ラブライブメンバーは告られたい   作:桜紅月音

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#3 近江彼方

「すやぁ〜」

 

「なんで…こうなったんだ…」

 

目が覚めたら、クラスメイトの彼方さんが僕の膝に乗って寝ていた。

というか…なんで膝の上で寝ているのだろう…?

 

「彼方さん…起きて」

 

膝の上で寝ている彼方さんの肩を揺らしながらそう言う。

 

「む〜まだ寝たいよぉ〜」

 

しかし、彼方さんは、膝の上から退こうとはせずにその場で更に寝ようとしている。このまま寝られると周りの視線という槍が飛んできそうだ。

 

「彼方さん…そのまま寝ないでください…」

 

と無理やり、彼方さんを起こす。

 

「〇〇君…すっきり寝ていたのに、起こすなんて…」

 

彼方は、僕に起こされてその場に座り込んでそう話してくる。

なんか…座り方がエロく感じてしまう…。

 

「それよりも…僕の膝の上で寝ていた方が気になるんだけど」

 

「だって〜〇〇君が気持ちよさそうに寝てたからねぇ〜」

 

と目の下を擦りながら言ってくる。

いや…まだ寝たいのか…。

 

「それは…理由になってるの…?」

 

「〇〇君の膝…とっても気持ちよかったよ〜」

 

と言いながらも、眠たそうにしている彼方さん…。

失礼かもしれないが…常に寝てるイメージしかないから仕方ないと言えば…仕方ない気がする。

 

「そうですか…?とりあえず、授業が始まるから行きますよ」

 

とまた、寝そうにしている彼方の手を握って引っ張っていく。

別に引っ張っていく必要はないのだが…後々なんか言われるのがめんどい。

先生に理由を伝えてる時とかが特に…。

 

「引っ張らないで〜おんぶでいいのに〜」

 

「彼方さんをおんぶして歩くのは流石に恥ずかしい…」

 

街中とかならまだしも…学校で…クラスメイトに見られる可能性がある。

そんな所を見られるのは、流石に恥ずかしい。

 

「私は気にしないけど〜?」

 

「彼方さんが気にしなくても…僕が気になるんです!」

 

特に…彼方さん…あそこが大きい訳だし、それを背中越しではあるけど、感触がやばいのは触れてなくても分かる。

 

「とりあえず〜引っ張るのはやめて〜」

 

「彼方さんが歩いてくれるなら…離すけど」

 

と彼方さんにそう言うと、彼方さんは渋々その場で立って、僕と一緒に歩き出した。

 

と思った時間が僕にもありました…。

 

 

「〇〇君〜」

 

と彼方さんが、僕に背中に抱きついてきたのだ。

 

「彼方さん!?」

 

いきなり抱きつかれた事にびっくりして思わず叫んでしまった。

それに加えて…彼方さんの胸が当たっている。

 

「彼方さん!胸当たってますって!」

 

「そんなの気にしたらだめだよ〜」

 

はぁ…気にしたらだめなのか…。

いや…でも…やっぱり恥ずかしい…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

「彼方さん…しっかり歩いてくださいって」

 

あの後、やっぱり抱きつかれてるのは恥ずかしいと思った僕は、彼方さんの手を握って引っ張って行く事にした。

 

「彼方ちゃん…歩きたくないんだよ〜」

 

「いや…」

 

彼方さんの言葉に困惑する僕…。

 

「そう言えば〜〇〇君って好きな人って居たりするの〜?」

 

「えっ?いきなりなんですか?」

 

「好きな人くらいいるでしょう?ねぇ〜答えて〜」

 

困惑していた僕を、更に困惑させる質問を唐突にしてきた彼方さん…。

 

「好きな人ではないですが…気になる人は居ますかね…」

 

「それって、みんなの中に居るの〜?」

 

「まぁ…居ますね。友達として好きな人は」

 

恋愛面で好きな人は、今のところ居ない。

友達としてならみんなの事は好きだけど。

 

「友達とかじゃない意味で好きな人とか居ないの〜?」

 

「居ませんって…告白される事もないでしょうし…」

 

「そんな事ないと思うよ〜多分、今日、告白されると思うよ〜」

 

「彼方さん?それは、どういう意味ですか!?」

 

「彼方ちゃんは、それ以上は知らないよ〜教室に早く行こうよ〜」

 

僕は、彼方さんの言葉の意味がよく分からなかったけど…教室にとりあえず行く事にしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

そして、放課後になった。

気付いたら、彼方さんが居なくなっていたのは気になるが…。

 

そして、部室に入ったら誰かしら居るだろうと思って部室には、彼方さんが寝ていた。

 

「あれっ?彼方さんしか居ないの…?」

 

「ふわぁ〜ようやく来たよ〜」

 

僕が部室に着いて、そう声をあげたと同時に彼方さんが起きた。

 

「ようやく来たって何…?」

 

「彼方ちゃんにとって大事な話があるの〜」

 

「彼方さんにとって大事な話って…?」

 

「そのね〜彼方ちゃん…〇〇君の事が好きになっちゃったみたいなの〜」

 

まさかの彼方さんに告白された。

 

「それって昼休みの時に言ってた奴…?」

 

「そうなのかなぁ〜彼方ちゃん忘れたよ〜」

 

いや…忘れたのか…。

 

「それはそうと…告白されたんだよね…?」

 

「そうだよ〜〇〇君の事が好きって言ったよ〜」

 

「まさか…のか…」

 

「うん?何〜?」

 

「彼方さんの好きな人が僕って事にびっくりしたんだ…」

 

「彼方ちゃんに告白されてびっくりしたのか〜」

 

その通りだよ…。

 

「僕も彼方ちゃんの事が好きだよ。まぁ…昼休みの時はあやふやな返事になってたけどね…」

 

「彼方ちゃんには分かるよ〜恥ずかしくて言えなかったんだよね〜?」

 

「全て分かってるのか…流石だな…」

 

「もちろんだよ〜彼方ちゃんは〇〇君の事、たくさん知ってるよ〜今からもっと知りたいって思ってるよ〜」

 

「そういう事ね。じゃ、僕たちは今日から恋人ってことだね」

 

「そうだね〜後、さん付けじゃなくて呼び捨てにしてくれると嬉しいかな〜」

 

「分かったよ…彼方って今度から呼んだらいいよね」

 

と僕は、彼方にそう言うと、彼方は笑っていた。

 

そして、タイミングよくみんなが入ってきて、おめでとうと祝福されるのだった。

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