【完結】 『大切な人を救うために死に戻る能力』 作:破れ綴じ
とりあえず、これを最後にこのお話は完全完結とします。
後で内容を更新するかもしれません。
参考程度にどうぞ(´・ω・`)
設定
【マコト】
・概要
本作の主人公。本名は瀬尾マコト。ルール至上主義の学級委員長マザコン。
高校2年の途中、校則違反の常習犯だった辻セイラに嘘の録音で脅され、死に戻り能力の唯一の協力者になる。以降、母からの教えや誓いを信条に、セイラの毎周のループへ付き合い続けた。各ループで協力役として結果を残しており、数字現象、影中トオルとの戦い、寿命問題、地震と雪崩、ネメシスの隕石等の件についてほぼ独力で解決まで行っている。3年では、失踪していた父ショウゴの帰還が母サヨリの病気(CKD)を引き起こしている原因だと突き止め、実父の殺害まで行っている。
最終的にはWPPOの分析官として採用される。進学先は桜台の法学部。
マザコンの度が過ぎる、常識人の皮を被った非常識人。イマジナリー発案者。
母を喜ばせるためにルールの遵守を意識するようになり、逆に母を守るためであればどんなルールにも意味はない、破ってよいと考えている。
そのルール至上主義は母が見ていない場所でも適応されるため、結果として「どんな約束も破らず」「学業でも完璧を維持し」「人には誠実に接する」ことを徹底。結果として多くの人間の脳を焼くに至った。
母に似たこともあって自己犠牲精神が根付いており、本人は「いのちだいじに」と主張しているが、自分の感情より相手の事情を優先させることが多い。
・人間関係
→セイラ
協力者であり共犯者。脅迫から始まったが、その時点で「助ける」と約束してしまったため、一生助けることを確約している。
昔は彼女の横暴な態度や校則をものともしない姿勢に激しく反発していたが、それぞれ事情があることや、死に戻り能力で苦労していること、何より母を助けてくれたことから認識が大きく変化。今では一生を共にすることに違和感を感じない程度の好感を抱いている。
そのため、自分に恋人・妻・子供ができても彼女を助けるつもりでいる。クソボケ。
セイラが困っていたら敏感に感じ取れるようになってきた節があり、ジェネリックイマジナリーセイラを起動できるようになる日もそう遠くはない。
→カリン
友人。家庭教師先の教え子。
最初の件以来よく懐かれていて、本人も少しマセているが素直で良い子だと思っている。
2~3年の間に二人で頻繁に遊びに行っており、FDEIA完治後はよく食事を奢ったりしている。二人で行く場所は基本カラオケらしい。
弟のアラタと仲良くしてほしいと思っており、仲良くなることを微塵も疑っていない。
→ミオ
友人。告白してきた相手。
恋路を応援する練習相手のつもりでいたが、何十回もデートを繰り返すうちにいつの間にか自分が想い人になっていた(という認識、初めからとは微塵も思っていない)。
韓国旅行で告白されて初めて気づき、「許可なく恋人を作らない」約束をしている。現在は、彼女の好意を受け入れるなら覚悟を決めてから、と考えている。
現時点でぶっちぎりでマコトが意識している相手であり、このまま対抗馬が現れなければこのままゴールインする可能性が非常に高い。見た目がマコト好みに矯正されたことや、スタイルが良いことも隠れた一因。
→ハルキ
幼馴染で一番の親友。瀬尾家の事情も知っている。
彼をライバルとして認めつつ、排他的な性格で友人が少ないことも気にしていて、映画の魅力を教えてやるなど世話を焼くことも多い。
後日談でハルキからの激重感情を自覚したが、それはそれとしてハルキがあえて首位を譲り続けていたことを根に持っており、「対等な」立場になってほしいとかつてのハルキ以上に望んでいる。
女装姿が似合っていたことは自分しか知らない思い出として墓まで持っていくつもり。
→ノドカ
友人。WPPOのエージェントで、調査員と調査対象の関係から始まった。
警戒の名残で1年半フルネームで呼んでいたが、分析官になってからは対等な同僚として「ノドカ」と呼ぶ。頼れる奥の手であり専属の護衛。
ポンコツな面には呆れつつも信頼している。多分初めに能力を使用されなかったらもっと早く信用していた。WPPOはプロトコルを見直すべきでは。
これからは同僚になるので、今後一緒になる時間がどんどん増えていくものと想定される。
→アサヒ
友人。VS影中トオルの1日前に知り合い、そこから意気投合した。
一緒にゲームセンターに遊びに行ったり、勉強会で面倒を見たり、困ったことがあったら積極的に相談したりと、第二の親友ポジションに収まっている。
アサヒ側もマコトのことをヒーローとして意識していたため、仲が深まるのが早かった。多分吊り橋効果ってやつ。
家庭の事情にも理解を示し、周囲との関係も悪くないのでもしかしたら一緒にいて一番安心できる関係なのかも。
→ルナ
友人……というより第二の共犯関係。
隠していた能力を打ち明けられて以降は、共にセイラを助ける仲間として認識。セイラには隠しているが、事情を知った上で相談できる相手ができたことを心強く思っている。
ちなみに小笠原の旅行を立て替えてもらった恩は今でも忘れておらず、隙を見て全額利子付きで返すつもりでいる。金額的に苦しくなるのでいい加減受け取ってほしい。
→アラタ
可愛い可愛い弟。マコトは案外ブラコンなので、非常に仲が良い。
兄としての責任感が強く、父親代わりまで宣言したので、彼が成人するまでは自分が絶対的な導き手として正しい背中を見せなければならないと心に決めている。
母に対する絶対の誓いを共有する相手として唯一無二の結束を感じており、非常時にはアラタと共にどんな敵も(色んな意味で)抹殺する覚悟。
→サヨリ
