TS転生してスカウトとしてパーティで冒険者して活躍していた俺だったがある時娼婦なれば安全に稼げるんじゃね?と閃く。
 元パーティメンバーも足繁く通ってくれる様になったし将来は安泰だな。
 優秀な冒険者から最強娼婦へと駆け上がるサクセスストーリー、ここに開幕!

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TS転生した俺は優秀な冒険者から最強の娼婦にジョブチェンジする!

 ナーロッパ世界の村にTS転生したぜ!ひゃっほぅ!と言っていた昔の自分を殴りたい。

 男尊女卑全開の村では女の扱いはまぁひどい。

 7人兄妹の5人目となれば更にひどい。

 髪の毛は赤茶色、顔はまぁ普通だった。

 

 食事もまともに貰えずにいつもひもじい思いをしていた、そのせいでいつも痩せこけている。

 しかも労働力扱い、朝から日が暮れるまで働きっぱなしだ。

 夏は暑く冬は寒い、前世の記憶を使う暇も余裕もありゃしない。

 そしてこの村では一部の子供は10歳で一応成人となる。

 何でかって?成人ならもう面倒見なくて良いよね?って言うことだ。

 村に居場所はなく口減らしの為に追い出されたのだった。

 

 一応端金と言え金を貰えた。

 運よく、本当に運よく大き目の街に向かう馬車があったので荷物に紛れて忍び込んだ。

 正規に乗らないのかって?誰が好き好んで得体のしれない奴を乗せるって言うんだ。

 貧すれば鈍する、日本人しての生き方など今の世界では意味がないのだ。

 やられる方が悪い、そう言う世界なのは10年で骨身に染みている。

 

 大きい街に着いた……が10歳の農村生まれのガキに仕事があるはずもなく……。

 そう思っていたら流石ナーロッパ、一切身分証明が不要な冒険者と言う職業があったのだ。

 ブラックで使い捨てなのは重々承知、野垂れ死ぬよりはマシだと思う。

 名前は自由決めれた、前の名前は捨て俺は晴れて女冒険者「アッシュ」となった。

 

 俺が他のガキ共と違うのはズバリ理論的な思考と行動が出来る。

 薬草の採取や街の溝さらいなどで得た金の一部を貯金する。

 周りの同年代のガキ共はあればあるだけ使っている、マジでバカ。

 そして貯めた金を少し上の奴らに巻き上げられて真のバカは自分だと思い知ったのだった。

 

 最早前世の知識が邪魔まであるぞ、これ。

 いかに日本が平和だったか実感して辛くなるだけだ。

 でも死ぬのはやっぱり負けた気がする。

 俺は有り金を全部食べ物に費やした。

 良い装備を買っても巻き上げられるだけ、キチンと栄養を取って成長するのが手っ取り早いと判断した。

 

 冒険者とは名ばかりのストリートチルドレン、そして数の暴力はどの世界でも絶対だろう。

 既にいくつか出来ているストリートチルドレンのグループを比較、稼ぐ為に犯罪に手を出していたグループの一員となった。

 スリ、窃盗等、殺人以外何でもござれのグループだ。

 まぁ、何で犯罪グループに入ったか言うと単純に稼げそうだったからだ。

 まぁ、犯罪グループってことはそれなりの情報も集まる、つまりはいずれ元日本人である俺の出番があるはずと言うわけだ。

 勝ったな、ガハハ。

 唯一の誤算は俺が入った3日後に騎士団に壊滅させられたくらいか……なんかやり過ぎて目立ってたんだって。

 俺は把握されてなかったから大丈夫だったけど、これからどうしようか。

 

 俺は大人しくギルドの細々とした依頼を受ける事にした、シニタクナイ。

 

 依頼を受けていると何人か仲良くなり必然的み仲のいいグループが出来る。

 男3人に紅一点の俺。

 情報交換を始めとした緩い纏まりだったが居心地がかなり良かった。

 後にこの4人で「時代の夜明け」と言うグループを立ち上げる事になるとはこの時知る由もない。

 更にこの3人が俺が娼婦になった後の常連になるのは更に知る由もない事だ。

 

