......なんで...なんでとうさまとかあさまをころしたの......とうさまとかあさまがなにをしたっていうの......
その言葉に俺の後ろから女が声をかける。
あら、そんなの決まってるじゃない。そんなの......あなたを私の息子にするためよ?
......夢か...
最悪な夢だったな.........
俺の名前は
そして、俺の家は代々『式神』に所属する家であり、そして梅雨、そして秋雨を呼ぶための代行者の家系であり、それなりに強いのだが.........俺は、過去のある出来事からよく悪夢を見る。
清水家襲撃事件。
俺が10歳の頃に起こった事件で、家族が全員殺され、俺も誘拐されたのだ。
それからもう10年もたっているというのに.........
なかなか、忘れることができない......
まあ、ある意味では、いいのだが......
ちなみに代行者とは、神に力を分け与えられ、それと同時に与えられた、四季の代行者であれば四季を巡らせるなどの使命を果たす者たちのことだ。
そして俺は毎年この国に梅雨と秋雨をもたらす役割がある。
だが、それを知っているものは誰もいない。
清水家がいわゆる雨の代行者のようなものだとは他の代行者も知らないのだ。
「おーい、龍、朝ごはん出来てるから早く来いよー」
今俺に声をかけてくれたのは冬の代行者である寒椿狼星、俺が誘拐される前まで親同士が友達だったこともありよく遊んでいた、いわゆる親友だった男だ。
ちなみに誘拐されている八年間については、引っ越していたと言っている。
変に心配をかけたくはないのだ。
「わかった、今向かうぞ狼星」
「ああ、早く来ないと
凍蝶、フルネームで言うなら
凍蝶はすごく強いのだ。
さすがに本気の俺相手には分が悪いだろうが。
まず俺が凍蝶を攻撃する意味がないのでそもそもしないけど。
俺は、俺の両親を殺し、狼星の思い人を傷つけた、観鈴・ヘンダーソン、そしてそいつがまとめている華歳という組織に復讐するために生きてる。
俺は...絶対に観鈴・ヘンダーソンを殺す。
数時間後
俺は表の仕事のために夏主従、葉桜瑠璃、葉桜あやめとの待ち合わせ場所に来た。
「...あ!あなたがジメジメブリザードマンが紹介してくれたカメラマン?」
そう、先に待っていたであろう双子の片割れが言った。
狼星から聞いたが、名を葉桜瑠璃と言うらしい。
彼女の見た目は彼女の姉と同じく緑の髪、黄色い目、服装は白の生地に緑のリボンが付いたワンピースだ。
「おーい、カメラマンさん?」
.........は!やばい、瑠璃さんに見惚れていた。
「え、ええ、......私は写真家の清水龍です、今日はよろしくお願いします」
あれ?なんか緊張する......おっかしいなぁ.....
「私は夏の代行者、葉桜瑠璃って言います!」
「私は瑠璃の姉であり護衛官の葉桜あやめと申します、よろしくお願いします、清水さん」
.....姉の方は几帳面って感じか。
結構丁寧なあいさつだと思った。
「ええ、では、早速始めますか」
そういって俺は写真撮影を始めた。
さらに数時間後......俺はあの二人と別れて帰ろうとしたのだが......
「~~~」「ーーーーー」
遠いのもあり声がよく聞こえないが、たぶん賊だろうな......
はぁ......まあ、特注で作った口部分が動く鬼面持ってきててよかったぁ......
俺はその鬼面を装着する。
刀なんていらない、今回は殺す必要ないだろうし。
ブレイクダンスの要領で銃弾ぐらいならよけれるし。
まあ、行くか。