母であり、世界で最も愛する存在。
自分を人間として成長させ、自分の基盤となる教えを説き、自分の強みを見出して育て上げた偉大なる存在として認識している。
母以上に美しい女性は存在しないと思っているし、母以上に守るべき人物は存在しないと思っているし、母を害する存在は殺しても問題が無いと考えている。
イマジナリー母さんを使えば、「いつ」「どこで」「何をしている」母でさえも再現可能。人間として少しおかしい方向に進化しているが、それも全て母を愛するが故。
・備考
ちなみに精神的にも倫理的にも価値観的にも第1話から一切変わっていない。
多分、物語開始時点で父親が帰って来ていたら同様に殺害している。
【セイラ】
・概要
本作のヒロイン。本名は辻セイラ。『大切な人を救うために死に戻る能力』の所持者。
祖父の一件がトラウマになり、周囲に知られたくない、そして新たな『大切な人』を作らないという目的に駆られてずっと一人で能力と向き合ってきた。だが、寂しさと疲労から大嫌いなマコトを協力者に選ぶ。度重なるマコトの活躍と協力を経て彼を大切に思ってしまい、自分から距離を取ろうとするが、それでもなおやってくる異常者こと委員長に完全に脳を焼かれてしまい、以降は本性を隠さずデレデレになった。
進学先もマコトと同じ大学である。
このカス能力のおかげで、排他的で口が悪く、規則違反だらけで、平然と犯罪に手を染める性格へと育った。
頭の回転が速く、試行錯誤を何百周も重ねることに慣れている。目的のためなら殺人も躊躇しないし、追い詰められた時は自分の命すら道具として使う発想が出てくる。
『大切な人』に対しては非常に距離が近く甘えたがり。人目がなければすぐに抱き着いたり指を絡めたりする。外での攻撃性と家での甘さの落差が大きい。
なお、この世界には何故か「いじめが存在しない」ので安心だが、もしそうでなければどうなっていたのだろうか。
・人間関係
→マコト
最後の『大切な人』であり、一生の共犯者で、唯一の理解者。
「これだけ嫌いなら大丈夫だろ」と安心していたがやはり無理だった。脅しても律儀に約束を守ったり、絶望している自分に寄り添ったり、絶体絶命の状況を独力で突破したりしているので、多分そのせい。
マコトならきっと約束を守ってくれるので、きっと他に結ばれる相手ができても自分を救ってくれる、一生一緒にいてくれるのは変わらないと信じている。
時折「私のマコト」と呼んでしまったり、他人と親しくしているマコトにはっきり「不快」と言っていたり、-50についてはいまだに根に持っていたり。
あと完全に無自覚だがマコトが結ばれる相手が自分でも別に構わないと考えている。
→カリン
世界で一番可愛い妹。
守る理由の中心であり、家での甘えの受け皿。年頃になってハグを嫌がられるようになったのが目下の悩み。
初めはマコトに懐いていたのをよく思っていなかったが、今では「マコト相手なら仕方ない」と考えている。
それより最近は「早くマコトくんを!」と睨まれる回数が増えたことが心配。
→ミオ
親友。一番ベタベタすることの多い相手。
精神的に不安定なことを知っているのでよく心配していて、普段の会話でも彼女を傷つけないように気を配っている。おかげで不良三人組は喧嘩したことがない。自分が見た目を色々弄っているのもミオに影響を受けたから。
ミオがマコトに惹かれていくのを危険視していたが、マコトも『大切な人』に入った今はそこまで気にしていない。これが正妻の余裕なのだろうか。
→ルナ
親友。
幼少期のループ中、誰かに頼ろうとした時に話しかけてきた張本人。時折、思いがけないフォローを入れてくれることがあって、すごく勘の鋭いところがあると思っている。
そういったこともあって『大切な人』が増えることを良くは思っていないが、ルナに話しかけられて良かった……と、当時のことを忘れたことはない。
→ノドカ
新たな友人。
ループがどうしようもなくなった時に頼れる相手であり、人生で初めて自分で作った友達でもある。
素直かつ純粋であり、好奇心も旺盛で話していて楽しいので馴染んでしまうのは時間の問題だった。事実、爆速で『大切な人』入りしており、マコトに次いで一生ものの仲になることが確定している。
ちなみに、彼女がいれば今後ペットを飼うこともできるかもしれない。
・備考
実は2章の時点で「鳥肌が立つ」⇒「鳥肌が立ちそう」になっている。
チョロイン。
【カリン】
・概要
セイラの妹。本名は辻カリン。
2章で食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)を発症し、姉の死に戻りの原因になる。以来マコトに懐き、FDEIA完治後は二人でよく遊びに行くようになる。その後も何度か死に戻り要因になっており、おそらく最多。災難。
本編終了時点では高校生になっており、マコトが通っていた高校にそのまま進学した。
人懐っこく、年齢の割にマセている。暑がりで好きなものは粉物と水泳。
素直で明るいが押しが強く、甘え上手。姉の変化にも敏感。家族も姉もマコトも大好きで、マコトを辻家に迎える未来を本気で狙っている。
節々から勘の良さや頭の回転の速さを覗かせており、姉と同じ血を感じさせることも。
覗き……? うっ頭が。
・人間関係
→マコト
マコトくん。憧れの人で、よく遊んでくれる家庭教師兼お兄ちゃん。
辻家に迎え入れれば、確定で自分を甘やかしてくれる超高性能お義兄ちゃんができるので何としても我が家に引き込みたいと考えている。
マコトがいなければ姉がダメになるとも考えており、他の女性に取られる可能性も危惧して「最悪の場合は他の手段でマコトくんを我が家に迎え入れる」ことを検討している。