 12歳くらいになるとそれぞれの適性が見えてきた。

 リーダーのクラフトは攻撃を主体とする剣士、金髪碧眼のまさにThe主人公って感じだ。

 頭はそれなりに切れ、情に熱いが流されない。

 

 サブリーダーのエドガーはかなりの大柄で既に筋肉がかなり付いている。

 しかし反射神経や考える事がちょっと苦手なので防御主体する剣士となった。

 騎士とか大盾はって?12歳のガキのグループが装備買えるわけねぇだろ。

 

 魔法の才能があったライザーは魔法使い。

 頭も良は良いが動きがちょっとトロい。

 前衛は無理だったから僥倖だ。

 

 俺はスカウトになった。

 魔法の才能があったのと女なので小さくてすばしっこい。

 って言うか前衛は無理ぽ。

 肉体強化する手もあるけど剣士の才能は全くない。

 逆に隠密魔法で後ろから刺す方が性にあった。

 クラフトとエドガーはバトルが好きで経過を重視するが俺は結果重視する。

 勝てば良いのだよ勝てば精神だ。

 

 俺が12歳なった時に正式にパーティ組む。

 俺が情報を収集してライザーが処理、エドガーは飯食いクラフトが判断する。

 エドガーは本当に裏方として役に立たん、本人もそれは分かっているのでまぁええやろ。

 効率良く任務を回せる様になり、生活環境はかなり良くなった。

 14歳位になると俺の体型がThe女の子って感じになる。

 出るところは段々出て来て引っ込むところは引っ込む。

 食べ物も食べるし肉付き良い。

 鏡を見て思ったけどアッシュって結構可愛い顔をしている。

 絶世の美女ではないがクラスで3番目に可愛い的な奴だ。

 そういえば3人が俺を見ると顔を赤らめたり目を逸らす。

 俺は動き易い服を好んで着ていたのだがこの時期からやたらブカブカのマントを着させられる様になった。

 思春期だねぇと思ったが、俺も思春期で男に興味が出て来たのであった。

 まぁパーティ内の男女トラブルで解散した例など掃いて捨てる程ある。

 俺はそれなりの距離感を心掛けて、あいつらもそれは理解していたのだった。

 

 俺は14歳になった時、彼奴等に娼館に行くよう義務付けた。

 金は十分にある、俺とトラブルを起こさない様にする必要経費だと割り切った。

 彼奴等は喜ぶかと思ったが微妙な顔をしていた、なんでや。

 

 同時に俺は情報収集の為に「女」を積極的に利用する様になった。

 処女信仰など俺にはないが情報は面白い様に取れる様になった。

 彼等は微妙な顔をしていた、なんでや。

 

 転機は16歳の時だった。

 既にそれなりに成功していたパーティだったが更に上を目指すために俺は日夜情報収集明け暮れていた。

 

 その日、俺が情報収集為に高級娼館でエース娼婦のカサンドラと女将と世間話をしていた時だった。

 

 「アッシュちゃん、娼館で働かない?きっとモテモテで売れるわよ」

 「あっはっは、そりゃ良い提案だ、アッシュがウチで働くなら待遇良くしてやるよ」

 

 カサンドラと女将は明らかな冗談として言っただろう。

 しかし俺には天啓に思えた。

 俺は冒険者としてこのまま大成したいのか?

 そもそも選択肢がなくて冒険者をしているだけだ。

 戦場に出ることも結構あるし、命懸け仕事だ。

 

 対して娼婦はどうだ。

 先ずは出来高払い、これは冒険者でも一緒だ。

 男に股開いて媚を売る、情報収集でそれなりにやっている。

 色狂いじゃないか必要な時だけだが。

 危険度、高級娼館だからそんなにヤバい客はいないだろう、俺はそんなにNGがない。

 住む場所保障してくれる、当然娼婦として実績比例するけど、冒険者似たようなもの。

 

 あれ、娼婦最高じゃね?

