、これも予想外。

「巫山戯んな! 何笑って日常に戻ろうとしてんだッ!! 十年以上だぞ! 十年以上雲隠れした挙げ句に、よりにもよって雄英に来やがって!」

「あははっ。完全に偶然なんだけどねぇー」

「笑うなッ!! またゴジラが暴走してたんだろうが!」 

 怒鳴りつける爆豪は、笑って誤魔化す唯に苛立っていた。

「あの時は逃げたけど、今度もオールマイトには勝てなかったよ。負けちゃった」

「……あぁ? 何、自慢気に言ってんだ、おい」

 けんもほろろの唯に、掌から火花を散らして威嚇する爆豪。

 間合いに入らないのは、十年以上離れていた間に学んだからか。

 何より、当時ほど唯が空虚で無いことを彼も理解していた。

「かっちゃんらしい、俺様のまま。優秀なのは変わってないようで何よりだよ」

「久々に知らせも無く顔見せて、言いてえ事は上から目線か? ぶっ殺すぞクソが」

 罵っておいて、周りが入り込めない一触即発の空気を纏う爆豪。

「うわ、口悪いなぁかっちゃん。どうやったらそんなチンピラみたいな口調になるの?」

「うるせえ! ここで白黒つけるか、あぁ!?」

 キレる爆豪。煽っても居ないのに逆上する。

 いやこいつ知っていたけど、普通に有能でインテリの癖に人望無い人格に難ありの奴だ。

 ブレてない。変わってない。

「ヒーローはルール守ってないといけないよかっちゃん。私は良いけどね、ただの怪獣だし」

「おい、今なんつった」

 不意に、自嘲的に言った言葉に反応する。

 声色のトーンが下がって、冷えた。

「ん? 怪獣って言ったんだよ、自分のこと。ヒーローは私を飼い慣らすんだって。殺せないから」

「…………」

 途端に、爆豪は俯いて舌打ちした。

 殺気立っている。

「お前、自分が怪獣だとでも思ってんのか」

「思う思わない、じゃない。事実だよ、かっちゃん」

「そうかよ。人を超えて、自分は災害を撒き散らす怪獣ってか」

 怒りだろう。身体が震えている。

 爆豪は、顔を上げた。

 その表情は……見たことの無い、初期では有り得ない、悲痛なモノだった。

 

「巫山戯てるんじゃねえ!! お前は人間だろうが!! この十年で何があったか知らねえよッ!! 戻ってきた暴走も関係ねえ!! お前は、星野唯って言う人間だ!! 勝手に俺の前で、怪獣(ゴジラ)になるな!! どんなになろうが、お前はオールマイトに恐怖した、感情のある人間だッ!!」

 

 …………意外すぎて、言葉が出ない。

 ちょっと待って、爆豪こんなこと言うキャラだっけ?

「えっと?」

「何を当たり前に自分が怪獣だって受け入れてんだ! 個性がお前を塗り変えても、お前の心は星野唯だって言ってる、これの何がおかしいんだよ!?」

 心? 心と来たか。

 本来居ない異物の幼馴染みが、歪ませた結果か。

 理解できないように爆豪は言う。

「オールマイトから逃げた癖に、怪獣面すんじゃねえ! 大体、本物のゴジラは逃げねえ! 絶対的な存在に、自分を持ち上げてマウント取りやがって!!」

「…………あぁ、そういう事。だいぶ私の存在で拗らせてるねぇ、かっちゃん。ゴメンね? 私もうオールマイト怖くないし、実際にゴジラだから。かっちゃんがいくら私を否定しても、実物と現実は、変わらないよ?」

 理解できた。幼少時代に一度も折れなかった自尊心を、爆豪のプライドを、唯が居ることで最初から敗北感を与えたのか。

 次元が違うゴジラという個性を、爆豪は認めたくないから。

 完膚なきまでの完全なる勝利、自分こそが完璧のナンバーワンを目指す爆豪に、ゴジラは……大きすぎて、超えられない壁なんだ。

「久し振りに会ったと思ったら……何言いだしてるの?」

「唯、戻れ! ヒーローが、周りが何を言おうが、お前は人間だってなんで分からねえ!?」

 土台が違うから、土俵が違うから、戻れと。

 無茶を言うなと苦笑する唯。

「ねえ、かっちゃん。私さ、もう体温が無いんだ。ゴジラに身体、食われちゃった」

「はぁ!?」

 分かっている範囲で困惑する彼に個性を説明する。

 異物感を感じるように、意図的に。

「そう言われるのは嬉しいけど、現実逃避が出来ないんだよ。ゴメンね、もう……戻れないんだ。人には」

 ゴジラは、結局怪獣だから。

 爆豪がどう言おうが、マウントだろうが。

 質が、違うのだ。次元が、違うのだ。

 笑う。笑って流そう。彼の敗北感は原作には無い。

 唯がいたから、起きたイベント。

 現実を、正論を、叩きつけろ。

「久々に顔見てさ。再会したら大きくなったのに、根っこはかっちゃんのままブレてないね。自分が一番じゃないと気が済まないその性格、友達減るよ?」

「……うるせえ」

 ケラケラ笑う唯に、再度怒りをぶつける爆豪。

 それは、唯に劣等感を抱いた幼馴染み故言えた事。

「いい気になりやがって……! 自分の個性もろくすっぽ使えねえ癖に、あの時も、今回も、オールマイトと戦えて、張り合えるのを見せつけて! 何処までも俺を虚仮にして楽しいか、あぁ!?」

「うーん……そう言われてもね。これでもこの檻で直々にオールマイトとケンカぐらいしてるから、実際かっちゃん言うほど私弱くないよ? って言うかさ」

 これは、言って良いか迷うが……一応言っとくか。

 ちょっとコンプレックスになってるっぽいので。

 

「爆破程度の個性で、(ゴジラ)に勝てると本気で思ってるの?」

 

 言っとくがこっちは人類史の恐怖の概念だが?

