「起きてください~」
私は、幼馴染の○○の部屋に行き、彼の事を起こそうと布団をはがしました。
「花帆ちゃん…まだ…朝じゃない…よぉ……」
イラッ
あっ…いけません…○○が寝ぼけて、私の事を判断出来ていないとしても、こんな事でイライラとしていては私が持ちません。
だとしても…!花帆さんの名前をあげるなんてどういう事ですか!!幼馴染の私を差し置いて、花帆さんの事をそんなに想っているんですか!!
ああ…○○の事を思うと、またイライラとしてしまいます…。
これ以上、○○の事を思うのは辞めましょう…そう思った時でした。
「花帆ちゃんの胸、柔らかいね~」
○○の口から飛び出した言葉に、私は驚愕したと同時に、自身の胸元に目を落とします。
確かに、花帆さんは同級生の中でも大きいです。それに比べて私は…
「小さい…」
特に何かをされた訳でもないのですが…私はショックを受けました。
○○はどんな夢を見ていると言うんでしょうか…私の気持ちも
「瑠璃乃ちゃんのも柔らかいね~うんうん」
今度は瑠璃乃さんに手を出したようです。
もう!!私の気持ちも知らないで…!そう思った私は、彼の上に乗っかって。
「はぁ…」
私は、寝言を言う彼に_
「起きろー!!!!」
鉄拳制裁を加えました。
********
「何も殴って起こす必要ないじゃねえかよ…」
「口が悪いですよ○○」
あの後、彼は起きて、私の事を睨んできましたが、もう一回鉄拳制裁を加える事になりましたが。
「口が悪いも何もさ、さやかの起こし方が悪いんだよ」
「変な夢を見てる○○の方が悪いんです」
「そういえば…花帆ちゃんの胸を触ってる夢を見たような…」
そう言う○○の表情は浮かれていました。
そんな彼の表情に、私はムスッとしてしまいます。もっと私の事を見て欲しいのに
「んで、さやかはなんでそんな顔してるんだよ」
「っ~~!!!誰のせいだと思ってるんですが!!」
「痛ってーー!!!!」
今度は○○の頭を思いきり叩きました。
彼は、床を這うようにその場をぐるぐると回ります。正直言って良い気味です。
「……それは何?」
「えっ…?」
彼が動き回った事でベットの下に合った物が出てきたんでしょうか。
そこには、胸の大きい女性の方が表紙になっているグラビア雑誌が……
「えっと…」
彼は何もなかったかのように、その雑誌をベットの下に再び隠しました。
はい……現行犯ですね。まあ、ここにある時点で既に現行犯ですけど
「…○○…」
「…はい…何でしょう…」
私が怒っている事を分かっているのか、○○はその場に正座する。
「…私というものが居るのに、グラビア雑誌を買うのはどうかと思います」
「…はい……えっ…?」
「しかも、胸の大きい人の雑誌とか…!私に対する当てつけですか!!」
「さやか…?一旦、落ち着け…?」
「確かに胸の大きい方は、魅力的なのは分かります。包容力だったりとか、その…エッチな事をする時にいいとか聞きますし……」
「さやかさん…?おかしい事を話してるって分かってる…?」
「ですが!!」
「は、はいっ…!」
「胸の小さい人だってメリットがあると思うんです!ほら、貧乳は希少価値だって言いましたっけ…つまりはそういう事です!」
「いやいや…何も解決になってないから!それに貧乳はステータスだ!希少価値だ!だから!惜しいけど!!」
彼はそう言って、私の事を急に抱きしめてきた。
「へっ//」
「何があったが分からないけど…さやかを不安にさせてしまってごめん…」
彼はそう言って謝ってきた。
「それで聞きたい事が山ほどあるんだけど…いい?」
「はい…」
今度は、私が○○に質問をされる。
「一つ目……私というものが居るのにってどういう意味?俺達って付き合ってたっけ?」
彼からそう言われて、私の顔が熱くなっていくのが分かった。
えっ……私、なんて言ったんですか…!!勢いで言ってしまって、何を言ったか全くと言って覚えていません。
とりあえず、何か返さないと……
「そ、そうですよー!私と○○って付き合ってたじゃないですか!!」
「へっ!?」
ああああ…また勢いに余って変な事を言ってしまいました……!
「そ、そうか…//」
私の言葉を聞いた○○の顔が紅いような…そんな気がします。
「えっと…じゃあもう一ついいか…//」
彼の言葉に私は縦に顔を振った。
「んじゃ…さやか…お前に言いたい事がある……」
「は、はい…」
彼は、そう言って私の顔を両手で挟んできた。
一体…私は何をされてしまうんでしょうか……そう思っていると
「…さやか……俺と付き_」
「さやかちゃん、○○君おはよーー!!!!!」
○○が何かを言いそうになった時、花帆さんが乱入してきました。
「花帆さん!?」
「花帆ちゃん!?どうしたの!?」
「○○君の部屋にね。忘れ物したと思って取りに来たんだ」
花帆さんはそう言って、さっき○○が隠したグラビア雑誌を取っていった。
「えっと…花帆さん、それって?」
「これ?これはね。ファッション雑誌だよ」
「へっ?」
「今度、○○君と海に遊びに行こうと思って、水着どれがいいか選んで貰おうと思って…一緒に見てたんだ。そしたら忘れちゃって…」
花帆さんは申し訳無さそうにそう言い、私たちに手を振って部屋から出て行った。
「…○○…花帆さんと海デート行くんですね…」
威圧感のある私の声に彼の体はびくっとした。
「それ…私じゃだめですか?」
「つまり…?俺と一緒に海デート行きたいって事?」
「はい…だめですか?」
「ダメじゃないけど…」
彼はそう言って、髪をわしゃわしゃとする。
「ふ~ん…花帆さんは誘うのに、私は誘ってくれないんですね…」
「ごめん…」
「はぁ…いいですよ…私を誘って、水着を選んでくれたら許してあげます」
なんだかんだ言って、私も○○に対して甘いような気がします。
「う、うん!とびっきり可愛いの選んであげるから!」
「はい!あっ、でもエッチなのはだめですからね?」
「も、もちろん!」
余談ですが。この後、彼から正式に告白をされて私たちは恋人関係になりました。
ここに来て、タイトル回収。かと思いきや…告白中断されて変な終わり方をして、タイトル回収。
よく分かんないや。
次は、ヨハネちゃんです。どうなるかは、未来に鼓動弾ませてお待ちください。
その次は……イキヅライブから作者の推しの子を挟む予定です。
ミュージカルもしたいんですけど、これに関しては情報が無さすぎてパスです。聖地がハーバーランドなのは知ってるんですけどね…
1時間で行ける距離