もしセイラにその気が無ければ、姉譲りの行動力で即座にアクションを起こすだろう。
→セイラ
大好きな姉。
家族思いで全力で好意をアピールする姉のことを大事に想っているが、抱き着かれるのは暑苦しいので嫌。
セイラがマコトと一生一緒にいる約束を能力の都合上知らないので、姉の余裕を好きな人に声をかけられないヘタレと認識し、このままではダメだと考えている。
マコトくんへのアプローチの半分は姉のため。あと半分は個人的興味。
→アラタ
4月から同じ高校の同級生。
マコトに仲良くしてやってくれと頼まれて二つ返事で引き受けた。将を射んとする者はまず馬を射よ。多分彼はマコト君以上に攻略難易度高いが。
→ミオ
姉の友人、つまり自分の友人。
マコトくんってミオちゃんみたいなおっぱい大きい子が好きなんだ……!(偏見)
→ノドカ
姉の友人、つまり自分の友人。
マコトくんってノドカちゃんみたいな清楚で素直な子が好きなんだ……!(偏見)
・備考
知らぬ間にマコト君からの名前呼びが解禁されていました。
気づいた人はいたのでしょうか……。
【ミオ】
・概要
セイラとルナの親友。本名は桐島ミオ。
3章、数字現象で友人たちからの好感度を見てしまい、想い人アサヒへの失恋も重なって精神的に追い詰められ、セイラの死に戻りの対象になる。マコトの説得で新たな恋に落ちてしまい、そこからズブズブとマコト沼へハマりにハマり続け、気づけばこんなことに。かつてのギャルっぷりはいずこへ。
3年では桜台を目指して必死に勉強し合格。後に韓国の南山タワーでマコトに告白した。
感情表現が大きく、友達が多い人気者。しかし一方で人の顔色を気にしすぎる癖があり、ちょっとヘラりやすい。
初期の頃こそマコトに反発していたが、結構根が素直なギャルなので周囲の影響を受けやすい。気づけば見た目もマコト好みに矯正されてしまった。
失恋後も若干アサヒへの想いを引きずりつつマコトに脳を支配されていたが、クリスマスでの激闘を間近で見せつけられ完全に心を奪われてしまった。以降は一途にぐいぐい好きなだけ攻めている。嫉妬深いのも行動力加速の要因。
友人のことも大事。恋のために友を捨てることはしない。ギャルは全てを手に入れる。
・人間関係
→マコト
友人であり、想い人。マコっち。
相当な数のデートを重ねており、水着姿も見せて、二人きりで旅行にも行く約束をして……それでも自覚が無かった彼に疑念を抱いているが、少し迫られるとすぐ♡を飛ばしてしまう。恋は盲目。
他の女性と付き合う前に必ず許可を取ること、他の女性と二人で食事に行く時は必ず連絡すること、行ったらその分自分ともデートすることを約束させた。ここだけ見ると圧倒的恋愛強者。
最近の悩みは「瀬尾ミオ」の語呂が悪いと感じていること。
→セイラ
親友。よくベタベタしてくる。
大事な友人とは思いつつ、目下一番のライバルとも認識しており、激しいライバル意識を燃やしている。よくマコトと二人っきりで動いていることがあるので、高確率で尾行している。
この前GPSを仕掛ける方法を教えてもらったのでそこについては感謝。
→ルナ
親友。
ヘラりやすい自分を的確なフォローで慰めてくれることが多く、自分と違って人の気持ちを正確に読み取る術に長けているのではと踏んでいる。
秘訣を聞こうとしたら「ミオちゃんは絶対知っちゃダメだよ~」と言われた。何故……。
→アサヒ
元・想い人。
性格も良く、誰に対しても分け隔てなく接し、スポーツも万能……ということで惹かれていたが、自分への好感度が低いことや彼女がいたために告白することなく恋は終わりを迎えた。
今ではマコト繋がりで前以上に仲良くなることができた。彼は意図せず恋のキューピッドとしての役割を全うしていたのかもしれない。
→ハルキ
マコトの親友。決定的に相性が悪い、ぶっちゃけウザい。
自分のことを敵視してくる上に賢いので中々舌戦で勝てず良い印象は抱いていない。
マコトに「罰ゲームで女装させる」と聞いたときはその反動もあってノリノリだった。
その後マコトが彼を連れてお散歩デートに行って宇宙猫になっていた。
・備考
私のギャルに対する造詣が甘くて恐縮なんですけど。
「ウチ」って関西じゃなくてもギャルは一人称として使うんですかね。
【ハルキ】
・概要
マコトの幼馴染で一番の親友。本名は宮野ハルキ。自他ともに認める勉強魔。
小学4年、周りを「凡人」と見下していた頃に初めてマコトに負け、張り合って付きまとっているうちに「手を抜いたら罰ゲーム」の契約を結ぶことに。以来ライバル兼親友……というのは表向きで、実際は人生で初めて見上げた相手に全部を懸ける日々を送ることに。そのためセイラと関わるようになった本編以降、基本的に不満気。
当然のようにマコトと同じ大学へ、次席で合格している。本気を出せば同率首席だった。
口調こそ気取っているが、中身は小学生の頃から変わらずプライドが高く、マコト以外は基本的に見下している。
感情も顔に出やすく、マコトのことになると苛立ちも動揺も隠せない。マコトに対しても甘いのではなく、「完璧なマコト」でいてくれることを求め続けている。
勉強と勉強のできる人間を高く評価し、不良や軽いノリの人間が苦手。マコトの周りに女性が増えるたびに「女狐」と呼び始め、最終的にはフォークを握って睨むところまで行った。
なお同世代の中で一番背が低い。その上女装の似合う中性的容姿。ほぼ女の子。
・人間関係
→マコト
親友。人生の基準であり、自分専用の目標。
「常に一番で、皆を導いて、敵を踏みつぶして、いつまでもカッコいい」マコトであってほしいという願いが全ての行動原理で、マコトが誰かに振り回されていたり、完璧を維持できなくなると途端に不機嫌になる。
