まぁ、この先5話ぐらい練習してキノを出すつもりなんで、「ここはこうした方がいい」といったアドバイス、よろしくお願いします。
あるところにある国がありました。
その国は見渡す限りあちこち、ゴミ、ゴミ、ゴミの山でした。
その国はゴミの国、周りの国からいらないものが毎日、毎日、捨てられます。
その中には犯罪者、育てられなくなった子供やペットも捨てられています。
その捨てられた子供の一人からこの物語は始まります。
その捨てられた子供の名は“ソラ”という名前です。
ソラにはほかの人とは違うところがありました。
それは、前世の記憶を持っていることです。
地球という世界にある日本という国で育ちました。
そして神様に間違って殺されてお詫びにこの世界に生まれました。
ソラは生まれて3ヶ月で立ちました。
その時、両親は歓喜しました。
ソラは生まれて5ヶ月で喋りました。それもカタコトではなく、しっかりと一つの文章を。
その時、両親は不気味がりました。
そしてソラは3歳の時、ゴミの国に捨てられました。
それでもソラは諦めませんでした。
ゴミ山から日々腐った食べ物をあさり、泥水をすすり、ある日はほかの人を殺して食べ 物を奪ったりしました。
そんな生活が続きました。
そして、ソラが10歳になりました。
「よし、これで完成だ」
そう呟いた少年の名はソラ、ボロボロのシャツにズボンというみすぼらしい格好をしていました。
長いあいだ髪を切っていなかったのか、長くて黒い髪が肩にかかっている。
そして長いあいだ栄養のあるものを食べていなかったので身長は低く、体はひどく華奢でした。ですが神様からもらった身体能力のおかげで今まで何とか生き延びてこれました。
だが、体の線はとても細く、つもりに積もったゴミ山が太陽の光を通さないので、日焼けする事もなく白い肌をしています。
そのせいかその容姿はぱっと見女の子のように見えます。
ソラが作っていたのは、前世の知識を使った車です。
銃弾を通さない分厚い鉄の装甲、どんな悪路でも走れるタイヤ。
その姿はまるで日本の自衛隊が使ってる軽装甲機動車モドキと呼べるものでした。
ゴミの山から小さなパーツを少しずつ集めて3年かけて完成させたものです。
勿論、普通はこんなことは出来ません。
神様からもらった生産チートがあってこその技です。
なぜそんなものを作ったのかというと3年前にゴミ山からある本を見つけたことがきっかけです。
その本は、旅人の日記でした。
様々な国の様子、そこで起こったこと、道中での盗賊との戦い。
そんなことがおもしろおかしく綴られていました。
ソラはその本を読んで旅人に憧れました。
そして、こう考えたのです。
(こんなところはさっさと出て俺も旅人になるんだ、そのためには足が必要だな、よし。車を作ろう)
そんな考えから3年、来る日も来る日もゴミ山からパーツを集めて完成させました。
そして、今日やっと完成したのです。
「これで……俺はこの国から出て世界中を旅するんだ!」
その顔は歓喜、これまでにない笑顔にあふれていました。
そして、出来上がった車に乗り、キーを回しエンジンをかけました。
ぶるるん
そんな音が響き、マフラーからは黒い煙がもうもうと出てきました。
そして、ソラの小さい体格でも運転できるように調節されたシートに座り、ペダルをふもうとしたその時。
『なあ、そこのお嬢さん、ちょといいか?』
そんな声が聞こえました。
「誰だ!何処にいる!それと俺は男だ!」
『そうかい、そいつァすまなかった』
ソラは車の屋根にのぼり、神様からもらった能力の一つ、銃を生み出す能力で銃を生み出しました。
その手に握られているのは、とても大きなリボルバー式のハンドガン、S&W M500 です。