 俺みたいな学がない女が出来る仕事である程度稼げる。

 勿論今の冒険者程稼げないだろうけど、十分すぎるだろう、今も金が余って困ってるくらいだ。

 

 「女将さん、その話ちょっと詳しく聞いて良い?」

 「え?」

 

 鳩が豆鉄砲食らった顔をした女将だったが直ぐにビジネスマンの顔になる。

 俺達は条件を話あったのだった。

 カサンドラは若干引いていた。

 

 いきなり転職はさすがリスクありすぎる。

 女将と話あった結果、俺は週に2回、取り敢えずお試しで働く事にした。

 自分では出来ると思っているが出来ない可能性普通にあるしな。

 ちなみにパーティこの事を報告したらブチ切れられた、なんでや。

 俺が理論的説明するが彼等は感情的なことばっかり言って来る。

 普段論理的なライザーですらだ。

 終いには俺も分からず屋な3人苛ついて感情的に反論、言い合いになってしまった。

 

 全員言い合いに疲れて荒い息をしている。

 クラフトがボソッと聞いてきた。

 

 「アッシュ、俺達が客で行ってもいいのか?」

 「え、良いけど、金さえ払ってくれればちゃんとサービスするよ?」

 

 金を貰えば誰でも客だ。

 身内だろうと手は抜かないぜ!

 なんか人とも「まぁ、それなら」みたいな雰囲気なった。

 まぁ、消極的賛成を貰い俺は大手振って見習い娼婦となったのであった。

 

 色々な作法や手解きを受けて娼婦して稼働する最初の日、既に予約が殺到していた、なんでや(汗)。

 クラフトを始め、冒険者しての知り合いばっかりだ、冒険者ギルドのギルド長まで名前連ねている。

 ちょっと営業しただけでなのに……。

 

 女将からは初日だから1人だけ相手をすれば良いし、知り合いは断って良いと言われた。

 俺は取り敢えずクラフトとギルド長を延長なしで相手にすると言ったら、女将から再三確認取られたしカサンドラからも考え直す様に言われた。

 まぁ、何とかなるやろ。

 

 自分の姿を鏡で見る。

 赤茶色の髪はサラサラで肩まで綺麗に伸びている。

 微妙顔だったのが化粧したらすげぇ可愛い顔になっている、化粧係の人ってプロだな、ここまで人って変わるものかね。

 肉付き良い身体これでもかと強調する濃紺のセクシーなドレス。

 孫にも衣装だなと思った。

 

 最初の客はギルド長、40後半の筋肉質のハゲだ。

 待合室にいたクラフトが絶望的な表情をしていた。

 

 ギルド長を部屋に通す、やっぱり緊張する、自分の技術がどこまで通用するか……武者震いって奴だ。

 

 取り敢えず2人でベッドに座り、アイスブレイクタイム入る。

 

 「お前が娼婦なると聞いて本気で驚いたぞ、潜入する話聞いてないが……」

 

 転職を見据えた副業って言ったら微妙な顔された。

 ギルド長は冒険者は社会的に認められているので名声は得られるが娼婦は名声を得られないと語った。

 あと女言葉が気持ち悪いとも言われた、なんでや。

 

 ギルド長は説教おじさんだったのか……全然オッケーだ。

 元日本人して社畜根性見せてやる!

 ギルド長のうるさい口をキスで塞ぐギルド長は説教しながら俺攻め立て来た。

 俺はノリノリでそれに応じ、許しを請うとギルド長満足していた。

 2人で仲良くシャワーを浴びる。

 ナーロッパくせに風呂はないけどシャワーある、不思議だね。

 普通娼婦ってこんなことしない?これが俺の売りになるんじゃないかと思った。

 

 一緒にシャワー浴びるのって身だしなみを整える時間の節約になるわ。

 ささっと身だしなみを整えてクラフト迎え行った。

 

 クラフトは待合室で絶望していたがズボンのテントが張っている。

 確かこいつ俺に気があったな、他の男に抱かれているの想像して興奮している……NTR趣味か(ニチャァ)

 

 クラフトを部屋に通すとクラフトは俺に考え直す様に言ってきた、これさっきもあったぞ?

