二度の人生を懸けても届かなかった才能を、なぜお前が持っている。

 前世では甲子園準決勝まで進んだ高校球児だった姫宮ほのか。右肘を壊して死んだのち、今度は女の子として生まれ変わった。
 今度こそ頂点を掴むと再びスポーツへ挑むも、立ちはだかったのは女の筋力と体格の限界。二度目の夢を諦め、普通の女子高生になるはずだった。

 あの日、同級生がデタラメな手投げで放った、レーザービームを見るまでは。

 殺したいほど羨ましい。だから俺が、この怪物を甲子園まで連れていく。
 TS少女が原石を育てる、高校野球青春譚。


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