後誰か……カヤの身長を教えて……。
良ければ見ていってください。
「貴方はどう思うかしら。」
「いや、開口一番に『貴方はどう思うかしら』と言われても何のことだか分かりませんよ?」
コウは隣で食事をしている背の高く長い黒髪の女性にツッコミを入れる。
「そうね、前置きが足りなかったわね。」
「足りないじゃなくてそもそも無かったですよね?」
コウは隣の女性、調月リオは全く見当違いの事を言う。
「リオさん、前々から思ってるんだけど、大分天然だよね?」
「……そんなことはないわ。」「いや、大分天然だよ。」
リオは自身に思い当たりがあるのかコウから少し目を話す。
「……私が天然でも問題は無いはずよ。」
「まぁ……それはそうですけど。」
「なら問題は無いわ……ハムッ……美味しいわね。」
「それはどうも。」
リオはヒョウから提供された料理を頬張っている、コウはリオの隣に座っている。
「やっぱり、スーパーの弁当よりもあなたのご飯の方が良いわね。」
「もうこのころ週一で僕の店に来てますよね?お金の方は大丈夫なんですか?」
「大丈夫よ、貴方は思ってないでしょうけど、私はかなり優秀な方よ。」
「確かミレニアム?の生徒会長さんでしたっけ?実際どのぐらい貰ってるんですか?」
「
「WoW……リオさん、週一とは言わずに毎日ここに来ません?最高のおもてなしをしますよ?」
「できればそうしたいのだけど、私はしている事があるから難しいわね。」
「そうですか、少し残念ですね、そう言えばトキさんは今日はいないのですか?」
「トキは今日は誘っていないわね、任務に行ってもらってるわ。」
リオは文句をたれながらも指示を受け任務に行ったトキを思い出す。
『今日でなくてはダメなのですか?』『そうよ』
『何故この日に任務を入れたのですか』ブーブー
『……ごめんなさい』
『いいです……今度一人で行って甘やかしてもらいます。』
『……そう……』
「任務だったのですかそれなら仕方がないですね。」
「私が失神する羽目になるから嬉しいのだけど。」
コウは少し残念そうにそう言う。トキとコウはかなり仲がいい、波長が合うというのだろうか他人の目から見ても特に仲が良いように見える。まるで同性のような距離感なのだ。
コウとトキが二人で居る時はクソガキ×2となる、二人はリオの事を舐め腐っており、この前リオとトキが訪れた時はリオにいたずらを仕掛け失神させたのだ。
ブラックマーケットの住民たちはこの光景を微笑ましい目で見ている、リオはまだ若干警戒されているらしいが、トキに関してはカヤと同じように昔から一緒に居たのではないかと幻視しているらしい。
コウは普段は異様に落ち着いた雰囲気なのだが、トキと一緒に居ると年相応の表情で楽しそうにしているのでリオがどうなろうとも周りは好きなようにさせている。
「えー、せっかく新しいイタズラ考えてたのにー……えっ」ガシィ!
