人類防衛特殊部隊フェンリア   作:瀬笈鵺

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やっとこさ書けました第3話。いろいろあって考える時間がなかったのが痛いです。ちなみに、これは完全にオリジナルと言っときます。巨人やらなんやら見てきましたが巨人の設定云々なんて知りませんでした。指摘等は成長剤になるので嬉しいですがクレームはおやめください。


生存者と突然変異

美波、雄二の二人は扉を開けた先にあるものに絶句した。生活必需品となってきたエネルギー、ゼロアースが並べられていた。ゼロアースは元々は隕石であるために持ち運びが可能な便利品である。更にゼロアースを詳しく説明すると長くて1年、短くて1ヶ月しか持たない。エネルギーが空になると鋼鉄、アダマンチタンに変化する。ゼロアースのエネルギー残量は輝きによってわかる。そして並べられているゼロアースは眩い光を放ち、何処かにエネルギーを使っているようだ。

 

雄二「これが発生源か・・・?数が多いすぎる・・・。」

美波「確かに多いですけど・・・。ん?」

 

美波の無線がいきなりノイズを出し始める。無線は耳に付けるイヤホンタイプ、インカムだ。スイッチ一つでオンオフを切り替え可能でずっとオフにしていたが急にノイズが出し始めた。何度もスイッチを押すがノイズは止まらず、かすれた声が聞こえ始める。

 

?「こ・・・・こっ・・・・・ち・・・・」

美波「誰?誰なの?」

雄二「美波?どうした?」

 

かすれた声が聞こえなくなりノイズも消える。その直後、金切音が聞こえ始め美波は無線を前に投げ飛ばした。

 

美波「み、耳が。」

雄二「だからどうしたんだよ。」

美波「そ、それが・・・。」

 

美波は無線の異常と聞こえたことを話した。

 

雄二「この先に誰かいるのか?」

美波「わ、わかりませんよそんなこと。無理は生きてますが。」

雄二「ふむ、美波。この先の探索、任せられるか?」

美波「え?平気ですけど?」

雄二「ありがとう。僕は上に戻って状況の報告をしてくるよ。何かあったら連絡して。これ周波数。」

 

雄二は周波数を教えると上に戻って行く。そして美波は並べられたゼロアースの先を進んで行く。進んで行く中、美波は不思議に思うことを頭の中で並べた。隕石であるゼロアースがなぜここにあるのか?誰が運び、どこにエネルギーを送っているのか?そして、この争った形跡は何を示しているのか?考えながら進み大広間に出た。扉が3つありどれも鉄製。正面、右、左に分かれていて左の扉だけ赤いランプがついている。

 

美波「広いな・・・っとと、ここ陥没してる・・・。」

 

正面、左と右の扉を遮断するように陥没している地面。最初行けるのは右だけのようだ。美波は右の扉に手を掛けようとしたが異変に気付く。

 

美波「なんで電子扉?しかもパスワード式。パスワードなんてわからないよ。」

 

上下に開くタイプの電子扉。扉横に「パスワードを入力してください」の文字が光る。パスワードは4桁のシンプルなもの。しかし数字のボタンがいくつか破損していて入力できる数字が少ない。

 

美波「扉に少し隙間あるからバールとかあれば開くかも。都合よくあるわけないし、ここは強引に、とりゃ!」

 

入力板をハンドガンのグリップで思いっきり殴った。入力板から電気が漏れ、扉が半開きになる。男の平均身長でもかがめば入れるぐらいには開いた。

 

美波「やった!無理矢理開けるのも知能のうちだもんね。」

 

絶対間違ってる。扉の先は少し狭い部屋だった。人が一人入りそうなカプセルがあり、その中に骨や血、死体などが入っていた。カプセル一つ一つの隣には液体窒素補給タンク、と書かれていた。

 

美波「液体窒素?なんでそんなものが?・・・周りのカプセルはみんな割られているし襲撃でもあったのかな・・・。」

 

ところ変わって地上の雄二。インカムを使いフェンリアのお偉いさんに報告中のようだ。

 

雄二「・・・と言った感じです。今、美波調査させてます。」

?「了解。そのまま調査をし、帰投時に最終報告を。」

雄二「わかりました。・・・ん、雪?ラーちゃん?気象は雪降るって記憶ある?」

ラーミ「その呼び方はやめてください。・・・記憶はありませんね。異常気象の可能性があります。速やかに調査を進め、帰投してください。吹雪になったら大変ですので。」

雄二「了解。」

 