 クラフト取り敢えず好き勝手言わせる。

 クラフトが疲れたのを見計らって俺はクラフトを優しく罵倒してあげた。

 娼館では女言葉を使うが普段の男言葉方が興奮させられる判断した。

 

 「お前が稼げないから俺がこんなところで働いているんだよ」

 「俺に手を出しおけばこうならなかったのに」

 「ぷ、小さ、ギルド長もっと奥まで届いたぞ」

 

 恐らくMであったクラフトはとても興奮して最後は恐らく嬉し涙であろう涙を流して帰って行った。

 

 

 次の営業日エドガーとギルド金庫番しているおっさんだ。

 しかし腐って高級娼館だぞ、皆金あるなぁ。

 

 金庫番のおっさんは完璧に俺を見下して来た。

 女のくせに活躍する俺の事が相当気に入らなかったらしい。

 その汚らしい女に分身を突っ込むが最後には赤ちゃんみたいによしよししてやったらすっげー喜んでた。

 なんか横領臭い事言っていた気がするが聞かなかった事にしよう。

 

 エドガー様のおなぁぁぁぁぁりぃぃぃぃぃ。

 何となくです。

 脳筋のエドガー様はスポーツが好きらしい、俺もエドガーも単純に楽しんだ、変な性癖ないって神だな、心の中で様を付けちゃう。

 

 

 次の出勤はライザーと完全に知らない人だ。

 女将さんから知り合いばっかりだと駄目だと言われた。

 そこそこの商家の筆おろしらしい、俺見習いなんすけど?

 女将さんに性癖を破壊して良いか確認したら駄目っ言われた。

 そう言うのはある程度通う様になってからっ言われちった。

 

 商家の三男は俺を見るなりかなり緊張していた。

 話聞くと大分前に俺達のパーティで護衛をして俺を見て一目惚れしていたらしい。

 親に泣きついて来てくれたみたいだ。

 頑張っ身受けするって言ったけど借金がない自由娼婦なんだよねって言ったら微妙顔をされた、なんでや。

 ちなみに普通に甘々ラヴラブとした時間を過ごした。

 女将さんから性癖破壊するの早いって言われた、何もしてないんだが?

 

 ライザーはすっげえ緊張していた。

 泣いて俺の事が好きだった、一緒に逃げて誰も知らない街で暮らそうって言われた。

 

 「え、無理」

 

 切れたライザーは物の様に俺を扱った、中々新鮮だった。

 俺以外だったら出禁ですよ?

 

 スッキリしたライザーはまた来ると言い残して帰って行った。

 

 その後は女将さんから新規を融通してもらったり冒険者ギルドの男達を開拓していった。

 俺を抱きたい奴が以外に多くてびっくりした。

 もっと良い女いるだろ。

 後は元依頼者も結構いた、俺を邪目で見ている奴って結構多いんだな。

 後女将的にNGがないのも良いらしい。

 流石にスカ系は駄目だけど、前も後ろもオッケーなの珍しいらしい。

 皆ブランドイメージって大事にしてるんだね。

 

 稼ぎが安定した俺は本格的に冒険者を辞める算段を付け始めた。

 いきなり抜けても良いが、パーティメンバーは太客とまではいかないが安定的な稼ぎに寄与してくれている。

 俺が抜けて稼ぎが減るのはちょっと困る。

 新しいスカウト探していると丁度男女関係で爆散したパーティあった。

 そこのスカウトのステファンくんは若くて将来性があるやつだった。

 ステファンに接触すると赤くなる、俺に気があるのか……。

 俺はステファンを娼館に連れ込んでサービスしてやった。

 俺の説得に対して、「時代の夜明けに入ります!だからお願いします、早く、早く!」と快く応じてくれた。

 

 ステファンをパーティにぶち込み晴れて18歳の俺は専業娼婦となったのだった。

 

 専業なって早々悲しい事件が起こる。

 カサンドラ見受けされたのだ。

 若き公爵の愛人、娼婦からかなりの出世だ。

 カサンドラにはかなり世話になった。

 泣いて送り出した翌日、公爵家に出張する事になる、なんでや。

 カサンドラと一緒になって公爵様いじめ抜いたのだが……。

 うっわ、カサンドラってめっちゃエッロ!

