女神と白い悪魔   作:邪醜

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第8話 新天地

激戦区だった工業団地

 

ケ「機体の調子はどうですか?」

問題ない、センサーやライフルも調子がいい・・・

ケ「そうですか、なら心配はありませんね。あくまでも、今回もデータ収集が目的なので戦闘は極力控えてください」

了解、今のところレーダーに敵機は映ってはいない、目視でも姿は確認できない・・・

ケ「前回より、センサー及びレーダーの性能は上がっていますが油断しないように」

了解、引き続き、データ収集をおこなう・・・

今回、私たちは前回のデータ収集ポイントから約10キロ離れた工業団地に来ていた。

ここは前回のエリアより建物が多いな・・待ち伏せには絶好の場所だな・・・

ケ「そうですね、前回は動力を落としこちらに察知できないようにしていましたからね。今回もそれがないとは言えません」

そうだな、油断せずに行こう・・・

ここでは、かなり激しい戦闘があったみたいだな・・・

ケ「ここは、世界で有数の巨大工業施設と研究所があったので重要な場所であり、軍に関する研究も行われていましたからね」

それほど重要な物があったかもしれない。しかし、この戦闘の後はなんだか少し気になるところがある・・・

ケ「気になるところですか?」

このラプチャーの残骸なのだが、銃弾や砲弾のあとがない、何か、大きな衝撃を受けた影響か前面の装甲がえぐれている。

ケ「言われてみれば、このあたりのラプチャーの残骸は似たようなケースが多いですね」

ここでなにがあったのだ・・・

ケ「さあ、ゴリラでも出たのではないでしょうか?」

ゴリラだったらいいけどな・・・

私は少し不気味に思いながら移動した。

 

ガンダム移動中・・・・・

 

ここは、半導体を作る工場か・・・

ケ「ええ、ここは主に人工知能を専門とする半導体を作っていた工場なので有益な情報及び物資があるかもしれません」

そうか、それは期待したほうがい・・いかも、待てレーダに反応があった・・・

ケ「こちらでも確認しました、飛行型のラプチャーですね。どうしますか」

もしかしたら、偵察かもしれない。この工場に入ってやり過ごす・・・

ケ「では、ナビケートするので工場に入ってください」

了解・・・

私は工場内に入り、物陰に隠れた。

数は、3機か・・・

ケ「ガンダムの言う通り偵察か、もしくは、孤立しているかですね」

今のところ、こちらには気づいていない・・このままやり過ごすそう・・・

ケ「それが最善ですね、この工場のマップ情報を送ります」

これは、地下施設か・・・

ケ「地下施設にはB1Fにある搬入エレベーターに乗る必要があります。ただし電力がないのでまずこの先にある発電施設を復旧する必要があります」

そうか、発電施設を復旧すると、敵はこちらに来るな。敵が来る前に搬入エレベーターに乗る必要があるな・・・

ケ「計算によると発電施設を復旧し、敵機が来るまでの時間は約3分です」

3分か、この距離を考えるとかなりギリギリだな・・・

ケ「どうしますか?」

やるしかないか・・ケイ、案内を頼む・・・

ケ「分かりました、まずは発電施設に向かいましょう」

了解・・・

 

ガンダム移動中・・・

 

ここが発電施設か・・・

ケ「準備はいいですか?」

いつでも、どうぞ・・・

ケ「では、発電施設を復旧させます。初期化プロセス発動、起動シーケンス作動、運転プログラム起動」

発電施設が大きな音が鳴り、辺りの消えていた照明が着き、機械が作動し始めた。

ケ「カウントダウン開始、では、搬入エレベーターに向かってください」

了解・・・!

ケ「・・・!これは、ガンダム急いでください、レーダーに大きな機影がありました!大型ラプチャーです!」

くそ、こんなときか・・・!

ケ「先ほどの3機も予定より早く戻って来ます!」

しょうがない、強攻になるが仕方ない・・・!

私は、腰部に収納されていたハイパーバズーカを取り出し、弾倉を通常弾に変えた。

ここか、ショートカットするぞ・・・!

私は、目の前の壁をハイパーバズーカで撃った。

ドガッァァァァァン!

凄まじい衝撃が辺りを揺らし、壁には大きな穴が空いていた。

ケ「後30秒です!急いで!」

くそ、間に合え・・・!

後ろから、大きな音が聞こえた。

「大型ラプチャーです!」

くそ、それなら・・・!

