人類防衛特殊部隊フェンリア   作:瀬笈鵺

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はい、瀬笈鵺です。

一週間置きに投稿するといいましたが訂正します。一週間以内にします。
それでは第二話、どうぞ。


やっぱり調査は楽じゃない

美波と雄二は引き返そうとビルの中へ戻ろうとしていた。雄二は何か思い出したのか美波の方を向いた。

 

雄二「あ、美波。お前の生存報告をしないと。ッ!美波!後ろだ!」

美波「え?」

 

声に反応し後ろを向く美波。そこには体長180㎝のバースが腕と同化した刃を振り下ろそうとしていた。とっさの判断で右腰にセットしてあるナイフで応戦しようとするが

 

美波「くッ!」

雄二「美波下がれ!」

 

ナイフは簡単に弾かれ屋上床を滑る。雄二はハンドガンを構えるが当たったとしても跳弾の可能性があるため撃てなかった。対バース用に作られたのは銃弾のみ。アダマンチタンは加工が難しく細かな部品が作りにくい為、銃は使いまわし。発射後の回転速度等が足りないらしく撃ち抜ける部位とできない部位が多々あり、至近距離でない限り弾かれる可能性が大きいのだ。美波は一歩後ろに跳びバースを観察する。

 

美波「あれは・・・人型ですよね?」

雄二「人型はよく見かけられているから弱点も判明している。資料をよく見てるだろうからお世辞だろうけど頭部を狙うんだ。銃はあるかい?」

美波「これ1本ですよ、隊長が支給してくれたのは。予備弾倉はありません。」

 

半ば呆れたように美波は答えた。バースは色々な形が判明している。人型は2865年から発見されていて対処法も出ている。だが頭部とはいえライダーヘルメットの様なものをかぶっているため顔は判明してない。しかも正面から狙わなければ銃弾は貫通せず弾かれてしまう為不意打ちが出来ない。その為、死者は多く出でいる。研究しようにも生命活動が停止すると破裂するため実戦で対処法を見つける他ないのだ。

 

雄二「参ったな。消音器が無いから探知されるな。」

 

バースは視覚、嗅覚があるか不明だが聴覚は優れている。どこまでが限界か不明。消音器、サプレッサーが無い場合、近接で仕留めなければ間違いなく増援が来る。

 

美波「ど、どうします?」

雄二「ナイフを取りにいくんだ。それまで僕があいつを引き付ける。」

 

ナイフを構え突撃する雄二はバースが振り下ろす刃を受け流し隙を探す。美波はすぐにナイフを拾いにいき、拾い上げた。その時だった。

 

美波「な、なに!?この揺れ!?」

 

突然地震が発生した。大きい地震で立ってるのがやっとの状態だ。雄二はその状態でバースの攻撃を紙一重で避けていた。そして徐々にビルが傾いてきた。二人は美波が入ってきた裏口の方へとずれていく。

 

美波「せ、先輩!このままじゃ・・・!」

雄二「わかってる!チッ!来るぞ!」

 

バースは脚部に鋭いトゲがありビルが傾いた程度では動じない。動くことの出来ない二人は絶好の的だ。一歩、二歩と迫り飛びかかるように襲いかかる。二人は仰向けになるように左右によけかわした。バースの刃は屋上床に突き刺さり、勢いで屋上外へと体は出た。

 

美波「ま、マヌケなやつ。」

雄二「まだ助かってはいないよ。」

美波「わかってます。でも、このままじゃ崩れますよね?」

 

案の定、バースの刃が抜けてバースが先に落下し始めた。そのまま二人も落下し始めた。

 

美波「う、うわッ!」

雄二「先にバースだ、美波!」

美波「わかってます!当たって!」

 

バースは美波達の方を向いており無造作に刃を振っている。美波はナイフを頭部めがけて投げる。下へと投げられたナイフは重力の影響もあり、勢いよくバースの頭部正面に突き刺さる。突き刺さった部分から黒い液体がもれ出す。最後の抵抗と言わんばかりに刃を振り下ろそうと腕を上げるが、それより先に地面に激しい音を出し激突した。雄二は美波を守るように抱き地面に背を向け同じように激突した。

 

美波「しょ、衝撃が・・・。あ、先輩!草薙先輩!・・・よかった。生きてる。」

 

雄二は激突した衝撃で気絶したようだ。美波とは違いきちんとしたアーマーが支給されていたようで外傷は見当たらない。フェンリア制のアーマーは高度な動きができるように軽く、落下耐性に優れている。記録では屋上含め10階の建物から落ちても骨折はしないらしい。

 

バースは絶命したらしくナイフだけが転がっていた。

 

美波「地面陥没したのかな。地下が丸見えだよ。」

 

バースが落ちた衝撃で地面が陥没したらしくどこにも無かった地下への入り口ができていた。奥には古びた木製の扉が見えている。美波は雄二の両脇に手をいれ引きずり、扉の前まで来た。扉の近くに雄二を置き扉を開ける。まだ地下へと続く階段がそこにはあった。

 

美波「深いな・・・。でも、行かないと。」

 

美波はペンライトをつけ耳にかける。そして進もうと一歩踏み出した時肩を掴まれた。

 

美波「うぇい!?」

雄二「気絶した人を普通置いていくか?」

美波「あ、す、すいません。もう、大丈夫なんですか?」

雄二「大丈夫だ、問題ない。行くよ。」

 

二人は階段を降りていく。所々に弾痕や血がこびりついているのを見つけた。

 

階段を降り終える。一本の細く暗い通路があり、その奥に青白い光が漏れた不気味な鉄製の扉があった。

 

美波「ぶ、不気味ですね。」

雄二「うん、でもこの先に発生源があるかもしれない。危険なものだったら壊さないとだから行かないと。」

 

所々錆びついている扉は鍵がついてなかった。聞き耳を立て中の様子を探る。

 

美波「何も聞こえませんね。」

雄二「でも、警戒は怠らないように。開けるよ。」

 

二人はハンドガンを構え、ゆっくりとドアノブを回し扉を開いた。




今回は500文字程度増えました。ハンドガンと言ってはいますがちゃんと考えてはいます。

さてはて、扉の先には一体何が?次回、お楽しみに!
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