初めましての方は初めまして。初めましてでない方はいらっしゃらないでしょう。
さて、まぁ最初はプロローグなので本文内容は薄いですが、一応主人公の事を書くので、見ておいた方が良いとは思います。
……ここはどこだろう?
僕は、一体…
目を覚ます。
それと同時に、自分の口から泣き声が発せられた。
「あぁ、良かった。無事に産まれてくれたのね…」
優しげな女性の声がした。
瞼を開くと、そこにはこちらを覗き込む青紫色の髪の女性、その隣には金色の髪の男性、そして少し離れた所でこちらの様子を窺っている、青紫色の髪をした女の子が居た。
「イーニア。貴女の名前はイーニアよ。このスカーレット家の次女、『イーニア・スカーレット』。」
そうしてようやく状況を悟る。
(まさか…生まれ変わった!?しかも、女の子に!?)
困惑する自分をよそに、両親と思しき2人は喜んでいた。
あれから数日が過ぎた。その間、色々と分かったことがある。
まずは自分の名前は「イーニア・スカーレット」である。そして青紫色の髪の女の子は自分の姉「レミリア・スカーレット」。両親と思われていた2人も、紛うことなき自分の両親であった。
(ここは…恐らく東方Projectの世界。しかし、原作では存在しない、スカーレット家の真ん中だと思われる。もしかしたら後数年でフランが産まれるのかもしれない…)
東方Projectのことは前世から知っていた。祖母が貸してくれたスマホの中で、二次創作などにハマっていたから。
(…流石に存在しないキャラへ転生するなんて思いもしなかったけど、地獄だった前世にサヨナラ出来たのなら、悪くはないかも知れない。)
前世では、母親は半ネグレクト、父親からはDVを受け、学校に行けば毎日凄惨なイジメを受けていた。唯一味方だった祖母も1年前に他界していて、もはや前世に未練なんて無いのだから。
今の両親は愛情を注いでくれている。
だったら。
それなら。
『私』はこれから、『イーニア・スカーレット』として生きていこう。
今度は誰かに愛されるように…
いや、せめて嫌われることのないように…
その為には、自分を必要とされるに足る存在であると思ってもらわなければ…
ここは恐らく紅魔館。であれば、大図書館があるかもしれない。
本を読んで知見を深め、魔導書を読めば魔法も使えるようになるかもしれない。
もしかしたら自分にも、何かしらの「能力」が備わっている可能性もある。
皆には優しく、丁寧に接しよう。誰に対しても敬語を使っていれば印象は良くなるはず。
もしも嫌われれば、自分に居場所は無くなってしまう。そんな強迫観念に囚われながら、イーニアは必死に考える。
前世のせいで「自己評価」が最低となっている彼女は、ただ「嫌われたくない」という一心で動いていく。
その結果、どれほど周りから想われることになるのか…
今の彼女は知る由もない。
ここまで見て下さり、ありがとうございます。
ストーリーの入りとなるプロローグって書くの難しい…
次からはイーニアもレミリアも動くし喋ります。
こんなキャラ作りたいと思って、数年前から妄想して色んな設定やストーリーを考えていましたが、実際に文字として書き起こすのが中々に難しい。