 テクもえげつないしすげぇ勉強なったわ。

 カサンドラ公認で偶に出張お呼ばれする事になった。

 

 娼婦としてはかなり順調なのだが、順調すぎるのが問題だった。

 隠密魔法を駆使してASMRでクラフトの脳みそを破壊して遊んでいたらなんか政府の高官や貴族様にやたら指名される様になった。

 音が漏れない密室って評判になったらしい。

 部屋は密室ですけど俺は聞いているんですが……。

 まぁナーロッパでは娼婦なんて人じゃないからね、人は聞いていない(真理)。

 それにしれも重要な国家機密とか不正自慢げに語るとかこの国大丈夫ですか?

 

 ちなみに貴族と政府とギルドはそれぞれ仲が悪い。

 お互いに必要があれば組むって感じですね。

 

 俺はどっかに肩入れすると面倒になると思い、政府にはギルドの、ギルドには貴族の、貴族には政府の不正をそれぞれに流して三つ巴してやった。

 

 娼館では徹底したマニュアル化と新人育成を女将承認の元進めた。

 

 マニュアルを作って使い意見を集約、改善重ねていった。

 新人にはマニュアルを徹底的に叩き込みサービス均一化を図る。

 高級娼館に来るやつらはそれなりに頭が良いので出来た事だ。

 マニュアルには衛生観念を理解出来ないだろう人らが清潔に保てる様にした。

 「外れがない」娼館としての人気は上がっていった。

 

 女将は成果に応じて報酬をくれる気前の良い人だったがそれが裏目に出る。

 金が貯まりすぎる様になって来た。

 ナーロッパは資本主義じゃないが元日本人として資本主義を信奉しているのだ。

 将来を見越して尚、金がだぶつき始めた。

 死蔵している金が勿体なさすぎる。

 かと言って買う物がない。

 ドレスは毎年数着新調している。

 宝石は必要分買って更に送りものがある。

 食べ物?ナーロッパはクソだ。

 投資?東京証券取引所で株国債買わせて(祈祷)

 どうしようか、死ぬほど気持ち悪い。

 

 ある日新大陸目指す船出す言うかなり怪しい広告を見つけた。

 どう見ても詐欺だし、この時代の航海技術じゃ絶対失敗するだろ。

 金使う宛もない、死蔵させるくらいだったら何らかの形で市場に回る方が健全だろ。

 俺は良いゴミ箱を見つけたと思いダブついていた金をそこ捨てた。

 みんなから大反対されたが俺は押し切った。

 

 「私は夢を買ったの!」

 

 出資募っていた若い男は俺を女神だと感動していた。

 俺に感謝を述べちゃんと出航していった……詐欺じゃなかったの?まぁ、死ぬやろ。

 

 ダブつい金が無くなってスッキリしたが根本が解決していない事に気付く。

 しかし以外な方法で解決する事となった。

 噂聞きつけて若いくて野心のある連中が押し寄せたのだ。

 俺はそいつらの話を聞き、面白そうか否かだけで判断、金を渡していった。

 借用書も契約書も書かず貸し出して行く。

 後世では「女神の投資」と言うことわざになったらしい。

 

 俺は20歳にして現役引退して裏方に回った。

 稼ぎは十分にあり、やって行けた。

 ちなみにゴミ捨ては辞めた、金はだぶつかなくなったしな。

 しかし女将さんから新規店舗を作るからそこで女将をやらないかと提案された。

 面倒なのでかなり渋ったが押し切られてしまう。

 20歳で女将なんて聞いた事ないんですが……。

 フラチャイズみたいにマニュアルを流用する。

 ターゲットを本店の一段下になるように設定した。

 客と嬢を育てて本店に送る事をコンセプトしたのだ。

 隠密魔法に適性のある嬢でASMR、水魔法でローションを使える嬢を作成、クラフト達で試し行けそうなら他の客に解放した。

 ASMR職人となったクラフトマジ最高。

 ライザーもハード系行けるか判定で役に立った。

 本店にも逆輸入されて結構評判だった。

 

