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私には、昔から想いを馳せている人がいる。
その人は…
「穂乃果…ここの階段を登りきっても…体力切れないとか…」
目の前にいる彼だ。
私の幼馴染である。
「〇〇君が体力なさ過ぎるだけだよ!」
「そうか…?」
とはぁはぁと言いながら言ってくる彼。
本当に体力がなさ過ぎるよ。
でも…そういう所も含めても、私は彼の事が好き。だから、私が高校に入学する前に、遠回しにだけどこう言ったの。
「月が綺麗だね」
って…だけど…彼は。
「月が綺麗…?月なんてないけど…?」
と返してきたのだ。
その時の私は、ただ単純に彼がこの意味を知らなかったって思った。
しかし、彼を好きな人は私以外にも居て…ことりちゃんや海未ちゃんも告白した。それも…周りの人からすれば告白って分かるくらいの…。
けど、彼には伝わってはなかった。
いや…伝わっていたとしても、異性として好きとは認識していなかっただろう…。
それぐらい…彼は鈍感なのだ…。
この時に、私は決断した。
別のとある日には、
「〇〇君!私の家で遊ばない?」
と自然に彼を誘う。
「穂乃果の部屋で?この後、暇だし…別にいいよ」
「うん!放課後、一緒に帰ろうね!」
と私は、彼にライブに来てくれてたファンの人達に向けていた以上の笑顔を彼にする。
「放課後、一緒に帰ろうな!」
と彼も、私に向けて笑顔で返してくる。
その笑顔を見た私は、ドキッとしてしまった。
これじゃ…彼をますます好きになっていくだけ…。
「その笑顔…穂乃果以外に見せちゃダメだよ?」
「え〜なんで?」
と彼は返してくるが…
「とりかく、穂乃果以外の子にしたらダメ!」
ことりちゃんや海未ちゃんはもちろん。
μ’sメンバにもしたらダメ。したら…みんなが彼の事がもっと好きになってしまう。
そうなると…私の事なんて彼は忘れてしまう。
「なんとかしなくちゃ…」
--放課後--
「穂乃果の家に行くの、久しぶりな気がする」
「そうだね。本当はもっと来て欲しかったんだよ?」
「あーそれは悪かったな…」
と言う彼に、私は思い切り抱きつく。
周りから視線を感じるけど、今の私にとっては彼の事を振り向かせるのが目的。周りの目なんて気にしない。
そして、彼を見ると顔を真っ赤にしていた。
この表情を見る限り、彼が私の事を意識してくれているはず。でも…私の目的には、まだまだ程遠い。
そして、私は彼の腕から離れてることはせず、彼と一緒に私の家まで帰った。
「それで、穂乃果…急に家で遊ぼって来たけど、何して遊ぶの?」
「これを一緒にやってみたいなぁ〜って思ったから誘ったの!」
と私は、彼の座っている前にある机の上にあるゲームを出す。
「穂乃果が人生ゲームしたいなんて…何があったんだ?」
「私だって!人生ゲームぐらいするよ!」
と彼は、笑いながら言ってくる。
本当に彼は、私を何と思っているのか…。
「でも、2人でやるには寂しくないか?」
「大丈夫!この人生ゲームはカップル用のだから!」
「…」
私の言った言葉に、彼はその場で固まる。
「〇〇君からの番からだよ?」
「はっ!俺からか…」
と彼は、サイコロを手に取って振る。
「えっと…6は…隣にいる人をうしろから抱きしめる…」
止まったマスに書いてある言葉を読んで、私の方をチラチラと見ながら固まる彼
「命令なんだし…?早くやった方がいいよ?私はいつでもokだよ?」
「なんで…穂乃果は大丈夫そうなのかが気になる所だけど…
と言いつつも、彼は私の背後に座ってそのまま私を抱きしめてくれた。
「はぅ〜」
「穂乃果!?」
彼に抱きしめられた事によって、思わず嬉しかった反面…気持ち良すぎて私は、猫のように身体が柔らかくなって、その場に倒れ込む。
そんな私を彼は、私の名前を叫びながら助けようとしてくれる。
こんな嬉しい日なんて多分ないよ…。
****
「〇〇君は、本当に優しいんだね〜」
「急にどうした?」
と私を支えながら聞いてくる彼。
今なら、言える気がする。
「〇〇君…私は、〇〇君の事が好き」
今あるデータを1週間おきに更新します。
リクエストとかあればお早めにどうぞ。
シチュエーションもできるだけ応えるようにはします。
イキヅライブもやりたいですっ!(キリッ)