 その『個性』というだけで合法で死ねと言われる。

 そういう個性を相手取るのに、爆破するだけの個性が、通用すると思うのか?

「何だと!?」

「今だから分かる。爆破って、総合的に見ると攻撃的で強いんだろうね。でも、かっちゃんの比較対象が、私だよ? オールマイトに個性で超えるって言ってるぐらい、無謀だってわかりきってるじゃん。あのパワーと真正面から戦えるの、かっちゃんは。私は出来るよ? 何なら個性封印しても、殴り合いなら死なないし。かっちゃん、もう少し頭良いと思ってたんだけどなぁ?」

「野郎ッ……!」

 正論だ。ゴジラに、爆破程度で何が出来る?

 こっちは人類史の怪獣王。

 向こうは精々火薬といったところ。

 爆弾とか地雷とか、そんなのゴジラに効くと思うか。

(いや、実際効いてる事案あるんだけどね。在来線爆弾って言う奇想天外の爆弾なら……)

 それはともかく、事実として淡々と述べる。

 格が違うのだ。上には上がいる。

「あくまで自分の方が俺より上って言いてえのかよ!」

「張り合いとか、拮抗出来るなら言いたいって言い分になるよ。でも。これ悲しいけど、事実だし? 見なよ、かっちゃん。私のこと、みんな怖がってる。パニック状態になる。これが、私だよ」

 より分かりやすく言おうか。

「かっちゃんの個性は常識的に強いだけ。私は生きてるだけで皆に避けられて、国からも死ねと言われる、その違い。かっちゃんに理解できるわけ無いんだ」

 常識的な範疇で、健全に生きてきた爆豪に唯の牢獄は見えない。

 自由などないのだ。これが、怪獣の代償。

「逆に安心したよ。かっちゃんがこっちに来なくて良かった。普通に生きてたんだね、その反応だと」

「同情するな!! 上から目線で自分を特別扱いしやがって! お前が何だろうが、俺は認めねえ! 何が怪獣王だ! 人類見くびって舐めんな!! 過去ならいざ知らず、超常社会でも自分が天辺だと思うなよ!!」

「いや、そう言われても……」

 肩を竦めて、彼女は言う。

 普通に生きててそれが不満か?

 上に生きる意味。恐怖の概念。

 それを爆豪は理解できないとは思いたくない。

「特別扱いって言うか、化け物扱いだよね。超常社会でも怪獣は怪獣なんだな、って」

「そうやって諦めて、逃げる気か! 心を持ってる癖に、それを捨てる気もねえ癖に! お前は、そうやって他の連中全員を見下すのか!」

 凄く爆豪に責められた。

 見下す……見下す?

「ゴメン。ほら、素人に害虫の良し悪しなんかわかんないじゃん? アレと一緒。私にもわかんない!」

 思い切り笑え。もういい。

 此処まで来たらいっそ憎まれろ。

 バグった物語、いびつなイベント。

 爆豪すら変わったのなら、唯も相応に振る舞おう。

「お前がそう言うなら俺がこの手で倒してやる! 人類舐め腐った怪獣様に、人の叡智を教えてやんよ……!!」

「あれー? 何か凄い怒ってないかっちゃん? ヒーローがしていい顔じゃないよ」

 スマイルスマイル、と白々しく振る舞う唯。

 これで良い。これでよく分からん爆豪の激重感情が唯に向くけど。

 どうでも良い。どうせ爆豪は天才。

 本当に勝って攻略すれば気が済むだろう。

 アースに、雪のゴジラに、勝てる……か?

 微妙だと思う唯。

「調子に乗りやがって……! 絶対だ。絶対にお前は俺が倒すッ!! 完膚なきまでに完封してやる!」

「無理無理。アリがオールマイトに挑むようなもんだよ」

「散々虚仮にした挙げ句にアリ!?」

 ヤバい、口が滑った。

 撤回しようとしたら猛烈に怒り狂う爆豪。

「覚えてろよ唯、お前の恐怖を俺が塗り替えてやる! 俺がお前の新しい恐怖だ!」

「全然怖くないし、かっちゃんはかっちゃんでしょ」

「クソがァッ!!」

 結局爆豪は何が言いたいのかわからないまま、踵を返す。

 教室同じなのでついていく。

 周囲に居た連中に失せろモブと罵る爆豪。

 唯にはついてくるなと言うが、無理と言ってから。

「がおー!」

 適当に鳴き真似すると本当に血相を変えて逃げて行くギャラリー。 

「はい、追い払った。これで良いでしょかっちゃん」

「テメエ舐めプもいい加減にしろよ……!」

 彼がブチ切れながら唯もA組を目指す。

 背中を追いかける。

 こう見ると、なんつうか人選ぶ性格だと思う。

 嫌いな奴は嫌いだろうなと。

 唯はなんかライバルというか因縁? つけられたし。

 事実言ったら逆ギレされた。

 まあ、言い方悪いのは自覚してるけど。

 バグった以上、何処で何が起きるか分からないし。

 もうどうにでもなれ、という投げ遣りで始まる。

 もう一人の幼馴染み、主人公との再会が。

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