傲慢な性格や発言を直そうとしないのも、マコトがそれを積極的に咎めてこないから。マコトが困らないなら周囲にどう思われてもいいと思っている。
実際マコトが満足げだったので女装への抵抗も薄れつつあり、また手を抜いたら同じことができるのかも……と邪心が疼いていたり。
→アサヒ
友人。
最初の方こそ「げ……日高君だ」などマコトに新しくできた友人というだけで敵だった。
ただ、勉強を教え、映画に行き、父親の件で一緒に協力し、旅行で同じ部屋に泊まり、イマジナリーの練習に付き合ってもらい……色々繰り返すことでマコト以外で初めてまともに付き合える相手になった。暴走しかけた時に押さえてくれるのも彼。
「男同士の友情ってどう思う? 男女にはそんなもの無いよね」と同意を求めるあたり、味方にしたいとは思っているらしい。
→ミオ
不良で、女狐。
マコトをデートに連れ回す筆頭なので、目の敵にしている。
→セイラ
不良で、女狐。
マコトが急に注意しなくなった辺りから一番警戒している相手。
→ノドカ
優等生だが、女狐。
自分以外でマコトに並びかねない相手というだけで好感は抱けない。
・備考
前作にも生意気系同年代嫉妬ショタは存在した。
次回作以降でも登場したら多分私の性癖だと思って下さい。
【ノドカ】
・概要
WPPOの職員。本名は九条ノドカ。『両眼で見た相手の動きを止める能力』の能力者。
7章で、マコトが未来予知能力者ではないかという疑いの調査のため、季節外れの転校生としてやって来る。初手でマコトに能力を使ったせいで警戒され、信用されるまでかなり遠回りした。調査と並行して護衛も務め、以降はWPPOのエージェントとして度々活動しつつ学生生活を楽しんでいる。
マコトと同じ桜台に合格し、彼の同僚兼専属の護衛として、今も側にいる。
敬語で話す真面目なマニュアル人間で、指示さえあれば誰より正確に動ける。
逆に指示が無いと動けない。そしてポンコツ。上からの情報をうっかり漏らし、椅子に躓き、転んだ拍子に押し倒した相手を固定する。何故職員をやれているのだろうか。
一見するとクールでミステリアスな彼女だが、結構友人との学生生活やサブカルや休暇を思い思いに楽しもうという認識があるので、基本的に楽しそうにしていることが多い。
片目につけた眼帯は「私は勝手に能力を使ったりしませんよ」というアピール。
・人間関係
→マコト
同僚兼護衛。マコトさん。
初めは任務として「信頼を稼げ」と言われていたが、隠し事だらけのマコト相手に進捗が見えず、不器用な性格も相まってずっと不安を抱えていた。そのためマコトの思わせぶりな行動がクリティカルヒットし、気づけば絆されていた。
指示が無ければ動けない性質が的確に指示を出すマコトとマッチし、おかげで従順な忠犬のようになっている。見かけると嬉しそうに声をかけに行くし、褒められると得意げにする。
おそらく尻尾が生えている可能性があるのではないだろうか。
→セイラ
中々友達になってくれなかった相手。
嫌われているのでは……と悩んでいる最中、漫画を全巻プレゼントしてきたり。やっぱり避けられているのでは……と悩んでいる最中、友人になることができたり。今もよく分かっていない。
ただ、セイラからの態度が明らかに軟化したので、あの時頭部だけを固定して良かったのだとなんとなく理解している。
→ルナ
勉強会では二人一組。天然同士で相性がいい。
しかしどうして本職とバレかけたのだろうか……。
・備考
元々はフィクション章でマコト君の出番がなくなるために急遽準備されたキャラ。
設定もあやふやだったので、初期は本当にミステリアスクールでいくつもりだった。
【アサヒ】
・概要
ザ・陽キャ。本名は日高アサヒ。
実際には3章時点で知り合っていたがその思い出は消滅してしまったので……マコトを意識し始めたのは5章終了後。そしてVS影中トオルの1日前に知り合う。彼女と喧嘩別れしたその夜、マコトと仲良くなり、翌日はノドカから逃げるマコトを担いで走った。以降はマコトを「ヒーロー」として認識し「委員長」と呼ぶ。
3年では同じクラスになり、父親の件では話を全部盗み聞きした上で積極的に介入。
スポーツ推薦で別の大学へ進んでいるが、今でも関係は良好でよく遊びに行っている。
カラっとした裏表の無い性格。感覚派で、理論派の人間が見落としがちな点を直感で指摘したり、理論をしっかりと理解していなくても良し悪しをズバッと見抜くことができる。
束縛の強い彼女とイブの夜に仲直りし今も交際中。頬と背中の引っかき傷は名誉の負傷。
本作で数少ない、まともな価値観の持ち主。周りがまともじゃないので苦労している。
・人間関係
→マコト
友人。委員長。
「ヒーローのヒーローになるってのはいい気分」と言って父親の件に付き合ったように、マコトの役に立てることそのものを楽しんでいる。何度も「抱え込みすぎるな」と言い続けているのは、マコトがそういう人間だと一番早く見抜いたから。
周りの女性陣の好意にマコトが気づかないのを見かねて鈍感の矯正を試みたが、幼少期の父の虐待を掘り当ててしまい、吐きそうになりながら奢って終わった。
それでも「ハーレム作れるぐらいには愛されてる」と言い切ってくれる良い奴。マコト君も安心して恋愛相談ができそう。
→ハルキ
友人。
勉強を教わり、暴走を止め、イマジナリーマコトの練習台にされている。
彼のマコトに対する怪しげな空気を感覚で感じ取り、若干の恐怖を覚えつつ、結局見捨てないあたりが彼の人の良さ。もしハルキがニュースになることがあれば「いずれするだろうと思ってた」「止められなかった……」と涙する知り合い枠になるかもしれない。
→ミオ
友人。
かつては彼女からの矢印に気づかなかった。
彼女の矢印が今誰に向いているかはとっくに分かっている。何故か?