全長は381mm、玉数は5つ、重量2,05kgという世界最強クラスの銃です。
『おいおい、その物騒なモンをしまってくれや、俺は危害を加える気はねぇよ』
「ふん、このゴミ山でそんな言葉が通じるとでも?俺が子供だからって舐めるなよ?」
『いやいや、話を聞いてくれるだけでいいんだよ』
「……下か!いつの間に!」
声は車の下から聞こえていました。
ソラは車から飛び降り、車の下を覗き込みました。
「……誰もいない?」
そこにはだれもいませんでした。
『そりゃあそうさ、しゃべっているのはこの俺……お前が作った車なんだからよぉ』
「はぁ?」
『本当だぜ?』
なんと、しゃべっているのは車だと言いました。
ですがそんな機能はソラはつけていません。
せいぜいがラジオをつけるぐらいです。
『まぁ信じられないと思うがな、お前が真心込めて作ってくれたおかげだぜ?なんつーの?付喪神的な?』
「……確かに車から聞こえるな」
(まぁ、ここは異世界だしこんなことが起こっても不思議ではないか)
『だろう、で、だ、俺と契約しねーか?』
「契約だ?魔法少女なんかになる気はないぞ?」
『いや、そうじゃなくってよぉ、いいか?俺は一台だけでは動けない。そしてお前は俺を動かし、移動が快適になる。そういった助けあいの契約だよ』
「……そうだな、元々乗るために作ったんだしな、いいだろう」
『よーし、契約成立だ、お前の名前は?』
「俺の名はソラ、お前の名前は?」
『……俺にはまだない、ソラ、お前がつけてくれや』
「デロリアン」
『俺はタイムマシンじゃあねえぞ?まぁ、あの映画は神だがな』
「えーじゃあラリーとか?」
『んーまぁいいだろう、よろしくな』
「おう、さっさとこんな国出るぞ」
『いきなりだな、操作方法は分かるな?』
「当たり前だ、誰がお前を作ったと思っているんだよ」
ソラは改めてシートに乗ってペダルを踏む。
ゆっくりと進む。
そしてだんだん早くなっていき、最終的には90㌔というスピードが出ていました。
『おいおいおい!!スピード出しすぎだ!!』
「いや、いいんだよ!これで!!」
『はぁ?ってなんだあいつら!?』
ラリーの前に出てきたのは、大量の人。
その全員が何かしら武器を持って、目は欲望の色に染まっています。
「ここは治安なんて無いからな!こんな車が走っていたら奪い取ろうとするのが当たり前」
『おいおい!どうするんだよ!』
「決まってるだろう、轢くんだよ」
『はぁ!?ふざけんなよ!』
「いや、本気と書いてマジだ」
がすん
そんな音と共に一人の男が弾き飛ばされた。
それでも人々は止まらない。
ぼごん、ごしゃっ、
そんな音とともにたくさんの人々がボウリングのピンのように弾き飛ばされています。
血や肉片がラリーの車体にこびりついています。
『ああ、クッソッ!!後で洗車しろよなっ!』
「勿論、そら、城門が見えてきたぞ」
『……一応聞くが、弾き飛ばすのか?』
「それ以外に何か?」
『いやいや!無理だろうが!鉄の門なんて俺がぶつかったらこっちが壊れるだけだぞ!』
「誰がお前の車体で吹っ飛ばすといった?」
『は?』
ソラはサンルーフを開け、そこから身を乗り出しました。
ハンドルは足できように操作しています。
能力で取り出したのは、110mm個人携帯対戦車榴弾。
全長は1.2m、重量13キロ、有効射程約500m。
通称パンツァー・ファウストと呼ばれるロケットです。
どしゅう!
そんな音とともに発射され、ぼがん、という音とともにあっという間に鉄の門を破壊しました。
「さて、いくぞ」
『おいおい……無茶するなぁ……』
そして一人と一台はゴミの国を出て行きました。
「さーて、これから俺とラリーの面白愉快な旅の始まりだ!!」
『おお!そうだ、さっさと洗車してくれよ?』
「……」
『なぜ黙り込む!?』
3/5編集。