人類防衛特殊部隊フェンリア   作:瀬笈鵺

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前書きが思いつかないよ。瀬笈鵺です。


目覚めた少女

どこかの研究室。檻には11人の子供。あぁ、またこの夢か。どうして最近この夢なのだろう。1人の子供が泣きながら檻から出され手術台に無理矢理寝かされ注射される。赤い泡を吹いて死んだ。2人目も、3人目も4人目も。5人目は違った。顔色が酷く青くなったが死ななかった。別の檻に移された直後倒れこむように気絶した。6人目は死んだ。7人目は平気な顔をしていた。8人目も、9人目も耐えた。10人目は逃げようとした。射殺された。11人目、私だ。

どうして酷いことをするの?

どうしてお父さんは来ないの?

 

お母さん

 

美波は目を開ける。5月21日午前6時。実に目覚めが悪かった。汗びっしょりで気持ち悪い。

 

美波「・・・シャワー、浴びよ。」

 

セーラはまだ起きていなかった。ベッドの横に端末が転がっているのを見ると徹夜していたようだ。シャワーは1部屋1部屋についているわけではない。大尉から、が決まりだ。美波はセーラの部屋のを使うが、階級的にシャワールームに行かなくてはならないが午前8時からなので行けない。男連中がシャワーを使ったのを見たことは少ない。汗で濡れた寝巻きや下着を脱ぎ捨てシャワーを浴びる。

 

美波「(思い出したくない。それなのに、夢で・・・。PO7T、忌々しい過去。)」

セーラ「美波ちゃん?使ってるとこ?」

 

セーラが起きたようだ。眠そうな声からに眠気覚ましに浴びるところなのだろう。

 

美波「すぐ出ますよ。」

 

シャワーを止め、タオルを体に巻き、脚をよく拭いて個室を出る。セーラが寝巻きの上だけを羽織って待っていた。寝癖が酷く、目の下に少しクマができていた。

 

セーラ「お、出てきた出てきた。って、スタイルいいね美波ちゃん。」

美波「セーラさん程じゃ無いですよ。てか、セーラさん着痩せするんですね。」

セーラ「ああ、それね。さわるとあるのはわかるのよね。」

美波「気にしないからいいですけど、ラーちゃん気にするから気をつけてくださいね?」

 

美波とラーミはまな板でセーラは富士山と言えば想像は楽でしょう。セーラが個室に入り、美波は着替えをする。フェンリアは任務以外であれば基本服装は自由。美波はいつも隊員服である。ポニーテールを縛り終えたところでアラームがなる。

 

アナウンス『緊急事態発生!ゼロアース採掘拠点よりSOS信号が発生!アルファ、ブラボー、チャーリー隊は至急、急行してください!』

美波「アルファ?」

セーラ「精鋭部隊のことだよ。まぁ、今隊長居ないけどね。」

 

タオルを体に巻き、髪を拭きながら出てきた。隊長が居ない事に疑問を思った美波は尋ねてみた。

 

セーラ「精鋭3部隊って言われてるのがついさっきのがそうね。で、その隊長達は今3人で日本にいるわね。」

美波「日本?」

セーラ「そ、日本。あとで詳しく教えるけど、日本を第2拠点にしようとしてるのよ。それで今、安全確保と下見中。」

美波「へぇー。」

 

そこに雄二が入ってきた。ちなみにまだセーラはタオルを巻いているだけである。

 

雄二「2人とも起きてるか?昨日の続きを博士がするって言って、る、ぞ?」

2人「・・・・・・」

 

雄二が固まっているところ、美波が近くにあった枕を顔面に投げつけた。そのあとセーラが赤面して腹に蹴りをかました。

 

雄二「ごふぅっ!?」

セーラ「レディの部屋に入るときぐらいノックしろ!この変態!」

美波「サイテー(ボソッ。」

雄二「ぼ、僕はわるくねぇ・・・。」

 

そんなこんなで研究室。資料が全員に配られ、レイダーは話をする。

 

レイダー「これはあの研究所にあった被験者リストだ。美波君が助けた子もいる。」

キラ「博士、1つ空白があるんですが。」

レイダー「解析中だ。酷いノイズの塊でね。」

 

空白があるのは助けた少女の上。きっと映像に出てたもう1人の子だろう。

 

レイダー「それと、ラーミ君、キラ君、美波君。頼みたいことがあってな。」

美波「頼みたいこと?」

レイダー「あの子が目を覚ました。」

美波「本当ですか!?」

レイダー「ああ、だが・・・。」

 