本人から惚気を聞かされているので。
・備考
彼は夏の大会期間に委員長の父親を排除する作戦で遠征していたことになる。
えっすごくない?
【ルナ】
・概要
本名は三好ルナ。『会話相手が考えている心の声を聞き取れる能力』の能力者。
中学時代に影中トオルの犯行計画を知って通報したことで、8章で逆恨みされ命を狙われる。セイラの死に戻りを最初から全て知りながら、知らない顔でさりげなくフォローし続けてきた。
卒業後、春から別の大学に通う自分の代わりに三人を見ていてもらうため、その秘密を初めてマコトに明かした。
家がお金持ちのお嬢様系不良。お嬢様系不良ってなんだよ。
可哀想な子は可愛いと思っているらしく、それが要因でミオやセイラに声をかけて友達になろうと持ち掛けた。以降もバレない程度にフォローして助けている。
マコトが暗躍していたのも早い段階から気づいており、後日談でもマコトをテストしてセイラ達を託せるだけの覚悟があるのか見極めたりしていた。
何故か死語になったはずのいじめの概念を懸念していたりする。
・人間関係
→マコト
(セイラやミオやノドカの)お気に入りちゃん。第二の共犯者。
能力について打ち明けたのも、マコトに十分な問題解決能力があること、友人達を託すだけの覚悟があること、自分の能力を打ち明けても偏見を持たないことを理解していたから。
ちなみにマコトには相当な額をプレゼントする代わりに三人を見守る約束をしたはずだった。しかし何故か想定外の方向に事が進んでしまった。ルナ本人もマコトのレベルを見誤っていたというべきか……。
→セイラ
セイちゃん。
よく「本当は一人なんて嫌」と言っているのがよく聞こえる。
漫画については本当に冷めたっぽいが、事情があることも理解し、勧めたのも自分なのですんなり「いいよ~」と受け入れた。
→ミオ
ミオちゃん。
不安定なところも、恋心も、全部聞こえている。
旅行プランの相談に乗ったりするあたり、この恋愛劇を結構楽しんでいるらしい。読者?
→ノドカ
ノドちゃん。
勉強会の相方。いくら彼女とはいえ、WPPOの機密については漏らしていないだろう。
三人の内誰を応援しようかなどと言っているので恋心についてはとっくにバレている。
・備考
そういえば悪意を抱くのは能力者だけという説があった気がする。
いじめは悪意が無ければ生まれないと思う。
【アラタ】
・概要
マコトの弟。本名は瀬尾アラタ。
兄と当番を回し、兄弟で母を守っている。10章では瀬尾家に混ざりこんだ「四人目」を排除する計画を提案した。出番こそ少ないが、インパクトは強めのはず。
将来は母を楽にさせるために医者を目指している。後日談で兄の高校に進学。
母親似で、口調も柔らかく、熱を出せば真っ先に「ごめんね、兄さん」と謝る気遣いを見せる人畜無害そうな少年だが……その実態は思考に「殺害」の選択肢が入っているナチュラルボーンセイラ。
マコトの教えを誰よりも純粋に飲み込み、自分なりの方法で理解して解釈しているので、教えたマコト本人もびっくりな持論を展開してくることがある。
兄は生産者責任を取る必要がある。
・人間関係
→マコト
兄であり、父親代わり。
共に母を愛する何よりの同士であり、兄の教えが自分の全て。母を絶対視する兄とは違い、母と兄を同等の存在として捉えていて、兄に褒められたりすると分かりやすく喜ぶ。
兄本人が「父親代わりになる」と言ったのだから、母以外に女性を作ることは浮気だと思っているし、「兄さんにお嫁さんなんてあり得ない」というのは「兄さんが浮気なんてあり得ない」と同義である。
当然のようにイマジナリー母さんも兄から習得した。
イマジナリー兄さんも使える。
→サヨリ
母。大好きで、兄と共に守ると誓った人。
兄ばかり褒められると「僕だって母さんに褒められたいのに」と普通に拗ねる。
ただ、兄から受け継いだ「母さんを泣かせてはいけない」を兄以上に真っ直ぐ守ろうとしているので、自分か兄が死ぬくらいなら、その前に母を連れて行くべきだと本気で考えている。一応ロジック的には間違っていないので表立って口にすることも無いし、この認識が覆ることもない。
母を泣かせないための、彼なりの一番優しい答え。
当然、母は何も知らない。
・備考
元は兄と並んで漢字表記が「誠一」「新二」になる予定だった裏設定がある。
どこぞの、子供をペット程度にしか考えていない「あの男」が、読みは普通に、後ろに数字をつけるという名前を無理やり強行したとかなんとか……。
本編で漢字で名前が出てくることが無かったので没になったが。
【サヨリ】
・概要
マコトとアラタの母。本名は瀬尾サヨリ。
生まれつき体が弱く、長く慢性腎臓病(CKD)を患っていた。
10章で帰ってきた夫を受け入れ「二人は親子なんだから」と息子に言うなどして嫌われ役を買い、自分以外の一家を結束させて、自分が死んだ後も息子達が生きて行けるよう仕組もうとした。
夫は息子たちの手で葬られたが、本人は「自分の判断で出ていった」「また逃げられてしまった」と思っている。後日談では透析も当面不要となり、台所に立てるまでに回復した。
優しく朗らかでノリの良い性格をしているが、自分のことを後回しにしがち。マコトの性格や高い知能はサヨリ譲りのものである。体調のことは息子にも隠そうとするが、嘘をつけば長男に(イマジナリーで)すぐバレる。
マコトの知識の高さを見出し、得意分野を見つけて法律の才能を育てたり。自分も苦しい中、連日息子二人の看病に明け暮れたり。マコトがモラハラを受けた時、すぐにフォローを入れて歪まないように軌道修正したり……普通にこの人がいなければマコトは自殺している可能性もある。