雄二は通信を切り、下に向かう。

 

美波は正面の部屋にいた。右の部屋の壁が崩れており正面の部屋に繋がっていたのだ。正面の部屋は資料室のように感じた。ボロボロだが紙が散乱しており、ここも争った形跡がある。薬莢や壊れた銃、そして血の跡。

 

美波「ここも酷いな。研究所だったのかな?」

 

美波はできる限り汚れがない紙を手に取る。報告書、とだけ書かれた紙だ。

人間の冷凍は失敗に終わった。しかし記憶、感情の抹消は成功を確認した。無感情なら死も恐れないはずだ。実験は最終段階へ

この先は汚れてわからなかったが研究内容だけはよく分かった。

 

美波「・・・人は、道具じゃない。」

 

その一言をいい、報告書を引き裂いた。正面の部屋を出て赤いランプのついた左の扉の前に着く。赤いランプは血に汚れそう見えていただけで実験中、と書かれていた。

 

美波「最後の部屋、かな。」

 

美波は部屋の扉を開け、鼻を袖で覆った。腐敗臭、鉄の錆びた匂い、ハエが飛び交う音、そしてあちこちに落ちている肉塊。吐き気、意識が遠のくのを抑え一歩、部屋踏み込む。中には一つのカプセル。カプセルは開いている状態でそこに、女の子が座っていた。いや、座り込んで気を失っているようだ。腕に少し小さな傷があり血も出ている。

 

美波「こんなところにいたら私も意識が持たない。あの子を助けて早く出よう。」

 

急いで近づく美波。女の子は白いワンピース一枚で衰弱もしているようだ。女の子をおんぶしようと後ろを向く。そこで美波は目を見開いた。

 

美波「な、なんでバースがここに!?」

 

今まで気配のなかったバースがそこにいた。ヘルメット正面の部分が欠け、赤く光っている。恐らく目だろう。美波はハンドガンをとっさに構え頭部に撃ち込んだ。が

ガインッ!

バースの刃は美波の放った弾丸を弾いた。バースはただ撃たれても突っ込んでくるだけだった。美波は一瞬で悟った。

 

美波「こいつ、まさか・・・!」

 

知能がある。よく見れば他の人型バースと違うところが多々あった。頭部の眼光、削られた胴体、砕けた刃、そしてすでに撃ち抜かれた頭部。一言で言えば歴戦、又は突然変異個体。

 

美波「(このままじゃ絶対に当たらない!ナイフでやるしか・・・!)」

 

美波はナイフに持ち替え突っ込む。バースはそれに反応し右刃を斜めに振り下ろす。回避し、そのまま頭部を切り離そうとナイフを横に振ろうとした。が、バースの左刃が美波の右脇腹を捉えた。

 

美波「っ!だけど、ここじゃ引けないのよ!」

 

脇腹に数センチ刃が入る。それでも美波は引かず、バースの頭部を切る。しかし、胴体とは離れずさらに刃が美波の脇腹に入る。その切れ目を狙いハンドガンを美波は撃ち込み、バースを蹴飛ばす。バースの頭部は胴体と離れ、蹴飛ばした際に刃も抜ける。パンッ!と、絶命の破裂をバースした。バースの破裂は衝撃は無く飛び散る物もない。美波は切れ込みが入った脇腹を抑え女の子の元へ向かうが。

 

美波「あ・・・。」

 

バタン、向かう途中で倒れてしまう。脇腹の出血が激しく力が入らない。意識が遠のいていく。

 

美波「畜生・・・ちく・・・しょう・・・。」

 

美波は気を失った。血が止まらず出てくる。そこに雄二が到着した。

 

雄二「ッ!美波!」

 

フェンリア外壁内基地最上階研究室。そこにラーミ・カランドと博士らしき人物がいた。

 

ラーミ「博士、草薙軍曹が帰投するようです。」

博士「そうか・・・美波君が生きていると言うのは本当か?」

ラーミ「はい。ですが大怪我をしているとのこと。生存者も一名いたそうです。」

博士「医療班を急ぎ手配してくれ。」

ラーミ「わかりました。」

 

ラーミは急いで研究室を後にする。吹雪の中、生存者一名、隊員二名が帰投した。




はい、こんな感じで第3話でした。女の子が多い?女の子の名前は簡単に思いつくんですよね。男は・・・思いつくのが難しいです。そんな感じでまた次回、お楽しみに!
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