「やめて頂戴……またあんなことになるのはごめんよ。」ギチギチギチ
「グゲゲゲゲ……〆ないでぇ……」
まさかのコウはリオにヘッドロックを掛けられる。コウにはヘイローが無いため簡単にリオに拘束される。
「……あっ、ごめんなさい……」
「…………」
「コウ?」
「柔らかくって……あったかい……」
「!?!?!?」
コウはヘッドロックを解かれたがそのままリオにくっついたままなのである。詳しく言うと後頭部をリオのデッカイお胸に埋めている。身長の差的に位置がそうなるのだ。
「ど……どうしたのかしら?」(激焦り)
「あ、ごめん……少し……亡くなった母さんを思い出して……僕が怒られた時こうやられてたから。」
「……もう少しこのままでも、大丈夫よ。」
コウとリオはそのままの体制で会話を続けるのだった。
「初めの話に戻るけど何がどう思うか何ですか?」
「あぁそのことね……大分論点がズレてしまっていたわね。」
「コウは、『トロッコ問題』をどう思うかしら?」
「『トロッコ問題』?それってあれだよね、大勢を助けるために一人を犠牲にするか、功利主義的に大勢を犠牲にするかってやつだよね?」
「そうね、その認識で合ってるわ。」
「それがどうしたの?」
「これについてあなたの見解が知りたいのよ。どんな答えでも構わないわ、思ってることを聞かせて頂戴。」
「うーん……」
コウはあごに自身の手を当て目をつぶり考える。
「そうだね……人による!」
「人による?」
「うん、もしだよ?大勢いる方が自分にとって全く関係のない人で一人の方が自分の知り合いだったり、大切な人だったら……僕は迷いなく関係のない人達の方にレバーを傾けるよ。」
「それが逆で、大勢の方が知り合いだったら、一人の方にレバーを向けるよ。」
「…………」
「まぁでも難しいよね。僕の場合は感情論で判断してるけど、合理的に考えると一人の方にレバーを向けるけど、道徳的に考えるとレバーを引くことは人殺しになっちゃうから何もしないっていう人もいる。」
「僕の選んだ選択は世間から見たら間違ってるかもしれないけど、でも世間は僕じゃない。僕はこの感情論で選択するのが正解だと思ってるから。」
「要するに、こんな問題を無理に考えなくてもいいと思うんだ、自分が思ったことが正解だと思ったらそれが正解なんだよ。」
「リオがこのことで何を考えてるのか分からないけど、リオが考えてその選択をしたならそれはリオの正解だと思うよ。」
「少なくとも僕はリオがよく考えてその選択をしたなら、間違いだとは絶対に言うつもりは無いよ。」
「自分の正解だと思う選択が……正解……」
リオはコウが言った事を深く考えている様子だ。
「……ありがとう、感謝するわ。私は少し考えすぎだったのかもしれないわね。」
そうして少し考えていたリオだがリオの中で結論が付いたのかそう言う。
「ん?あ、何かすっきりした?」
「そうねあなたの考えを聞くと自分が難しく考えてたことがどうでもいいように思えたのよ。」
「へー、それなら良かった。どうする?もう一品食べてく?」
「そうね、竜田揚げをお願いできるかしら?」
「オッケー、それじゃぁちょっと待ってね。」
「そう言えばリオって揚げ物好きだったよね?毎週毎週いっぱい食べてるけど大丈夫なの?」
「?確かに揚げ物は身体に悪いと言われてるけど、特に問題は無いわ。」
「いや、健康なのは目に見えて分かるけど、体重のことだよ。」
「?特に体重の方は問題ないわよ?1年前から変わっていないし。」
「マジか……特に何もしてないの?運動とか。」
「特には何もしてないわね、何なら基本的にデスク作業よ。」
「へー、すごいね。他の人には言わない方が良いかもね。」
「?なぜ?……コウ……コウ?」
リオの疑問に答えることなくコウはそのまま揚げ物を作っていくのだった。
「お帰りなさいませー……リオ様」プクー……
「あの……本当にごめんなさい……トキ……」(涙目ヒヤアセ)
「次からは必ずコウのところに行く日は任務を入れないでください」プクー……
「わ、分かったわ……次から気を付けるわ……」(デフォルメ化涙目)
とある場所でメイド服を着た少女、飛鳥馬トキが仁王立ちで頬を膨らませてそっぽを向いている、リオはなぜか床に正座させられている。
「ハァ……もういいです……それでコウに何を言われたのですか?私が任務に出る前のリオ様の顔つきが違います。何かすっきりしているように……まさか……リオ様?」(顔を少し暗くして)
「えぇ……難しく考えてた私がバカみたいってことを教えられたのよ。」
「……違いましたか……ということは決まったのですね?」
「えぇ……私は、私の道を行くわ。」
「了解しました。」
「でも、まだその時ではないから準備の時間ね。」
「今のうちにコウの料理をたくさん食べましょう。」
「そうね。」
そうしてリオとトキは今後を決めるのだった。
(コウ、あなたのおかげで『トロッコ問題』の回答、私はもう出たわ。)
(私はコウ、あなたを守るために名もなき神々の王女を破壊するわ。)
(ミレニアム、いえ世界を守るのもコウを守るためのついでよ。)
ミレニアムの生徒会長は自ら決めた道へ向かう覚悟を決めるのだった。
よければ感想とか書いていってください。
先生は?
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男!
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女!