My Hero Grand Order   作:BLUE@

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アンケートの結果、緑谷のヒーローネームはオリジナルに決定しました。
協力してくれた方ありがとうございます。


ヒーローネーム決め

雄英体育祭が終わり休日明けの登校日。

 

今日の天気は雨、ちょっと気分が落ちるなぁと思いながら僕は準備を始めた。

 

そしていつも通りかっちゃんと登校中、色んな人からの視線を浴びていた。

 

「あ!あの二人、体育祭で同時に優勝した子じゃない?」

「本当だ。これから登校か」

「決勝戦、格好良かったなぁ。来年も期待だな」

 

周囲の好意的な言葉に僕は少しむず痒くなる。

 

「すっごい目立っているね。かっちゃん」

「体育祭で派手に暴れたからな。必然だろ」

 

そして教室に行くと、クラス内は雄英体育祭後の周囲の反応に湧いていた。

 

瀬呂君と上鳴君は小学生からドンマイコールされたそうだ。

 

テレビ効果は半端ないことを実感するよね。

 

「あ、飯田君」

「緑谷君と爆豪君か」

 

登校してきた飯田君に声をかける。

お兄さんは万全に治したが大丈夫だろうか。

 

「兄の件なら心配無用だ。リカバリーガールと君のおかげで重体だった兄は無事完治したよ」

 

彼が兄の襲撃で復讐心を抱くことを懸念していたけど、この調子なら大丈夫そうだ。

 

そしてチャイムが鳴って席につく。

 

「おはよう。お前ら。体育祭おつかれさん。早速だが今日のヒーロー情報学、ちょっと特別だぞ」

 

なんだろう。テストだろうか。

 

「コードネーム! ヒーローネームの考案だ」

「「「「「胸ふくらむヤツ来たああああ!!!」」」」」

 

騒ぐクラスメイト達は相澤先生の眼力で鎮圧される。

 

「というのも、体育祭の指名にかかわってくる。指名が本格化するのは経験を積み即戦力として判断される2・3年から。

つまり今回来た指名は将来性に対する興味に近い。興味が削がれたら一方的にキャンセルとかよくある話だ」

 

成程、頂いた指名が自分へのハードルになるのか。

 

「そして、来た指名の数が、これだ。例年はもっとバラけるんだが、三人に注目が偏った」

 

音声読み上げ機能により、数字が読み上げられる。

 

緑谷 2423

 

爆豪 2225

 

轟  1528

 

常闇  360

 

飯田  301

 

上鳴  285

 

八百万 108

 

切島   74

 

麗日   24

 

瀬呂   14

 

尾白    9

 

葉隠    1

 

 

うん、僕とかっちゃんと轟君が凄いね。

 

特に轟君はベスト4じゃないのにトップ3に入ってるよ。麗日さんは指名入ってて良かった。第三種目参加したのに指名入らないのは意外だけど、芦戸さんとか。

 

「これを踏まえ、指名の有無関係なく、いわゆる職場体験に行って貰う」

 

成程、それでコードネーム。

 

「まあ仮にとはいえ、適当な名前は」

「つけたら後悔しちゃうわよ!」

 

相澤先生の話に割り込む様にミッドナイト先生が教室に入ってきた。

 

「ミッドナイト先生」 

「この時の名が、世に浸透してヒーローネームになってるヒーローが多いからね」

 

その後、名は体を表すを意識して決めろと告げ、相澤先生は残りをミッドナイトに丸投げして寝袋に潜り込んだ

 

そして十五分後。

発表形式で大喜利展開からマトモなのと十人十色なヒーロー名が出た。

 

一部手直しがある中、かっちゃんの番。

 

「爆裂ヒーロー ブラスト」

 

あれ?意外とまとも?てっきり爆殺とか付けるかと思っていたけど。

 

「どうしたのかっちゃん。何かあった?」

「こないだ家でババァに聞かれたから答えたら元から決めてたヤツだとダメだって拳骨された。爆殺王の何が駄目なんだよ畜生」

 

ヴィランぽい名前だから止めたのかな?

 

その後、飯田君は自分の個性と名前をもじって「ブーステン」にして、最後に僕の番が来たので、皆の前で以前から考えていたヒーロー名を見せる。

 

「英霊ヒーロー セクエンス・カルデア」

 

カルデアは文字通り、前世で所属していた組織の名だ。

 

その前に付けたセクエンスとはラテン語で「続く」、「次の」という意味を持っており。これは前世で終わったはずの僕がカルデアとして次の困難に立ち向かうという意思を示すために付けた。

 

まあ流石に、皆には言えないよね。

 

「良いじゃない!素晴らしいネーミングセンスね」

 

ミッドナイト先生や他の皆の反応を見るに受け入れてもらえたようだ。

そして職場体験の注意事項などを説明された後、ヒーロー情報学の授業は終わった。

 

 

―――

 

 