一方で、息子たちが「私専用のルール」を5冊作っていることにはさすがに引いている。
・人間関係
→マコト
長男。今は「自慢のお父さん」。
想像以上に立派な息子に育ち、父親がいない今、家庭だけでなく自分をも支えようとしているその姿に普通に感動している。ただ、育て方を間違えたかと思う場面も多々存在する。
基本的に何をしても感謝されるし、何を言っても絶賛されるし、何をあげても形見かのように大事にされる上、それを見たアラタが同調してくるので息子達は過保護なのだと常々思っている。
最近、色恋の匂いを感じ取りきゃーきゃー言うことが増えた。
もしかしたら孫の顔が見れるのかもしれない。
→アラタ
次男。いつまでも可愛い末っ子。
熱を出すと手を握りたがり、雑炊を作れば熱が下がる。分かりやすく異常な言動や異常な結果を残そうとする兄とは違い、そこまでは振り切れてはいない……優しい普通の子だと思っている。思ってはいる。
この子が自分のために何を決めているのか、母は知る由もない。
・備考
周りにやべー男しか存在しない可哀想な女性。
ただでさえ体が弱いというのに。彼女が何をしたのか。
【その他】
・叔父
ショウゴの兄弟。藤見台で自営業をしている。
1章で名前が出ただけで、以降の出番はない。
マコト君が嫌ってない辺り悪い人では無さそうだが、生活に苦労しているらしく、困ったときに頼れる枠という訳では無さそう。
・辻母
セイラとカリンの母親。
セイラから「信頼できる友達」と紹介されていたマコトを、最初から気に入っている。
「逃がしたら、もうあんなに大きな魚は見つからないかも」と娘を急かしたり。
どちらかというと娘より乗り気。
・辻父
セイラとカリンの父親。
マコトへの信頼が厚い。セイラ曰く「『マコトもそう言ってたよ』って付け加えるだけ」で信じてくれるらしく、よくその信頼を使われている。
最近娘達がマコトに対して距離感近すぎることを気にしていたが、マコト側に覚悟が決まっているのを見て現在は安心した。
おかげで家族からの了承は既に得た形になっている。
・マコトの友人達
基本出てこない。可哀想に……。
描写するのはメインキャラだけでいいだろうという考えの元、極力出番を減らされた。
・数字現象の能力者
『頭上に好感度を表示させる能力』の能力者。所謂数字現象を引き起こした張本人。
WPPOは24時間以内に確保すると言っていたので、多分確保された。
対象が全人類なのでそうやすやすと再発動させられないのが難点。
・アサヒの彼女
アサヒの恋人。ミオの片思いが叶わなかった理由。
イブの前に別れそうになっていたが、アサヒがヒーローの役に立って自信をつけた結果、仲直りした。
つまりミオの恋を間接的に終わらせたのはマコトである。マッチポンプ?
・能力差別主義者の男
夏祭りでカリンを刃物で狙った男。カリンのFDEIAを能力と誤認していた。
セイラ曰く「差別を言い訳に弱い相手狙って鬱憤晴らしたいだけ」。こういう人もいる。
しかし「悪意を持つのは能力者だけ」論を振りかざしながら、何故自分も悪意をベースにした差別を……?
・宵坂ヨミ
有名な怪談語り屋。怪談番組の収録で街に来ていた。
彼女の没ネタ「口裂け女の本名は仮死魔霊故」が怪異の元。本人は能力者ではないし、やってることは仕事なので、何も悪くない。
SNSで「昔から大ファンでした!」と絡んできたセイラにノリ良く没ネタを教え、ついでに仕事の愚痴まで送った結果、ブロックされた。何も悪くないのに。
・葛城カエデ(店長)
マコトのバイト先のバーガーチェーンの店長。マコトを「瀬尾少年」と呼ぶ。
家事壊滅、婚活全敗、酒癖が悪い、生き物が苦手……と色々あるが、マコトの家庭環境を心配し、彼に社会のマナーや常識等を叩き込むなどしている。
シンプルに面倒見の良いお姉さんであり、無茶なシフトでもルールに沿っていればパーフェクトでこなしてくれるマコトを非常に深く信頼しており、少しずつ距離が近くなってきた。
ラブホのことで文句言われたら爆笑してそう。
・テレビ局の能力者
『自らが聞いたノンフィクションとされる話を具現化する能力』の能力者。某テレビ局所属。
仮死魔霊故と送り人面犬の発生源。最終的にWPPOに特定された。
今はWPPOの制定したプロトコルの中で、能力が発動しないように細心の注意を払いつつ、普通の日常を送ることができている。
WPPOはこういうアフターサービスもやってます。
・影中トオル
『自分の体を影に変える能力』の能力者。名前があまりにもそのまま。
指名手配中の能力犯罪者。3年前、能力による要人への加害計画を中学生のルナに通報され阻止された。その逆恨みでイブにルナを殺しに来る。
能力者故の傲慢で自信過剰な部分があり、自分でもそれはよくないことと自覚していて、できるだけ慎重にことを進めるよう意識している。
能力者差別は持たざる者の嫉妬、と考えている典型的な特権意識の持ち主でWPPOの防止率100%を崩したいらしい。もし実力の証明ができていれば今頃さらに大暴れしていた。
かなりの知識と判断力、そしてそれに見合った戦闘能力と潜伏能力を兼ね備えており、能力の使い方次第ではどこでもやっていけるタイプ。
間違いがあったとすればマコトの前で母親発言をしてしまったことか。
地雷判定が広すぎるマコト君サイドにも非はあると思われる。
・祖母(辻家)