 新サービス開始したらASMR嬢に機密情報が集まるのが悩みとなってしまった。

 しょうがないので情報を集約し一元化管理する情報管理部門を設立した。

 優秀な文官って結構ゴロゴロしてるんすね。

 まぁ、俺の情報操作の三つ巴の煽り受けて首になった人たち何だけどね、非道い奴もいたもんだ。

 情報を集め、誰に流すのが効果的か嬉々として話し合っていて若干引いた。

 

 情報管理部門から戦争の兆候ありとの報告を受ける。

 俺達は緊急会議を開きどこの戦場にどの嬢をどれだけ送るか徹夜で話し合った。

 他の娼館から嬢を調達、フリー嬢達にも声を掛け一団を結成、戦争開始と共にハンカチを振って送り出した。

 

 戦争は我が国の勝利で終わった。

 最初の解析通り、皆優秀だ。

 一団はかなり潤ったらしい、娼館通ってるくれる人が増えて万々歳だ。

 だが一団稼いだ膨大な金一部が22歳の俺の懐入り込んで来たのは参った。

 使い道がないっつってんだろ!

 女将クレームを入れたら信じられないって顔をしていた。

 うーん、家でも買うか?

 でも今はほぼ娼館の事務室で寝泊まりしてて必要性も感じないんだよなぁ。

 嬢には驚かれるけど。

 奴隷の方が休んでいるとも言われた事もある、大きなお世話だ。

 詐欺的な投資もない、どうすんだよこの金。

 情報管理部奴らに相談したら化物を見るような目で見られた、失礼な奴らだ。

 でも流石インテリ共、中々いいアイディア出してくれた。

 今は官僚は足りているが需要はこの先増える事はあっても減ることはないとの事だ。

 なるほどと思った。

 俺は王都外れに土地を買って学校みたいなものを立てる。

 孤児院とギルドに寄付金を渡して頭の良さそうなガキ共を集めた。

 ここでも教科書を作ってマニュアル化を徹底、改善もしていった。

 金は湯水如く減っていくのだが貰った金が莫大過ぎた。

 まぁ金を産まないのでそのうち無くなるやろと思い放置する事にした。

 

 25歳の時に瓦版みたいなもので新大陸発見とか言う記事を読む。

 差し絵の男どっかで見たことあるなと思ったがまるで思い出せない、客にいたっけ?

 ちなみに官僚育成の金は減るどころか増えていった。

 俺がゴミ箱に捨てた金で成功した奴が俺の心意気に感銘したとか言って寄付しているらしい。

 え、なにそれ怖い。

 勝手に感銘したって、俺は娼館で働く奴を育成しているだけですよ?

 規模も勝手に大きくなっている、まぁ死蔵させるよりええやろ。

 

 この世界では結婚していない男女に人権はない。

 ちなみに俺はエドガーと結婚した。

 恋愛感情は全くないけどあいつといると気が楽だわ。

 現在は子供を妊娠している。

 エドガーから休む様に言われているがやる事ねぇんだよなぁ。

 スタッフや嬢もやたら休み様に言ってくる。

 俺は根負けして新しく買った家のベッド横になりながら書類をめくっていた。

 メイドたちもどん引きしている。

 ちなみに我が娼館では男女共に育児休暇を認めている。

 男は2週間、女は妊娠発覚後、産まれてから半年だ。

 それを盾にされたら流石にねぇ。

 

 子供は無事に生まれた、可愛い男の子だ。

 子育てなんか出来るのかなと思ったが思いの他可愛がる。

 子供の為に無添加食材を食べばと思ったりもした、そもそも添加物がないけど。

 ナーロッパでは子どもの死亡率結構高い。

 母親となった俺は栄養と衛生気を付けた。

 その甲斐あって子供はすくすく成長していった、なんなら同世代一回り大きいまである。

 これ産婆の育成必要だな。

 まぁ、官僚育成流用すればいっか。

 教会に寄付爆弾を投げつけて産婆を召喚、優秀女の子混ぜるとあら不思議、優秀な産婆の出来上がり♡

 時間はかかるがそのうち効果が出る、焦らない事が大事だ。

 

 28歳の時にいきなり王に召喚された。

 は?元娼婦やぞ?