ヒーローネーム決めが終わり、職場体験先のリストを配られて授業が終わった翌日。

 

「オイラはマウントレディ!!」

「峰田ちゃんやらしいこと考えてるわね」

「違うし!」

 

指名を貰った生徒は指名の中から、無かった生徒は雄英高校からオファーした全国の受け入れ可の事務所四十件から選ぶ。

 

「しかしマウントレディかあ、デビューしてまだ一年と少しなのに職場体験の受け入れ先になるとか凄いね」

「そういえば出久は、マウントレディのデビューした初事件の場に居たんだっけか?」

「うん、ちょっとしか見てなかったけどね。」

 

あの時は、学校に遅れると思って一目見てそそくさと離れたんだよねぇ。

 

「それでかっちゃんは何処に?」

「ラビットヒーロー ミルコだな。ベストジーニストの方も考えたが、こっちにした」

「超現場主義な彼女ならかっちゃんに合ってそう。あと選んだ理由はランキング順位から?」

「この国の現女性ヒーロートップだしな。足技主体な戦闘スタイルだから何か学べるかもしれねぇ」

 

かっちゃんとしては、戦闘中に移動で両手が塞がるから足技に磨きをかけたいのかな?確かに彼女以上の足技使いはそうはいないし。

 

「事務所のかったるい書類仕事を見なくて良いのも魅力だしな」

「いやむしろ職場体験はそういった実務を学びに行くのが目的じゃないかな?」

 

ヒーローの実際の仕事ぶりを知るとか。

 

「そういうお前は?」

「サー・ナイトアイ事務所だね」

「即決しないで一度くらい指名リストに目を通してやれ」

 

いや、一応目を通してはいたんだよ?

でも卒業後も独り立ちするまではサー・ナイトアイ事務所に所属するつもりだしなあ。

指名をたくさん貰えたのはありがたいけど同時に申し訳ないよ。リストを印刷してくれた先生にもだけど。

 

場所が変わって食堂。

放課後だけど軽食やらデザートが食べれるから雑談にもうってつけなんだよね此処。

 

「飯田君は?」

 

話題になるのはやはり職場体験先についてだ。一年のこのイベントが進路に影響するから皆必死に考えて決めている。

 

「兄のインゲニウム事務所だな。他所のところで学ぼうとも思ったが僕の理想は兄のようなヒーローだからな」

 

ヒーロー殺しの怪我も問題ないらしい。まああれくらいの怪我なら何度も治したからね。

麗日さんは武闘派のガンヘッド事務所、かっちゃんの影響かうちのクラスは格闘技に興味を持つ人が増えているみたいだ。

 

「あー、いたいた緑谷君。放課後なのに食堂にいるとか不思議」

「待ってっ!!ねじれさーんっ!!」

 

ん、この声は?

 

「ねぇねぇ緑谷君だよね、女の子になって竜に乗ってた緑谷君だよね?男の子なのに女の子に変身とか不思議」

「また濃いのきたな」

 

食堂に入るなりこちらに来て話し始めたふんわりした女性。確かこの独特感は聞いたことあるような。

 

「あのねあのね聞いてほしいの!ほしいの!職場体験をリューキュウ事務所にしてほしいの」

「駄目だからね!緑谷君はサーのトコだから誘わないでってばねじれさん!!」

「でもねリューキュウも是非うちにって。知ってた!知らなかったでしょ!?だって竜に乗ってたんだよ凄いよね」

 

何か、次から次へと話しかけてくる。ちょっと対応できないかも。

 

「ミリオさんお久しぶりです」

「うん久しぶりだね緑谷君、それと爆豪君」

「うっす」

 

僕は彼女を必死に宥めている通形ミリオ先輩に挨拶する。

となるとこちらの女性がビッグ3の紅一点である波動ねじれ先輩か。成程独特な人だ。

 

「知り合いか緑谷?」

 

僕達の話を聞いていた切島君が話しかけてきた。

 

「うん、ちょっと縁があってね」

 

流石にオールマイトから経由した知り合いだとは言えないけど。

 

「職場体験でサーとグラントリノも待っているから」

「なんで決定してるの、不思議。リューキュウも緑谷君に興味を持っているのに」

 

インターン先のリューキュウに頼まれたのか、けどなら余計に無理だよね。

僕はやんわりと断るとねじれ先輩は残念そうにしてたけど何とか諦めてくれた。

 

「ならね緑谷君のこと、もっと聞かせて知りたいことばかりなの。不思議」

 

ミリオさんがごめん付き合ってと手を合わせてお願いしてくるので、その日は下校時間までねじれ先輩の質問攻めにあった。

 

かっちゃんは雄英高校トップのビッグ3に興味津々みたいで好戦的な笑みを浮かべているし、他のみんなも三年生の体験話なども聞けたので満足そうだった。

 

ちなみに入口付近で混じれずにポツンとこちらを見ていたビッグ3最後の一人もいたが、自己紹介もできずに終わってしまった。

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