セイラの母方の祖母。老衰でセイラを1年近くループさせた。
セイラが落ち込んでいるのを心配して体調を崩すくらいには孫思い。その背景には、祖父の一件で精神を深く病んでいた孫を心配する意図があったのかもしれない。
最終的にはセイラが自分から作った友人を紹介してきたため、安心して逝くことができた。友人の名前を覚えていなかったことは少し疑問だったが。
・祖父(辻家)
セイラの母方の祖父。故人。
老衰でセイラをループさせ、セイラは「おじいちゃんなんて、大っ嫌い!」と嫌いになることでループを抜けた。そのまま謝れずに死別している。
セイラが祖母を嫌いになりたくなかった理由の全て。カス能力最大の被害者とも言える。
・ショウゴ
瀬尾ショウゴ。マコトとアラタの父親。『腎機能を操作する能力』の能力者。
腎臓を弱らせた女性の家に転がり込み、用が済んだら捨てるかキープしたまま放置する。瀬尾家に戻ってきたのもその一環。
「俺が戻って来てやったのはお前らのためだぞ?」と言っていたが、その「お前ら」のうち一人に殺されてしまった。同情の余地はない。
サヨリは息子達への愛で乗り越え、次男はそもそもノーダメージだったため、彼のモラハラで一番悪影響を受けているのは他ならぬマコトである。
・滞在先の女性
ショウゴが1年以上身を寄せていた家の女性。独身だと聞かされ、結婚も考えていた。
母と同じCKDを患っている。偶然ではない。
現在は何故かCKDから快復している。
一体何があったのだろうか……。
・ネメシス
能力差別主義者の集まりである宗教団体。
隕石計画は「WPPOでも止められないだろう」という構想のもと実行されたものであり、まさかそれが本当にシステムの裏をついているとは理解していない。
構成員達も、セイラにどれだけ痛めつけられても情報を吐かない等、信仰心だけは本物だったらしい。
にしては教義がほとんど対WPPOと能力者差別で構成されているのだが。何を信仰しているのだろうか。
・WPPO
世界平和維持機構(World Peace Preservation Organization)。
能力者がいる世界で、世界の平和を守るため日々努力している国際組織。HBとかENとか色々な部門が存在するらしい。名前は適当に決めた。
世界中の自然災害やテロ組織、その他多くのトラブル解決のため世界中で活躍しており、一般市民からの信頼を稼ぐため、今日もホワイトに世界を守っている。
腐敗要素はほとんどゼロであり(あっても問題が起こるようなら未来予知で未然に防がれている)、任務といえど対象のプライベートに踏み込まず、職員に嫌な任務を強要することもせず、なおかつ解決は非常に迅速に執り行うという……結構理想的な治安維持組織。
なおその引き換えに上層部は割と(仕事量的な意味で)ブラック。そうでもしないと能力者世界で平和なんて維持できないと思うので仕方ないところはあるが。
有能な人材を見かけたら積極的にスカウトに来るため、その気が無いならあまり大きな声で「私は未来予知能力者です!」とは言ってはいけない。セイラさんはそれで一度痛い目を見たらしい。
その有能さから展開難を引き起こすことで知られており、作者を大いに苦しめた。
……有能ですよね? 読者の皆様から見ても、多分……。
・真鍋(局長)
WPPO特別対応局の局長。
「この星の南半球にいる全ての人間を殺害する命令を出してください」という高校生の電話を、最後まで聞いた人。
その後マコトを局長直轄の分析官としてスカウトした。見る目がある。
・総司令官
WPPOで一番偉い人。この世界でぶっちぎって一番強い。
現時点で何代目かは不明だが、歴代でも最も優秀で防止率100%とかいう意味不明な実績を叩き出した。
世界中のテロやら災害やらが未然に防がれているのはこの人のおかげ。今日も激務に励みながら世界を守っている。
こんな人やこの人が所属する組織を疑っていた主人公がいるらしい。一体何尾何トさんなんだ……。
【能力】
・『大切な人を救うために死に戻る能力』
能力者 :辻セイラ
分類 :自動条件発生型能力者(特定の状況で、本人の意思に関係なく発動する)
区分 :I(この能力で人を害することは出来ない)
発動内容:
『大切な人』が死亡する、もしくは長期的な死の要因が確定した瞬間、能力者の脳が圧縮・破裂し、時間が巻き戻る。死は物理的なものから、病気・精神・寿命的なものまで含む。
記憶を持ち越すのは能力者本人のみ。巻き戻る幅は15分〜1年まで様々。完全にランダムで能力者本人に操作できない上、解決できるかの保証は一切無い。
勝手にループさせておいて、誰が原因か、何が原因か、期間はいつまでかなど一切ヒントは与えない放任主義なので、そこらへんは能力者本人が自力で情報を集め対策しなければいけない。
『大切な人』を生かせない限りループは終わらないため、「『大切な人』の死を受け入れた」などの理由で解決することは不可能であり、どう考えても呪いです本当にありがとうございました。
発動の段階:
この能力は以下の段階を踏んで発動する。
1. 『大切な人』の状態を監視する
2. 死亡、もしくは死の要因の確定を検知する
3. 能力者を強制的に(脳を破裂させるなどして)死亡させる。
4. 時間を巻き戻す
3が起こらなければ4も起こらないという馬鹿みたいな露悪仕様。
『大切な人』の判定:
判定は能力者の好意のみで決まる。嫌いになれば対象から外れる。
対象は人物に限定せず、能力者本人や動物や架空の人物も対象になる。