レイダーはバツが悪そうに頭の後ろをかき、口を開いた。

 

レイダー「どうも、大人がダメなのかもしれんのだ。」

ラーミ「大人がダメ、とは?」

レイダー「目覚めたと聞いて私が行ったのだが怯えすぎていてな。トラウマがあるのだろうな、研究所のせいで。」

 

美波は心の中で「そうだろうなぁ」とつぶやいた。レイダーに案内されたのは研究室の隣の白い小部屋。ガラスの向こうに少女が隅でうずくまっていた。

 

レイダー「監視用にガラスになっているが向こうから見たら白い壁だ。頼むぞ。」

 

レイダーは雄二達のところに戻る。美波、キラ、ラーミは顔を見合わせ、ため息をついた。

 

キラ「投げっぱなしですね。」

美波「誰が先に行く?やっぱラーミちゃん?」

ラーミ「すみません。コミュニケーションは苦手です。」

美波「あ、ごめん。」

キラ「ぼ、僕が行きますよ。見ててください。」

 

心配しかないなぁ、と言った顔を2人はした。あちら側にマイクが設置してあり、こちらの話は一切聞こえてこない。そしてキラが扉を開け、近寄ろうとした時。

 

少女『こないで・・・こないで・・!』

キラ『え?』

少女『こないで!!』

 

と、ベッドにある枕を投げつけた。顔面から受けたキラは勢いよく倒れた。枕はスポンジだが、勢いよく倒れたのを見るに相当強い勢いのようだ。キラが後頭部を抑えながら出てきた。

 

キラ「大人って問題じゃないですね。それと、明らかに人外的な力です。いてて。」

美波「・・・行ってくるね。」

キラ「み、美波さん?」

 

美波が部屋に入る。少女はこないで、と言っているが問答無用で近づく。少女の前に来た美波は腰を下ろして話し始めた。

 

美波「こんにちは。気分はどう?」

少女「・・・」

 

少女は顔を上げた。美波と目が合うと、目を見開いた。

 

少女「・・・ちゃん・・・!」

美波「ん?なぁに?」

少女「お姉ちゃん!」

 

美波に少女は抱きついた。何度も何度もお姉ちゃん、と言って。ラーミ達はこの様子を見て不思議そうに首をかしげる。

 

キラ「お姉ちゃん?美波さんって妹とかいたんですか?先輩。」

ラーミ「いいえ、いませんよ。いや、血の繋がってない妹がいますね。ですがあの子ではないのは確かです。」

キラ「血の繋がってない?」

ラーミ「あとで話します。美波?落ち着かせて。」

 

無線を使い美波に指示を出す。美波は小さく頷き、少女を落ち着かせ始める。

しばらくし、少女は眠ってしまった。泣きながら抱きついていたので疲れたのだろう。ラーミ達が部屋に入り、状況確認に入る。

 

ラーミ「お疲れ様です。美波。」

美波「大丈夫だよ。美玲より楽な方だった。にしても、お姉ちゃんってどゆこと。」

キラ「美波さんそっくりの人がいる、とか?」

ラーミ「そこは不明です。」

 

考えているなか、レイダーが入ってきた。こちらも難しい顔をしている。

 

レイダー「3人とも、ご苦労。」

ラーミ「全部美波がやりました。で、どうしました?」

レイダー「PO7Tが全く不明でな。何かの事件であったのだが、資料がないのだ。」

ラーミ「・・・不明なら防壁外にある可能性ありますね。」

レイダー「だな。明日、任務を出すとしよう。今日は解散してくれ。」

 

美波達は部屋に戻る途中、セーラが美波に話しかけてきた。

 

セーラ「美波ちゃん、PO7Tについて、知ってるんじゃない?」

美波「・・・うぅん。知らないよ。」

ラーミ「美波。」

 

ラーミが割り込んできた。少し下を向きながら口を開いた。

 

ラーミ「そろそろ限界かと思います。」

美波「でも・・・!」

セーラ「どういうこと?」

美波「・・・セーラさん。部屋で話します。ラーミちゃんも来て。」

 

重い足取りで美波とラーミはセーラの部屋に向かう。

 




少し遅れました。リアル生活が忙しくなかなか書けませんでした。

最近になりましてPSO2にて波夷羅美波を作りやっています。鯖はシップ4です。なお、名前から私の東方好きがわかると思います。自分のチームを作成いたしました。もしかしたら見かけるかも知れませんが、その際は気軽に声をかけても構いません。ですが、小説を見たと言ってください。いきなり来たら驚きますので
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