レアな白童子・白夜回。
■まえがき
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
※ 奈落家のいつもの設定確認
・設定は戦国時代なのになぜか現代の要素が入る。
(今回はサンキ。都会の人は知ってるかな?
地方の安い衣料品販売チェーン店です。
しまむらみたいな感じ)
・奈落家の服装は、原作通り。
・奈落さんと分身たち皆生存していて
人見蔭刀に仕えて
皆一緒に人見城に住んでいる設定です。
・季節は特に記載が無ければ、
投稿された日と同じです。
夏。
ストーリーのジャンル:コミカル・ほのぼの
(pixivにも同時に投稿)
では、このまま下へスクロールして本編どうぞ。
----------------------------------------------------------------
サンキ(安価な衣料品販売チェーン店)に
やって来た白童子と夢幻の白夜。
夏は紫外線が厳しいので
折り鶴で空は飛ばず歩いて来た。
白童子はアスファルトが熱いため
白夜と同タイプの草鞋を履いている。
外は風が無く
夏の陽光が美しく強く差して
セミも鳴いているが、
サンキ内は冷房が効いており涼しい。
BGMはファミコンの洞窟ステージみたいな曲が流れている。
しまむらに似た匂いがする。
入口付近で小学生に人気のボンボンドロップシールを
見つけた白童子はどれを買うか夢中だ。
よく見ると安価な偽物だが、
クオリティは高い。
白童子はそれでも良かった。
犬、猫、うさぎ、パンダ、クマ、
おばけにフルーツやパン、
サンリオ、ディズニー、スヌーピーと
豊富な品揃えであるが、
小学校のお友達(?)と交換したり、手元に残すことも
考えて白童子は魚やクラゲ、貝、ヒトデなど
どれも可愛い海の生き物のシールを買うことにした。
200円ちょっとなので安い。
白夜は無邪気に選んでいる白童子を
ほほえましい様子で見つめ
選んだシールを文句を言うことなく
カゴに入れてくれた。
「さて、本題だぞ。白童子」
「ああ」
今回、白夜はヴィンテージっぽく見える
面白Tシャツが欲しくてやって来たのだった。
白童子は一緒に来たかっただけだ。
紳士服売り場にある
ヴィンテージっぽいTシャツは、
どちらかと言うと
ユニクロ・GUで売っていそうな
デザインだが、
客層が違うのか値段が若干高いせいなのか
かなり余っている。
小さな犬が大きな猫に食べられているデザインの
白地のプリントTシャツ。
「犬好きと猫好き、両方を狙ったデザインかなぁ?」
と白夜
「やべえ」
と白童子も漏らす。
黒地にリアルなラフレシアのプリントTシャツ。
「グロいなぁ」
「しかも高いぞ」
夜の背景になんだかよくわからない巨大な機械を
組み立てている長めの白髪の博士と
それを見ている若いイケメン男性のプリントTシャツ。
バックトゥザフューチャー?
「著作権は大丈夫なんかな?」
「違う意味でヤバいぞ」
結局買うことにしたのは、
一般的パリピを軽く超えた華やかなイケてる女の子が
プリントされた白地のTシャツだった。
生地も丈夫だし。カゴに入れた。
サンキは日用品も意外と良い物が揃っているので
見たくなる。二人は衣料品以外のコーナーへ。
白夜は香水を見ていた。
600円と安いので買うことにした。
ブルーソーダの香りである。
ふだんからオラオラ系の
野生的で攻めたにおいの
香水をつけていると
それはそれでヤバい気がするので
普段なら甘くしても良いかもしれないと
思ったのだった。
白童子が使っても変じゃないし。
しかし白夜は奈落のことも忘れない。
奈落に120種類の美容成分が入った
美容液も買った。
忖度のみやげを忘れない白夜、
さすがである。
ちなみに1000円くらいなので
金額も決して奈落が拒否するような
高額ではない。
会計前にレジに並んだ時、
白夜は白童子に透明な筒状のボトルに入った
タラタラしてんじゃね~よスティック
(白い魚のすり身の細い板状の辛い駄菓子)
もカゴに入れてくれた。
400円の少し多めのやつである。
そして帰りに二人はそれを分け合い
はみながら歩いて帰った。
それはまるで学生が学校の帰りに
自販機でアイスを買って食べる青春のようであった。
白夜の手首からはソーダの甘い香りがほのかに薫っている。
白童子は特に気にせず"タラタラ~"を
おいしそうに食べている。
白夜は、見た目年齢はあべこべな不思議な関係なものの、
兄弟というものも良いなと思っていた。
サンキの広い駐車場周りにある花壇に咲いた
ひまわりたちが、二人を遠く静かに見守っていた。
おわり
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。