・『頭上に好感度を表示させる能力』
能力者 :本編に登場せず
分類 :自動条件発生型能力者(特定の状況で、本人の意思に関係なく発動する)
区分 :I(この能力で人を害することは出来ない)
発動内容:
他者が自身に対して抱く感情の一側面を数値として視覚的に表示する。射程が地球全域に及ぶので、対象は実質的に全人類。
数値の範囲は-100~100であり、結構簡単に周囲の影響を受け、リアルタイムでもコロコロ変動する。
数値は画像や動画越しからでも確認できるが、映っているのは撮影当時のものになる。
数値の表示以外に身体的・環境的影響はない。
備考:
特に深い意味は無いが、需要がありそうなので、これから謎の文字列を列挙する。
セイラ99/カリン90/ミオ98/ハルキ98/ノドカ95/アサヒ82/ルナ74/アラタ96/サヨリ98/カエデ77
・『自らが聞いたノンフィクションとされる話を具現化する能力』
能力者 :本編に登場せず
分類 :自動条件発生型能力者(特定の状況で、本人の意思に関係なく発動する)
区分 :III(意図していなくても能力の発動で人を害してしまう可能性がある)
発動内容:
能力者が「実話」として聞いた話を、その内容通りの現象として具現化する。現象は元になった話の台本通りに動く。
能力者本人が良識ある大人であり、話の内容が大きくなればなるほど「本当にあった話」とは認識しづらくなるので、「明日世界崩壊する!」などと聞かされても発動はしない。
とはいえ、意図せず強力な存在を造り上げてしまう可能性があるので十分に注意が必要。
今回の件で具現化したのはそれだけ宵坂の腕が確かだったことを示しているのかも……。
・『両眼で見た相手の動きを止める能力』
能力者 :九条ノドカ
分類 :任意条件依存型能力者(特定の条件下で、自分の意思で発動できる)
区分 :II(本人が意図しない限りこの能力で人を害することは出来ない)
発動内容:
両眼で見た相手の動きを止める。部位の指定も可能。足だけ、手だけ、全身なども可。
一度発動した後は視界から外れようと、どれだけ距離を取ろうと、どれだけ長時間経とうと、問題なく維持が可能。解除も完全に好きなタイミングで行うことができる。
発動条件:
両眼で相手を見て、自分の意思で決めた瞬間に発動する。
視界を塞げば発動を阻害できる。一度に止められるのは一人まで。
・『自分の体を影に変える能力』
能力者 :影中トオル
分類 :任意条件依存型能力者(特定の条件下で、自分の意思で発動できる)
区分 :II(本人が意図しない限りこの能力で人を害することは出来ない)
発動内容:
自分の体を影に変え、影の中を高速で移動する。
影から実体化することができる。鍵のかかった場所にも影を伝って侵入できる。自分の服装や持ち物などを一緒に影にして潜り込むことも可能。
奇襲・潜伏・スパイに特化した能力であり、使い道を誤らなければ英雄になれたかもしれない。
発動条件:
入れるのは「光によって生まれた影」のみ。
影が消えてしまうので、自分の影に入ることはできない。
・『腎機能を操作する能力』
能力者 :瀬尾ショウゴ
分類 :任意条件依存型能力者(特定の条件下で、自分の意思で発動できる)
区分 :II(本人が意図しない限りこの能力で人を害することは出来ない)
発動内容:
腎機能を操作して意図的に対象をCKDにさせられる。
発動時には、相手の「魂」に見える光る球を取り出し、出力を調整することで腎機能を悪化・改善させる。一度取り出した光る球は、以降遠隔でも操作できるようになる。
発動条件:
相手と同じ密室にいること。
複数人いる場合は誰から取り出せたかがはっきりしないので少し面倒なことに。基本的に部屋の中にいる人物が二人の時に使用することが推奨される。これより人数が少ないと本編と同じ末路を辿ることに。
・『好きな位置に好きな大きさの岩石を生成する能力』
能力者 :ネメシスに所属する能力者
分類 :任意意識依存型能力者(自分の意思だけで発動できる)
区分 :II(本人が意図しない限りこの能力で人を害することは出来ない)
発動内容:
好きな位置に、好きな大きさの岩石を生成する。ただそれだけ。
正確な位置と軌道を計算するだけの技術力があれば、疑似的な隕石を生成することも。
・『会話相手が考えている心の声を聞き取れる能力』
能力者 :三好ルナ
分類 :自動常時発生型能力者(自分で制御できず、常に発動している)
区分 :I(この能力で人を害することは出来ない)
発動内容:
会話中、相手が自分に向けて考えている心の声を聞き取る。
電話でも有効。自分に向けられていない思考は聞こえない。
会話が条件で発動しているようにも見えるが、実際は「常に発動していて、会話の時に能力が本格化する」形。
聞きたくない会話なども聞こえることがあるので、あまり深く考えない性格でいると楽かもしれない。
【おまけ】
・破れ綴じ
作者。
数字は算用数字を使えばいいのか、漢数字を使えばいいのか分かっていない。
以下宣伝(私はこんなものを書いています)
前々作『俺は死んだはずだよな?』 2026/01/05に完結しました。
前作『僕のくせにボクの邪魔しないでよ!』 2026/05/25に完結しました。
次回作『かくれんぼで絶対負けない能力(仮題)』
まだ書けてないんですけど……近いうちに必ず出すので……。
何か意見有ったらください。活動報告なり直接なり。参考にさせていただきます。
よければどうぞ(´・ω・`)