私は、ハイパーバズーカの弾倉を交換し。

これで、どうだ・・・!

大型ラプチャーに向け発射した!

大型ラプチャーは止まろうともせずにこちらに向かってくる。

突然、辺りが閃光に包まれた。

大型ラプチャーはその場で動かなくなった。

私は、ハイパーバズーカの弾倉を閃光弾に変え、一時的に相手の視界を奪った。

「もう目の前です!」

私はゲートが開いた搬入エレベーターに滑り込むように乗り込んだ!

視界が戻った大型ラプチャーがスピードを上げこちらに接近してきた。

くそが・・・!ケイ、急げ・・・!”

ケ「早く、早く、早く!」

私は、シールドの裏にある筒状の物を取り出し、上部にあるボタンを押し、大型ラプチャーに向け投げた。

ドゴォォォォォン!

大型ラプチャーに足元で大きな爆発がおき、姿勢を崩した。

ケイ、今だ・・・!

ケ「ゲート起動します!」

ゲートが閉まった・・・・。

ふぅ・・なんとかなったな・・・。

ケ「今回は、本当に危なかったですね」

私は装備の点検を始めた。

弾薬は予定より減ってはいないな・・バズーカも異常はなさそうだ・・・。

ケ「それより、大型ラプチャーに投げた物は何ですか?手榴弾のようなものだと思いますが」

ああ、あれはウタハが作ってくれた衝撃手榴弾というものらしい・・・

ケ「衝撃手榴弾ですか?」

通常の手榴弾とは違い、爆発と同時に特殊な衝撃波を出すものらしい・・説明すると長くなるからここまでにしておく・・・。

ケ「なるほど」

それより、目的地までどれくらい掛かりそう・・・。

ケ「大体5分くらいですね」

かなり深いな・・・

ケ「巨大な施設なので探索にはかなり時間が掛かりそうですね」

探索をしながら脱出経路も探しておこう・・・

ケ「そうですね」

 

???

 

ケ「着きました」

ようやくか、敵は確認できるか、こちらでは確認はできないが・・・

ケ「こちらでも確認しましたが敵影はないようです」

そうか、では、ゲートを開けてくれ・・・

ケ「分かりました。ゲート開きます」

ゲートが開き、私は施設内に入った。

ここは、すごいな、地下にこんな施設があるとは・・・

ケ「私も驚いています、まさかここまで広大な施設だとは」

目の前に大きな高層ビルが立ち、商業施設や住宅街など一つ街があった。

まるで、アクシズみたいだな・・・

ケ「アクシズなんですか、それは?」

いや、前に研究所のライブライリーを見たときに、ある小説に小惑星を改造して人が住めるようにしたとう話を思い出してな・・・

ケ「まあ、たしかに似たような感じですね」

人はいなさそうだな・・・

ケ「ここも放棄されてかなり経っていますからね」

観光はしたいが先ほどのラプチャーが来る可能性も否定できない、有益な情報が得られそうなところはあるか・・・?

ケ「ここの大通りをまっすぐ進んだところに先進技術共同開発センターがあります、ここから見える大きなドーム状の建物ですね」

あれか・・かなり距離はありそうだな、この辺りの車両は使えるのか・・・?

「その体で運転できるのですか?」

素直に、ブーストジャンプで行こう・・・

私は、ランドセルにあるブーストをふかし、建物の上を、まるでウサギのジャンプのように移動した。

 

先進技術共同開発センター

 