 着飾って行くとなんかおっさんいた。

 どっかで見たことあるな、元スタッフだっけ?

 おっさんは俺に御前でなんかめっちゃ感謝して新大陸がどうのと言っていたが心当たりがなさすぎる。

 「人違いでは?」と言うと空気が凍った。

 マジで心当たりがない。

 おっさん説明でやっと思い出した。

 

 「あぁ、あの時の詐欺師、生きてたの?」

 

 再び空気が凍った。

 

 何とも微妙な空気になったが金が話になる。

 おっさんは巨万の富を築いており、その半分俺に渡すとか言ってきやがったのだ。

 冗談ではないとおっさんと御前バトルをしたのだが決着は着かず。

 王命俺の資産爆増する事となった、なんでや。

 おっさんにもう一周行っとく?って聞いたら王命で王城から叩き出された

 

 家に帰って頭を抱える。

 マジでどうすんだよ、この金。

 取り敢えずスッキリするか、おい、エドガー付き合え。

 2人目を妊娠したが解決策未だに見えなかった。

 ストレスは母体に悪いので早急何とかせねば。

 情報管理部に相談しても流石に多すぎると言われた。

 誰か欲しい奴いるか聞いたが誰もいなかった。

 

 取り敢えず女の子を生んだ。

 後3人位欲しいなと思いつつ、考えた。

 商売をするにしても管理仕切れない、学校は軌道に乗っている、娼館は人材クオリティ関係で増やせない。

 マジで八方塞がりだ。

 王に寄付打診したが受け取れないとの事だ。

 あぁーマジでムカつく!あれだけ上手く行っていた人生がここで行き詰まった。

 金が死蔵されるの本当に気持ち悪い!

 この怒りの解消にため2年に1人赤ちゃんが生まれる事になった。

 

 35歳になって思わぬ解決策が転がり込んできた。

 5人の子供と妊娠中お腹抱えた俺に詐欺師が訪れたのだ。

 ゴミ箱きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 内心で狂喜乱舞して笑顔のポーカーフェイスで対応する。

 何でも大規模な治水工事をしたいのだけど国からお金が降りないらしい。

 自称伯爵はそう言って俺に出資を求めて来たので即決で快諾した。

 自称伯爵様もっと検討して下さいと言ってたがメンドクセ、お前の好きにしろ……言った。

 伯爵が元娼婦に頭下げるわけないやろ、もっと設定考えろよと思ったがどうでも良かった。

 

 後日瓦版で女神が治水事業に出資したと書いてあったけどそんな奇特な奴おるんやな(はなほじ)

 

 高齢とストレスから解放された俺は6人目で子作り終えた。

 ナーロッパで36歳はかなりの高齢出産だ。

 

 40歳なると娼館から手を引いた……っ言いたいところだけど引退させてくんないんだよなぁ。

 かと言って仕事があるかと言うと全くない。

 優秀な官僚達が全てやってくれる。

 優秀な奴に娼館トップに据えたらえらい驚かれた。

 普通は子供に継がせるんだって。

 でも子供に娼館に関わらせたくないんだよ、親としてね。

 気楽な名前だけの会長職なった。

 

 子供達は全員官僚学校と産婆学校行った。

 騎士とか憧れても良いと思ったけど、子供がそう言うならまあええやろ。

 この時代の平均寿命は35歳くらいだっけか。

 まぁ50歳過ぎたら死ぬやろ、適当に過ごそう。

 平均年齢押し下げているのは乳幼児含む若年層せいである知らない俺は余命10年と気楽に考えていたのだった。


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