ラブライブメンバーは告られたい   作:桜紅月音

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#2 高海千歌

 

「○○君!今から、夜空を見に行こうよ!」

 

「今から?」

 

「うん!今日は、とってもいい天気だから星がよく見えるよ!」

 

と私は、目の前に幼馴染を誘う。

 

「天気はいいのは確かだけど…今日は寒いぞ…」

 

「寒いのは関係ないよ!」

 

「でもさ~」

 

と彼は、夜空を見に行くのを何故か拒む。

確かに寒いかもしれないけど…私にとっては、丁度いい気温だと思う。

 

「でもじゃないの!ほら、行くよ!」

 

と私は、彼の手を無理矢理にも引っ張って、外に出る。

 

 

*****

 

「うぅ…やっぱり寒いじゃん…」

 

夜空がよく見える場所までの移動中、彼は、私の横でそんな事をさっきからずっと言ってる。どうして、そこまで寒がるのか私には、よく分からない…。

 

「寒いの?」

 

「だから…寒いって言ってるじゃん」

 

と彼は、私が羽織っているコートを無理矢理奪おうとしてくる。

 

「なんで、コート奪おうとしてくるの!?」

 

「さっきから言ってるけど…寒いんだって!」

 

と言って、私からコートを奪った。

 

「あー!女の子いじめたらいけないんだよ!」

 

「そんな事言っても、俺には効かん。すくなくともお前から言われるのはな」

 

と彼にそう言われた。

この時、私は思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼にとって…私はなんだろうって…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、私は、彼に、私の事を意識してほしいために色々とアピールを頑張った。

 

 

それでも、私に振り向く事はなくて…曜ちゃんや梨子ちゃんが彼に告白した。

そして、結果はというと…とりあえず、返事は待って欲しいって返ってきたらしい。

曜ちゃんや梨子ちゃんの悲しむ様子を思い浮かべると悲しくなる…けど、まだ、私にチャンスがあると思って、嬉しくなってしまった気持ちが混ざり合ってしまって、もう分からなくなってしまった…

 

「千歌ちゃん、大丈夫…?」

 

「曜ちゃん…うん、私は大丈夫だから」

 

心配してくれた曜ちゃんが、私に声をかけてくれるけど…私は、なんとか誤魔化すように曜ちゃんに大丈夫って、その場から去ろうとする。

 

「千歌ちゃん…本当は大丈夫じゃないんだよね…?」

 

と曜ちゃんは、私の手を握ってそう聞いてくる。

 

「ほっといてよ!大丈夫って言ってるじゃん!」

 

私は、曜ちゃんにそう叫んだ。

 

「そうだよね…変な事聞いてごめんね…」

 

曜ちゃんは、謝ってくる。

謝る必要なんてないのに…悪いのは、気持ちを整理できずに曜ちゃんに当たってしまった私なのに…。

 

「本当に大丈夫だから…後…次の授業休むね…」

 

と曜ちゃんにそう言って、教室を出る。

このまま、教室に居ると…もっと言いそうになってしまうから…。

 

 

 

 

******

 

「どうして…心配してくれた曜ちゃんにあんな事言っちゃったんだろう…」

 

今は、授業中。

しかし、授業を休むって言ってるから、今の私にとっては関係ない。

運動場で、ソフトボールの授業をしている一年生を屋上から見ながら、さっき曜ちゃんに叫んでしまったことを思い出して、反省しているところ。

 

「あれ…千歌、どうした?」

 

と声をする方を見ると、そこには彼の姿が…。

手にはジュースとサンドイッチを持ってるのはなんであろう?

 

「なんで授業中なのに…こんなところにいるの?」

 

「それはこっちの質問だわ、こっちはいつも居るっての」

 

とその場に座り込んで、サンドイッチを食べ始める彼。

そして、私は、彼の横に行って座る。

 

「どうして…隣に座るんだよ…」

 

「今は、こういう気分なの…」

 

「女心って奴かな…本当に良く分からないよね…」

 

と言ってくる彼…

一生、彼は分からないと思う。

 

「そういえば…曜ちゃんと梨子ちゃんに告白されたんでしょ?返事はしたの?」

 

「その話、もう広がってるのか…」

 

「うん…」

 

「断ったよ…」

 

「えっ?」

 

「確かに二人とも…魅力的なんだけどね…2人とも凄い頑張ってて、自分なんかが付き合っていいのかなぁって思ったんだ、だから断ったよ」

 

彼からの言葉に、驚きを隠せない私。

2人からは、返事はまたするって聞いてたのに…話が全然違くてびっくりしている。

 

「だから…2人には言ったんだ…俺が、2人と並んだ時に、その時にまだ2人が俺の事好きなら付き合ってくれって」

 

「そうだったんだ…」

 

だから…2人とも、最近よく頑張ってたんだ…。

 

「まぁ…そういう感じだ…」

 

「じゃあさ…私も、頑張るから!その…曜ちゃんや梨子ちゃんに並んだ時に、私と付き合ってくれる?」

 

そう言った時、彼の表情はびっくりしていた。

そして…

 

「分かったよ…千歌が頑張ったら付き合ってもいい。どれだけかかるか分からないけど」

 

「私の事、馬鹿にした!」

 

「千歌は馬鹿だろ!」

 

「私は馬鹿じゃないもん!」

 

 

 

 

と私の事弄ってくる彼だけど…こういう所が好きになったんだろうなぁ~って思う。

 

 

曜ちゃんと梨子ちゃんに遅れてるけど…いつかは…

 

 

 

 

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