ここが、先進技術共同開発センター・・かなり大きいな・・・

ケ「正面から入るのは難しそうなので屋上に行くことはできますか?」

屋上か・・ところどころに段差があるな・・いけるかもしれない・・・

ケ「では、屋上に向かってください」

了解した・・・

私は再度ブーストをふかせ、段差に飛び乗り、次の段差に飛び乗るのを数回繰り返し屋上に到着した。

屋上に着いたぞ・・・

ケ「目の前にある扉のロックは解除してあるのでそこから入ってください」

了解、施設内に入る・・・

中は思っていたより荒れている形跡はなく、急いでたのか物や書類が散乱しているくらいだった。

いそいで、ここから出たみたいだな・・・

ケ「そのようですね」

私は、落ちている書類を手に取り読んでみた。

これは、ラプチャーに関する報告書か・・・

ケ「これはラプチャーの装甲、武器、出現ポイントなどが記載されていますね」

貴重な資料だ・・保存しておく・・・

ケ「保存はこちらでしておいたので大丈夫です」

そうか・・・

ケ「このあたりにある書類は記録しておいたので移動しながら解析しておきます」

助かる・・・

ケ「この先にある所長室に行ってください」

了解・・・

所長室についた私はドアノブを回したが開かないので、仕方ないのでビームサーベルで扉を溶断した。

ケ「傍から見たら、泥棒ですね」

今回は目を瞑ってくれ・・・

ケ「フフフ、冗談ですよ」

ここが所長室か・・端末があるな、起動できそうか・・・

ケ「待ってくださいね・・・・・電源設備は遠隔で起動できそうですね・・・電源を復旧します」

辺りの照明が付き、端末の画面がついた・・・

ケ「端末のロックを解除しました」

さすがだな・・・

ケ「このくらい朝飯前です(-ω-)/」

そうか、では見てみようか・・・

 

ガンダム・ケイ 閲覧中 (^0_0^)・・・・

 

ここはアヴァロンというのか・・・

ケ「アーサー王伝説に出てくる島の名前ですか・・・」

楽園のような所らしい・・・

ケ「人類のとってはラプチャーの侵攻で住む場所がなくなりましたからね、それを考えるとここは楽園なのかもしれません」

ここでは、ラプチャーに対抗するための研究も行われていたようだ・・・

ケ「んー、目ぼしい物はありませんね」

・・・・待て、これは・・・

ケ「どうかしましたか?」

この、Round Table Projectとが気になる・・・

ケ「Round Table Project・・訳すと円卓計画ですか・・」

ケ「ラプチャーへの対抗手段として、まず既存の重火器では効果はなく、従来の威力を超えた装備の開発が重要である。

装備開発はクリアしたが、問題点が発生した。

装備の重量、反動、管制が人間では取り扱うことが不可能なこと。

それらの問題点を解決するため、様々な実験をしたが失敗終わった。

だが、ある財団から有益な情報を入手することができた。

それは、人間の脳を他者に移植するもので、今までの技術では不可能であったが、その財団の技術は移植に成功するだけではなく記憶まで引き継がせることまで成功さていた。

私は、この技術を応用して、人間の脳を機械に移す計画を立案した。

当初は、反対が多かったが財団の協力で研究はスムーズに進んだ。

研究で分かったことは、

・男性より女性の脳が適応率が高いこと

・脳を移植するときは記憶を消去してから行うこと、移植後に誤作動が起こったため(記憶を保持し   たまま正常であったケースもあるため引き続き調査を行う)

・誤作動ににより危害を加える事象が発生したため抑制するためのプログラムの開発など様々な研究結果がでた。

この度、正式にこのプロジェクトの名前が決まった。

名前は Round Table Project、かのアーサー王伝説にちなんだ物だ。

このプロジェクトでは、最近できたNIKKEという少女型のヒューノマイドを使用する。

候補者を探していたところ、ある人物が応募してくれた。

航空部隊所属 第10強襲編隊 第1部隊長 アイビー・ガーデン大佐。

若くして大佐になったそうだが、人望・能力・技術はかなり高いそうだ。

彼女は、このプロジェクトを引き受け、比較的協力であった。

脳を特製の義体に移植しても自我を保ち、すさまじい結果を出した。

戦闘・管理・指揮において桁違いの成績を収め、我々は彼女をアーサーモデルと命名した。

彼女が出したデータは今後の研究で大いに重要になる。

彼女の他にこのアーサーモデルを9体製造する予定である。

円卓の騎士をモチーフとし、それぞれ

ランスロット・ガヴェイン・トリスタン・ガラハッド・パーシヴァル・ボールス・モルドレッド・コンスタンティン・ベディヴィア

候補者は、まだ見つかっていないが大佐が目星をつけている者が数人いるらしい。

いつ来るかは不明だが大佐が選ぶなら大丈夫だろう。

・・・・ここからは記録されてはないですね」

 

・・・・・・・・

 

ここでNIKKEか・・しかもアーサーモデルとか初めて聞いたぞ、あと9体いるそうだが、もしヘレティックになっていたら厄介だぞ。後、この円卓計画に協力していた財団が気になる・・たしか似たような技術を持った組織がいたな、V.T.C.と言う教団の名前だったな。

