転移したら転スラの世界だった件   作:人中の蝮

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第7話、クレイマン、過去を思い出す

嫌だ、死にたくない・・・私はまだ・・・

 

これは私、クレイマンがワルプルギスの宴でとあるスライムによって全てが終わりにさせられそうになっていた。

 

こんなところで私はせっかくここまで私は上がってこれたのにこんな誕生して間もないスライムなんかに私の計画が・・・

 

私は悔しさのあまりに周りの目など気にせずに泣いて悔しがっていた。

 

そんな事などお構いなしにスライムは私を消して全てが終わった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はずだった。

 

気がつけば私は見知らぬ建物の一室に寝かさせていた。

 

あまりにも説明がつかない状況に私はその場で考え込んでいたが今は生き延びたと喜ぶべきかと考え部屋の外に出た。

 

その瞬間に私は感じたこともない魔素を肌に感じた、これは最強の魔王ギィなんて比べ物にならないほどに強烈な人物がこの近くにいると理解をさせられた。

 

まさか、私はあの世と言える場所でも向かったと言うのですかねと考えながらその方角に向かうとそこは食堂らしい場所であった。

 

そこで一人で楽しそうにして調理をしている男がいたが間違いなくその男こそあの魔王ギィよりも強い魔素を出しているのだ。

 

私はこれ程の強者に敵対されない為にもここは下手に出る事にした。

 

「どうも初めましてここの主だとお見受け致します。私はクレイマンと申します」

 

「!これはどうも初めまして、自分はこの館の主を務めさせてもらっております、トーシュエンと言います。どうかこれから宜しくお願いしますね、クレイマンさん」

 

すると私の住んでいた世界はどんな世界でしたと聞かれてきたので答えるとトーシュエンはうん〜〜と頭を悩ませていると一人の美少女と言える人物が食堂に入ってきた。

 

「トーシュエンさん、おはようございます・・・って!?もしかして転スラのクレイマンさんですか!!凄い人が来ましたよ、トーシュエンさん」

 

「?ゆんゆんちゃん、その様子だとそのクレイマンさんの事を知っているみたいだから簡単に説明をしてくれないか」

 

それを言うとゆんゆんと言う美少女は話を始めていたがまさか、私の行動はもちろんの事、あのスライムまでの詳細を調べているとはこの女、侮れないなと感じているとそして私の最期までしっかりと調べていたのだ。

 

あのワルプルギスの宴を何処から観察をしていたと言うのだと気になるところもあったがしっかりと私の最期まで見ていたと嫌な気分になりながら聞いていた。

 

「なるほどね、それは大変でしたね。クレイマンさん、ここは敵とかありませんのでゆっくりとして下さい。今日の朝はアップルパイですが・・・クレイマンさんは食べられますか?」

 

好物なので素直に大丈夫ですと答えるとトーシュエンは安心をして料理を続けていた。

 

その後に次から次へと見たこともない者たちが現れては自己紹介をしてもらったがどうやら私はある作品の空想上の人物らしい。

 

なるほどだからこそあのワルプルギスの宴も知っていたのかとある程度は納得をしていた。

 

その後はこの館について詳しい説明をしてもらってここは亡くなった者たちが辿り着く場所だとして教えてもらいここにいるのは皆元の世界で無念に亡くなってしまった者たちばかりだと伝えられた。

 

なるほど私も無念で亡くなってしまったのでここに辿り着いたわけですかと感じ取りそこからはそこでの生活が始まった。

 

最初こそはあのトーシュエンの底知れぬ強さに怯えていたが無害な上に面白いやつだと分かるとこちらも気が楽になり色々と交流をしていた。

 

中でもホメロスと言う男とは気が合い、良くアップルパイを二人で食べながら話し合うほどには親密になっていた。

 

そして私は異世界も共にこの者たちと渡り歩いてきた。

 

時にはバイオハザードの世界に向かったり、時にはドラゴンクエストの世界に向かったりとそれはもう本当にこれまでの人生では手に入ることがなかった経験を詰めました。

 

まあ、その・・・ある世界で私の事が一目惚れをしてしまった美少女に追いかけ回されて何をしても好意的に受け取られて大変な事もありましたが。

 

それも悪くない日々であった、そして今はまさか私が住んでいた世界にこうして戻ってくるとは何とも言えない気持ちだなと改めてそう感じて魔王城でゆっくりとしていた。

 

そんな時に当たり前の様にあの魔王ギィとあの竜をボコボコしてきたと言うのだから相変わらずに出鱈目な強さだと感じながらもとりあえず荷物の整理でもしますかと大きなバックを開けた。

 

「クレイマン様♡、貴方様の所有物の雫が参りました」

 

私は幻覚だと言い聞かせてすぐにバックの中を閉じた。今日はどうやら疲れてしまったらしいから寝る事にしようと決めた。

 

「クレイマン様♡もしかしてこれが噂に聞く放置プレイですか」

 

「何で私の荷物の中に入っているのですか!雫、いつからあなたは私の所有物になったのですか」

 

「クレイマン様に私の心臓と恋心を持っていかれてからずっと♡」

 

そう、この者は雫と言う美少女でありこの人物と出会ったのはアジ・ダハーガ様の話だと戦国†恋姫の世界にいた恋姫キャラたと言っていたがどうして私なんかにと思いながら好かれてしまっていた。

 

そして嫌われる為にかつて配下にしたように心臓を無理矢理取り出したのにその結果、嫌われるどころかむしろ更に悪化して大変な事になってしまった。

 

むしろ好きな人に殺されるならと瞳をハートにして嬉しそうにしていたのを見て私は始めて心の底から女性に対して恐怖を覚えた。

 

そうやって今回は無事に離れたなと思っていたのにまさか、私の荷物の中に入ってくるなんて誰が予想しますかと思いながら私は頼みますから疲れさせるのはやめてほしいとお願いをした。

 

「分かりました!私が頑張って知恵を絞って頑張りますのでそのお礼に・・・夜、私を滅茶苦茶にして下さい」

 

アジ・ダハーガ様・・・お願いしますから助けに来て下さい。

 

このままではあのスライムのリムルに倒される前にこの黒田官兵衛(雫)によって私が倒されてしまいます。

 

クレイマンはどうしてこうなったと色んな意味で疲れた顔をして作業に向かったアジ・ダハーガの帰りを待つのだった。

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