ケ「ここで、NIKKEが作られていたのですね」

そうだな、特にこのアーサーモデルが気になる・・・

ケ「アーサーモデル対象のアイビー・ガーデン大佐についての経歴がありました」

名前 アイビー・ガーデン

性別 女性

年齢 28歳

階級 大佐

所属  先進技術共同開発センター

役職  先任戦術隊長

経歴

Z28.4.1 空軍士官学校        入校

Z29.4.1  空軍士官学校        修業

Z29.4.1    少尉          任官

Z29.4.3  第2遊撃連隊        配属

Z30.1.3 中尉           昇任

Z31.3.4   少佐           昇任

Z31.5.4 第10強襲編隊         転属

Z32.10.1 大佐           昇任

Z35.5.1 先進技術共同開発センター   転属

 

経歴の上部に写真があり、金色のロングヘアーに緑色の目をして人形のような整った顔をした優しい雰囲気の女性だった。

凄まじい経歴だな。たった4年で6階級を上がっている・・・

ケ「経歴を見たところかなりの才女で、名門家の長女らしく政界との繋がりをあったそうです。人当たりが良く、部下や上司からも高評価をもらっていたそうです。戦闘機パイロットの腕は一流で常人離れした空間認識能力があり数々の功績を上げていました。そんな彼女がなぜこのプロジェクトに参加したのかは不明らしいです」

ここでそのことを考えてもしょうがない、ケイ、他に何か情報はないか・・・?

ケ「この施設の地下部分なのですがここだけ極秘事項でなにがあるのか分からないですね」

そこに向かってみよう・・・

 

ガンダム移動中・・・・

 

しかし、ここでニケの開発をしていたとは・・しかもフェアリーモデルでなくアーサーモデルとは・・本来のニケの世界線と大きくかけ離れている・・もしかしてここではゴッテス部隊はいないのか。

ケ「どうかしましたか、先ほどから黙り込んで」

いや、考え事をしていた、すまない・・・

ケ「もうすぐつくので知らせようかと」

そうか、ありがとう・・・

ケ「・・・・・」

ここか・・・

目の前に大きな隔壁があり中央には何かの紋章と下にAvalon明記されていた。

開きそうな気配はないな・・・

ケ「先ほどの端末からこの施設の責任者のIDを入手しておきました」

さすがだな・・・

ケ「(〃▽〃)そんなことより開けますよ」

頼む・・・

大きな音がなり隔壁が上昇した。

ここは・・なんだ・・

そこには大型の機械やモニターが複数あり、中央にはMRIのような設備があった。

ケ「医療施設に見えますが・・・・」

私は区画に入り、周りを見てみた。

ここでアーサーモデルが作られていたのか・・・

ケ「そのようですね」

ケ「ここではアーサーモデルのテスト及び調整が行われていたようです」

私はある場所を見て止まった。

ケ「どうかしま・・し・た・・か」

壁に大穴が空きその周辺は吹き飛んだかのような後があり、赤い液体のあとのようなものが飛び散っていた。

ここで何があったのだ・・戦闘の後みたいだが・・・

ケ「この端末にこの部屋の監視カメラの映像及び研究資料のデータがありますね」

見るのは後にして、ケイはデータの保存を頼む・・なるべく急ぎでな・・・

ケ「・・・?なにかありました」

いや、なんだか嫌な予感がする・・・なるべく早くしてくれ・・・

ケ「分かりました、データの保存をしておきます」

この穴もそうなのだが先ほどから何かが来る気配を感じる・・・

ケ「データの保存完了まであと10分です」

ドゴオォォォォン!!!

凄まじい音ともに辺りが揺れた!

ケ「なに!この音!」

ケイ、どうやらここに来たのは私たちだけではないようだ・・・

私は、ハイパーバズーカとクゥエルライフルの点検及び弾薬の確認をした。

ケ「これは、ここから7キロ程に大きな熱源反応及び複数の反応を確認!」

ここに来る前に遭遇した大型ラプチャーと偵察していたラプチャーか・・しつこい所は感心するよ・・・

ケ「ここに到着するまで約20分です」

ケイは引き続きデータの保存と脱出経路の確保を頼む・・・

ケ「あなたはどうするのですか!」

なに、せっかく来てくれたんだ盛大に歓迎してやろうと思ってな・・・

ケ「・・・・はぁ(*´Д`)、分かりました。作業の継続と脱出経路を探しておきます」

頼むぞ・・・

ケ「あなたも気をつけて」

さあ、脱出といこうか・・・・・

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